2018/11/28(水) - 12:08
山梨県南西部の富士川エリアで開催された南アルプスロングライド。2日間の日程で行われ、合計で最大190kmを走破する走りごたえのあるイベントである。その中でも初日に行われた80kmを走る白州・韮崎ステージの様子をレポート。
例年よりも長引いた残暑もどこへやら、秋も深まりを見せる11月中旬。山梨県の南西部に位置する富士川エリアでグランフォンドイベント「南アルプスロングライド」が開催された。日本アルプスの南端に位置する赤石山脈の麓を舞台に、美しい紅葉と山梨県のグルメを楽しむ2日間のロングライドイベントである。
1日目は距離別に2つのコースを用意。初心者向けのプチ南アルプスステージは35kmのミニコースとなっており、美しい景色を堪能しつつ、美味しいスイーツが頂ける。対して初日から80kmを走る白洲・韮崎ステージは高速巡航でウォームアップしたい人向けの中級、上級者向け足慣らしコースとなっている。ということで、今回は白洲・韮崎ステージの模様をレポートでお届けしていく。
大会当日は見事な秋晴れ。澄んだ空気と青空が広がり南アルプスの山々の姿もくっきりと望む事ができる。まるでライドの成功を応援してくれているかのような清々しい天気にテンションも上がるというものだ。実はこの前日ライドは今まで2年連続の雨模様ということもあり、大会関係者にとっては念願の晴れ。1週間前には雨予報も出ていたため、心配していたのだが、今年は本当に良い天気となった。実走取材を行う我々シクロワイアード編集部もエクストリームウェザープロトコル(=車取材)の選択をせずに胸を撫で下ろしたものである。
大会本部では参加受け付けを開始。諸々を済ませると参加賞として南アルプスロングライドのロゴとサイクル天国やまなしのマスコットキャラクター、”チャリたぬ”が描かれたスマホリングが貰えるのだ。山梨のマスコットキャラとして一部の人に絶大な人気を誇るチャリたぬだが、色違いで7体おり、その全部と記念撮影することでヒルクライムのタイムが速くなるなどの噂も。見つけたら一緒に写真を撮るたぬ~!
そして、スタート地点では第0エイドと称し、ねじりがしとコーヒーが頂ける。ねじりがしは縦長のドーナツのような和菓子でしっかりカロリーを摂取できるため、朝ごはん替わりにピッタリ。そして結構本格的なホットコーヒーも一緒に用意されているため、眠気を飛ばし気持ちもシャッキリとスタートを迎える事ができる。
スタート時間が近づくとイベントMCを務める浅利そのみさんの呼びかけでスタート前の列形成が行われた。今年は快晴に恵まれたこともあり、昨年よりも多くの人が白洲・韮崎ステージを走るという。程なくして開会式も始まり、まずは主催者であるやまなしサイクルプロジェクトの青木理事長から、2年越しとなった晴天への喜びと美しい景色を楽しんで来て欲しいといった話が。みなさん本当に晴れを待ち望んでいたようだ。
その後は南アルプスロングライドのポイントの一つであるプレミアムなゲストライダーが続々と登壇。ゲストは言わずと知れた自転車界のレジェンドであり、南アルプスロングライドには2013年に始まった前身のツール・ド・富士川時代から毎年参加している今中大介さん。山梨県を中心に活動するデュアスロン日本チャンピオンのエース栗原さん。そして、自転車タレントでモデルの石垣美帆さんだ。
3名とも愉快で楽しく濃いめのキャラクターを持ったゲストライダーということもあり、ところどころで笑いも起きる愉快な挨拶を繰り広げる。最後には狭いステージに青木理事長とゲストライダー3名が登り、参加者も一緒になって「えいえいえおー!」の掛け声を飛ばすと会場のボルテージもマックスに。ここまで一体感のあるロングライドイベントもなかなか無いものだ。
その後は間髪入れずにいざスタートだ。25名程度のグループに山梨を知り尽くした経験豊かな地元のサポートライダーが2、3名ほど付き完全サポート。道案内はもちろんのこと、風よけをしながら気持ち良いペースで走ってくれるため、爽快感あるライドが楽しめる。また各サポートライダーのゼッケンにはニックネームが書いてあるため声もかけやすく、各地のガイドをお願いしながら交流する事もできるのだ。そんなレベルの高いサポートライダーが一緒に走ってくれるのも本大会の魅力だ。
