恒例の「あなたの自転車見せてください」“つくば10耐”エンデューロの男性サイクリスト編。会場でみつけた、ちょっとこだわりのバイクとオーナーさんを紹介しましょう。

ピナレロ モンテッロ '80 平子健介さん Les Nomlzo所属

ミュージシャンとして活躍されている平子さんの愛車は、1980年代のピナレロ モンテッロ。クラシックなスタイルは「普段あまり認めてもらえない・・・」ということですが、そんなことはありません。真っ赤なクロモリフレームにメッキフォークが決まっています。本人いわく「クロモリ&Wレバーこそロマンです!」

この往年のロードバイクのスタイルが目に留まり、この日真っ先に声をかけさせていただいた平子さんと愛車この往年のロードバイクのスタイルが目に留まり、この日真っ先に声をかけさせていただいた平子さんと愛車

なんとブレーキにはカンパニューロ・デルタブレーキ!当時憧れた方も多いはずなんとブレーキにはカンパニューロ・デルタブレーキ!当時憧れた方も多いはず フレームには1984年のオリンピックを制した証が。観賞用となっていたバイクを譲ってもらい、大切に乗られているそうですフレームには1984年のオリンピックを制した証が。観賞用となっていたバイクを譲ってもらい、大切に乗られているそうです



CASATI リーネアオーロ クラシック 大田洋さん Les Nomlzo所属

日本に一台との噂もある、CASATI 90周年記念限定カラーモデルで参加の大田さん。メッキフォークと車体のネイビーのコントラストが美しい自転車に、ブルックスのサドルとモドロのブレーキなど、各所にこだわりのチョイス。「昨日完成したばかりなんです。クロモリバンザイ!」これからも、ぜひ自転車生活を楽しんで下さいね。

こだわりのチョイスが光るCASATIで参加の大田さん。つくば10耐でシェイクダウンこだわりのチョイスが光るCASATIで参加の大田さん。つくば10耐でシェイクダウン
本革のバーテープのハンドルには、真っ赤なモドロのブレーキセットが装着される本革のバーテープのハンドルには、真っ赤なモドロのブレーキセットが装着される サドルもこだわりのブルックス。もちろんカラーは赤で決まり!サドルもこだわりのブルックス。もちろんカラーは赤で決まり!



コルナゴ CX-1 斧田公吉さん

昨年に引き続き、2回目の参加になる斧田さんの愛車はパープルのコルナゴCX-1。「コルナゴ プリマベーラに3年くらい乗っていたんですが、色が気に入ったのでこのCX-1にしました」。
ピンクのPISSEIのジャージとも、ばっちりのカラーコーディネート。「CX-1は、旧モデルをセールでゲット」したそうですが、そうは思えないほど決まっています。

「10耐はお祭りのようなものですね。」という斧田さん。長身と派手なジャージ&バイクがすごく決まっている!「10耐はお祭りのようなものですね。」という斧田さん。長身と派手なジャージ&バイクがすごく決まっている!
ライトももちろんピンクで統一ライトももちろんピンクで統一 お気に入りのパープルのCX-1を前にポーズ。熱い走りに期待しています!お気に入りのパープルのCX-1を前にポーズ。熱い走りに期待しています!



トレック マドンSSLレオパードレプリカ 小津泰史さん NOKIA SIEMENS NETWORKS所属

まるでツール・ド・フランスから飛び出して来たかのような、全身レオパード・トレック仕様で決める小津さん。真新しいこのマドンSSLは、ピナレロFP-3から乗り換えたばかり。
「会社の仲間がやっていた自転車を始めて1年くらいになりますが、急にハマったんですよね。」このマドンSSLも納車してまだ一ヶ月。この調子でどんどん楽しんでください。

まるでレオパード・トレックの関係者かと思うほど、全身バッチリのコーディネートまるでレオパード・トレックの関係者かと思うほど、全身バッチリのコーディネート
コンポは電動デュラエースDi2がインストールコンポは電動デュラエースDi2がインストール 泣く子も黙る最強マシン、トレック マドンSSL泣く子も黙る最強マシン、トレック マドンSSL



