2018/09/24(月) - 15:34
「地球を遊びつくせ!」を合言葉に日本全国を舞台にサイクルイベントを開催しているグレイトアース。今回は岩手県の中部にある雫石町で行われたグレイトアースみちのく岩手雫石銀河ライドの模様をレポート。まずはわんこそばで盛り上がった前日編です。
本州の北部に位置する岩手県。実は北海道に次いで2番目という面積を持つ大きな県で、東部は太平洋に面する三陸海岸を擁し、内陸部には奥羽山脈と北上山地という山岳地帯を持つ、海も山も自然豊かな地である。
みんな大好き中央線で東京駅まで来ました
人でごった返す東京駅の新幹線入り口
そんな自然豊かなエリアが自転車にフィットしないわけはなく、MTBの国内シリーズ戦であるクップドゥジャパンや全日本選手権ロードの開催実績もあるなど、自転車に積極的な姿勢を見せている地域でもある。そんな岩手県の中部に位置する町、雫石町で行われたロングライドイベントがグレイトアースみちのく岩手雫石銀河ライドである。
「地球を遊びつくせ!」を合言葉に日本全国、ひいては海外でもロングライドイベントを開催しているグレイトアース。ここ、雫石町で開催される「みちのく岩手雫石銀河ライド」は今年で6回目を迎えており、グレイトアースが開催するイベントの中でも定番イベントとして定着してきた人気の大会である。
鼻の長いE6系こまちに乗って岩手県雫石まで出発
いかにも田舎な電車のホームに新幹線が停まります
岩手県雫石町までは東京駅から秋田新幹線で2時間半の輪行旅だ。この秋田新幹線は在来線も走ることができるいわゆる”ミニ新幹線”であるため、東京駅から盛岡駅まで東北新幹線のレールを200km/hオーバーで弾丸走行した後、在来線のJR田沢湖線を新幹線とは思えぬ、ゆったりとした速度で走る。いかにもローカルな単線を最新鋭の新幹線が走るというギャップになんともエモーショナルな感覚を覚える。
何はともあれ、東京駅からドア to ドアで雫石駅まで到着するため、ストレスフリーな輪行旅を楽しめる。なるほど。これならサイクルイベントがなくても、ふらっと自転車で走りに来たいほどの気軽さだ。雫石駅から会場となる雫石プリンスホテルまではホテルに宿泊するならば予約制の送迎バスが出ているので、指定の時間に迎えに来てくれるので、ここでも楽ちんだ。
山の中腹に突如として現れる雫石プリンスホテルが会場だ
受け付け会場となったロープウェイ乗り場の建物
続々と受け付けのために参加者の方々がやってくる
有料のメカニックサービスも完備
受け付け会場ではグレイトアースグッズも販売。Tシャツ1,000円はお買い得だ
駅からホテルまでは15kmほどの道のり。20分ほどバスに揺られれば今回の大会メイン会場となる雫石プリンスホテルに到着である。ホテルの横にあるロープウェイ乗り場の建物では既に13時から前日受け付けが始まっており、ちらほらと参加者の方々が受け付けを行っていた。
会場内では受け付けの他に、有料のバイクメカニックサービスも行っていた。なるべくサイクルイベントに行く前に行きつけのバイクショップなどでメンテナンスを済ませておくべきではあるが、何かトラブルがあった時に現地で対応してくれるのはありがたいところ。その他、チューブやタイヤなどサイクルアクセサリー全般や、グレイトアースグッズなども販売されており、忘れ物をしても安心。記念にグレイトアースアパレルを購入すれば気持ちも盛り上がるだろう。
そんなこんなで受け付けを済ませると、お待ちかねの前夜祭、「銀河ナイト」の時間が近づいてくる。もはやグレイトアースの名物とも言える前夜祭は地元の美味しい食事やお酒と、文化に触れる事ができる人気のイベント。大会本番を前に他の参加者の方々と交流することで、翌日のライドもより一層楽しみになるというものだ。
MCはおなじみ、白戸太朗さんと平野由香里さんだ
プレミアムエントリーの方々は皆仲良しだ
乾杯して楽しい前夜祭「銀河ナイト」が始まった photo:KONISHI Masayoshi
岩手の郷土料理からパーティーメニューまでお皿いっぱいに盛る
食事はビュッフェ形式となっており、好きなものを好きなだけ皿に取れる
ぞろぞろと前夜祭会場に集まる参加者の皆さん。時間になるとMCの白戸太朗さんと平野由香里さんが登壇。軽快なトークで参加者のテンションを上げてくる。プリンスホテルの総支配人や雫石町観光協会の方々の挨拶から始まり、雫石副町長が音頭を取って乾杯すれば、楽しい前夜祭がスタートである。
まずは皆さん腹ごしらえということで、様々なごちそうをビュッフェ形式で好きなだけお皿へ。サラダ、お刺身、ご飯物などの定番ラインアップに加え、地元、岩手で採れた山菜を巾着袋に入れた料理や、甘辛く味付けしたこんにゃくなどの地の物を頂く事ができる。地元産のお米、金札米のひとめぼれとカレーの組み合わせは絶品だ。
スペシャルゲストの野島裕史さんと伊藤健太郎さん。自転車競技を題材としたアニメ、弱虫ペダルのキャラクターを演じている
MCを務めた白戸太朗さんと平野由香里さん、声優の野島裕史さんと伊藤健太郎さんのトークが冴え渡る photo:KONISHI Masayoshi
