2013/08/05(月) - 22:00
オンロードとオフロードがミックスされたコースを走る、今密かな人気を集める”グラベル・ライド”。5月、京都北部で開催されたタフなコースのラファ・ジェントルマンズレースに挑んだ女子だけのサイクリングチーム「ダム部」の5人も、「未舗装路ありの距離150km、獲得標高3000m」というこのハードな一日を走りきった。
彼女たちがこのライドに使ったタイヤは、パナレーサー TOURER PLUS Brevet edition。超長距離ライドの「ブルベ」用に開発されたモデルだ。厳しいコースに挑戦するその意気込みに、パナレーサーがタイヤをサポート。彼女たちが一日の走りを通してタイヤに関して感じたことを綴ってもらった。
今回のラファ・ジェントルマンズレースでは、練習で走ったときにパンクした箇所がコースに入っていたので、またパンクするのではないかと不安に思っていました。しかし、その箇所以外でもパンクすることもなく、練習時より安定して走ることができました。
私は技術がないので、下りのカーブではフラフラしますし、未舗装路では段差や小石を遠慮なく踏みつけながら走ります。ラインの選び方も下手なので、他の人から見れば「なぜあえてそこを通るの?」というところを通ってしまいます。こんな走り方の私に、タイヤは本当によく耐えてくれた! というのが正直なところです。
下りではチューブの良さもあると思いますが、コーナーでは粘り、しなやかで、自転車をバンクさせるのが怖くなかったです。
ただ、タイヤ幅が広く空気圧も低いため、オンロードの登りでは普段より少し重く感じました。かえってオフロードの登りではがっちりと路面をつかんでくれ、軽く登ることができたと思います。
普段使用している軽量タイヤはサイドがとても薄いのですが、このブルベエディションはホイールにはめる時からサイドがしっかりしているのを感じられました。オフロード区間でもサイドカットをあまり心配しないですみました。
いろんな場面でタイヤの安心感があったため、レースやコースを存分に楽しむことができました。
レース仕様のタイヤとの微妙な差はわかりませんが、マンホールやグレーチングに乗り上げても衝撃が少ないな、と感じました。
女子の場合、体重もそんな重くなく、下りでスピード出したりすることは少ないので、耐パンク性能より「ちょっとやわらかい」ことによる疲れにくさが一番の利点と思いました。
使用前は「ちょっとやわらかい」ということが長く走るには負荷となりデメリットになるような気がしていたのですが、舗装路でも特に重たいと感じることもなく、トータルで考えると断然プラスになると感じました。普段あんな「えげつない」オフロードを走ることはまぁないですが、グレーチングとか段差は街中にこそ多いので、通勤などでも安心して走れると思いました。
乗っていた自転車はロゴが黄色のケルビムのクロモリで、フレームの色は緑で茶色のバーテープをしていたので、カラーコーディネート的にばっちり合いました。普段はパナレーサーのType-Dを使用していたのですが、こっちの方が見た目も性能も自分の自転車に合うような気がするので今後も使っていきたいです。
そして未舗装路区間ですが、砂利も尖った石も、泥で濁った水たまりもある道でした(笑)。私はセルフディスカバリー王滝をMTBで走っているので、その記憶が蘇ってくるような所があったのですが、そこでも怖さを感じず、シクロクロスをやっている感覚で、ふらつくことなく、安定してぐいぐい進むことが出来ました。
今になって思えば、あれだけガタガタになり続けても腕やお尻への痛みが残っておらず、普通にロングライドをしたという疲れがあっただけなので、タイヤが衝撃を吸収してくれてたんだな〜。と思います。
段差や排水のための10cmほどの溝もリム打ちしてパンクするんじゃないか(前輪あげて飛び越えるというスキルはまだないし)、と普通思ってしまいましたが、ガッガッと当たっていっても平気でした。本当に感謝です。今後も悪路・酷道の多いダムライドではこのタイヤを使って行きたいです。
このタイヤは普段使っているレーシングタイヤより大きく感じて、「走って重たく感じるかな?」などと思っていましたが、まったくそんなことはなく、舗装路も、未舗装路もスイスイ進む感じでした。
私が乗っている自転車は比較的硬いフレームなので、未舗装路の衝撃が全身にダメージを与えるかと思っていましたが、タイヤのおかげかそれほどダメージを感じることなく走れました。
彼女たちがこのライドに使ったタイヤは、パナレーサー TOURER PLUS Brevet edition。超長距離ライドの「ブルベ」用に開発されたモデルだ。厳しいコースに挑戦するその意気込みに、パナレーサーがタイヤをサポート。彼女たちが一日の走りを通してタイヤに関して感じたことを綴ってもらった。
Panaracer「TOURER PLUS Brevet edition」
ロードバイクやスポルティーフでのツーリングに人気の「ツアラープラス」タイヤに加わったのが、超長距離ライドにベストな「ブルベエディション」。
“本格的なロードバイクで安心してツーリングが楽しめるロードタイヤ”をコンセプトに開発されたツアラープラスをもとに、超長距離を走るブルベを意識し、さらに「軽さ」と「快適性」を追求して開発された製品だ。
「強さ」を維持するために、ベーシックモデルと同じく、ダート走行で頻発するサイドカットやリム打ちパンクで効果を発揮する「アンチフラットケーシング」を採用。「ブルベ エディション」は、ベーシックモデルからケーシングのベースコードを軽量化することによって、さらなる軽量化と衝撃吸収性向上を実現。
コンパウンドも、耐カット性、耐摩耗性を向上させた「 NEW ZSGナチュラルコンパウンド」を採用することで安心感がアップ。 サイズは長距離走行での身体への負担軽減を考慮した、エアボリュームのある700×26C。「アンチフラットケーシング」も採用しながら、26Cサイズで240g(平均値)と軽量な仕上がりだ。カラーは茶色サイドとブラックカラーの2色。このところ流行の兆しがあるダートツーリングなどにも最適なタイヤだ。
“本格的なロードバイクで安心してツーリングが楽しめるロードタイヤ”をコンセプトに開発されたツアラープラスをもとに、超長距離を走るブルベを意識し、さらに「軽さ」と「快適性」を追求して開発された製品だ。
「強さ」を維持するために、ベーシックモデルと同じく、ダート走行で頻発するサイドカットやリム打ちパンクで効果を発揮する「アンチフラットケーシング」を採用。「ブルベ エディション」は、ベーシックモデルからケーシングのベースコードを軽量化することによって、さらなる軽量化と衝撃吸収性向上を実現。
コンパウンドも、耐カット性、耐摩耗性を向上させた「 NEW ZSGナチュラルコンパウンド」を採用することで安心感がアップ。 サイズは長距離走行での身体への負担軽減を考慮した、エアボリュームのある700×26C。「アンチフラットケーシング」も採用しながら、26Cサイズで240g(平均値)と軽量な仕上がりだ。カラーは茶色サイドとブラックカラーの2色。このところ流行の兆しがあるダートツーリングなどにも最適なタイヤだ。
商品名 | 「Panaracer TOURER PLUS Brevet edition」 (パナレーサー ツアラープラス ブルベエディション) |
サイズ | 700×26C(26-622) |
重 量 | 240g(ave) ※アラミドビード |
カラー | 黒、茶サイド |
税込参考価格 | 5,100円 |
ダム子「走りに安定感があって、テクニック不足を補ってくれた」
パナレーサー TOURER PLUS Brevet editionは、とにかく安定感があったので、安心して走ることが出来ました。下りのカーブでバランスをとるためにグッと踏み込んでも足元がしっかりしていたので、自転車がぶれませんでした。未舗装路の上りでは、タイヤが地面をちゃんととらえている感じがあったので、ぐっぐっと前に進むことができ、段差や小石があっても難なく越えられる感じがしました。今回のラファ・ジェントルマンズレースでは、練習で走ったときにパンクした箇所がコースに入っていたので、またパンクするのではないかと不安に思っていました。しかし、その箇所以外でもパンクすることもなく、練習時より安定して走ることができました。
私は技術がないので、下りのカーブではフラフラしますし、未舗装路では段差や小石を遠慮なく踏みつけながら走ります。ラインの選び方も下手なので、他の人から見れば「なぜあえてそこを通るの?」というところを通ってしまいます。こんな走り方の私に、タイヤは本当によく耐えてくれた! というのが正直なところです。
ダムじゅん「思った以上に軽い走り。安心感があるからこそ走りを楽しめる」
普段は23Cの軽量タイヤを6.5〜7気圧で使用しています。26Cだと5.5〜6気圧ということで走りが重くなるのではないか? と懸念していましたが、平坦でも普段との違いをとくに感じることなく、よく回りました。下りではチューブの良さもあると思いますが、コーナーでは粘り、しなやかで、自転車をバンクさせるのが怖くなかったです。
