2013/06/30(日) - 11:20
2013年6月29日、ついに第100回記念大会のツール・ド・フランスが開幕した。この1ヶ月に渡る世界最大規模のステージレースへと、地元の期待を背負い出場しているのがフランス籍のプロコンチネンタルチーム・ソジャサン(Sojasun)。彼らが駆るバイクに装着されるのは、高品質を誇る日本ブランドのタイヤ。そう、パナレーサーだ。
プロコンチネンタルチーム登録ながら、今年チーム創設以来3年連続3回目のツール・ド・フランス出場への切符を摑み取ったソジャサン。2012年まではソール・ソジャサンというチーム名で活動していたが、2013年シーズンは大豆食品メーカーであるソジャサンがメインスポンサーとなったことでチーム名を変更。チームのイメージカラーをグリーンに変え、使用する機材も変えてイメージを一新した。
しかしフランス期待の若手選手を多く抱えるチーム体勢や、トップ選手を目指して育成する目標は変わること無く、今年でチーム創設4年目のシーズンを迎えている。所属選手23名中22名がフランス人というメンバー構成で、国外に脚を伸ばさずフランス国内を巡る今ツールは「ル・ツール100:100%フレンチ」、ソジャサンも出場選手全員がフランス人という布陣で臨んできた。
パナレーサーがタイヤサポートを行うソジャサンは今年、スプリンターのジョナタン・イヴェールがシーズン序盤のエトワール・ベセージュ(UCI 2.1)で総合優勝を飾り、続けざまにブエルタ・ア・アンダルシア(UCI 2.1)でアレハンドロ・バルベルデら強豪選手を相手にスプリント2連勝を飾ってみせた。そのうち1ステージは滑りやすい雨の登りスプリントだったが、そうした悪コンディションをものともしない高いグリップ性能はパナレーサータイヤが持つ特徴の一つだ。
2月からしばらく勝利から遠ざかっていたソジャサンだが、荒れた石畳を走るパリ~ルーベなど過酷なレースを経験。6月に入るとジミー・アングルヴァンがツール・ド・ルクセンブルグ(UCI 2.HC)の短距離プロローグで優勝し、エスポワールチームに所属するセドリック・ドゥラプラスがフランスアマチュア選手権で優勝を達成した。
今回のツールに出場するのは、アントニー・ドゥラプラス、ジュリアン・エルファレス、ブリース・フェイユ、ジョナタン・イヴェール、シリル・ルモワンヌ、ジャンマルク・マリノ、ジュリアン・シモン、マキシム・メデュラル、アレクシ・ヴィヤーモというメンバー。22歳のドゥラプラスが最年少で、平均年齢27.6歳という若いチーム。登りからスプリントまで幅広く対応できるチーム編成となった。
2001年から2004年までは「ジロ・デ・イタリア」において4年連続のステージ優勝を支え、2004年には総合2位に輝いたセルゲイ・ゴンチャールの走りを文字通り足下から支えた。そして当時エリック・ツァベルやアレッサンドロ・ペタッキらを抱えていた世界最高峰のスプリンターチーム「ミルラム」をサポートし、ペタッキは2007年にマリアチクラミーノ(ポイント賞ジャージ)に輝いた。
そうしたプロチームへのサポートから得られるフィードバックを元に生まれるパナレーサーのタイヤ。特にプロレーサーから好まれるチューブラータイヤは2012年より、遂にロードレーシングトップモデルの「RACE」シリーズへと仲間入りを果たし、ソジャサンチームの要望に応えEVO2に進化。
更にパリ~ルーベなどの悪路にも耐え得るようトレッドパターンを杉目調に変更した「RACE C EVO2 TUBULAR」も派生。RACE Cは舗装状態の芳しくないヨーロッパのレースで好んで使用されており、2013年のツール・ド・フランスでもメインタイヤとして採用される予定だ。
走行性能と耐久性能を高次元でバランスさせたレーシングクリンチャータイヤ「RACE A EVO2」のチューブラーバージョンである「RACE A EVO2 TUBULAR」と、杉目トレッドの「RACE C EVO2 TUBULAR」。
ソジャサンは基本的に「C」を使うものの、走行抵抗の低い「A」はタイムトライアルなどで使用される可能性もある。
レースでは主にチューブラータイヤが使用されるが、雨の超級山岳のダウンヒルを含むようなステージではブレーキの制動力を考慮して、クリンチャータイヤが使われる場合もあるだろう。一般ユーザーにとっては使用目的別に3種類が用意されているのは嬉しいポイントだ。
次回はソジャサンのツール・ド・フランスレースレポートをお伝えする。
