2010/07/06(火) - 16:48
ハレイワ・メトリック・センチュリーライドもいよいよ折り返し、実走レポート後半です。エビのバーベキューのいい匂いがするカフクの街を通り過ぎ、だんだんと海と道路の距離が近づいてきた。
アメリカは右側通行なので海はあっちの対向車線側だけど、日が高くなるにつれ、青さがどんどん増してくる。
門の前にトーテムポールみたいな民族人形が立つポリネシアカルチャーセンターを通り過ぎる。ハワイ、タヒチ、フィジー、トンガなどの太平洋に住むポリネシア民族の村を再現した博物館だ。さすがに館内に入るのは気がひけるが、帰りに立ち寄るには良さそう。お楽しみはまた今度に。
しばらく走ると、ホノルルセンチュリーの100マイルコースを走った人なら知っている、見覚えある海岸線に出る。道路が海の高さよりちょっと高いだけという、開放的な気分にさせてくれる道路だ。
ここまでかなりのんびりしてしまったので、折り返してくる人が対向車線を続々とすれ違っていく。けっこうなスピードで先頭交代をしているトライアスリートやレーサー風の一団が走り抜けていく。
走り屋さんはいずれもロコのサイクリングクラブの人たちだろう。ゆるく遅い人も多いが、速い人達もけっこう目立つ。前傾姿勢でかっ飛ばしていくさまはなかなかカッコイイ。
そうして、100kmの折り返し地点であるスワンジービーチパークに到着。驚くことに人はまばらで、ホノルルセンチュリーとは比べ物にならないぐらいの閑散ぶり(笑)。どうやら途中でゆっくりしすぎて速い人達はさっさと先に行ってしまったようだ。
芝生でのんびりおしゃべりを楽しむ人。後半に備えてストレッチをする人、海沿いのベンチでのんびりする人...。ここにいる人は皆平和だ。
私もエイドでスポーツドリンクとバナナをもらい、のんびりすることに。あまりお腹が減ってなかったけど、もしお弁当系のものが食べたければすぐ近くにセブンイレブンがあってスパムおにぎりなどが購入可だ。もちろん冷えたドリンクも。
私は気分を盛り上げるためにトロピカルドリンクを購入してボトルケージに挿して走ることに。
ここで会った人たちの中で驚いたのは4人乗り自転車で走る家族連れ。子どもがふたり中心に乗っかり、お父さんとお母さんが前後でペダルをこぐ。こんな自転車みたことない!
私より先に出て、そのまま抜けなかったので、それなりに速く走っていたようだ。
ホノルルセンチュリーの使い回しバナーが目立っていたけど、ここの折り返しボードはちゃんとハレイワメトリック専用のもので、「100kmReturn」の看板前で思わず記念撮影。
折り返してからは海沿いの右車線を走ることになるので、波がすぐ足元でくだけている。
ホノルルセンチュリーだと途中で泳いじゃう人もいるぐらいだけど、ハレイワは距離が短いから終わってから泳ぐのが良さそうだ。だから途中で泳いじゃう人はあんまりいない。
それにしても海が青い。島の緑とのコントラストが綺麗だ。気候が爽やかなので、ホントに気持ちがイイ。
帰路はカフクのエビ料理店が走るすぐ脇にある。こちらは立ち寄って楽しんでいく参加者の姿もちらほら。時間はすでに1時を回っているので、それは良い選択だろう。ただし私は今回は取材もあるので、エビを食べるのはゴールしてからと決めてある。
ハレイワの街へ帰ってきて、ゴールに向かう手前の広場でマーケットが開催されていた。すかさずお立ち寄りを決め、果物や日用雑貨などの並ぶ屋台を冷やかして歩く。