第1グループは今中大介さん、エース栗原さんと一緒にスタート。なお今回は第1グループと第2グループに限り、想定タイムより少し速めペースで走る快速グループとして設定されており、気持ち良いペースで走る事ができるのだ。
スタート後は第1エイドステーションとなる武田八幡宮前神山体育館を目指し富士川町を北上していく。今年は昨年とコースが異なり、序盤にアップダウンをこなしていくコースに変更されており、初っ端なから高度をどんどん上げていく。トップまで上がったら一度下り、そのまま夜はデートスポットになるという白根ループ橋を登る。
大自然の中に突如として現れた人工物のループ橋は下から見上げると迫力満点で心躍る。昨年は下りで現れたループ橋だが、登っても良いものだと感じた。その後もしばらく真っ直ぐな直登が続いていくがまだまだ皆さん余裕綽々なようで、にこやなかな笑顔で登っていく。登りきって少し下ったら第1エイドの神山体育館だ。
こちらのエイドステーションでは蜜を練り込んだきなこを使用した新食感の甲州信玄ラスクに馬つなぎ石まんじゅう、みずみずしいリンゴやバナナが頂ける。このおまんじゅうはかつて甲州街道の宿場町として栄えた韮崎宿にあった馬をつなぐための石をモチーフに、地元の韮崎小学校の児童と和菓子屋さんの「うさぎや」がコラボレーションして作ったものだという。中には黒い餡が入っており、甘さもいい塩梅。生地ももちもちで美味しく頂ける。
神山体育館で少々休憩をしたら次なるエイドステーションである韮崎北西小学校まで30kmの道のりを行く。後方には富士山の存在を感じながら、前方にみえる山々は紅く色づき、道端の木々も鮮やかに紅葉している風景はこれぞ日本の秋といったところ。毎年見る景色なのに心が落ち着くのは日本人の性というものなのだろう。
都会の喧騒を忘れ、どこか懐かしい風景の中をじわじわと登っていくと白洲・韮崎ステージにおける最高標高地点となる686mを通過。進路を南に取り、田園地帯を下っていく。今度は富士山を前方に見据えながら距離を稼いでいくのだ。暫くすると第2エイドステーションとなる韮崎北西小学校に到着である。
ここでは待ちに待ったお昼ご飯のお弁当が頂ける。お弁当は3種類の中から選べるようになっており、好みに応じてチョイスできる。今年はお昼は軽めに済ませたい人向けに南アルプス市のパン屋さん「空我」から3つの惣菜パンとスープという組み合わせも選択できた。私は北杜市の「津金学校の明治カフェ」のお弁当をチョイスしてみた。
今回、私が南アルプスロングライドに取材に来たのはこのお弁当があるからと言ってもいいほど、楽しみにしていた昼食タイム。メニューはさんまのオイル煮や蒸し鶏ロールといったタンパク質系から、ヤーコンとごぼうのきんぴら、切り干し大根とひよこ豆のトマト煮といったビタミン系まで栄養バランスに優れたラインアップ。そしてそのどれもが田舎らしい野菜たっぷりの優しい味で美味しいのだ。
もちろんここまで50km程を走ってきたペコペコのお腹を満足させるボリューム感。正直この後も激しく走ることを考えれば少し食べ過ぎではあるのだが、そんなことはこの満足感に比べれば大したことではないし、すぐ消費するのでカロリーは実質ゼロと言っていいだろう。もしかしたら空腹が最高のスパイスになっている可能性もあるが、ここまで大きなお弁当が出てくるロングライドイベントもないので、この昼食タイムは唯一無二の存在だ。明日も楽しみである。
大満足の昼食タイムを終えた後は、フィニッシュ地点である道の駅富士川に向けて、ペダルを回していく。ところどころでイチョウの木が紅葉していたり、進路前方には大きくそびえる富士山を目の当たりに出来たりと、走ってもいても飽きない。果樹園地帯のようなエリアを抜けたら、小道に入り、次なる第3エイドステーションの清月に到着だ。
