2010/04/11(日) - 09:35
発展途上国のモノを作る人たちを応援する、新しい買い物のカタチとして注目されている「フェアトレード(公平貿易)」。そのフェアトレードを自転車で応援するイベント「フェアトレードサイクリング」が、東京都内で開催される。
このイベントは、アースデイ東京が行われる4月17日(土)からスタートし、世界フェアトレード・デーの5月8日(土)までの3週間、都内のフェアトレードショップや、フェアトレード製品を扱う店舗などが協賛して行われる。
参加者は各スポットを自転車で巡り、楽しみながらフェアトレードについて理解を深め、さらにポイントを集めることでフェアトレード製品や景品が当たる特典もあるという、ポイントラリー形式のイベントだ。
フェアトレードサイクリングとは?
さて今回が初めての開催となる「フェアトレードサイクリング」とは、どんな目的で開催されるのか?
さっそくこのイベントの主催者である、フェアトレード・リソースセンター代表の北澤肯(きたざわ・こう)さんに訊いてみたので紹介しよう。
なお北澤さんは、29インチシングルスピードバイクをこよなく愛し、OS Bikes代表やAlternative Bicyclesの店主をつとめるなど、「自転車+何か」をテーマに活動する、根っからの自転車好きでもある。
北澤肯さん(フェアトレード・リソースセンター代表) ―まずは「フェアトレード」って何のことですか?
北澤さん:途上国でコーヒーやバナナなどの農産品や、衣類・雑貨などを作る人たちへ、適正な価格や長期取引を保証した取引のことです。消費者がフェアトレード製品を選ぶことで、途上国の貧困問題の解決に直接関わることができます。
私が翻訳したフェアトレード 倫理的な消費が経済を変える(アレックス・ニコルズ,シャーロット・オパル 編著)もありますので参考にしてください。(※フェアトレードの概念について詳しくは以下参照)。
―このイベントの趣旨は何ですか?
北澤さん:自転車を通して、もっと多くの人にフェアトレードについて知ってもらって、普段から購入してもらえるようにすることが目的です。
それと、意外と都心部なら自転車で移動できてしまうので、交通機関としての自転車利用の推進も目的の一つです。
―今回「フェアトレード」と「サイクリング」を絡めたのはなぜですか?
北澤さん:主催者の僕(北澤)が、フェアトレードと自転車が大好きで、ライフワークにしているから、この二つを繋げてしまおうと。
でも、実は自転車とフェアトレードって、共通点があるんです。それは、貧困問題とか環境問題とかの大きな問題に、身近なところから具体的に関わるっていうところです。Think globally、 act locallyって、やつ ですね。
自転車に乗るのも、おいしいフェアトレードのコーヒーを飲んだり、フェアトレードのTシャツを着たりするのも、どっちも楽しいっていう、そういう共通点もありますね!
―参加者には何を感じてもらいたいですか?
北澤さん:イベント期間が、アースデイ東京の4月17日から、フェアトレードデーの5月8日までと、自転車で走るには一番気持ちの良い季節です!
そこで自然と地球に感謝したり、その喜びを世界の色々な人、特に僕らの生活を支えている途上国の人たちにも分かち合うような気持ちになったり、その人たちに思いを馳せるようになってくれたら良いなと思いますね。
自転車を通して、身近なところから貧困問題や環境問題を知ってもらおうというこのイベント。
参加登録は誰でも無料で、さらに参加している店舗やスポットでは、登録者限定の特典も数多く用意されているので、お散歩やショッピングの合間に気軽に立ち寄って参加してみよう。
アースデイでの展示即売
フェアトレードを心がけるパッチワークショップ
プレゼント品の藍染めのスカーフ
プレゼント品の3ウェイバッグ
■イベント概要
都内のフェアトレードショップやフェアトレード製品を扱う店舗等を、自転車で回ってポイントを獲得。
期間は4月17日のアースデイ東京から5月8日の世界フェアトレード・デーまでの3週間。
■実施期間
2010年4月17日(土)~5月8日(土)
■参加費
無料
■申し込み方法
チラシ、各スポットの掲示ポスター、サイトに記載のQRコードを携帯で読み取り申し込み。(申し込みは4月1日スタート)
■スポット
ピープル・ツリー表参道店/ウィメンズショップ・パッチワーク/ぐらするーつ渋谷店/
ふろむ・あーす&カフェ・オハナ/タベラ(アップリンク)/LIFE CREATION SPACE OVE/
ザ・ボディショップ表参道店/第3世界ショップ/ミニストップ神田錦町3丁目店/
JICA地球ひろば/世界フェアトレードデー(5月8日@丸ビル)/Lampada II/
アースデイ(4月17日、18日@フェアトレードビレッジ)/
※フェアトレード(公平貿易)とは?