ただ、タイヤ幅が広く空気圧も低いため、オンロードの登りでは普段より少し重く感じました。かえってオフロードの登りではがっちりと路面をつかんでくれ、軽く登ることができたと思います。
普段使用している軽量タイヤはサイドがとても薄いのですが、このブルベエディションはホイールにはめる時からサイドがしっかりしているのを感じられました。オフロード区間でもサイドカットをあまり心配しないですみました。
いろんな場面でタイヤの安心感があったため、レースやコースを存分に楽しむことができました。
miji(部長)「ちょっとやわらかい」のが一番の利点
私はいつものサイクリングでは「途中で疲れて他の人についていけなくなったらどうしよう…」と心配しながら走っています。今回は最後までかなり元気でした。疲れにくかったのかなと思います。レース仕様のタイヤとの微妙な差はわかりませんが、マンホールやグレーチングに乗り上げても衝撃が少ないな、と感じました。
女子の場合、体重もそんな重くなく、下りでスピード出したりすることは少ないので、耐パンク性能より「ちょっとやわらかい」ことによる疲れにくさが一番の利点と思いました。
使用前は「ちょっとやわらかい」ということが長く走るには負荷となりデメリットになるような気がしていたのですが、舗装路でも特に重たいと感じることもなく、トータルで考えると断然プラスになると感じました。普段あんな「えげつない」オフロードを走ることはまぁないですが、グレーチングとか段差は街中にこそ多いので、通勤などでも安心して走れると思いました。
乗っていた自転車はロゴが黄色のケルビムのクロモリで、フレームの色は緑で茶色のバーテープをしていたので、カラーコーディネート的にばっちり合いました。普段はパナレーサーのType-Dを使用していたのですが、こっちの方が見た目も性能も自分の自転車に合うような気がするので今後も使っていきたいです。
ヤスダム「悪路での走りをサポートしてくれる頼もしいタイヤ」
トラブル無く完走することができ、それはやっぱりタイヤによる部分が大きかったと思います。まず、舗装路にはアスファルトに裂け目ができガタガタなっていたり、路肩には砂が「ふぁ〜っ」とあったりする箇所がありますが、ガタガタでも砂があっても安定して、滑りそうと感じたり、ふらつくことがありませんでした。26Cだからといって、ホイールを回すのに重いとも感じませんでした。そして未舗装路区間ですが、砂利も尖った石も、泥で濁った水たまりもある道でした(笑)。私はセルフディスカバリー王滝をMTBで走っているので、その記憶が蘇ってくるような所があったのですが、そこでも怖さを感じず、シクロクロスをやっている感覚で、ふらつくことなく、安定してぐいぐい進むことが出来ました。
今になって思えば、あれだけガタガタになり続けても腕やお尻への痛みが残っておらず、普通にロングライドをしたという疲れがあっただけなので、タイヤが衝撃を吸収してくれてたんだな〜。と思います。
段差や排水のための10cmほどの溝もリム打ちしてパンクするんじゃないか(前輪あげて飛び越えるというスキルはまだないし)、と普通思ってしまいましたが、ガッガッと当たっていっても平気でした。本当に感謝です。今後も悪路・酷道の多いダムライドではこのタイヤを使って行きたいです。
ダムセガワ「以外にも軽い走りで、バイクの剛性の高さを和らげてくれる」
2週間前に想定コースを下見した部長から「小石まみれのコースで速く走れても、パンクや転倒などで時間がとられるより、ゆっくり慎重に行ってトラブルがない方が良い」との連絡があったので、「大丈夫かな?」といささか不安になりましたが、ダムまでの道に多いガレガレの酷道を走るイメージでということなので、心の準備をしっかりし、あとは苦手なパンク修理の練習をしてレースに挑みました。このタイヤは普段使っているレーシングタイヤより大きく感じて、「走って重たく感じるかな?」などと思っていましたが、まったくそんなことはなく、舗装路も、未舗装路もスイスイ進む感じでした。
私が乗っている自転車は比較的硬いフレームなので、未舗装路の衝撃が全身にダメージを与えるかと思っていましたが、タイヤのおかげかそれほどダメージを感じることなく走れました。
ダム部とは
text:ダム部の皆さん photo : Rapha Gentlemen's Race 事務局
提供:パナソニック ポリテクノロジー株式会社
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