2018/09/01(土) - 14:12
ツール・ド・フランスで忙しいシクロワイアード編集部にメタボ会長から届いた不穏なメール。「明日朝7時に会社集合で名栗のホームコースにサイクリングに出かけます。全員カメラ持参のこと。」ということで行ってきたメタボ会長との接待ライド後半です。E-BIKEに乗ったメタボ会長は半端なかったのです。
「君たち遅いじゃないか!どれだけ待たせるんだ!カップラーメンが出来るくらい待ったぞ!」いやいや、流石に3.5kmの峠でそこまでは誇張しすぎである。それにしてもE-BIKEは登りで抜群の性能を発揮するようだ。これは羨ましすぎる!「これホント良いよ。今まで避けていた登りが楽しくなっちゃうね。それにアシストがあるからって全く運動していないというわけではなくて、脚は回すし適度な運動になっていて丁度良いよ。」なんて言うメタボ会長。確かに今まで行けなかったところに行けるというのは大きな進歩だ。しかしロードバイクで肉体を磨く我々にとってみれば腑に落ちないところがあるような、無いような・・・。
そんな話をしていると、ヤスオカ先輩が「なんか僕のタイヤがプニプニしてるんですが・・。」なんて不穏なことを言い出す。「ヤスオカくん。それ僕のボーラワンだよね。貸してあげるって言ったっけ?」一気に激震が走る。実はこのホイール、ヤスオカ先輩が会長に無断で持ち出したものだったようだ。それも履いているのは高級チューブラータイヤ、CORSAである。
なんてことだ。流石にメタボ会長もおキレになるのではと警戒を大にしたところ「なんだ?またパンクしたのか?君ほどのパンク名人はなかなか居ないね。でもこの先の下りじゃなくてよかったな。」と、むしろヤスオカ先輩の身を案じる余裕をみせる会長。どうやら普段は苦痛でしょうがない登坂をスムーズにこなせたことで気分が良いらしい。これはE-BIKE様様といったところである。
幸いスローパンクチャーということで、空気を入れて復帰。というか、替えのタイヤもシーラントも持っていないので、これ以上悪化しないことを祈るのみだ。とりあえず山王峠頂上からのハイスピードダウンヒルをこなし、入間川の川沿いを走る。それにしても今日はげんなりするほど暑い。7月半ばでこの気温となると8月はどうなってしまうのか、今年は酷暑を通り越して地獄が待っているのではないかといささか不安になる。
あーなんて清らかな流れの入間川。思わず自転車を止めて川に吸い寄せられるように川岸に降りていく。水に触れるとひんやりと冷たく清流である。このままザブンと行きたいところだが、その気持ちをグッとこらえて次へ進む。
そのまま走っていると、何かがおかしい。私の自転車がいくらシフトスイッチを押してもフロントギアがアウターに上がらないのだ。もしやと思ってインジゲーターを見ると、バッテリー切れのサイン。なんてことだ!これはマズいぞ!この先、まだまだ登りもあるというのに。暫くしてリアディレイラーも動かなくなってしまった。その横ではヤスオカ先輩はタイヤに再度エアーを充填している。
「まったく君たちは、バッテリーは充電してこないわ、高級チューブラーはパンクさせるわ、一体全体なんなんだ!そんなんじゃ話にならんから、いっそのこと二人ともセラフを買えばどうだ?」と怒っているのか、セラフを褒めているのかよく分からないメタボ会長。それでも雷まで落ちないのは、そんなトラブルどうでも良いほどにE-BIKEが良かったからのようだ。これが普通のロードバイクライドだったら我々はクビも覚悟しなければいけない程の案件である。
本日最後の登坂は小沢峠の北斜面。距離1.5kmのつづら折りで、平均勾配は9%となかなか侮れないポイントである。そんな登りをこれから登る訳だが、私のバイクのギアは36T-18Tで動かない。ここはパワートレーニングをするか、踏んでいくかの2択しか無いのは辛いところ。