「フェアトレード」、直訳すれば「公平な貿易」。現在のグローバルな国際貿易の仕組みは、経済的にも社会的にも弱い立場の開発途上国の人々にとって、時に「アンフェア」で貧困を拡大させるものだという問題意識から、南北の経済格差を解消する「オルタナティブトレード:もう一つの貿易の形」として始まった運動がフェアトレードです。国際的フェアトレード・ネットワークFINE(Note1)では、「フェアトレード」を以下のように定めています。
「フェアトレードは、対話、透明性、敬意を基盤とし、より公平な条件下で国際貿易を行うことを目指す貿易パートナーシップである。特に「南」の弱い立場にある生産者や労働者に対し、より良い貿易条件を提供し、かつ彼らの権利を守ることにより、フィアトレードは持続可能な発展に貢献する。フェアトレード団体は(消費者に支持されることによって)、生産者の支援、啓発活動、および従来の国際貿易のルールと慣行を変える運動に積極的に取り組む事を約束する」。
出典(特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパンより)
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参加者は各スポットを自転車で巡り、楽しみながらフェアトレードについて理解を深め、さらにポイントを集めることでフェアトレード製品や景品が当たる特典もあるという、ポイントラリー形式のイベントだ。
フェアトレードサイクリングとは?
さて今回が初めての開催となる「フェアトレードサイクリング」とは、どんな目的で開催されるのか?
さっそくこのイベントの主催者である、フェアトレード・リソースセンター代表の北澤肯(きたざわ・こう)さんに訊いてみたので紹介しよう。
なお北澤さんは、29インチシングルスピードバイクをこよなく愛し、OS Bikes代表やAlternative Bicyclesの店主をつとめるなど、「自転車+何か」をテーマに活動する、根っからの自転車好きでもある。
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北澤さん:途上国でコーヒーやバナナなどの農産品や、衣類・雑貨などを作る人たちへ、適正な価格や長期取引を保証した取引のことです。消費者がフェアトレード製品を選ぶことで、途上国の貧困問題の解決に直接関わることができます。
私が翻訳したフェアトレード 倫理的な消費が経済を変える(アレックス・ニコルズ,シャーロット・オパル 編著)もありますので参考にしてください。(※フェアトレードの概念について詳しくは以下参照)。
―このイベントの趣旨は何ですか?
北澤さん:自転車を通して、もっと多くの人にフェアトレードについて知ってもらって、普段から購入してもらえるようにすることが目的です。
それと、意外と都心部なら自転車で移動できてしまうので、交通機関としての自転車利用の推進も目的の一つです。
―今回「フェアトレード」と「サイクリング」を絡めたのはなぜですか?
北澤さん:主催者の僕(北澤)が、フェアトレードと自転車が大好きで、ライフワークにしているから、この二つを繋げてしまおうと。
でも、実は自転車とフェアトレードって、共通点があるんです。それは、貧困問題とか環境問題とかの大きな問題に、身近なところから具体的に関わるっていうところです。Think globally、 act locallyって、やつ ですね。
自転車に乗るのも、おいしいフェアトレードのコーヒーを飲んだり、フェアトレードのTシャツを着たりするのも、どっちも楽しいっていう、そういう共通点もありますね!
―参加者には何を感じてもらいたいですか?
北澤さん:イベント期間が、アースデイ東京の4月17日から、フェアトレードデーの5月8日までと、自転車で走るには一番気持ちの良い季節です!
そこで自然と地球に感謝したり、その喜びを世界の色々な人、特に僕らの生活を支えている途上国の人たちにも分かち合うような気持ちになったり、その人たちに思いを馳せるようになってくれたら良いなと思いますね。
自転車を通して、身近なところから貧困問題や環境問題を知ってもらおうというこのイベント。
参加登録は誰でも無料で、さらに参加している店舗やスポットでは、登録者限定の特典も数多く用意されているので、お散歩やショッピングの合間に気軽に立ち寄って参加してみよう。
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■イベント概要
都内のフェアトレードショップやフェアトレード製品を扱う店舗等を、自転車で回ってポイントを獲得。
期間は4月17日のアースデイ東京から5月8日の世界フェアトレード・デーまでの3週間。
■実施期間
2010年4月17日(土)~5月8日(土)
■参加費
無料
■申し込み方法
チラシ、各スポットの掲示ポスター、サイトに記載のQRコードを携帯で読み取り申し込み。(申し込みは4月1日スタート)
■スポット
ピープル・ツリー表参道店/ウィメンズショップ・パッチワーク/ぐらするーつ渋谷店/
ふろむ・あーす&カフェ・オハナ/タベラ(アップリンク)/LIFE CREATION SPACE OVE/
ザ・ボディショップ表参道店/第3世界ショップ/ミニストップ神田錦町3丁目店/
JICA地球ひろば/世界フェアトレードデー(5月8日@丸ビル)/Lampada II/
アースデイ(4月17日、18日@フェアトレードビレッジ)/
※フェアトレード(公平貿易)とは?
「フェアトレード」、直訳すれば「公平な貿易」。現在のグローバルな国際貿易の仕組みは、経済的にも社会的にも弱い立場の開発途上国の人々にとって、時に「アンフェア」で貧困を拡大させるものだという問題意識から、南北の経済格差を解消する「オルタナティブトレード:もう一つの貿易の形」として始まった運動がフェアトレードです。国際的フェアトレード・ネットワークFINE(Note1)では、「フェアトレード」を以下のように定めています。
「フェアトレードは、対話、透明性、敬意を基盤とし、より公平な条件下で国際貿易を行うことを目指す貿易パートナーシップである。特に「南」の弱い立場にある生産者や労働者に対し、より良い貿易条件を提供し、かつ彼らの権利を守ることにより、フィアトレードは持続可能な発展に貢献する。フェアトレード団体は(消費者に支持されることによって)、生産者の支援、啓発活動、および従来の国際貿易のルールと慣行を変える運動に積極的に取り組む事を約束する」。
出典(特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパンより)