愛知県豊田市の愛・地球博記念公園にて行われた「モリコロパーク・サイクルフェスティバル」は、多くの競技種目でサイクリングを満喫できた一日となった。参加者の多くが満足した記念すべき第一回をレポート。

愛三工業レーシングの先導でスタートする90分エンデューロ愛三工業レーシングの先導でスタートする90分エンデューロ

2005年に開催された「愛・地球博」跡地に記念公園として整備され、愛知県民の憩いの場所として家族連れで賑わうモリコロパーク。今年になって園内を巡るサイクリングコースがリニューアルされ、それを記念して10月8日に開催されたのが「モリコロパーク サイクルフェスティバル2012」だ。

当日はエントリー数が1,171名を数える大盛況で、天気もそれを祝うかのように晴天となった。エントリーできるイベントは多岐にわたり、順に個人TT・チームTT、ファミリーライド、90分エンデューロ、3時間エンデューロと、イベント開始から日が暮れるまで一日中競技やイベントが続けられた。

モリコロパーク サイクルフェスティバルは朝一番の個人TTからスタートモリコロパーク サイクルフェスティバルは朝一番の個人TTからスタート 子供達もTTに果敢に挑戦しました!子供達もTTに果敢に挑戦しました!


その他にも安田大サーカス団長のトークショーや、名古屋・大須のご当地アイドル「OS★U」のライブステージなどなどステージイベントが充実し、飲食店も多数出店され一日会場にいても全く飽きないほど。

公園内を巡る全長5.1kmと距離の長いサイクリングコースは、ところどころに勾配のあり走り応えを感じるもので、コース脇には多く植樹がされていて森林浴も楽しめる良い環境だ。コース幅が1.5車線とやや狭いものの、改修されたばかりの路面はクリーンでとても走りやすい。

2〜3人でタイムを競うチームTT2〜3人でタイムを競うチームTT 家族みんなでのんびり走るファミリーライド家族みんなでのんびり走るファミリーライド


ブラウ・ブリッツェンジャージを着る安田団長のトークショーも開催ブラウ・ブリッツェンジャージを着る安田団長のトークショーも開催 イナーメ・アイランド・信濃山形のボディケアを務める「Dissetare」のセラピストKAKOさんとカスタムインソールの「FEET in DSIGN」イナーメ・アイランド・信濃山形のボディケアを務める「Dissetare」のセラピストKAKOさんとカスタムインソールの「FEET in DSIGN」


会場にはバリバリ仕様のTTマシンを持ち込んだシリアスライダーから、チームを組んで走るエンデューロの友達チームまでと幅広いレベルのサイクリストが集まった。お父さんがレースに出ている間でも、お母さんや子供さんは公園内には様々な施設で遊ぶことができ、家族で楽しめる一日となったようだ。


名古屋・大須のご当地アイドル「OS★U」の皆さんもイベントを盛り上げてくれた名古屋・大須のご当地アイドル「OS★U」の皆さんもイベントを盛り上げてくれた 競技はコースを2周回(10.2km)するTTから始まり、82名の出走の男子ソロクラスでは早川信明選手(イナーメ・アイランド信濃山形)が0:14:33.406で優勝。2〜3人のチームTT男子は佐竹勝弘・柘植英明選手(大垣ピストンズ)が14:26.487で優勝を飾った。

次に行われたファミリーライドはお子さんと家族で一緒に走るゆったりライド。「OS★U」のメンバーも一緒に一般参加の皆さんと走りました。

3つめのイベントの90分エンデューロは、一人で時間内を走り、上級者の部はロードレースさながらのレースが繰り広げられた。愛三工業レーシングチームの綾部勇成・盛 一大選手が先導を務めた男子Aクラスは、内山紀寿選手がスプリントを制して優勝を挙げた。

最後の3時間エンデューロは多数の参加チームで大にぎわい。いろんな集まりの人達が交代で3時間後のゴールを目指して走った。

個人TT優勝の早川信明選手「一周目は進路を阻まれましたが2周目は全開で行けました。苦しかったです」個人TT優勝の早川信明選手「一周目は進路を阻まれましたが2周目は全開で行けました。苦しかったです」 チームTT優勝の佐竹勝弘・柘植英明選手(大垣ピストンズ)「今回はベストコンデションで走れました。事前によく話し合って作戦通りにいけました。チームワークの勝利です」チームTT優勝の佐竹勝弘・柘植英明選手(大垣ピストンズ)「今回はベストコンデションで走れました。事前によく話し合って作戦通りにいけました。チームワークの勝利です」


3時間エンデューロ4人男女混合2位のteam58_758(チームゴーヤ・ナゴヤ)「とっても超楽しかったです。次回はもっと周回できるよう頑張ります」3時間エンデューロ4人男女混合2位のteam58_758(チームゴーヤ・ナゴヤ)「とっても超楽しかったです。次回はもっと周回できるよう頑張ります」 レースの先導と表彰プレゼンテーターを務めた愛三工業レーシングチームの綾部勇成、盛一大選手レースの先導と表彰プレゼンテーターを務めた愛三工業レーシングチームの綾部勇成、盛一大選手


全てのプログラムが終わる頃には真っ暗に。次回も是非参加したいと参加者からの声も多く、愛三工業の両選手も「大人数のレースでしたが大きな怪我人もなく成功といえると思います。愛知で一つまたレースが開催され、続いて欲しいです。いいレースにしたいですね」と語ってくれた。

大盛況で終了したモリコロパーク・サイクルフェスティバル、また次回開催を皆さんで楽しみにしよう!


text&photo:Akihiro.NAKAO

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