威勢のいい屋台のおじさんから「センチュリーライド走ったのかい?すごいな!」とお声が掛かるが、「そんなにすごのじゃないんです」と心のなかで答えて愛想を振りまいておいた。
そしてゴールへ。14時すぎのゴールは、すでにだいぶ後の方。ゴールした人は三々五々帰ってしまうので、ゴール地点は輪をかけてゆるい平和な空くが流れている。
前編で会った阿部さんたちご一行は、ゴールの広場の奥の方の浜辺でバーベキューをしていたそうだ。あいにく見つけられず、合流しそこねてしまった。
何人かのゴールを迎え、ボランティアのお姉さんたちと一緒におしゃべりを楽しむ。この時間に帰ってくる人は、家族連れや超初心者が多い。
初めて100km走って感激しているロコのお姉さんに「写真を撮って」と頼まれてシャッターを押してあげたが、涙目になっていて思わずこちらも感動してしまった。そう、走り慣れた人にはなんでもない距離だけど、やっぱり初心者には挑戦しがいのある距離には間違いない。思わずこちらのカメラに収まってもらうことを忘れてしまった。
ガーリックシュリンプにシェイブアイス "ハレイワグルメツアー"
そしてお腹も減ったところで次なるメインイベント、"ハレイワグルメツアー"に出発だ。
ハレイワにはガーリックシュリンプ(エビライス)やフリフリチキン(鶏のバーベキュー)、シェイブアイス(かき氷)など、いくつかの有名グルメがあるので、それを回ってしまおうというのが午後のプランだった。トップツアーのドライバーさんが迎えにきてくれて、それら全てに連れていってくれる約束をしていたのだ(だから途中のグルメは我慢した)。
まずは有名なガーリックシュリンプ目指しレッツ・ゴー。ハレイワの町外れの広場にワゴンの屋台が数軒集まっていて、グリルしたエビをライスにのせたプレートランチを食べさせてくれる。ドライバーさんイチオシのGiovanni(ジョバンニ)のワゴンで食べることに。ニンニクを効かせたエビにレモンを絞って食べれば格別!
残念なのはハワイ(アメリカ)では屋外での飲酒が禁止されているから、ビールが飲めないこと。しかたなくコーラだが、まあ、そこはいい子で我慢(笑)。
今回はエビを選んだので食べなかったが、スパイスを効かせたチキンを串焼きにする豪快なフリフリチキンの露店も見物。でぐるぐる回りながらグリルされるチキンを眺めているとちょっと哀れな感じもするが、なんとも美味しいそうだ。次のお楽しみに!
そしてハレイワの超有名店、マツモト・シェイブアイスへ。シャイブアイスとは「かき氷」。雑貨屋のマツモトさんがはじめたカラフルなかき氷は自転車で走った後にガーリックシュリンプを食べたデザートとしては最高。たっぷりの冷たーい氷に、こめかみがキーン。
すぐ近くにライバル店「アオキズ・シェイブアイス」もあって、そちらは少しすいているのだけれど、今回は元祖のマツモトのほうに並んだ。
以上、どれも高くはないB級グルメだけど、ハワイのロコな気分が味わえてなかなか楽しくオイシかった。
あと、今回は立ち寄らなかったがホノルルへの帰路にあるドールのパイナップルプランテーションとコーヒー畑は定番の観光お立ち寄りスポットだ。
ハレイワメトリックセンチュリーライドはゆるいぶんだけ走ったあとに遊べる余裕があるので、こういったお楽しみは必須だ。屋外でお酒の飲めない法律はいただけないが、まあそれは夜のお楽しみにとっておきましょう。
ハレイワメトリックセンチュリーライド参加ツアー、計画中です!
