2018/05/16(水) - 08:50
宮崎県日南海岸を舞台に開催された、グレイトアース日南海岸サンシャイン宮崎ライド。日本とは思えないような美しい海に、異国情緒漂う植生の中を楽しんだ、100kmライドのレポートをお届けしましょう。まずはグレイトアースに欠かせない、前夜祭より。
実は、これまでの人生で九州に降り立ったことは一度だけ。そんな私が九州に抱くイメージは、桜島や阿蘇山など、現在でも活発に噴煙を上げる火山とともに生きる火の国だ。熱く溶けたマグマが噴き出そうと、常にエネルギーを蓄えている。荒魂として力を振るう自然を身近に感じていたからだろうか、高千穂など天孫降臨に関する伝説が多く残されている地でもあり、また、邪馬台国が九州にあったという学説もあり、日本人のルーツを感じる地域でもある。
そんなイメージを描きつつ羽田空港から1時半。満席のエアバスから降り立った宮崎空港は、むわりとした南国らしい熱さを感じる空気に包まれていた。日本一のローカル空港を称し、2014年に60周年を迎えたこの空港はまたの名を「宮崎ブーゲンビリア空港」というのだとか。
見上げれば、確かに空港ビルの上に”宮崎ブーゲンビリア空港”の看板が。でも、なんだかピンクでちょっと空港っぽくないというか、なんというか。火の国!九州男児!という、硬派なイメージをガシャンバラバラに砕いてくれる、ちょっぴりアダルティな雰囲気に呑まれつつ、いそいそと輪行解除して大会会場へ。
空港からもほど近く、5kmほどの距離なので今回は自走で。空港を出ると、大通りにの真ん中にワシントニアバームがずらりと植えられていて、すでに強い南国オーラを感じる。国道220号沿いの農道を南下していくと、白くて丸い建造物が現れる。巨人のキャンプ地としても知られる、サンマリンスタジアム宮崎だ。
しかし、遠くに見えた目的地がなかなか近づいてこない。どれだけおっきなスタジアムなんだ?と思っていたけれど、それだけでもない。海が近く、かなり風が強いのだ。見れば中央分離帯に連なるヤシの木もかなり揺れている。ローハイトリムの車輪で良かった、と思いつつ何とか会場へと到着。
サンマリンスタジアムの駐車場には、すでにグレイトアースのエアアーチが。いくつかテントが並ぶ中で、前日受付に来た方たちが受付している。ちなみに今年から登場した、グレイトアースの機材を運ぶオフィシャルカーはここ宮崎にも登場。なんと関東からフェリーに乗って、遠路はるばるやってきたんだとか。お疲れ様です。
受付を済ませたら、一旦宿へとチェックイン。今回は、大会のオフィシャルホテルでもあるアリストンホテル宮崎へ。ホテルの一角に、自転車預かり用のフロア、さらにはメンテナンススタンドやフロアポンプ、工具なども用意され、大会参加者を迎えてくれる準備もばっちりだ。事前にこちらへ自転車を送ってしまうのも、もちろんあり。
一旦荷物を紐解いて、向かうは宮崎観光ホテル。グレイトアースといえば!の豪華な前夜祭がこの宮崎大会でも開催されるのだ。その名も”霧島ナイト”。宮崎を見守る霧島連山を指しているのはもちろんだが、そしてなんといっても九州の宴会に欠かせない焼酎、霧島酒造を楽しむ夜でもある。
この夜、宮崎観光ホテルの宴会場に集まった皆さんを迎えてくれるのは、グレイトアースお馴染みの白戸太朗さんと平野由香里さんの2人のMC、そしてスペシャルゲストとして元全日本バレー選手の山本隆弘さんが登場。そして、もちろん乾杯は霧島で!
