2011/10/16(日) - 21:32
福岡県添田町の英彦山(ひこさん)を登るヒルクライム「英彦山サイクルタイムトライアル」をご紹介。さわやかな秋晴れに恵まれたなか、約350人が山岳レースを楽しんだ。参加者のひとり、弦巻千尋さん(オッティモ)のレポートで紹介する。
英彦山は、かつて山伏達が修行した険しい山。距離15.1km、標高差800mを駆け上がる公道レースだ。タイムトライアルという名前だが、レース形態はマスドスタートのレース。
コースは単純なヒルクライムではなく、アップダウンがあり、最後には勾配10%以上が待っている。とはいえ、制限時間は120分とたっぷりなので完走率は99パーセント。誰もが激坂を楽しめる設定なのだ。
今年は好天に恵まれ、347人の選手が参加した
軽妙な司会による和やかな開会式の後、添田小学校前に移動してからスタート。
前半は緩やかな上り。その後途中に緩やかな下りや平地に近い所もあるので集団走行が有利だ。そして勝負どころは最後の2km。10%以上、場所によっては15%を超えるつづら折りの坂が続くのだ! この坂に至るまでに自分がどう走って来たかという戦術が結果に直結する。距離は短いが、まるでグランツールの頂上ゴールステージを走っている気分になれる(言い過ぎ?)。
しかしコースがきつい分、達成感も大きい。過去21回大会のすべてに参加した選手がいることも頷ける。
ゴール後はお茶やバナナが振る舞われ、一息ついた選手達は爽快なダウンヒルをこなして会場に帰る。帰り道の交通規制はしていないので、慎重に。
そこに待っているのは、田川町や添田町の「美味いもん」だ。今年はサブイベントとして「たがわB級グルメフェスティバル」「そえだ観光物産展」が開催された。選手には受付時に食券が配られ、地元の美味しい食べ物を味わえる(現金で支払うことも可能です)。メニューはやまめ、鳥の唐揚げ、ピリ辛の"ゆず胡椒ホットドッグ"などなど。人気のラーメンやカレーには長い行列ができた。参加者と町の方々が交流する機会でもあり、大好評だった。
午後の表彰式には多くの選手が残り、参加者がこの大会を大事に思っていることを伺わせた。そしてなんと、各クラスの優勝者にはチャンピオンジャージと共に32インチの液晶テレビが、2位、3位には添田町のお米がそれぞれ20kg、10kgと贈られたのだ。スポンサーの中村産業さんの心意気が素晴らしい。
この他にも様々な特別賞があった。千葉県と東京から参加した選手には、遠来賞として戸渡酒造さんのお酒が贈られた。
今年はFacebookに本大会のページがあり、参加選手やサポーターが投稿したレースの動画やブログとリンクしてあるので、アフターレースもなかなか楽しい。大会ホームページや掲示板にもリンクされている。
温かい雰囲気で、きついコースも楽しく走れる、英彦山サイクルタイムトライアル。来年は参加しませんか?
レポート/弦巻千尋(つるまきちひろ) 自己紹介:千葉県柏市 チーム・オッティモ所属。ベルナール・イノーのファンで、ブルターニュまで会いに行ったミーハー。アームストロングと同じ25歳でガン(胃がん)になったカンサー・サバイバーです。
第21回英彦山サイクルタイムトライアル ホームページ及びリザルト
http://hikosan-ctt.boy.jp/hctt2009/top.html
フェイスブック
http://www.facebook.com/hikosanctt
コースプロフィール ルートラボ
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=3efaca351911e4cd2be11a3141…
英彦山は、かつて山伏達が修行した険しい山。距離15.1km、標高差800mを駆け上がる公道レースだ。タイムトライアルという名前だが、レース形態はマスドスタートのレース。
コースは単純なヒルクライムではなく、アップダウンがあり、最後には勾配10%以上が待っている。とはいえ、制限時間は120分とたっぷりなので完走率は99パーセント。誰もが激坂を楽しめる設定なのだ。
今年は好天に恵まれ、347人の選手が参加した
軽妙な司会による和やかな開会式の後、添田小学校前に移動してからスタート。
前半は緩やかな上り。その後途中に緩やかな下りや平地に近い所もあるので集団走行が有利だ。そして勝負どころは最後の2km。10%以上、場所によっては15%を超えるつづら折りの坂が続くのだ! この坂に至るまでに自分がどう走って来たかという戦術が結果に直結する。距離は短いが、まるでグランツールの頂上ゴールステージを走っている気分になれる(言い過ぎ?)。
しかしコースがきつい分、達成感も大きい。過去21回大会のすべてに参加した選手がいることも頷ける。
ゴール後はお茶やバナナが振る舞われ、一息ついた選手達は爽快なダウンヒルをこなして会場に帰る。帰り道の交通規制はしていないので、慎重に。
そこに待っているのは、田川町や添田町の「美味いもん」だ。今年はサブイベントとして「たがわB級グルメフェスティバル」「そえだ観光物産展」が開催された。選手には受付時に食券が配られ、地元の美味しい食べ物を味わえる(現金で支払うことも可能です)。メニューはやまめ、鳥の唐揚げ、ピリ辛の"ゆず胡椒ホットドッグ"などなど。人気のラーメンやカレーには長い行列ができた。参加者と町の方々が交流する機会でもあり、大好評だった。
午後の表彰式には多くの選手が残り、参加者がこの大会を大事に思っていることを伺わせた。そしてなんと、各クラスの優勝者にはチャンピオンジャージと共に32インチの液晶テレビが、2位、3位には添田町のお米がそれぞれ20kg、10kgと贈られたのだ。スポンサーの中村産業さんの心意気が素晴らしい。
この他にも様々な特別賞があった。千葉県と東京から参加した選手には、遠来賞として戸渡酒造さんのお酒が贈られた。
今年はFacebookに本大会のページがあり、参加選手やサポーターが投稿したレースの動画やブログとリンクしてあるので、アフターレースもなかなか楽しい。大会ホームページや掲示板にもリンクされている。
温かい雰囲気で、きついコースも楽しく走れる、英彦山サイクルタイムトライアル。来年は参加しませんか?
レポート/弦巻千尋(つるまきちひろ) 自己紹介:千葉県柏市 チーム・オッティモ所属。ベルナール・イノーのファンで、ブルターニュまで会いに行ったミーハー。アームストロングと同じ25歳でガン(胃がん)になったカンサー・サバイバーです。
第21回英彦山サイクルタイムトライアル ホームページ及びリザルト
http://hikosan-ctt.boy.jp/hctt2009/top.html
フェイスブック
http://www.facebook.com/hikosanctt
コースプロフィール ルートラボ
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=3efaca351911e4cd2be11a3141…
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