自転車専門のフリーカメラマン&ライターとして活動する大前 仁(おおまえ・ひとし)氏がツーリング車専門のサイクルショップを東京・浅草に10月1日開店する。

大前氏はツール・ド・フランスの取材のほか、自転車雑誌やツーリング関連の書籍などの編集者としても活躍。趣味とするランドナーなどのツーリング車の店をもつことは念願でもあった。

CYCLE TOURING オオマエジムショ 店内CYCLE TOURING オオマエジムショ 店内

以下、大前氏からの案内で「CYCLE TOURING オオマエジムショ」を紹介する。

大前: 自転車ツーリングの世界を伝え続けたツーリング車の老舗『スポーツサイクル・アルプス』が閉店して5年が経ちました。カメラとペンを使って自転車の素晴らしさを表現してきた大前 仁が、全精力を注いでツーリングのすべてを伝えるべく、来る10月1日、東京・浅草にスポーツ車専門店『CYCLE TOURINGオオマエジムショ』をオープンします。
 
『CYCLE TOURINGオオマエジムショ』は、ツーリングに関するノウハウや情報は日本一を目指します。扱う車種はツーリング車のみに限定し、バッグなどの自転車ツーリングに必要な用品を充実させ、スモールパーツも徹底して揃えます。

取扱ブランドはスタンダードモデルとして「グランボア・エトワール」(アイズバイシクル=京都)と当店オリジナルの「アプレ」をラインナップ。オーダーメードではアプレの他、ケルビム、TOYO、ライジン、エンメアッカなど国内著名ブランドを取り扱います。
各フレームサイズを常時在庫するスタンダードモデル「アプレ」の納期は、塗装を含め約1カ月(※)。旅するサイクリストのニーズに応えます。
『アルプス』のメンテナンスも優先的にお引き受けします。

店舗は、つくばエクスプレス「浅草」駅A2出口から徒歩わずか1分の好立地。購入し輪行した自転車を持ち運ぶことも可能な距離です。プロデューサーである大前本人が自らショップに立ち、ツーリングに関するさまざまな情報を発信しながら、オリジナリティあふれるツーリング車を一台一台、組み上げます。ひさしぶりに日本に登場したツーリング車専門店、スカイツリー見物のついでにぜひお越し下さい。

オリジナル・ツーリング車「アプレ」の由来

 アプレ【apres】とはフランス語で「~の後で」「~の次に」といった意味をもつ前置詞です。日本にスポーツ用自転車を根付かせて下さった、サイクリングという楽しみを広めて下さった諸先輩方の「次に」ツーリング車を提案する、という意味を込めました。発音は「ア-プレ」です。

オリジナル・ツーリング車「アプレ」オリジナル・ツーリング車「アプレ」 (c) オオマエジムショ

オリジナル・ツーリング車「アプレ」の特徴

伝統的なフランス風ツーリング車の雰囲気を最大限に残しつつ、最新の現行パーツを使って「ゆっくりと旅を楽しむための自転車」をご用意しました。それが、当店オリジナル設計のツーリング車、「アプレ」です。
フレームは東洋フレーム製、材料はカイセイ・019。スケルトンは低速安定性を追求し、37mm幅のタイヤをベースに設計。老若男女誰もが旅を楽しめる自転車としました。サイズバリエーションは6種類、身長としてはおよそ155cmから185cmくらいの方を対象としています。カラーリングは基本としてご用意した10色以外に、お客様ご希望の色に塗ることもできます。納期は1ヶ月です。

ドロップハンドル、泥除け、フロントキャリアなどツーリング車に必要な要素を備えたスタンダードな仕様での完成車価格は23万円を予定しています。また、事務所の性格を生かし、納車時には自転車をスタジオ撮影、お客様にオリジナルプリントをお渡しする予定にしています。


店舗情報
店舗名:CYCLE TOURING オオマエジムショ
住所:〒111-0035 東京都台東区西浅草3-2-7 カーサ西浅草102号 
TEL&FAX:03-6802-7670
営業時間:12:00~19:00 
定休日:火・水曜日、7月 

ウェブサイト(9月20日より公開)
http://www.velo-apres.com/

大前 仁(おおまえ・ひとし)大前 仁(おおまえ・ひとし) プロデューサー 大前 仁(おおまえ・ひとし) プロフィール
1965年埼玉県川越市生まれ、埼玉大学教養学部日本文化コース卒業。1993年、ツーリング雑誌「サイクルフィールド」(山海堂刊)を創刊。以後「ツール・ド・フランス速報」(山海堂刊)などを経て2000年に有限会社大前事務所を設立、日本サイクリング協会会報「JCAニュース」、自転車関連媒体を中心にフリーランスとして活動、現在に至る。近著に「クロモリ自転車の組み立てと調整」(ラピュータ刊、2010)、「ハンドメイド自転車工房」(八重洲出版刊、2012)がある。埼玉大学サイクリング部OB轍友会、山岳サイクリング研究会、日本山岳会所属。

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