2020/12/10(木) - 09:42
東京都港区の東京芝公園近くにオープンしたCOG TOKYO(コグ・トウキョウ)の概要を訪問レポート。アソスやジロ、ブルックス、ペダレットなどプレミアムブランドの専門店を集めたブランドスクエアだ。
東京タワーや東京グランドホテルにほど近い芝公園駅そばに11月28日オープンした「COG TOKYO」は、サイクルパーツやアパレル、用品の輸入代理店ダイアテックが中心となって企画したブランド専門店の集合店だ。
アメリカ・カリフォルニアのヘルメット・シューズ・アパレル総合ブランドである「ジロ」、スポーツサイクル用アパレルの最高峰ブランドであるスイスの「アソス」、イギリス発祥のトラディショナルなサドルやバッグ類のブランドである「ブルックス」、日本生まれ、今やイタリア拠点に欧州で高い人気を誇るアパレルブランドの「ペダレッド」などを取り扱う、それぞれの専門店の集合体となるブランドスクエアだ(それぞれの店舗の運営・経営は別々)。
ショップは先日までジロの専門ショップであったGIRO STUDIO TOKYOのあった店舗を改装してオープン。隣接するショールーム等の内壁が取り払われ、広々としたワンフロアに、それぞれのブランドスペースが出揃うショップの集合体として新装オープンした。
ショップ名の「COG」は歯車の「コグ」であり、自転車を「漕ぐ」ともかけられている。自転車を漕いで常に前へ、そしていろいろなブランドが歯車となって大きな新たな流れを作る、そんな歯車としての意味を込めて命名されたという。
プレオープン日に訪問した際は、入り口にはレトロな80年代のマウンテンバイクが、そして各ショップが取り囲む真ん中のスペースにはグラインデューロにまつわる展示が施されていた。このスペースは各ブランドにまつわる展示や、他のブランドのポップアップストアなど、これからの企画に応じた催事が可能なスペースとなっている。これからこのブランドスクエアで一緒に発信をするパートナーも随時募集しているという。
各ショップ取りまとめ代表のダイアテックの上里さんは次のように話す。
「ネットでいろいろな情報が取れる時代ですが、実店舗としてできることを深めていきながら、サイクリストの皆さんに自転車を楽しんで頂くことを提案していきたいと思っています。様々な良品が集うブランドスクウェアというかたちで、実物を見せたいもの、目に接する機会が無くて発掘されていないもの等の魅力を伝えたいですね。
今回出揃ったブランド以外でも、ダイアテックという会社の垣根を超えて私達とご一緒できるブランドであれば仲間に加わっていただきたいと思っています。ポップアップストアや企画展など、いろいろなことに挑戦していきたい。展示スペースもシーズンに合わせて月替りなどで変えていきたいですね。例えばブルックスを軸として、イギリスに関連するブランドの展示にしたり、今回扱いを決めたイタリアのハンドメイドフレーム『ペゴレッティ』を軸にハンドメイド系のビルダーさんを集めて展示会をやったりと、夢は広がります。各ブランドの商品に関しても、多くのサンプルを用意してフィッティングなどの要望にも応えていきます」。
GIRO STUDIO TOKYO
アメリカ カリフォルニア州サンタクルーズに本拠を置くサイクリングアクセサリーブランド「Giro(ジロ)」は、それまでのヘルメットとは異なる、画期的な構造でその後の自転車用ヘルメットのあり方に多大な影響を与えたと言われる。FDJやNTTプロサイクリングなどのUCIワールドチームをはじめ、トップライダーたちに支持され、その先進性は今なお健在。自転車が人生に与える可能性を信じ、ライダーたちのフィードバックを得ながら、新たなアイデアを生み出し続けている。
NTTプロサイクリングが来季はクベカ・アソスとして活動することが発表されたこともトピック。GIRO STUDIO TOKYOではほとんどすべてのジロ製品、そして頻繁にリリースされる限定製品などがいち早く展示・販売されるほか、同ブランドが主催するグラインデューロや、ジロがプロデュースする「ジロ・グラベルパーク斑尾」の情報も発信されるはずだ。
PEDALED(ペダレッド) フラッグシップストア
2007年に、デザイナー鈴木秀人氏は既存のサイクリングウェアに疑問を抱き、自分のサイクリングライフの中で自らが着たいと思えるウェアのデザインを東京でスタートさせた。それ以来、自転車に乗る際の機能性とパフォーマンスの追求、そして彼のデザイン理念に基づいて全てのサイクリングを愛する人々のためにコレクションを発信し続けている。現在ではイタリアの会社とのパートナーシップによってグローバルな活動を展開中。鈴木氏のユニークなアイディアと伝統あるイタリアのクラフトマンシップが融合し、最高の素材と縫製で世界中のサイクリストたちに発信し続けている。
欧米で高い人気を誇りながら、日本でなかなかまとまったラインナップを見ることができなかったペダレッド。タウンユースから最先端グラベルアパレルまで、ファッションと機能の融合したプレミアムなウェアを手にとって確かめることができる。
ASSOS PROSHOP TOKYO
1976年にスイスで創業、常に最高の性能と品質を求め、進化し続ける世界最高のプレミアムサイクルウェアブランドが「ASSOS」。ASSOS PROSHOP TOKYOは、世界でも50店ほどしかないASSOSの専門店として展開してきたが、COG TOKYO内に移転してリニューアルオープンした。アソス専門店としてすでに10年の経験をもつ同ショップだけに、製品知識においては右に出るショップはない。相原亮介さん、常陸識考さんともに熱心なサイクリストだけに、走り方に応じた製品やアクセサリーの選び方アドバイスが期待できる。
BROOKS(ブルックス)
自転車の歴史とともに150年を超える伝統のブリティッシュブランド。レザーを使用したサドルやサイクルバッグを今も変わらない製法で作り続けている。近年はゴムベースを使用した「カンビウム」シリーズや、普段使いにもぴったりなバックパックなど新たなモデルを次々とリリース。伝統と革新を続けている。統括ストアマネジャーの中里さんが長年携わってきたブランドだ。
DARIO PEGORETTI(ダリオ・ペゴレッティ)
イタリア、ヴェローナを拠点とするハンドメイドフレーム工房。オーナーのダリオ・ペゴレッティ氏はすでに故人となってしまったが、クロモリやチタンなどをメインとする金属フレームの、感性あふれる斬新なアートワークは独特の存在感を放つ。オーダーに関しての窓口として相談を随時受け付けてくれる。
COG TOKYO (コグ トウキョウ)
住所:〒105-0014 東京都港区芝 2-1-23 升田ビル1F
TEL:COG TOKYO 03-6809-5334
GIRO STUDIO 03-6809-3998
ASSOS PROSHOP TOKYO 03-6435-0818
営業時間:12:00 ~ 20:00(月~土) 11:00~18:00(日)
定休:水曜/木曜
展開ブランド:アソス、ジロ、ペダレッド、ブルックス
アクセス:東京メトロ芝公園(出口 A1)徒歩3分 都営地下鉄大門(出口 A3)徒歩5分 JR浜松町(南出口)徒歩6分
※来客用駐車場はございませんので、ご来店の際は公共交通機関のご利用をいただくか近隣のコインパーキングのご利用をお願いいたします。
東京タワーや東京グランドホテルにほど近い芝公園駅そばに11月28日オープンした「COG TOKYO」は、サイクルパーツやアパレル、用品の輸入代理店ダイアテックが中心となって企画したブランド専門店の集合店だ。
アメリカ・カリフォルニアのヘルメット・シューズ・アパレル総合ブランドである「ジロ」、スポーツサイクル用アパレルの最高峰ブランドであるスイスの「アソス」、イギリス発祥のトラディショナルなサドルやバッグ類のブランドである「ブルックス」、日本生まれ、今やイタリア拠点に欧州で高い人気を誇るアパレルブランドの「ペダレッド」などを取り扱う、それぞれの専門店の集合体となるブランドスクエアだ(それぞれの店舗の運営・経営は別々)。
ショップは先日までジロの専門ショップであったGIRO STUDIO TOKYOのあった店舗を改装してオープン。隣接するショールーム等の内壁が取り払われ、広々としたワンフロアに、それぞれのブランドスペースが出揃うショップの集合体として新装オープンした。
ショップ名の「COG」は歯車の「コグ」であり、自転車を「漕ぐ」ともかけられている。自転車を漕いで常に前へ、そしていろいろなブランドが歯車となって大きな新たな流れを作る、そんな歯車としての意味を込めて命名されたという。
プレオープン日に訪問した際は、入り口にはレトロな80年代のマウンテンバイクが、そして各ショップが取り囲む真ん中のスペースにはグラインデューロにまつわる展示が施されていた。このスペースは各ブランドにまつわる展示や、他のブランドのポップアップストアなど、これからの企画に応じた催事が可能なスペースとなっている。これからこのブランドスクエアで一緒に発信をするパートナーも随時募集しているという。
各ショップ取りまとめ代表のダイアテックの上里さんは次のように話す。
「ネットでいろいろな情報が取れる時代ですが、実店舗としてできることを深めていきながら、サイクリストの皆さんに自転車を楽しんで頂くことを提案していきたいと思っています。様々な良品が集うブランドスクウェアというかたちで、実物を見せたいもの、目に接する機会が無くて発掘されていないもの等の魅力を伝えたいですね。
今回出揃ったブランド以外でも、ダイアテックという会社の垣根を超えて私達とご一緒できるブランドであれば仲間に加わっていただきたいと思っています。ポップアップストアや企画展など、いろいろなことに挑戦していきたい。展示スペースもシーズンに合わせて月替りなどで変えていきたいですね。例えばブルックスを軸として、イギリスに関連するブランドの展示にしたり、今回扱いを決めたイタリアのハンドメイドフレーム『ペゴレッティ』を軸にハンドメイド系のビルダーさんを集めて展示会をやったりと、夢は広がります。各ブランドの商品に関しても、多くのサンプルを用意してフィッティングなどの要望にも応えていきます」。
GIRO STUDIO TOKYO
アメリカ カリフォルニア州サンタクルーズに本拠を置くサイクリングアクセサリーブランド「Giro(ジロ)」は、それまでのヘルメットとは異なる、画期的な構造でその後の自転車用ヘルメットのあり方に多大な影響を与えたと言われる。FDJやNTTプロサイクリングなどのUCIワールドチームをはじめ、トップライダーたちに支持され、その先進性は今なお健在。自転車が人生に与える可能性を信じ、ライダーたちのフィードバックを得ながら、新たなアイデアを生み出し続けている。
NTTプロサイクリングが来季はクベカ・アソスとして活動することが発表されたこともトピック。GIRO STUDIO TOKYOではほとんどすべてのジロ製品、そして頻繁にリリースされる限定製品などがいち早く展示・販売されるほか、同ブランドが主催するグラインデューロや、ジロがプロデュースする「ジロ・グラベルパーク斑尾」の情報も発信されるはずだ。
PEDALED(ペダレッド) フラッグシップストア
2007年に、デザイナー鈴木秀人氏は既存のサイクリングウェアに疑問を抱き、自分のサイクリングライフの中で自らが着たいと思えるウェアのデザインを東京でスタートさせた。それ以来、自転車に乗る際の機能性とパフォーマンスの追求、そして彼のデザイン理念に基づいて全てのサイクリングを愛する人々のためにコレクションを発信し続けている。現在ではイタリアの会社とのパートナーシップによってグローバルな活動を展開中。鈴木氏のユニークなアイディアと伝統あるイタリアのクラフトマンシップが融合し、最高の素材と縫製で世界中のサイクリストたちに発信し続けている。
欧米で高い人気を誇りながら、日本でなかなかまとまったラインナップを見ることができなかったペダレッド。タウンユースから最先端グラベルアパレルまで、ファッションと機能の融合したプレミアムなウェアを手にとって確かめることができる。
ASSOS PROSHOP TOKYO
1976年にスイスで創業、常に最高の性能と品質を求め、進化し続ける世界最高のプレミアムサイクルウェアブランドが「ASSOS」。ASSOS PROSHOP TOKYOは、世界でも50店ほどしかないASSOSの専門店として展開してきたが、COG TOKYO内に移転してリニューアルオープンした。アソス専門店としてすでに10年の経験をもつ同ショップだけに、製品知識においては右に出るショップはない。相原亮介さん、常陸識考さんともに熱心なサイクリストだけに、走り方に応じた製品やアクセサリーの選び方アドバイスが期待できる。
BROOKS(ブルックス)
自転車の歴史とともに150年を超える伝統のブリティッシュブランド。レザーを使用したサドルやサイクルバッグを今も変わらない製法で作り続けている。近年はゴムベースを使用した「カンビウム」シリーズや、普段使いにもぴったりなバックパックなど新たなモデルを次々とリリース。伝統と革新を続けている。統括ストアマネジャーの中里さんが長年携わってきたブランドだ。
DARIO PEGORETTI(ダリオ・ペゴレッティ)
イタリア、ヴェローナを拠点とするハンドメイドフレーム工房。オーナーのダリオ・ペゴレッティ氏はすでに故人となってしまったが、クロモリやチタンなどをメインとする金属フレームの、感性あふれる斬新なアートワークは独特の存在感を放つ。オーダーに関しての窓口として相談を随時受け付けてくれる。
COG TOKYO (コグ トウキョウ)
住所:〒105-0014 東京都港区芝 2-1-23 升田ビル1F
TEL:COG TOKYO 03-6809-5334
GIRO STUDIO 03-6809-3998
ASSOS PROSHOP TOKYO 03-6435-0818
営業時間:12:00 ~ 20:00(月~土) 11:00~18:00(日)
定休:水曜/木曜
展開ブランド:アソス、ジロ、ペダレッド、ブルックス
アクセス:東京メトロ芝公園(出口 A1)徒歩3分 都営地下鉄大門(出口 A3)徒歩5分 JR浜松町(南出口)徒歩6分
※来客用駐車場はございませんので、ご来店の際は公共交通機関のご利用をいただくか近隣のコインパーキングのご利用をお願いいたします。
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