サーヴェロ RS ジロ・デ・イタリア100周年記念モデル 川端秀典さん レストステーションライダーズ所属

「真夏は10耐でしょう!」そう話す川端さん。筑波周辺の自転車仲間で作ったチームRSRに所属し、この日はシニアクラスに出走する、ベテランライダーです。バイクは綺麗なグラフィックが施された、サーヴェロ RSのジロ・デ・イタリア100周年記念モデルという、レアなモデルに乗られています。オシャレなウエアといい、すごく素敵にロードバイクを楽しまれていました。

派手過ぎないカラーのサーヴェロはウエアとの相性もバッチリ派手過ぎないカラーのサーヴェロはウエアとの相性もバッチリ
まるでこのバイクにちなんで付けられたようなチーム名RSRとは「レストステーションライダーズ」のこと。休憩所に集まる仲間達で結成されたそうですまるでこのバイクにちなんで付けられたようなチーム名RSRとは「レストステーションライダーズ」のこと。休憩所に集まる仲間達で結成されたそうです ZIPPのホイールがチョイスされるサーヴェロRS。私は現物を初めて見ました。しかし「今日会場で、もう1台同じバイクを見ました。」というから驚きZIPPのホイールがチョイスされるサーヴェロRS。私は現物を初めて見ました。しかし「今日会場で、もう1台同じバイクを見ました。」というから驚き




コラテック RTカーボン PRO 小野寺彰さん チーム七輪&HGA所属

完成度の高さで定評のコラテック RTカーボンに乗る小野寺さん。すでに3年を共にしたRTカーボンには、オーナー独自のさまざまなモディファイが施されています。「チーム耐久は個人の耐久よりも疲れますね。」とレース中に語っていた小野寺さん、じつはすでに次のバイク選びにもちょっと興味が「真っ赤なデダチャイが気になっています。」そのときには、また自慢してくださいね。

乗り馴れた愛車とともにポーズを決める小野寺さん。ピセイのジャージが決まっています乗り馴れた愛車とともにポーズを決める小野寺さん。ピセイのジャージが決まっています
イーストンのEC90のホイールはオーナー自慢の逸品。ピンクのバルブも効いていますイーストンのEC90のホイールはオーナー自慢の逸品。ピンクのバルブも効いています 各所にゴールドのパーツで巧みにアクセントを効かせている各所にゴールドのパーツで巧みにアクセントを効かせている




スコットCR-1 佐藤竜一さん なるしまフレンド所属

今大会、ひと際目立ち、誰もが2度見したであろうこの自転車。なんと5万個のスワロフスキーをフレームに散りばめている! その全てが自作というから驚き。制作日数は3ヶ月で、スワロフスキーの重さで重量が3kgアップしたという(笑)。
「スワロフスキーはグロス買いしているんですよ。じつはもう1台所有しているコルナゴフェラーリCF-7も、同じようにしようかなと考えています」。
いやはや感服いたしました。これはやっぱり、デコチャリと呼ぶのでしょうか? いや、デコバイク?

テレビでも紹介されたのでご存知の方も多いはず。これが噂のCR-1スワロフスキー。現物を前にすると完成度の高さに驚きますテレビでも紹介されたのでご存知の方も多いはず。これが噂のCR-1スワロフスキー。現物を前にすると完成度の高さに驚きます
5万個のスワロフスキーを使っているフレーム。ロゴの部分も色違いを使って巧みに表現される5万個のスワロフスキーを使っているフレーム。ロゴの部分も色違いを使って巧みに表現される コンポはスーパーレコードにゼログラビティのブレーキ。ロードバイクとしても妥協のないチョイスコンポはスーパーレコードにゼログラビティのブレーキ。ロードバイクとしても妥協のないチョイス


ただ並べているのではなく、フォークやフレームのカーブに沿っ見事に配置されるただ並べているのではなく、フォークやフレームのカーブに沿っ見事に配置される なんとサドルはルイ・ヴィトン。これも本物のボストンを1個使って制作されたそう。もはや声も出ません・・・なんとサドルはルイ・ヴィトン。これも本物のボストンを1個使って制作されたそう。もはや声も出ません・・・



今回もさまざまなバイクとオーナーに出会った、つくば10耐。会場で取材にご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
そして、これからも素敵なサイクルライフをお過ごしください。


text&photo: Takashi Kayaba