ここでも会長のセラフは15km/hほどのスピードで淡々と進んでいく。対して我々編集部員はそのスピードで走ることは無理ではないもの、ゆらりと消耗しながら走らざる得ないペースであり、それを澄まし顔でやられるとなんとも複雑な心境である。それにしても今まで一緒に走ることが難しかったメタボ会長が編集部員以上のペースで登りを登れる辺りにE-BIKEの価値があるのかも知れない。いやぁE-BIKE恐るべしだ。
小沢峠頂上のトンネルを抜け、成木図書館までの6kmは平均勾配3%ほどの下り基調。川沿いの道を気持ちいスピードで飛ばしていく。もっとも私はギアが足りなくてついていくのに精一杯。次回は必ず充電してから走ろうを心に決めたのだった。下りきったところにあるファミリーマートで休憩。ここでも話題はE-BIKEの凄さだが、その横でヤスオカ先輩はエアー充填に精を出す。
帰り道、メタボ会長はずっとイソベ先輩の後方に入りスリップをフル活用。どうやら私やヤスオカ先輩では身体が小さくて大した効果が得られないとか。やはり平坦は辛いようだ。多摩湖周辺にある自転車専用トンネルを使い編集部付近まで。トンネル内はひんやりしていて自然の冷蔵庫とはこのことである。
そんなこんなで編集部に到着。総走行距離62kmでバッテリー残量は驚異の75%だ。平坦路を30km/h巡航をしていたとしても残量があり過ぎないか?これなら上手く走れば150km、2000kmと距離を伸ばせそうだ。「いやー今まで行けなかったところに行けるというのは新鮮で気持ちがいいな。E-BIKEはホントに良いぞ!」とはメタボ会長の弁。本当にその通りである。
取材用にE-BIKEを買ってもらおうと思います。
メタボ会長連載のバックナンバーは こちら です
「君たち遅いじゃないか!どれだけ待たせるんだ!カップラーメンが出来るくらい待ったぞ!」いやいや、流石に3.5kmの峠でそこまでは誇張しすぎである。それにしてもE-BIKEは登りで抜群の性能を発揮するようだ。これは羨ましすぎる!「これホント良いよ。今まで避けていた登りが楽しくなっちゃうね。それにアシストがあるからって全く運動していないというわけではなくて、脚は回すし適度な運動になっていて丁度良いよ。」なんて言うメタボ会長。確かに今まで行けなかったところに行けるというのは大きな進歩だ。しかしロードバイクで肉体を磨く我々にとってみれば腑に落ちないところがあるような、無いような・・・。
そんな話をしていると、ヤスオカ先輩が「なんか僕のタイヤがプニプニしてるんですが・・。」なんて不穏なことを言い出す。「ヤスオカくん。それ僕のボーラワンだよね。貸してあげるって言ったっけ?」一気に激震が走る。実はこのホイール、ヤスオカ先輩が会長に無断で持ち出したものだったようだ。それも履いているのは高級チューブラータイヤ、CORSAである。
なんてことだ。流石にメタボ会長もおキレになるのではと警戒を大にしたところ「なんだ?またパンクしたのか?君ほどのパンク名人はなかなか居ないね。でもこの先の下りじゃなくてよかったな。」と、むしろヤスオカ先輩の身を案じる余裕をみせる会長。どうやら普段は苦痛でしょうがない登坂をスムーズにこなせたことで気分が良いらしい。これはE-BIKE様様といったところである。
幸いスローパンクチャーということで、空気を入れて復帰。というか、替えのタイヤもシーラントも持っていないので、これ以上悪化しないことを祈るのみだ。とりあえず山王峠頂上からのハイスピードダウンヒルをこなし、入間川の川沿いを走る。それにしても今日はげんなりするほど暑い。7月半ばでこの気温となると8月はどうなってしまうのか、今年は酷暑を通り越して地獄が待っているのではないかといささか不安になる。
あーなんて清らかな流れの入間川。思わず自転車を止めて川に吸い寄せられるように川岸に降りていく。水に触れるとひんやりと冷たく清流である。このままザブンと行きたいところだが、その気持ちをグッとこらえて次へ進む。
