2012/12/01(土) - 08:10
26回目を迎えるメリダ・ミヤタカップが今年も11月10日に開催された。ガンリタ・ダール(ノルウェー)をはじめ多くの豪華MTBスターライダーたちが集った今大会の模様をレポートします。
2012年11月10日(土)、秋晴れとも冬晴れとも言える爽快な青空のもと、メリダ・ミヤタカップ2012が開催された。シーズンオフはじめのMTBイベントであると共に、前身であるミヤタカップの頃から「初心者や女性も走りやすく、1人でも家族や仲間と一緒でも楽しめる」という特色を持つイベントだ。特に1時間以上の枠で展開されるエンデューロは名物レースとして親しまれている。
26回を迎える今回は、スペシャルゲストライダーとしてメリダのワールドチームにあたるMULTIVAN MERIDA BIKING TEAMに長く在籍し、2012年のロンドン五輪にも出走したノルウェー出身の伝説的XCライダー、ガンリタ・ダール選手が参戦した。
レースカテゴリーは、3.5kmのコースを決められた周回走り、順位を競うクロスカントリー。ショートカットのコースを走る低学年、キッズクロスカントリー。それに今年復活した親子オリンピック・スプリントが続き、締めはエキシビジョン・レースというプログラム。
一番の盛り上がりを見せたのはキッズレースだ。補助輪なし・ありに分かれてのレースで、設定されたコースが基本的にはフラットで、ほぼ全面が芝生なため、お子さんでも安心して走れ、ちっちゃいライダーの想像以上の激走を見ることができた。スタートしてすぐに泣きだして親御さんにアシストしてもらっていたり、もの凄く速いけど、自転車を放り投げて駆けっこしちゃう子がいたり、バラエティ豊かでおもしろいこと!
このレースにはガン・リタ選手が一緒に走ってくれ、同じくお子さんを持つ立場として微笑ましい光景に映ったようで、彼女も終始笑いながら先導役を務めてくれた。
またエキシビションレースには斉藤亮、井本京吾、ガンリタ・ダール、小野寺健、小笠原崇裕、片山梨絵、 堂城賢など、非常に豪華なメンバーが集結した。レースは鈴木智之(ckirin.com)が小野寺健(TEAM SPECIALIZED)とのゴールスプリントを制し優勝。賞金5万円を手にすることに。トップライダーたちのアツいバトルに会場からは大きな声援が送られた。
また、メリダ2013年モデルの試乗車がMTB・ロードで用意され、設定された専用コースを走るだけでなく、借りだしてレースに使用することもできた。
筆者も2013年モデルの29インチBIG.NINE TFS XT EDITION(380mm)をお借りして、クロスカントリーのビギナークラスに出走。
3.5kmのフルコースは全体的にはフラットだが、実際には細かい凹凸が多く、途中にある長い激坂を除くとハイスピードかつギャップが多い。短時間決戦であれば29インチモデルに向くコースで、私も試乗車のおかげで自分的には良いリザルトを手にすることができた。
会場では無料で地元名産のきんめ鯛のみそ汁も振舞われ、大好評。その美味しさに私をはじめ参加者の皆さんも舌鼓を打っていた。
今回の大会は、全員が走った総距離から換算した金額が東日本大震災の被災地に募金として送られることに。最終的に8,715.8km×10円=87,160円が寄付され、趣味を通じて被災地への応援ができるこの取り組みは、来年も是非継続して頂きたいと感じた。
最後の3時間エンデューロが終わる頃にはメリダのサポート選手3人(ガン・リタ・ダール、斉藤亮、井本京吾)による豪華サイン会が行われた。子どもたちも積極的に自分のヘルメットやウェアにサインをねだっていて、MTB界の発展に期待を膨らませた次第。
表彰式の最後には、マイクを持ったガン・リタ選手が「来年も来るよ!」と言ってくれ、会場は大盛り上がり。『競う』のではなく『楽しむ』事が第一優先のメリダ・ミヤタカップ。そんな和やかな雰囲気の中で26回大会も幕を閉じた。
東伊豆はロケーションも良く、アットホームな雰囲気も素敵な今大会は、「MTB買ったけど楽しみ方がわからない」、「競争は苦手」という人でも、一日楽しむことが出来るイベントだ。来年、参加しない手はないですよ!