前夜祭恒例の誕生日お祝いコーナーではちゃんとケーキも用意される
岩手グルメの舌鼓を打ちつつ、皆さんで歓談していると、MCの白戸さんと平野さんの進行で会が進んでいく。まずは毎度定番らしい、今月お誕生日の方のお祝いだ。参加者リストを元に、今月お誕生日の人が壇上に呼ばれ皆さんからの祝福を受けるという企画。大人になってこんな大人数に誕生日を祝ってもらえることなんてなかなかないため、壇上に上がった人たちも少し照れ気味である。
その後はスペシャルゲストの紹介が行われた。今回のグレイトアースみちのく岩手雫石銀河ライドには声優の野島裕史さんと伊藤健太郎さんがゲスト参戦。自転車競技を題材にしたアニメ作品、弱虫ペダルに出演している2人の登場に会場のテンションも一気に上がる。弱ペダのキャラクター声演技も披露され、声優さんの演技力と技術力の高さに感嘆する声も聞こえた。
野島さんは声優界イチの自転車好きとして知られており、通称、ノジマサイクルとして声優界にロードバイクを布教している方。自身がパーソナリティーを務める自転車ラジオ番組も持っているのだ。伊藤さんはそんな野島さんの勧めもあって自転車を始めたのだとか。因みに、そんな野島裕史さんがお届けするラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は全国JFN系FM局で絶賛放送中だ!
そばを飲むように食べたわんこそば女子チャンピオン
白熱の戦いを見せたわんこそば選手達
続いて行われたのは、皆さんお待ちかねのメインイベント、わんこそば早食い大会。男女5名ずつ一斉に食べ始め、1分間でわんこそばをどれだけ食べられるのかを競うイベントだ。このわんこそば大会に参加するために雫石銀河ライドに申し込んだという人までいる人気の企画である。
女性の部は「そばは飲み物です!」でお馴染みの前回王者をはじめ、MCの平野さんも参戦。始めの合図と共に凄まじい勢いでそばを胃袋に流し込んでいく前回王者の姿は圧巻であった。結果、ディフェンディングチャンピオンが20杯で勝利。王者の貫禄を見せた。
いざ、わんこそばに挑戦! photo:KONISHI Masayoshi
伊藤さんはご自身の希望でそばを入れる係を担当 photo:KONISHI Masayoshi
わんこそば男子チャンピオンの記録は28杯
野島さんはなんだか悔しそう
その後に行われた男性の部には周りに促され声優の野島さんも渋々参加。スタートの合図で始まると、激しい応援に背中を後押しされ、そばを食していく。野島さんも気迫溢れる形相でお椀を重ねていくが、残り10秒で苦悶の表情に。結果20杯を完食。しかしその後ろで参加していた方が、水を飲むかのようにそばを食べ、28杯という記録を打ち立て優勝したのだった。
その後は雫石の地元芸能などが各種披露され会場を盛り上げる。民謡の全国大会で優勝の経験もある地元青年2人の迫力ある太鼓を使った演舞や、踊りなどが披露された。そして最後にはヘルメットや雫石プリンスホテルの宿泊券が当たるじゃんけん大会が開催され、楽しかった前夜祭も閉幕。満足度の高い前夜祭に明日のライドへの期待も膨らむのだった。
民謡の全国大会で優勝経験もある青年2人が演舞を披露
お待ちかねのじゃんけん大会は皆真剣勝負
楽しかった前夜祭。しっかり寝て明日に備えよう
text&photo:Kosuke.Kamata
photo:KONISHI Masayoshi
本州の北部に位置する岩手県。実は北海道に次いで2番目という面積を持つ大きな県で、東部は太平洋に面する三陸海岸を擁し、内陸部には奥羽山脈と北上山地という山岳地帯を持つ、海も山も自然豊かな地である。
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そんな自然豊かなエリアが自転車にフィットしないわけはなく、MTBの国内シリーズ戦であるクップドゥジャパンや全日本選手権ロードの開催実績もあるなど、自転車に積極的な姿勢を見せている地域でもある。そんな岩手県の中部に位置する町、雫石町で行われたロングライドイベントがグレイトアースみちのく岩手雫石銀河ライドである。
「地球を遊びつくせ!」を合言葉に日本全国、ひいては海外でもロングライドイベントを開催しているグレイトアース。ここ、雫石町で開催される「みちのく岩手雫石銀河ライド」は今年で6回目を迎えており、グレイトアースが開催するイベントの中でも定番イベントとして定着してきた人気の大会である。
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岩手県雫石町までは東京駅から秋田新幹線で2時間半の輪行旅だ。この秋田新幹線は在来線も走ることができるいわゆる”ミニ新幹線”であるため、東京駅から盛岡駅まで東北新幹線のレールを200km/hオーバーで弾丸走行した後、在来線のJR田沢湖線を新幹線とは思えぬ、ゆったりとした速度で走る。いかにもローカルな単線を最新鋭の新幹線が走るというギャップになんともエモーショナルな感覚を覚える。
