2020/07/05(日) - 11:38
3TのエアログラベルロードバイクEXPLOROで日本各地のグラベルを走る”3T XPDTN JAPAN CLUB RIDE”。今回の舞台は宮城県北部の加美町、緑生い茂る鬱蒼とした林道グラベルを満喫した探検チックなライドのレポートをお届け。
宮城県加美町。東北有数のグラベル地帯だ photo:Hayato.Higuchi
当初2020年6月半ばに予定していた宮城県北部、加美町でのXPDTN CLUB RIDE。予定よりも2週間ほど遅れたが、タイミングよく梅雨の合間に30km程度でのショートグラベルライドを開催した。
スタート地点は、JR古川駅から約25kmほど西に位置する加美町薬莱山。温泉施設、レストラン、宿泊施設といったリゾート施設のあるエリアだ。昨年行った3T XPDTN JAPAN CLUB RIDE NARUKOのスタート&ゴールと同じく、今回は別のルートで、東北有数のダートエリアを辿っていく。
舗装アプローチでも、EXPLOROは軽快に走ってくれる photo:Hayato.Higuchi
林道入り口からは締まった走りやすい路面を登る photo:Hayato.Higuchi
スタートしてから舗装で林道へとアプローチする。実は前日に車でルートの確認を行っていたが、まんまとロストしてしまい、2回ほど入口を過ぎたため、予定よりも多く舗装アプローチを走ってしまった。しかし、入念にウォーミングアップを行えた事で、林道に入ると始まる登り坂に対処。と前向きに考えて舗装を走っていく。舗装を行くEXPLOROのフレームは輝いていて“まだ”綺麗な状態だ。
ロストから復帰して林道に入っていく。鬱蒼とした森の中、熊の生息域という事もあり少し緊張感を持って坂を登り始めた。
緩やかな登りで標高を上げていく photo:Hayato.Higuchi
半日のショートグラベルはゆっくりと歓談しながら過ごす photo:Hayato.Higuchi
しばらく続いた締まった道から、だんだんと路面が水分を多く含むようになり、登り坂でもトラクションがかかりにくくなってくる。途中休憩を入れ歓談しながら、のんびりと進む。休日の半日で行うショートグラベルは急ぐ必要もなく、ゆっくりペースで良い。木々の間から覗く空の様子を見ていても、雨はどうやら大丈夫そうだ。
15mほどあるのだろうか?。高く育った木々の間を通る林道。常に鳥のさえずりが聞こえ、自然の中で過ごしていることを実感する。景色と一口に言っても、見晴らしだけではないと思い知らされる。
幻想的で美しい深い森の中 photo:Hayato.Higuchi
ガレ場は慎重に路面を見ながら走る photo:Hayato.Higuchi
ピーク近辺になり、視界がひらけた場所に出た。大き目の石がゴロゴロと転がっていてトリッキーな路面。慎重に走っていく。場所によって土質や、コンディション、石の大きさ、多さが異なるグラベルライド。様々な路面状況を楽しめるのも醍醐味の一つだ。
昼頃になると雲もなくなりはじめ、太陽の光が森の中に差し込んでくる。予想していたよりも暑くなってきて夏の訪れも感じられる。初夏の森は植物の緑が美しく、時間を忘れてゆっくりと過ごしていたくなる場所だ。
梅雨の合間のグラベルライドでは、太陽の光を見るとほっとする photo:Hayato.Higuchi
試乗車にはKENDA製 27.5x2.20インチタイヤを装着。安定した走りを見せた photo:Hayato.Higuchi
参加者3名中2名が試乗車のEXPLOROを使用。今回の試乗車は2台とも27.5x2.20インチのタイヤをセットしておいた。ノブが低めのクロスカントリー&トレイル用のタイヤは、初めてのグラベルライドでウェットコンディションだったとしても安心して走る事ができる。滑りやすい梅雨時の林道の登りも軽快に走り、しかも泥はけが良いのがポイントだ。太い見た目からは想像できない軽い走りで日本のグラベルシーンで非常に扱いやすい。
600mほど標高を獲得したあたりから下り区間へと入る。下り区間ともなると、27.5x2.20インチタイヤのアドバンテージは歴然。ウェットコンディションで迎えた初めてのグラベルライドを安定して下ってきた。その爽快さに思わず笑みがこぼれてしまうのが、グラベルライドでのダウンヒルだ。エアログラベルロードのEXPLOROは下り坂でのスピードの乗りも良く、無理に漕がなくてもスピードが上がっていく。
新製品のEXPLORO MAXでも推奨しているワイドタイヤ。下りでの安心感が高い photo:Hayato.Higuchi
エアログラベルロードのEXPLORO。高速走行時にスピードが落ちにくく、疲労感は少ない photo:Hayato.Higuchi
EXPLORO LTDのフレーム&フォーク重量は1350g。軽量なカーボンフレームのため見た目よりも持っても乗っても軽いという感想をもらう。軽さからの登り性能、エアロデザインからの下り性能、タイヤチョイスの幅も広く高いコーナリング性能も得る事ができる。
林道の下りを終え、舗装で駐車場まで戻った。スタート時には綺麗で光輝いていたバイクも、見ての通り泥だらけに。泥具合も良く、味わいのあるバイクに仕上がった。
走り終わってどろどろになったバイク。泥具合も美しく感じる photo:Hayato.Higuchi
