2018/06/22(金) - 08:59
GPSサイクルコンピューター市場に一石を投じたレザインが新モデル「MEGA GPS」をリリースする。最長48時間のランタイムを備える2.7インチ画面の「MEGA XL GPS」とカラー表示モデル「MEGA C GPS」の2種類が展開される。
かつては高価で手を出しにくい存在であったが、近年は身近な価格帯のモデルが続々と登場しているGPSサイクルコンピューター。価格を抑えながらも非常に優れた機能を備えたサイコンというマーケットに先鞭をつけたのは、サイクルアクセサリーブランドとして定評のあるレザインだった。
今回、リリースされたのはこれまでトップモデルをつとめてきたSUPER GPSよりも更にハイグレードなMEGAシリーズ。ネーミングから想像できる通り、これまでのモデルよりも画面が大きくなり、表示内容を読み取りやすくなっていることが特徴だ。ラインアップはMEGA XL GPSとMEGA C GPSという2種類。
MEGA XL GPS
MEGA XL GPSは2.7インチ(34×60mm)、400×240pxというラインアップの中でも大きな画面を備える。このサイズは各社の主力製品が揃っており、サイクルコンピューターのスタンダードとも言える大きさと言えるだろう。スタンダードサイズのモデルが用意されたことで、レザインのサイコンを選びやすくなったはずだ。価格も24,000円(税抜)と画面サイズ比では比較的安価に抑えられている。
大画面となりながらも本体サイズは可能な限りコンパクトに収められており(77×56mm、82g)、混み合いやすいハンドル周りでも邪魔になりにくいはずだ。画面はシャープ製の高解像度液晶を使用している上、設定でコントラストを調整できるため、日差しが強いシチュエーションでもしっかりと表示を読み取れるようになっている。
加えて、最大10項目表示や、縦横どちらでも表示可能なデザインなど数々のアップデートが施されていることも特徴だ。最長起動時間が48時間と非常にロングライフであることもMEGA XL GPSの魅力の1つだろう。1日に10時間を超えるライドを計画したとしても、途中で電池が切れる心配も少なくなり、ライド中に心の余裕が出てくるはずだ。
MEGA C GPS
MEGA C GPSは、2.2インチ(33.8×45.1mm)という大きさ、220×320pxというディスプレーを備えたモデル。XLよりも少し小柄ながらもカラー表示が可能であり、ナビゲーションのルートや目的地がひと目でわかりやすくなっている。ディスプレーはXLと同様にシャープ製であるため、あらゆるシチュエーションで表示が読み取りやすいはずだ。最大の表示項目は8つ。また、ランタイムはカラーながらも35時間と非常に長い。価格は24,000円(税抜)。
また、どちらのモデルにも数量限定のカラーモデルが登場する。それぞれにイエローとピンクが用意されており、バイクのカラーコーディネートの1アイテムとして活用できるはずだ。価格等スペックは通常モデルと同じ。
MEGAシリーズの登場とともにマップ機能が実装
レザインのサイクルコンピューターがついにマップ表示に対応し、ナビゲーション機能が強化されたことも大きなニュース。これまでラインでしか表示できなかったところから大幅な進化を遂げたことで、画面上でこれから先に進む道を確認しながら走行できるようになり、安心してサイクリングを楽しみやすくなっているはずだ。(現在はベータ版、秋に最終バージョンが公開される予定)
任意のエリアの地図をダウンロードすることが可能であることもポイントだ。スマホで保存した地図はLEZYNE GPSに転送することができ、電波がない場所でもナビゲーションを行えるようになっている。そして、電波がない場所でもスマホからナビルートを導く出すことができるため、海外でのサイクリングでも活用できそうだ。また、オンラインではないため、スマホやサイコンのバッテリー消耗を抑えられるだろう。
開発担当者が語るレザインが低価格を実現する理由
LEZYNE GPSが低価格帯を実現させたのは、レザインがソフトとハードの両面で企画開発から製造まで行うという開発体制だ。本国担当者のテリー・クックさんは「レザインはエンジニアリングカンパニーとしてソフトとハードの両面を妥協することなく開発を行っています。」と語っている。
テリーさんは、レザインの優れているところとしてハードウェアの堅牢性を挙げる。例えば、非常に固いディスプレイだ。液晶画面を指で押すと変形するようなブランドもある中で、LEZYNE GPSは押してもびくともしないほどの固さを備えている。エクストリームライド(MTBのダウンヒル)などで万が一落としてしまっても液晶が壊れる心配が少ないとテリーさん。
加えて、マウントシステムに唯一無二のロック機構が備えられていることも堅牢性を象徴するポイントだ。LEZYNE GPSでは横にひねるだけではなく、サイコンを押し込んでから回転させる必要があるという仕組みを採用している。これにより走行中にサイコンが落下してしまうという不安が解消されるはずだ。
必要な機能のみをピックアップして採用していることも低価格を実現する秘訣だ。「LEZYNE GPSにはコストが高くなるWi-Fiの通信機能を持たせていません。我々は非常に高価なスマホという優れたコンピューターを持っているはずです。スマホのような機能を持たせると非常に高価になりますし、スマホには勝つことはできません。我々はアクティビティ用のコンピューターとしてLEZYNE GPSを開発しています」と説明する。
また、レザインは細かくアップデートが行われることも魅力であり、日本からの要望に対しても素早く応えてくれるという。新機能も続々と実装されており、購入後も新しい機能を追加できる拡張性も備えている。ハードとソフトどちらも非常に優れた性能を持ち、ミドルグレード帯の価格を実現しているLEZYNE GPSはシリアスにトレーニングする方から、初めてのサイコンを探している方まで幅広い方にマッチするデバイスだ。
レザイン MEGA XL GPS
サイズ:57.5×78.3×26.6mm
スクリーン:35.3×58.8mm
重量:83g
通信:Bluetooth、ANT+
ランタイム:48時間
保存可能データ:800時間
価格:24,000円(税抜)
レザイン MEGA C GPS
サイズ:50.5×77.2×26.9mm
スクリーン:33.8×45.1mm
重量:73g
通信:Bluetooth、ANT+
ランタイム:32時間
保存可能データ:800時間
価格:24,000円(税抜)
かつては高価で手を出しにくい存在であったが、近年は身近な価格帯のモデルが続々と登場しているGPSサイクルコンピューター。価格を抑えながらも非常に優れた機能を備えたサイコンというマーケットに先鞭をつけたのは、サイクルアクセサリーブランドとして定評のあるレザインだった。
今回、リリースされたのはこれまでトップモデルをつとめてきたSUPER GPSよりも更にハイグレードなMEGAシリーズ。ネーミングから想像できる通り、これまでのモデルよりも画面が大きくなり、表示内容を読み取りやすくなっていることが特徴だ。ラインアップはMEGA XL GPSとMEGA C GPSという2種類。
MEGA XL GPS
MEGA XL GPSは2.7インチ(34×60mm)、400×240pxというラインアップの中でも大きな画面を備える。このサイズは各社の主力製品が揃っており、サイクルコンピューターのスタンダードとも言える大きさと言えるだろう。スタンダードサイズのモデルが用意されたことで、レザインのサイコンを選びやすくなったはずだ。価格も24,000円(税抜)と画面サイズ比では比較的安価に抑えられている。
大画面となりながらも本体サイズは可能な限りコンパクトに収められており(77×56mm、82g)、混み合いやすいハンドル周りでも邪魔になりにくいはずだ。画面はシャープ製の高解像度液晶を使用している上、設定でコントラストを調整できるため、日差しが強いシチュエーションでもしっかりと表示を読み取れるようになっている。
加えて、最大10項目表示や、縦横どちらでも表示可能なデザインなど数々のアップデートが施されていることも特徴だ。最長起動時間が48時間と非常にロングライフであることもMEGA XL GPSの魅力の1つだろう。1日に10時間を超えるライドを計画したとしても、途中で電池が切れる心配も少なくなり、ライド中に心の余裕が出てくるはずだ。
MEGA C GPS
MEGA C GPSは、2.2インチ(33.8×45.1mm)という大きさ、220×320pxというディスプレーを備えたモデル。XLよりも少し小柄ながらもカラー表示が可能であり、ナビゲーションのルートや目的地がひと目でわかりやすくなっている。ディスプレーはXLと同様にシャープ製であるため、あらゆるシチュエーションで表示が読み取りやすいはずだ。最大の表示項目は8つ。また、ランタイムはカラーながらも35時間と非常に長い。価格は24,000円(税抜)。
また、どちらのモデルにも数量限定のカラーモデルが登場する。それぞれにイエローとピンクが用意されており、バイクのカラーコーディネートの1アイテムとして活用できるはずだ。価格等スペックは通常モデルと同じ。
MEGAシリーズの登場とともにマップ機能が実装
レザインのサイクルコンピューターがついにマップ表示に対応し、ナビゲーション機能が強化されたことも大きなニュース。これまでラインでしか表示できなかったところから大幅な進化を遂げたことで、画面上でこれから先に進む道を確認しながら走行できるようになり、安心してサイクリングを楽しみやすくなっているはずだ。(現在はベータ版、秋に最終バージョンが公開される予定)
任意のエリアの地図をダウンロードすることが可能であることもポイントだ。スマホで保存した地図はLEZYNE GPSに転送することができ、電波がない場所でもナビゲーションを行えるようになっている。そして、電波がない場所でもスマホからナビルートを導く出すことができるため、海外でのサイクリングでも活用できそうだ。また、オンラインではないため、スマホやサイコンのバッテリー消耗を抑えられるだろう。
開発担当者が語るレザインが低価格を実現する理由
LEZYNE GPSが低価格帯を実現させたのは、レザインがソフトとハードの両面で企画開発から製造まで行うという開発体制だ。本国担当者のテリー・クックさんは「レザインはエンジニアリングカンパニーとしてソフトとハードの両面を妥協することなく開発を行っています。」と語っている。
テリーさんは、レザインの優れているところとしてハードウェアの堅牢性を挙げる。例えば、非常に固いディスプレイだ。液晶画面を指で押すと変形するようなブランドもある中で、LEZYNE GPSは押してもびくともしないほどの固さを備えている。エクストリームライド(MTBのダウンヒル)などで万が一落としてしまっても液晶が壊れる心配が少ないとテリーさん。
加えて、マウントシステムに唯一無二のロック機構が備えられていることも堅牢性を象徴するポイントだ。LEZYNE GPSでは横にひねるだけではなく、サイコンを押し込んでから回転させる必要があるという仕組みを採用している。これにより走行中にサイコンが落下してしまうという不安が解消されるはずだ。
必要な機能のみをピックアップして採用していることも低価格を実現する秘訣だ。「LEZYNE GPSにはコストが高くなるWi-Fiの通信機能を持たせていません。我々は非常に高価なスマホという優れたコンピューターを持っているはずです。スマホのような機能を持たせると非常に高価になりますし、スマホには勝つことはできません。我々はアクティビティ用のコンピューターとしてLEZYNE GPSを開発しています」と説明する。
また、レザインは細かくアップデートが行われることも魅力であり、日本からの要望に対しても素早く応えてくれるという。新機能も続々と実装されており、購入後も新しい機能を追加できる拡張性も備えている。ハードとソフトどちらも非常に優れた性能を持ち、ミドルグレード帯の価格を実現しているLEZYNE GPSはシリアスにトレーニングする方から、初めてのサイコンを探している方まで幅広い方にマッチするデバイスだ。
レザイン MEGA XL GPS
サイズ:57.5×78.3×26.6mm
スクリーン:35.3×58.8mm
重量:83g
通信:Bluetooth、ANT+
ランタイム:48時間
保存可能データ:800時間
価格:24,000円(税抜)
レザイン MEGA C GPS
サイズ:50.5×77.2×26.9mm
スクリーン:33.8×45.1mm
重量:73g
通信:Bluetooth、ANT+
ランタイム:32時間
保存可能データ:800時間
価格:24,000円(税抜)
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