プロコンチネンタルチーム登録ながら、今年チーム創設以来3年連続3回目のツール・ド・フランス出場への切符を摑み取ったソジャサン。2012年まではソール・ソジャサンというチーム名で活動していたが、2013年シーズンは大豆食品メーカーであるソジャサンがメインスポンサーとなったことでチーム名を変更。チームのイメージカラーをグリーンに変え、使用する機材も変えてイメージを一新した。
しかしフランス期待の若手選手を多く抱えるチーム体勢や、トップ選手を目指して育成する目標は変わること無く、今年でチーム創設4年目のシーズンを迎えている。所属選手23名中22名がフランス人というメンバー構成で、国外に脚を伸ばさずフランス国内を巡る今ツールは「ル・ツール100:100%フレンチ」、ソジャサンも出場選手全員がフランス人という布陣で臨んできた。
パナレーサーがタイヤサポートを行うソジャサンは今年、スプリンターのジョナタン・イヴェールがシーズン序盤のエトワール・ベセージュ(UCI 2.1)で総合優勝を飾り、続けざまにブエルタ・ア・アンダルシア(UCI 2.1)でアレハンドロ・バルベルデら強豪選手を相手にスプリント2連勝を飾ってみせた。そのうち1ステージは滑りやすい雨の登りスプリントだったが、そうした悪コンディションをものともしない高いグリップ性能はパナレーサータイヤが持つ特徴の一つだ。
2月からしばらく勝利から遠ざかっていたソジャサンだが、荒れた石畳を走るパリ~ルーベなど過酷なレースを経験。6月に入るとジミー・アングルヴァンがツール・ド・ルクセンブルグ(UCI 2.HC)の短距離プロローグで優勝し、エスポワールチームに所属するセドリック・ドゥラプラスがフランスアマチュア選手権で優勝を達成した。
今回のツールに出場するのは、アントニー・ドゥラプラス、ジュリアン・エルファレス、ブリース・フェイユ、ジョナタン・イヴェール、シリル・ルモワンヌ、ジャンマルク・マリノ、ジュリアン・シモン、マキシム・メデュラル、アレクシ・ヴィヤーモというメンバー。22歳のドゥラプラスが最年少で、平均年齢27.6歳という若いチーム。登りからスプリントまで幅広く対応できるチーム編成となった。
トッププロチームからの信頼を得続けるパナレーサーのタイヤ
パナレーサーがソジャサンチームへのサポートを開始したのは2011年のことだが、グランツールへの初挑戦は1999年のブエルタ・ア・エスパーニャまでさかのぼる。2001年から2004年までは「ジロ・デ・イタリア」において4年連続のステージ優勝を支え、2004年には総合2位に輝いたセルゲイ・ゴンチャールの走りを文字通り足下から支えた。そして当時エリック・ツァベルやアレッサンドロ・ペタッキらを抱えていた世界最高峰のスプリンターチーム「ミルラム」をサポートし、ペタッキは2007年にマリアチクラミーノ(ポイント賞ジャージ)に輝いた。
そうしたプロチームへのサポートから得られるフィードバックを元に生まれるパナレーサーのタイヤ。特にプロレーサーから好まれるチューブラータイヤは2012年より、遂にロードレーシングトップモデルの「RACE」シリーズへと仲間入りを果たし、ソジャサンチームの要望に応えEVO2に進化。
更にパリ~ルーベなどの悪路にも耐え得るようトレッドパターンを杉目調に変更した「RACE C EVO2 TUBULAR」も派生。RACE Cは舗装状態の芳しくないヨーロッパのレースで好んで使用されており、2013年のツール・ド・フランスでもメインタイヤとして採用される予定だ。
ソジャサンの走りを支えるパナレーサーのタイヤラインナップ
チューブラータイヤ
決戦タイヤとして好んで使用されるチューブラータイヤだが、パナレーサーでは2種類のロード用レーシングモデルをラインナップしている。走行性能と耐久性能を高次元でバランスさせたレーシングクリンチャータイヤ「RACE A EVO2」のチューブラーバージョンである「RACE A EVO2 TUBULAR」と、杉目トレッドの「RACE C EVO2 TUBULAR」。
ソジャサンは基本的に「C」を使うものの、走行抵抗の低い「A」はタイムトライアルなどで使用される可能性もある。
クリンチャータイヤ
リンチャータイヤはオールラウンドタイプのtype A(All-around)、耐パンク強化タイプのtype D(Duro)、そして軽量タイプのtype L(Light)がラインナップされ、用途や目的に合わせてチョイスできる。レースでは主にチューブラータイヤが使用されるが、雨の超級山岳のダウンヒルを含むようなステージではブレーキの制動力を考慮して、クリンチャータイヤが使われる場合もあるだろう。一般ユーザーにとっては使用目的別に3種類が用意されているのは嬉しいポイントだ。
提供:パナソニック ポリテクノロジー株式会社 制作:シクロワイアード