photo&report : Harumichi “Yakan” SATO
取材協力/ミヤタサイクル
2012年11月10日(土)、秋晴れとも冬晴れとも言える爽快な青空のもと、メリダ・ミヤタカップ2012が開催された。シーズンオフはじめのMTBイベントであると共に、前身であるミヤタカップの頃から「初心者や女性も走りやすく、1人でも家族や仲間と一緒でも楽しめる」という特色を持つイベントだ。特に1時間以上の枠で展開されるエンデューロは名物レースとして親しまれている。
26回を迎える今回は、スペシャルゲストライダーとしてメリダのワールドチームにあたるMULTIVAN MERIDA BIKING TEAMに長く在籍し、2012年のロンドン五輪にも出走したノルウェー出身の伝説的XCライダー、ガンリタ・ダール選手が参戦した。
レースカテゴリーは、3.5kmのコースを決められた周回走り、順位を競うクロスカントリー。ショートカットのコースを走る低学年、キッズクロスカントリー。それに今年復活した親子オリンピック・スプリントが続き、締めはエキシビジョン・レースというプログラム。
一番の盛り上がりを見せたのはキッズレースだ。補助輪なし・ありに分かれてのレースで、設定されたコースが基本的にはフラットで、ほぼ全面が芝生なため、お子さんでも安心して走れ、ちっちゃいライダーの想像以上の激走を見ることができた。スタートしてすぐに泣きだして親御さんにアシストしてもらっていたり、もの凄く速いけど、自転車を放り投げて駆けっこしちゃう子がいたり、バラエティ豊かでおもしろいこと!
このレースにはガン・リタ選手が一緒に走ってくれ、同じくお子さんを持つ立場として微笑ましい光景に映ったようで、彼女も終始笑いながら先導役を務めてくれた。
またエキシビションレースには斉藤亮、井本京吾、ガンリタ・ダール、小野寺健、小笠原崇裕、片山梨絵、 堂城賢など、非常に豪華なメンバーが集結した。レースは鈴木智之(ckirin.com)が小野寺健(TEAM SPECIALIZED)とのゴールスプリントを制し優勝。賞金5万円を手にすることに。トップライダーたちのアツいバトルに会場からは大きな声援が送られた。
また、メリダ2013年モデルの試乗車がMTB・ロードで用意され、設定された専用コースを走るだけでなく、借りだしてレースに使用することもできた。
筆者も2013年モデルの29インチBIG.NINE TFS XT EDITION(380mm)をお借りして、クロスカントリーのビギナークラスに出走。
3.5kmのフルコースは全体的にはフラットだが、実際には細かい凹凸が多く、途中にある長い激坂を除くとハイスピードかつギャップが多い。短時間決戦であれば29インチモデルに向くコースで、私も試乗車のおかげで自分的には良いリザルトを手にすることができた。
会場では無料で地元名産のきんめ鯛のみそ汁も振舞われ、大好評。その美味しさに私をはじめ参加者の皆さんも舌鼓を打っていた。
今回の大会は、全員が走った総距離から換算した金額が東日本大震災の被災地に募金として送られることに。最終的に8,715.8km×10円=87,160円が寄付され、趣味を通じて被災地への応援ができるこの取り組みは、来年も是非継続して頂きたいと感じた。
最後の3時間エンデューロが終わる頃にはメリダのサポート選手3人(ガン・リタ・ダール、斉藤亮、井本京吾)による豪華サイン会が行われた。子どもたちも積極的に自分のヘルメットやウェアにサインをねだっていて、MTB界の発展に期待を膨らませた次第。
表彰式の最後には、マイクを持ったガン・リタ選手が「来年も来るよ!」と言ってくれ、会場は大盛り上がり。『競う』のではなく『楽しむ』事が第一優先のメリダ・ミヤタカップ。そんな和やかな雰囲気の中で26回大会も幕を閉じた。
東伊豆はロケーションも良く、アットホームな雰囲気も素敵な今大会は、「MTB買ったけど楽しみ方がわからない」、「競争は苦手」という人でも、一日楽しむことが出来るイベントだ。来年、参加しない手はないですよ!
photo&report : Harumichi “Yakan” SATO
取材協力/ミヤタサイクル
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