2011/09/13(火) - 12:13
さあて、買える、買えない、なんてこと考えずに、今そこにある製品を見ているだけで楽しくなれるユーロバイク。歩いているだけで目についた製品たちを、ノンジャンルでどしどし、ご紹介していこう。
左はドイツのブランド、ウィノラのスタイリッシュな電動アシストバイク S2。スマートなルックスで最高速度25km、アシスト付きで最長で90km走ります。いいなあ、これ。見た目が、いいなあ。
右はドイツのグレースは、同じくドイツで精細なマウンテンバイクを作るニコライが製作を担当する、こちらではかなり有名なEバイクブランド。実はクルマのSMARTもEバイクをリリースしているのだが、これもグレースによるデザインとOEM。ファットな作りが美しい、世界ブランドに負けない存在感を持つ、会場でも注目を浴びていたEバイクであった。
左写真、フロントのデザインがとってもオシャレなシティEバイク、バブはオランダの有名自転車ブランド、バタブスの手によるもの。電動アシストはフロントで、リアキャリアにバッテリーを収めたすっきりデザイン。なにせコイツも見た目がカワイイ。
ジャイアントもEバイクにそろそろ本気。 右の黒いヤツは、従来デザインのマウンテンバイクに電動アシストを付けたという、普通にありそうなのに意外に見なかった、オフロード用Eバイク「ロームXRハイブリッド」。リアの電動ユニットが重そうで、オフロードをぶっ飛ばすにはちょっとパンクの心配が大きくなるけれど。
写真左、シュウィンの意欲作、411。フロントキャリア付きのこのモデルは、内装5段のディスクブレーキ仕様と、街での使い勝手を考えた装備にすてきなルックス。国内でも発売予定、写真の411 IG5の価格は69,300円なり。
サーリーはこれまで、リム幅80mm、タイヤサイズ2.7インチのステキな超ファットタイヤマシン「パグスレー」で、ボヨボヨとした超感覚のライドを提供していたのだが、2012年は次なる新作、右写真の超超ファットタイヤマシン、その名も「ムーンランダー」=月面大着陸をリリース。
こいつに付く新作タイヤ/ビッグ・ファット・ラリーのサイズは4.0! 横幅10cm! ヌヌ! もうサスペンションなんかいらないぜ! 階段とかだって、モリモリ上っちゃうぜ! あとはこいつでめげないマッチョなカラダを手に入れるだけ! 自転車は、タイヤが太いほど、楽しい遊び道具になるのである。
左写真は、孫の代まで(理論上は)乗れる、チタンバイクの雄、ムーツの新作フルサス29er、MXディバイド。最近流行の広め30MM幅のBBを採用し、さらに剛性を上げたうえに、リアサスも再デザイン、シパシパとした動きが楽しめるとか。
オランダのコガ。日本ではレーシーなイメージが強いけれど、本国では通勤&ツーリングモデルの方に注力している感じ。だってオランダはホントに自転車生活王国なんだもーん。そこで右写真のコンセプトモデル。タンデムで、フルサスで、しかも折りたたみ!
自転車をそのまま電車に乗せられる国だから、半分に折り畳むだけで、電車に乗れる! っていう思想でしょう。自転車好きに生まれたからにゃ、一度はパートナーと乗りたいタンデムバイク。「ボクが後ろでキミは前。2人だったらどこでも行ける♥」みたいなー! ことしてみたーい。日本初のタンデム輪行するならこのマシンで。 フロントサスはダブルクラウンで20ミリスルーアクスルの超ダウンヒル仕様だなあ。
さあ、日本の誇るフレームの材料となる高性能なチューブのブランドでもあり、みんなもお世話になったかも、のヘッドパーツやフォークを作るTANGE(タンゲ)の出番だ。タンゲの創始者、丹下安次郎さんの名を冠した、その名も「YASUJIRO」は、桜の写真の前でピカピカと光っていた。
左の白い自転車がシンメトリー、右のトラックバイクがインペトゥス。いやあ、日本のビルダーここにあり!って感じが、ユーロバイクの会場でとにかくカッコ良く見えた。詳しくは http://yasujiro-tange.com にて。
こちとらバカなもんで、つい「これ、ネタですか? 本気ですか?」と聞いてしまったのだが、もちろん作った本人は超本気である。チェーンのかわりにストリング、すなわちヒモを使って自転車を動かすという、そのブランド名もわかりやすい「ストリングバイク」。
チェーンよりも、入力の力を均一にでき、オイルいらず、メンテいらずと最強の自転車トランスミッションシステムなんだそう。漕いだ感じにはほとんど違和感はないが、いわゆるペダルを回すという感覚よりも、力まかせに下に踏み込んでいくのに向いている感じがした。興味ある方はこちらへ! http://www.stringbike.com/
さあこれは画期的なシステムか、久々にイノベーションというか、新たな動きを見た気がしたぞ。リアハブのフリーボディがハブではなく、スプロケット側に付くというイタリアのホイールメーカー、マルキジオのシステム。
リアのクイックレバーを外せば、工具いらずでスプロケットを交換可能。このフリーボディとスプロケットのセットをそろえておけば、それこそF1のピット作業のように瞬時のスプロケ交換も可能となる。果たしてそんなスピーディーなスプロケ交換が必要な状況が実際にあるのかどうかは別として、新機軸であること自体が右に習えのこのご時世に、珍しい。
では自転車本体よりも大切なバッグのお話だ。最近街を走る自転車には、バッグが付けられていることが増えてきた。街を自転車と一緒に生活するなら、荷物を運べるバッグが付いていたほうが便利だ。ということで、ちょっとかわいいバッグをご紹介。
左はドイツのブランド、ラックタイムによるワンタッチ取り外しシステム、スナップイットのバッグ。他にもワンタッチ式パニアバッグはいくつかあるが、これは何せバッグとしてかわいいので一票である。
そして右が、ドイツのバッグブランド、VAUDE(ファウデ)による自転車用パニアバッグ群。防水、軽量、容量、いろいろあるけれど、なにせこの発色のよいカラーリングにヤラレタ。ので一票なり。
こんどは、身にまとうバッグの中でも秀逸なものをご紹介。オルトリーブがリリースしたバックパック、マウンテンX31は、超軽量&防水の使い勝手の良さそうなバックパック。上部はファスナーではなく、巻き込んで締める防水仕様。しかしフチを巻いて締める動作はほとんど苦にはならない。バックルの配置などが実に的確なところにあるからだ。うう、こんどぜひ使ってみたいバッグの一つ。
そして右はブルックスによるサドル、ではなくサドル型のショルダーバッグ、ソーホー。レザー製で、ご覧の通りのサドルな形。まあそれだけなんですが、それだけで、いいじゃないですか! いい感じなんだもん。写真ではあまりいい色でませんでしたが、じつはこれも発色のよい蛍光めのカラーリングでした。なるほど、2012年は、パキパキ発色が流行りそうな年ですよ。
report&photo:Koichiro "Pandasonic" Nakamura
左はドイツのブランド、ウィノラのスタイリッシュな電動アシストバイク S2。スマートなルックスで最高速度25km、アシスト付きで最長で90km走ります。いいなあ、これ。見た目が、いいなあ。
右はドイツのグレースは、同じくドイツで精細なマウンテンバイクを作るニコライが製作を担当する、こちらではかなり有名なEバイクブランド。実はクルマのSMARTもEバイクをリリースしているのだが、これもグレースによるデザインとOEM。ファットな作りが美しい、世界ブランドに負けない存在感を持つ、会場でも注目を浴びていたEバイクであった。
左写真、フロントのデザインがとってもオシャレなシティEバイク、バブはオランダの有名自転車ブランド、バタブスの手によるもの。電動アシストはフロントで、リアキャリアにバッテリーを収めたすっきりデザイン。なにせコイツも見た目がカワイイ。
ジャイアントもEバイクにそろそろ本気。 右の黒いヤツは、従来デザインのマウンテンバイクに電動アシストを付けたという、普通にありそうなのに意外に見なかった、オフロード用Eバイク「ロームXRハイブリッド」。リアの電動ユニットが重そうで、オフロードをぶっ飛ばすにはちょっとパンクの心配が大きくなるけれど。
写真左、シュウィンの意欲作、411。フロントキャリア付きのこのモデルは、内装5段のディスクブレーキ仕様と、街での使い勝手を考えた装備にすてきなルックス。国内でも発売予定、写真の411 IG5の価格は69,300円なり。
サーリーはこれまで、リム幅80mm、タイヤサイズ2.7インチのステキな超ファットタイヤマシン「パグスレー」で、ボヨボヨとした超感覚のライドを提供していたのだが、2012年は次なる新作、右写真の超超ファットタイヤマシン、その名も「ムーンランダー」=月面大着陸をリリース。
こいつに付く新作タイヤ/ビッグ・ファット・ラリーのサイズは4.0! 横幅10cm! ヌヌ! もうサスペンションなんかいらないぜ! 階段とかだって、モリモリ上っちゃうぜ! あとはこいつでめげないマッチョなカラダを手に入れるだけ! 自転車は、タイヤが太いほど、楽しい遊び道具になるのである。
左写真は、孫の代まで(理論上は)乗れる、チタンバイクの雄、ムーツの新作フルサス29er、MXディバイド。最近流行の広め30MM幅のBBを採用し、さらに剛性を上げたうえに、リアサスも再デザイン、シパシパとした動きが楽しめるとか。
オランダのコガ。日本ではレーシーなイメージが強いけれど、本国では通勤&ツーリングモデルの方に注力している感じ。だってオランダはホントに自転車生活王国なんだもーん。そこで右写真のコンセプトモデル。タンデムで、フルサスで、しかも折りたたみ!
自転車をそのまま電車に乗せられる国だから、半分に折り畳むだけで、電車に乗れる! っていう思想でしょう。自転車好きに生まれたからにゃ、一度はパートナーと乗りたいタンデムバイク。「ボクが後ろでキミは前。2人だったらどこでも行ける♥」みたいなー! ことしてみたーい。日本初のタンデム輪行するならこのマシンで。 フロントサスはダブルクラウンで20ミリスルーアクスルの超ダウンヒル仕様だなあ。
さあ、日本の誇るフレームの材料となる高性能なチューブのブランドでもあり、みんなもお世話になったかも、のヘッドパーツやフォークを作るTANGE(タンゲ)の出番だ。タンゲの創始者、丹下安次郎さんの名を冠した、その名も「YASUJIRO」は、桜の写真の前でピカピカと光っていた。
左の白い自転車がシンメトリー、右のトラックバイクがインペトゥス。いやあ、日本のビルダーここにあり!って感じが、ユーロバイクの会場でとにかくカッコ良く見えた。詳しくは http://yasujiro-tange.com にて。
こちとらバカなもんで、つい「これ、ネタですか? 本気ですか?」と聞いてしまったのだが、もちろん作った本人は超本気である。チェーンのかわりにストリング、すなわちヒモを使って自転車を動かすという、そのブランド名もわかりやすい「ストリングバイク」。
チェーンよりも、入力の力を均一にでき、オイルいらず、メンテいらずと最強の自転車トランスミッションシステムなんだそう。漕いだ感じにはほとんど違和感はないが、いわゆるペダルを回すという感覚よりも、力まかせに下に踏み込んでいくのに向いている感じがした。興味ある方はこちらへ! http://www.stringbike.com/
さあこれは画期的なシステムか、久々にイノベーションというか、新たな動きを見た気がしたぞ。リアハブのフリーボディがハブではなく、スプロケット側に付くというイタリアのホイールメーカー、マルキジオのシステム。
リアのクイックレバーを外せば、工具いらずでスプロケットを交換可能。このフリーボディとスプロケットのセットをそろえておけば、それこそF1のピット作業のように瞬時のスプロケ交換も可能となる。果たしてそんなスピーディーなスプロケ交換が必要な状況が実際にあるのかどうかは別として、新機軸であること自体が右に習えのこのご時世に、珍しい。
では自転車本体よりも大切なバッグのお話だ。最近街を走る自転車には、バッグが付けられていることが増えてきた。街を自転車と一緒に生活するなら、荷物を運べるバッグが付いていたほうが便利だ。ということで、ちょっとかわいいバッグをご紹介。
左はドイツのブランド、ラックタイムによるワンタッチ取り外しシステム、スナップイットのバッグ。他にもワンタッチ式パニアバッグはいくつかあるが、これは何せバッグとしてかわいいので一票である。
そして右が、ドイツのバッグブランド、VAUDE(ファウデ)による自転車用パニアバッグ群。防水、軽量、容量、いろいろあるけれど、なにせこの発色のよいカラーリングにヤラレタ。ので一票なり。
こんどは、身にまとうバッグの中でも秀逸なものをご紹介。オルトリーブがリリースしたバックパック、マウンテンX31は、超軽量&防水の使い勝手の良さそうなバックパック。上部はファスナーではなく、巻き込んで締める防水仕様。しかしフチを巻いて締める動作はほとんど苦にはならない。バックルの配置などが実に的確なところにあるからだ。うう、こんどぜひ使ってみたいバッグの一つ。
そして右はブルックスによるサドル、ではなくサドル型のショルダーバッグ、ソーホー。レザー製で、ご覧の通りのサドルな形。まあそれだけなんですが、それだけで、いいじゃないですか! いい感じなんだもん。写真ではあまりいい色でませんでしたが、じつはこれも発色のよい蛍光めのカラーリングでした。なるほど、2012年は、パキパキ発色が流行りそうな年ですよ。
report&photo:Koichiro "Pandasonic" Nakamura
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