何はともあれ、東京駅からドア to ドアで雫石駅まで到着するため、ストレスフリーな輪行旅を楽しめる。なるほど。これならサイクルイベントがなくても、ふらっと自転車で走りに来たいほどの気軽さだ。雫石駅から会場となる雫石プリンスホテルまではホテルに宿泊するならば予約制の送迎バスが出ているので、指定の時間に迎えに来てくれるので、ここでも楽ちんだ。
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駅からホテルまでは15kmほどの道のり。20分ほどバスに揺られれば今回の大会メイン会場となる雫石プリンスホテルに到着である。ホテルの横にあるロープウェイ乗り場の建物では既に13時から前日受け付けが始まっており、ちらほらと参加者の方々が受け付けを行っていた。
会場内では受け付けの他に、有料のバイクメカニックサービスも行っていた。なるべくサイクルイベントに行く前に行きつけのバイクショップなどでメンテナンスを済ませておくべきではあるが、何かトラブルがあった時に現地で対応してくれるのはありがたいところ。その他、チューブやタイヤなどサイクルアクセサリー全般や、グレイトアースグッズなども販売されており、忘れ物をしても安心。記念にグレイトアースアパレルを購入すれば気持ちも盛り上がるだろう。
そんなこんなで受け付けを済ませると、お待ちかねの前夜祭、「銀河ナイト」の時間が近づいてくる。もはやグレイトアースの名物とも言える前夜祭は地元の美味しい食事やお酒と、文化に触れる事ができる人気のイベント。大会本番を前に他の参加者の方々と交流することで、翌日のライドもより一層楽しみになるというものだ。
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まずは皆さん腹ごしらえということで、様々なごちそうをビュッフェ形式で好きなだけお皿へ。サラダ、お刺身、ご飯物などの定番ラインアップに加え、地元、岩手で採れた山菜を巾着袋に入れた料理や、甘辛く味付けしたこんにゃくなどの地の物を頂く事ができる。地元産のお米、金札米のひとめぼれとカレーの組み合わせは絶品だ。
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その後はスペシャルゲストの紹介が行われた。今回のグレイトアースみちのく岩手雫石銀河ライドには声優の野島裕史さんと伊藤健太郎さんがゲスト参戦。自転車競技を題材にしたアニメ作品、弱虫ペダルに出演している2人の登場に会場のテンションも一気に上がる。弱ペダのキャラクター声演技も披露され、声優さんの演技力と技術力の高さに感嘆する声も聞こえた。
野島さんは声優界イチの自転車好きとして知られており、通称、ノジマサイクルとして声優界にロードバイクを布教している方。自身がパーソナリティーを務める自転車ラジオ番組も持っているのだ。伊藤さんはそんな野島さんの勧めもあって自転車を始めたのだとか。因みに、そんな野島裕史さんがお届けするラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は全国JFN系FM局で絶賛放送中だ!
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続いて行われたのは、皆さんお待ちかねのメインイベント、わんこそば早食い大会。男女5名ずつ一斉に食べ始め、1分間でわんこそばをどれだけ食べられるのかを競うイベントだ。このわんこそば大会に参加するために雫石銀河ライドに申し込んだという人までいる人気の企画である。
女性の部は「そばは飲み物です!」でお馴染みの前回王者をはじめ、MCの平野さんも参戦。始めの合図と共に凄まじい勢いでそばを胃袋に流し込んでいく前回王者の姿は圧巻であった。結果、ディフェンディングチャンピオンが20杯で勝利。王者の貫禄を見せた。
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その後に行われた男性の部には周りに促され声優の野島さんも渋々参加。スタートの合図で始まると、激しい応援に背中を後押しされ、そばを食していく。野島さんも気迫溢れる形相でお椀を重ねていくが、残り10秒で苦悶の表情に。結果20杯を完食。しかしその後ろで参加していた方が、水を飲むかのようにそばを食べ、28杯という記録を打ち立て優勝したのだった。
その後は雫石の地元芸能などが各種披露され会場を盛り上げる。民謡の全国大会で優勝の経験もある地元青年2人の迫力ある太鼓を使った演舞や、踊りなどが披露された。そして最後にはヘルメットや雫石プリンスホテルの宿泊券が当たるじゃんけん大会が開催され、楽しかった前夜祭も閉幕。満足度の高い前夜祭に明日のライドへの期待も膨らむのだった。
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text&photo:Kosuke.Kamata
photo:KONISHI Masayoshi
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