2013/08/07(水) - 10:34
スペシャライズドのロードバイクラインナップには、ピュアレーシングモデルのTARMAC、エアロロードのVENGE、快適性を重視したROUBAIXという3つの大きな柱があり、それぞれに最上位モデルのS-WORKSが設定され、その下にPRO、COMP、ELITE、SPORTSの順にグレードが並ぶ。
S-WORKS完成車が100万円以上、SPORTSグレードが20万円以下と価格帯も幅広い。長い歴史を持つTARMACとROUBAIXのモデル名の末尾には「SL4」というサブネームが付いているが、これは現行モデルが第4世代であることを示している。
「全てのライダーに素晴らしいライディングを提供するため、SL4の技術をボトムラインまで採用しました」と担当エンジニア。具体的な技術トピックは、フレーム形状が上位モデルと同様のものとなり、サイズスペシフィックデザイン(全てのフレームサイズで同じ剛性感とするための各サイズ専用設計)が導入されたことだ。なお、VENGEのラインナップに変更はない。
ヘッド下ワン径を小さくしたことによってヘッドチューブの湾曲を強くすることができ、剛性はアップしているのだという。さらにダウンチューブのヘッド側を太くしてヘッドチューブに巻きつくような形状にすることによって、より強靭なヘッドになっているとのことだ。
さすがにS-WORKSとPROに採用されるコブルゴブラー(振動吸収性を高めた専用形状のシートポスト)やサイズスペシフィックフォーク(フレームサイズごとにフォークコラム径を変える設計)は採用されていないが、各チューブの形状などはサイズ毎に専用設計されている。
試乗できたのは、モデルチェンジしたばかりの68系アルテグラをメインコンポーネントに採用したROUBAIX SL4 COMP。このバイクが驚くほどよかった。さすがにS-WORKSほどの高みには到達しきれていないが、S-WORKSの3分の1以下の値段ながら、しっかりと「S-WORKS ROUBAIXの完成された走り世界」を感じ取ることができる。快適性はS-WORKSとほぼ同等だ。登坂力もかなりのレベルにあり、ヒルクライムレースでも不満なく使えるほど。モデルチェンジしたばかりの68系アルテグラの変速タッチ&変速性能が素晴らしいこともあり、完成車としての完成度が高まっている。
S-WORKS完成車が100万円以上、SPORTSグレードが20万円以下と価格帯も幅広い。長い歴史を持つTARMACとROUBAIXのモデル名の末尾には「SL4」というサブネームが付いているが、これは現行モデルが第4世代であることを示している。
ターマックとルーベの全グレードがSL4に進化
S-WORKSとPROグレードは、TARMACが2年前、ROUBAIXは昨年SL4世代に進化している。上位2機種が先にSL4化したわけだが、2014モデルでCOMP、ELITE、SPORTSというミドル~エントリーグレードがSL4世代に進化した。これで、TARMACとROUBAIXが全て同じ世代に移行したことになる。「全てのライダーに素晴らしいライディングを提供するため、SL4の技術をボトムラインまで採用しました」と担当エンジニア。具体的な技術トピックは、フレーム形状が上位モデルと同様のものとなり、サイズスペシフィックデザイン(全てのフレームサイズで同じ剛性感とするための各サイズ専用設計)が導入されたことだ。なお、VENGEのラインナップに変更はない。
TARMAC ELITEインプレッション
まずTARMACから詳しく見ていく。SL4化されたのは、COMP、ELITE、SPORTSの3グレード。形状がS-WORKSモデルと同一のものとなり、ヘッドチューブ径は2013モデルの上:1-1/8インチ&下:1-1/2インチから、上:1-1/8インチ&下:1-3/8インチにあえてサイズダウン。ヘッド下ワン径を小さくしたことによってヘッドチューブの湾曲を強くすることができ、剛性はアップしているのだという。さらにダウンチューブのヘッド側を太くしてヘッドチューブに巻きつくような形状にすることによって、より強靭なヘッドになっているとのことだ。
さすがにS-WORKSとPROに採用されるコブルゴブラー(振動吸収性を高めた専用形状のシートポスト)やサイズスペシフィックフォーク(フレームサイズごとにフォークコラム径を変える設計)は採用されていないが、各チューブの形状などはサイズ毎に専用設計されている。
試乗できたのは、モデルチェンジしたばかりの68系アルテグラをメインコンポーネントに採用したROUBAIX SL4 COMP。このバイクが驚くほどよかった。さすがにS-WORKSほどの高みには到達しきれていないが、S-WORKSの3分の1以下の値段ながら、しっかりと「S-WORKS ROUBAIXの完成された走り世界」を感じ取ることができる。快適性はS-WORKSとほぼ同等だ。登坂力もかなりのレベルにあり、ヒルクライムレースでも不満なく使えるほど。モデルチェンジしたばかりの68系アルテグラの変速タッチ&変速性能が素晴らしいこともあり、完成車としての完成度が高まっている。
提供:スペシャライズド・ジャパン 企画/制作:シクロワイアード