清月は山梨県内に7店舗を構えるお菓子の名店。もともとは和菓子をメインに行なっていたとのことだが、イタリアンロールを開発し販売したところ、モンドセレクションを受賞するなど大ヒットを記録したという。ということでこのエイドステーションではそのイタリアンロールとよもぎ餅、駒千両饅頭という3つのスイーツが用意されている。
実は昨年の白洲・韮崎ステージには出展がなかった清月のエイドステーション。甘党の私としてはプチ・南アルプスステージのレポートを見ながら、羨ましく思っていたところだ。なお、これら3つのメニューからチョイスするといった形式ではなく、もれなく全部頂けるのが甘党には嬉しいところ。さっき大きなお弁当を食べており、カロリーオーバー感も漂ってくるが、今日は全部で80kmも走っているので、もう一度言わせてもらうとカロリーは実質ゼロだ。
糖分を補給したら再びスタート。後は道の駅富士川に向けて10kmほど走るだけ。美味しかった白洲・韮崎ステージも後少しの行程だが、ゴール後にもグルメが用意されているので、前向きにペダルを回す。スタートしたときにも通った河川敷を走ると見えてくるフィニッシュゲート。MCの浅利そのみさんが元気な声で迎えてくれるので、手を上げ応えながらゴールだ。
あっという間の80kmを走った白洲・韮崎ステージ。程よい登りと平坦がおり混ざったコースは翌日のツール・ド・富士川ステージに向けての足慣らしにぴったりだろう。ゴール後には道の駅富士川で山梨県の郷土料理、”みみ”を頂きながら、今中大介さん、エース栗原さん、石垣美帆さんのトークショーに耳を傾ける。程よい疲労感を感じながら、暖かい食べ物を食べ、有意義なトークを聞いてゆっくりするという一石四鳥のこの時間は至高であると言えよう。ツール・ド・フランスに出場経験もある今中大介さんのペダリング講座は目からウロコの連続だ。
トークショーの最後には豪華賞品が当たるじゃんけん大会も開催され、大いに盛り上がった。私はチャリたぬストラップコレクターズエディションが欲しかったので、取材そっちのけで参戦したのだが、2回戦敗退となってしまった残念である。この悔しさを糧に明日のツール・ド・富士川ステージも頑張ろうと思ったのだった。
text&photo : Kosuke.Kamata
例年よりも長引いた残暑もどこへやら、秋も深まりを見せる11月中旬。山梨県の南西部に位置する富士川エリアでグランフォンドイベント「南アルプスロングライド」が開催された。日本アルプスの南端に位置する赤石山脈の麓を舞台に、美しい紅葉と山梨県のグルメを楽しむ2日間のロングライドイベントである。
1日目は距離別に2つのコースを用意。初心者向けのプチ南アルプスステージは35kmのミニコースとなっており、美しい景色を堪能しつつ、美味しいスイーツが頂ける。対して初日から80kmを走る白洲・韮崎ステージは高速巡航でウォームアップしたい人向けの中級、上級者向け足慣らしコースとなっている。ということで、今回は白洲・韮崎ステージの模様をレポートでお届けしていく。
大会当日は見事な秋晴れ。澄んだ空気と青空が広がり南アルプスの山々の姿もくっきりと望む事ができる。まるでライドの成功を応援してくれているかのような清々しい天気にテンションも上がるというものだ。実はこの前日ライドは今まで2年連続の雨模様ということもあり、大会関係者にとっては念願の晴れ。1週間前には雨予報も出ていたため、心配していたのだが、今年は本当に良い天気となった。実走取材を行う我々シクロワイアード編集部もエクストリームウェザープロトコル(=車取材)の選択をせずに胸を撫で下ろしたものである。
大会本部では参加受け付けを開始。諸々を済ませると参加賞として南アルプスロングライドのロゴとサイクル天国やまなしのマスコットキャラクター、”チャリたぬ”が描かれたスマホリングが貰えるのだ。山梨のマスコットキャラとして一部の人に絶大な人気を誇るチャリたぬだが、色違いで7体おり、その全部と記念撮影することでヒルクライムのタイムが速くなるなどの噂も。見つけたら一緒に写真を撮るたぬ~!