そのまま走っていると、何かがおかしい。私の自転車がいくらシフトスイッチを押してもフロントギアがアウターに上がらないのだ。もしやと思ってインジゲーターを見ると、バッテリー切れのサイン。なんてことだ!これはマズいぞ!この先、まだまだ登りもあるというのに。暫くしてリアディレイラーも動かなくなってしまった。その横ではヤスオカ先輩はタイヤに再度エアーを充填している。
「まったく君たちは、バッテリーは充電してこないわ、高級チューブラーはパンクさせるわ、一体全体なんなんだ!そんなんじゃ話にならんから、いっそのこと二人ともセラフを買えばどうだ?」と怒っているのか、セラフを褒めているのかよく分からないメタボ会長。それでも雷まで落ちないのは、そんなトラブルどうでも良いほどにE-BIKEが良かったからのようだ。これが普通のロードバイクライドだったら我々はクビも覚悟しなければいけない程の案件である。
本日最後の登坂は小沢峠の北斜面。距離1.5kmのつづら折りで、平均勾配は9%となかなか侮れないポイントである。そんな登りをこれから登る訳だが、私のバイクのギアは36T-18Tで動かない。ここはパワートレーニングをするか、踏んでいくかの2択しか無いのは辛いところ。
ここでも会長のセラフは15km/hほどのスピードで淡々と進んでいく。対して我々編集部員はそのスピードで走ることは無理ではないもの、ゆらりと消耗しながら走らざる得ないペースであり、それを澄まし顔でやられるとなんとも複雑な心境である。それにしても今まで一緒に走ることが難しかったメタボ会長が編集部員以上のペースで登りを登れる辺りにE-BIKEの価値があるのかも知れない。いやぁE-BIKE恐るべしだ。
小沢峠頂上のトンネルを抜け、成木図書館までの6kmは平均勾配3%ほどの下り基調。川沿いの道を気持ちいスピードで飛ばしていく。もっとも私はギアが足りなくてついていくのに精一杯。次回は必ず充電してから走ろうを心に決めたのだった。下りきったところにあるファミリーマートで休憩。ここでも話題はE-BIKEの凄さだが、その横でヤスオカ先輩はエアー充填に精を出す。
帰り道、メタボ会長はずっとイソベ先輩の後方に入りスリップをフル活用。どうやら私やヤスオカ先輩では身体が小さくて大した効果が得られないとか。やはり平坦は辛いようだ。多摩湖周辺にある自転車専用トンネルを使い編集部付近まで。トンネル内はひんやりしていて自然の冷蔵庫とはこのことである。
そんなこんなで編集部に到着。総走行距離62kmでバッテリー残量は驚異の75%だ。平坦路を30km/h巡航をしていたとしても残量があり過ぎないか?これなら上手く走れば150km、2000kmと距離を伸ばせそうだ。「いやー今まで行けなかったところに行けるというのは新鮮で気持ちがいいな。E-BIKEはホントに良いぞ!」とはメタボ会長の弁。本当にその通りである。
取材用にE-BIKEを買ってもらおうと思います。
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メタボ会長
身長 : 172cm 体重 : 84kg 自転車歴 : 9年目
当サイト運営法人の代表取締役。平成元年に現法人を設立、平成17年に社長を辞し会長職に退くも、平成20年に当サイトが属するメディア事業部の責任者兼務となったことをキッカケに自転車に乗り始める。豊富な筋肉量を生かした瞬発力はかなりのモノだが、こと登坂となるとその能力はべらぼうに低い。日本一登れない男だ。
身長 : 172cm 体重 : 84kg 自転車歴 : 9年目
当サイト運営法人の代表取締役。平成元年に現法人を設立、平成17年に社長を辞し会長職に退くも、平成20年に当サイトが属するメディア事業部の責任者兼務となったことをキッカケに自転車に乗り始める。豊富な筋肉量を生かした瞬発力はかなりのモノだが、こと登坂となるとその能力はべらぼうに低い。日本一登れない男だ。
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