ひとまずこれでハレイワ・メトリック・センチュリーライドの参加レポートは終わりです。今回取材に協力してくれた旅行会社トップツアーが、次回大会の際にツアーを編成できるかどうか現在検討中です。すでに9月のホノルルセンチュリーライドの募集が始まっていますが、「ハレイワメトリックに行きたい」と考える人は、今後ぜひ注目しておいてください。ツアー概要が決まればもちろんシクロワイアードでもお知らせします。
photo&text:Makoto.AYANO
アメリカは右側通行なので海はあっちの対向車線側だけど、日が高くなるにつれ、青さがどんどん増してくる。
門の前にトーテムポールみたいな民族人形が立つポリネシアカルチャーセンターを通り過ぎる。ハワイ、タヒチ、フィジー、トンガなどの太平洋に住むポリネシア民族の村を再現した博物館だ。さすがに館内に入るのは気がひけるが、帰りに立ち寄るには良さそう。お楽しみはまた今度に。
しばらく走ると、ホノルルセンチュリーの100マイルコースを走った人なら知っている、見覚えある海岸線に出る。道路が海の高さよりちょっと高いだけという、開放的な気分にさせてくれる道路だ。
ここまでかなりのんびりしてしまったので、折り返してくる人が対向車線を続々とすれ違っていく。けっこうなスピードで先頭交代をしているトライアスリートやレーサー風の一団が走り抜けていく。
走り屋さんはいずれもロコのサイクリングクラブの人たちだろう。ゆるく遅い人も多いが、速い人達もけっこう目立つ。前傾姿勢でかっ飛ばしていくさまはなかなかカッコイイ。
そうして、100kmの折り返し地点であるスワンジービーチパークに到着。驚くことに人はまばらで、ホノルルセンチュリーとは比べ物にならないぐらいの閑散ぶり(笑)。どうやら途中でゆっくりしすぎて速い人達はさっさと先に行ってしまったようだ。
芝生でのんびりおしゃべりを楽しむ人。後半に備えてストレッチをする人、海沿いのベンチでのんびりする人...。ここにいる人は皆平和だ。
私もエイドでスポーツドリンクとバナナをもらい、のんびりすることに。あまりお腹が減ってなかったけど、もしお弁当系のものが食べたければすぐ近くにセブンイレブンがあってスパムおにぎりなどが購入可だ。もちろん冷えたドリンクも。
私は気分を盛り上げるためにトロピカルドリンクを購入してボトルケージに挿して走ることに。
ここで会った人たちの中で驚いたのは4人乗り自転車で走る家族連れ。子どもがふたり中心に乗っかり、お父さんとお母さんが前後でペダルをこぐ。こんな自転車みたことない!
私より先に出て、そのまま抜けなかったので、それなりに速く走っていたようだ。
ホノルルセンチュリーの使い回しバナーが目立っていたけど、ここの折り返しボードはちゃんとハレイワメトリック専用のもので、「100kmReturn」の看板前で思わず記念撮影。
折り返してからは海沿いの右車線を走ることになるので、波がすぐ足元でくだけている。
ホノルルセンチュリーだと途中で泳いじゃう人もいるぐらいだけど、ハレイワは距離が短いから終わってから泳ぐのが良さそうだ。だから途中で泳いじゃう人はあんまりいない。
それにしても海が青い。島の緑とのコントラストが綺麗だ。気候が爽やかなので、ホントに気持ちがイイ。
帰路はカフクのエビ料理店が走るすぐ脇にある。こちらは立ち寄って楽しんでいく参加者の姿もちらほら。時間はすでに1時を回っているので、それは良い選択だろう。ただし私は今回は取材もあるので、エビを食べるのはゴールしてからと決めてある。
ハレイワの街へ帰ってきて、ゴールに向かう手前の広場でマーケットが開催されていた。すかさずお立ち寄りを決め、果物や日用雑貨などの並ぶ屋台を冷やかして歩く。
威勢のいい屋台のおじさんから「センチュリーライド走ったのかい?すごいな!」とお声が掛かるが、「そんなにすごのじゃないんです」と心のなかで答えて愛想を振りまいておいた。