そして、スタート地点では第0エイドと称し、ねじりがしとコーヒーが頂ける。ねじりがしは縦長のドーナツのような和菓子でしっかりカロリーを摂取できるため、朝ごはん替わりにピッタリ。そして結構本格的なホットコーヒーも一緒に用意されているため、眠気を飛ばし気持ちもシャッキリとスタートを迎える事ができる。
スタート時間が近づくとイベントMCを務める浅利そのみさんの呼びかけでスタート前の列形成が行われた。今年は快晴に恵まれたこともあり、昨年よりも多くの人が白洲・韮崎ステージを走るという。程なくして開会式も始まり、まずは主催者であるやまなしサイクルプロジェクトの青木理事長から、2年越しとなった晴天への喜びと美しい景色を楽しんで来て欲しいといった話が。みなさん本当に晴れを待ち望んでいたようだ。
その後は南アルプスロングライドのポイントの一つであるプレミアムなゲストライダーが続々と登壇。ゲストは言わずと知れた自転車界のレジェンドであり、南アルプスロングライドには2013年に始まった前身のツール・ド・富士川時代から毎年参加している今中大介さん。山梨県を中心に活動するデュアスロン日本チャンピオンのエース栗原さん。そして、自転車タレントでモデルの石垣美帆さんだ。
3名とも愉快で楽しく濃いめのキャラクターを持ったゲストライダーということもあり、ところどころで笑いも起きる愉快な挨拶を繰り広げる。最後には狭いステージに青木理事長とゲストライダー3名が登り、参加者も一緒になって「えいえいえおー!」の掛け声を飛ばすと会場のボルテージもマックスに。ここまで一体感のあるロングライドイベントもなかなか無いものだ。
その後は間髪入れずにいざスタートだ。25名程度のグループに山梨を知り尽くした経験豊かな地元のサポートライダーが2、3名ほど付き完全サポート。道案内はもちろんのこと、風よけをしながら気持ち良いペースで走ってくれるため、爽快感あるライドが楽しめる。また各サポートライダーのゼッケンにはニックネームが書いてあるため声もかけやすく、各地のガイドをお願いしながら交流する事もできるのだ。そんなレベルの高いサポートライダーが一緒に走ってくれるのも本大会の魅力だ。
第1グループは今中大介さん、エース栗原さんと一緒にスタート。なお今回は第1グループと第2グループに限り、想定タイムより少し速めペースで走る快速グループとして設定されており、気持ち良いペースで走る事ができるのだ。
スタート後は第1エイドステーションとなる武田八幡宮前神山体育館を目指し富士川町を北上していく。今年は昨年とコースが異なり、序盤にアップダウンをこなしていくコースに変更されており、初っ端なから高度をどんどん上げていく。トップまで上がったら一度下り、そのまま夜はデートスポットになるという白根ループ橋を登る。
大自然の中に突如として現れた人工物のループ橋は下から見上げると迫力満点で心躍る。昨年は下りで現れたループ橋だが、登っても良いものだと感じた。その後もしばらく真っ直ぐな直登が続いていくがまだまだ皆さん余裕綽々なようで、にこやなかな笑顔で登っていく。登りきって少し下ったら第1エイドの神山体育館だ。
こちらのエイドステーションでは蜜を練り込んだきなこを使用した新食感の甲州信玄ラスクに馬つなぎ石まんじゅう、みずみずしいリンゴやバナナが頂ける。このおまんじゅうはかつて甲州街道の宿場町として栄えた韮崎宿にあった馬をつなぐための石をモチーフに、地元の韮崎小学校の児童と和菓子屋さんの「うさぎや」がコラボレーションして作ったものだという。中には黒い餡が入っており、甘さもいい塩梅。生地ももちもちで美味しく頂ける。
神山体育館で少々休憩をしたら次なるエイドステーションである韮崎北西小学校まで30kmの道のりを行く。後方には富士山の存在を感じながら、前方にみえる山々は紅く色づき、道端の木々も鮮やかに紅葉している風景はこれぞ日本の秋といったところ。毎年見る景色なのに心が落ち着くのは日本人の性というものなのだろう。
都会の喧騒を忘れ、どこか懐かしい風景の中をじわじわと登っていくと白洲・韮崎ステージにおける最高標高地点となる686mを通過。進路を南に取り、田園地帯を下っていく。今度は富士山を前方に見据えながら距離を稼いでいくのだ。暫くすると第2エイドステーションとなる韮崎北西小学校に到着である。
ここでは待ちに待ったお昼ご飯のお弁当が頂ける。お弁当は3種類の中から選べるようになっており、好みに応じてチョイスできる。今年はお昼は軽めに済ませたい人向けに南アルプス市のパン屋さん「空我」から3つの惣菜パンとスープという組み合わせも選択できた。私は北杜市の「津金学校の明治カフェ」のお弁当をチョイスしてみた。
今回、私が南アルプスロングライドに取材に来たのはこのお弁当があるからと言ってもいいほど、楽しみにしていた昼食タイム。メニューはさんまのオイル煮や蒸し鶏ロールといったタンパク質系から、ヤーコンとごぼうのきんぴら、切り干し大根とひよこ豆のトマト煮といったビタミン系まで栄養バランスに優れたラインアップ。そしてそのどれもが田舎らしい野菜たっぷりの優しい味で美味しいのだ。
もちろんここまで50km程を走ってきたペコペコのお腹を満足させるボリューム感。正直この後も激しく走ることを考えれば少し食べ過ぎではあるのだが、そんなことはこの満足感に比べれば大したことではないし、すぐ消費するのでカロリーは実質ゼロと言っていいだろう。もしかしたら空腹が最高のスパイスになっている可能性もあるが、ここまで大きなお弁当が出てくるロングライドイベントもないので、この昼食タイムは唯一無二の存在だ。明日も楽しみである。
大満足の昼食タイムを終えた後は、フィニッシュ地点である道の駅富士川に向けて、ペダルを回していく。ところどころでイチョウの木が紅葉していたり、進路前方には大きくそびえる富士山を目の当たりに出来たりと、走ってもいても飽きない。果樹園地帯のようなエリアを抜けたら、小道に入り、次なる第3エイドステーションの清月に到着だ。
清月は山梨県内に7店舗を構えるお菓子の名店。もともとは和菓子をメインに行なっていたとのことだが、イタリアンロールを開発し販売したところ、モンドセレクションを受賞するなど大ヒットを記録したという。ということでこのエイドステーションではそのイタリアンロールとよもぎ餅、駒千両饅頭という3つのスイーツが用意されている。
実は昨年の白洲・韮崎ステージには出展がなかった清月のエイドステーション。甘党の私としてはプチ・南アルプスステージのレポートを見ながら、羨ましく思っていたところだ。なお、これら3つのメニューからチョイスするといった形式ではなく、もれなく全部頂けるのが甘党には嬉しいところ。さっき大きなお弁当を食べており、カロリーオーバー感も漂ってくるが、今日は全部で80kmも走っているので、もう一度言わせてもらうとカロリーは実質ゼロだ。
糖分を補給したら再びスタート。後は道の駅富士川に向けて10kmほど走るだけ。美味しかった白洲・韮崎ステージも後少しの行程だが、ゴール後にもグルメが用意されているので、前向きにペダルを回す。スタートしたときにも通った河川敷を走ると見えてくるフィニッシュゲート。MCの浅利そのみさんが元気な声で迎えてくれるので、手を上げ応えながらゴールだ。
あっという間の80kmを走った白洲・韮崎ステージ。程よい登りと平坦がおり混ざったコースは翌日のツール・ド・富士川ステージに向けての足慣らしにぴったりだろう。ゴール後には道の駅富士川で山梨県の郷土料理、”みみ”を頂きながら、今中大介さん、エース栗原さん、石垣美帆さんのトークショーに耳を傾ける。程よい疲労感を感じながら、暖かい食べ物を食べ、有意義なトークを聞いてゆっくりするという一石四鳥のこの時間は至高であると言えよう。ツール・ド・フランスに出場経験もある今中大介さんのペダリング講座は目からウロコの連続だ。
トークショーの最後には豪華賞品が当たるじゃんけん大会も開催され、大いに盛り上がった。私はチャリたぬストラップコレクターズエディションが欲しかったので、取材そっちのけで参戦したのだが、2回戦敗退となってしまった残念である。この悔しさを糧に明日のツール・ド・富士川ステージも頑張ろうと思ったのだった。
text&photo : Kosuke.Kamata
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