ショートグラベルを少人数で走る。心地よい休日が過ごせた photo:Hayato.Higuchi
12時過ぎ、駐車場に到着。温泉に入って着替えた後は、レストランで昼食をとって帰路に。朝から休日のグラベルライドを満喫していただいた。
3T XPDTN JAPAN CLUB RIDEの詳細情報は3Tジャパンのウェブサイト(http://www.3t-bike.jp)でチェック。過去の3Tクラブライドレポート一覧はこちら。
3T XPDTN JAPAN CLUB RIDE KAMI
走行距離:36km
獲得標高:690m
協力:ベルエキップ
text&photo:HAYATO HIGUCHI
樋口準人(3Tマーケティング担当) 筆者プロフィール:樋口準人(3Tマーケティング担当)
ロングライド、ヒルクライム、シクロクロスと四季を通じて自転車に乗りながら、最近は毎週林道に出かけ空撮を楽しむドローングラファー。3TのグラベルロードEXPLOROを知り尽くし、日本各地で開催している3T XPDTN JAPAN CLUB RIDEをアテンドしている。
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当初2020年6月半ばに予定していた宮城県北部、加美町でのXPDTN CLUB RIDE。予定よりも2週間ほど遅れたが、タイミングよく梅雨の合間に30km程度でのショートグラベルライドを開催した。
スタート地点は、JR古川駅から約25kmほど西に位置する加美町薬莱山。温泉施設、レストラン、宿泊施設といったリゾート施設のあるエリアだ。昨年行った3T XPDTN JAPAN CLUB RIDE NARUKOのスタート&ゴールと同じく、今回は別のルートで、東北有数のダートエリアを辿っていく。
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スタートしてから舗装で林道へとアプローチする。実は前日に車でルートの確認を行っていたが、まんまとロストしてしまい、2回ほど入口を過ぎたため、予定よりも多く舗装アプローチを走ってしまった。しかし、入念にウォーミングアップを行えた事で、林道に入ると始まる登り坂に対処。と前向きに考えて舗装を走っていく。舗装を行くEXPLOROのフレームは輝いていて“まだ”綺麗な状態だ。
ロストから復帰して林道に入っていく。鬱蒼とした森の中、熊の生息域という事もあり少し緊張感を持って坂を登り始めた。
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しばらく続いた締まった道から、だんだんと路面が水分を多く含むようになり、登り坂でもトラクションがかかりにくくなってくる。途中休憩を入れ歓談しながら、のんびりと進む。休日の半日で行うショートグラベルは急ぐ必要もなく、ゆっくりペースで良い。木々の間から覗く空の様子を見ていても、雨はどうやら大丈夫そうだ。
15mほどあるのだろうか?。高く育った木々の間を通る林道。常に鳥のさえずりが聞こえ、自然の中で過ごしていることを実感する。景色と一口に言っても、見晴らしだけではないと思い知らされる。
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昼頃になると雲もなくなりはじめ、太陽の光が森の中に差し込んでくる。予想していたよりも暑くなってきて夏の訪れも感じられる。初夏の森は植物の緑が美しく、時間を忘れてゆっくりと過ごしていたくなる場所だ。
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600mほど標高を獲得したあたりから下り区間へと入る。下り区間ともなると、27.5x2.20インチタイヤのアドバンテージは歴然。ウェットコンディションで迎えた初めてのグラベルライドを安定して下ってきた。その爽快さに思わず笑みがこぼれてしまうのが、グラベルライドでのダウンヒルだ。エアログラベルロードのEXPLOROは下り坂でのスピードの乗りも良く、無理に漕がなくてもスピードが上がっていく。
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林道の下りを終え、舗装で駐車場まで戻った。スタート時には綺麗で光輝いていたバイクも、見ての通り泥だらけに。泥具合も良く、味わいのあるバイクに仕上がった。
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3T XPDTN JAPAN CLUB RIDE KAMI
走行距離:36km
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ロングライド、ヒルクライム、シクロクロスと四季を通じて自転車に乗りながら、最近は毎週林道に出かけ空撮を楽しむドローングラファー。3TのグラベルロードEXPLOROを知り尽くし、日本各地で開催している3T XPDTN JAPAN CLUB RIDEをアテンドしている。
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