そしてゴールへ。14時すぎのゴールは、すでにだいぶ後の方。ゴールした人は三々五々帰ってしまうので、ゴール地点は輪をかけてゆるい平和な空くが流れている。
前編で会った阿部さんたちご一行は、ゴールの広場の奥の方の浜辺でバーベキューをしていたそうだ。あいにく見つけられず、合流しそこねてしまった。
何人かのゴールを迎え、ボランティアのお姉さんたちと一緒におしゃべりを楽しむ。この時間に帰ってくる人は、家族連れや超初心者が多い。
初めて100km走って感激しているロコのお姉さんに「写真を撮って」と頼まれてシャッターを押してあげたが、涙目になっていて思わずこちらも感動してしまった。そう、走り慣れた人にはなんでもない距離だけど、やっぱり初心者には挑戦しがいのある距離には間違いない。思わずこちらのカメラに収まってもらうことを忘れてしまった。
ガーリックシュリンプにシェイブアイス "ハレイワグルメツアー"
そしてお腹も減ったところで次なるメインイベント、"ハレイワグルメツアー"に出発だ。
ハレイワにはガーリックシュリンプ(エビライス)やフリフリチキン(鶏のバーベキュー)、シェイブアイス(かき氷)など、いくつかの有名グルメがあるので、それを回ってしまおうというのが午後のプランだった。トップツアーのドライバーさんが迎えにきてくれて、それら全てに連れていってくれる約束をしていたのだ(だから途中のグルメは我慢した)。
まずは有名なガーリックシュリンプ目指しレッツ・ゴー。ハレイワの町外れの広場にワゴンの屋台が数軒集まっていて、グリルしたエビをライスにのせたプレートランチを食べさせてくれる。ドライバーさんイチオシのGiovanni(ジョバンニ)のワゴンで食べることに。ニンニクを効かせたエビにレモンを絞って食べれば格別!
残念なのはハワイ(アメリカ)では屋外での飲酒が禁止されているから、ビールが飲めないこと。しかたなくコーラだが、まあ、そこはいい子で我慢(笑)。
今回はエビを選んだので食べなかったが、スパイスを効かせたチキンを串焼きにする豪快なフリフリチキンの露店も見物。でぐるぐる回りながらグリルされるチキンを眺めているとちょっと哀れな感じもするが、なんとも美味しいそうだ。次のお楽しみに!
そしてハレイワの超有名店、マツモト・シェイブアイスへ。シャイブアイスとは「かき氷」。雑貨屋のマツモトさんがはじめたカラフルなかき氷は自転車で走った後にガーリックシュリンプを食べたデザートとしては最高。たっぷりの冷たーい氷に、こめかみがキーン。
すぐ近くにライバル店「アオキズ・シェイブアイス」もあって、そちらは少しすいているのだけれど、今回は元祖のマツモトのほうに並んだ。
以上、どれも高くはないB級グルメだけど、ハワイのロコな気分が味わえてなかなか楽しくオイシかった。
あと、今回は立ち寄らなかったがホノルルへの帰路にあるドールのパイナップルプランテーションとコーヒー畑は定番の観光お立ち寄りスポットだ。
ハレイワメトリックセンチュリーライドはゆるいぶんだけ走ったあとに遊べる余裕があるので、こういったお楽しみは必須だ。屋外でお酒の飲めない法律はいただけないが、まあそれは夜のお楽しみにとっておきましょう。
ハレイワメトリックセンチュリーライド参加ツアー、計画中です!
ひとまずこれでハレイワ・メトリック・センチュリーライドの参加レポートは終わりです。今回取材に協力してくれた旅行会社トップツアーが、次回大会の際にツアーを編成できるかどうか現在検討中です。すでに9月のホノルルセンチュリーライドの募集が始まっていますが、「ハレイワメトリックに行きたい」と考える人は、今後ぜひ注目しておいてください。ツアー概要が決まればもちろんシクロワイアードでもお知らせします。
photo&text:Makoto.AYANO
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