霧島ナイトと銘打つだけあって、この会では霧島が飲み放題!しかも、ベーシックな白霧島と黒霧島に加え、通販限定の金霧島やAx霧島まで揃えられ、芋焼酎の奥深い世界を楽しめる。ちなみに白霧島と黒霧島は原料となる芋は同じで、麹菌がそれぞれ異なるのだという。その名の通り、白霧島が白麹、黒霧島が黒麹なんだとか。そして、黒霧島をベースに冬虫夏草がブレンドされたのが金霧島、アスタキサンチンを加えたのがAx霧島で、それぞれ美しい黄金色と朱色に色づいた、目にも楽しい1杯だ。
そんなお酒を前にして、居ても立っても居られない皆さんの雰囲気を察してか、はたまたMCの皆さんも早く飲みたかったのか、おそらく両方なのでしょうが、前口上も短く乾杯!グッと芋焼酎の横綱を楽しんだら、ずらり机に並んだ地元グルメへ直行だ。人気はやっぱり、日南名物の地鶏炭火焼き。ここ数年で、宮崎地鶏系の居酒屋がチェーン展開しているけれど、本場で食べる本物は一味違う。
ひとしきりのどを潤し、胃袋を満たした頃合いを見計らって、余興のお時間に。「明日一緒に走る仲間とコミュニケーションを」ということで、ランダムでテーブルをシャッフル。受付時に渡されたカードの色別に集められたメンバー同士で、グループ対抗クイズ大会へ挑戦。
豪華な賞品が用意されているということもあり、みんなの知恵を出し合ってクイズへ挑んでいく中で、初対面という垣根も崩れていく。問題が出されるたび、あーでもないこーでもないと額を突き合わせ、正解が発表されるたび、手を合わせて喜び、または一緒に膝を落とす、なんてことをしていたら、終わるころにはすっかり仲良しに。
ちなみに出題されたのは、この宮崎大会が何度目か?とか、グレイトアースカーの移動にかかった時間は?なんて大会にちなんだものから、山本さんの身長などなど、バラエティに富んだもの。ちなみに千葉大会でも、大会の開催回数は出題されているので、次に前夜祭への参加を考えている人は要チェックだ(笑)
激闘を制した二つのチームへはグレイトアースTシャツか霧島が贈られることに。この雌雄を決するじゃんけんも大盛り上がりだったけれど、この後には全員を巻き込んだじゃんけん大会も行われた。こちらの目玉商品はアリストンホテルの宿泊券!ほかにももちろん霧島をはじめ、豪華なプレゼントに会場のボルテージはマックスへ。
和気あいあいとした雰囲気の中、前夜祭も終わりを迎える。グレイトアースの前夜祭は毎回参加するたび満足感でいっぱいで、宿についてから「あ、明日が本番なんだった……」と慌てて思い出すほど。とはいえ、明日の出発も早い、ささっと準備を終えて布団にもぐり込むのだった。
text&photo:Naoki.Yasuoka
実は、これまでの人生で九州に降り立ったことは一度だけ。そんな私が九州に抱くイメージは、桜島や阿蘇山など、現在でも活発に噴煙を上げる火山とともに生きる火の国だ。熱く溶けたマグマが噴き出そうと、常にエネルギーを蓄えている。荒魂として力を振るう自然を身近に感じていたからだろうか、高千穂など天孫降臨に関する伝説が多く残されている地でもあり、また、邪馬台国が九州にあったという学説もあり、日本人のルーツを感じる地域でもある。
そんなイメージを描きつつ羽田空港から1時半。満席のエアバスから降り立った宮崎空港は、むわりとした南国らしい熱さを感じる空気に包まれていた。日本一のローカル空港を称し、2014年に60周年を迎えたこの空港はまたの名を「宮崎ブーゲンビリア空港」というのだとか。
見上げれば、確かに空港ビルの上に”宮崎ブーゲンビリア空港”の看板が。でも、なんだかピンクでちょっと空港っぽくないというか、なんというか。火の国!九州男児!という、硬派なイメージをガシャンバラバラに砕いてくれる、ちょっぴりアダルティな雰囲気に呑まれつつ、いそいそと輪行解除して大会会場へ。
空港からもほど近く、5kmほどの距離なので今回は自走で。空港を出ると、大通りにの真ん中にワシントニアバームがずらりと植えられていて、すでに強い南国オーラを感じる。国道220号沿いの農道を南下していくと、白くて丸い建造物が現れる。巨人のキャンプ地としても知られる、サンマリンスタジアム宮崎だ。
しかし、遠くに見えた目的地がなかなか近づいてこない。どれだけおっきなスタジアムなんだ?と思っていたけれど、それだけでもない。海が近く、かなり風が強いのだ。見れば中央分離帯に連なるヤシの木もかなり揺れている。ローハイトリムの車輪で良かった、と思いつつ何とか会場へと到着。
サンマリンスタジアムの駐車場には、すでにグレイトアースのエアアーチが。いくつかテントが並ぶ中で、前日受付に来た方たちが受付している。ちなみに今年から登場した、グレイトアースの機材を運ぶオフィシャルカーはここ宮崎にも登場。なんと関東からフェリーに乗って、遠路はるばるやってきたんだとか。お疲れ様です。
受付を済ませたら、一旦宿へとチェックイン。今回は、大会のオフィシャルホテルでもあるアリストンホテル宮崎へ。ホテルの一角に、自転車預かり用のフロア、さらにはメンテナンススタンドやフロアポンプ、工具なども用意され、大会参加者を迎えてくれる準備もばっちりだ。事前にこちらへ自転車を送ってしまうのも、もちろんあり。
一旦荷物を紐解いて、向かうは宮崎観光ホテル。グレイトアースといえば!の豪華な前夜祭がこの宮崎大会でも開催されるのだ。その名も”霧島ナイト”。宮崎を見守る霧島連山を指しているのはもちろんだが、そしてなんといっても九州の宴会に欠かせない焼酎、霧島酒造を楽しむ夜でもある。
この夜、宮崎観光ホテルの宴会場に集まった皆さんを迎えてくれるのは、グレイトアースお馴染みの白戸太朗さんと平野由香里さんの2人のMC、そしてスペシャルゲストとして元全日本バレー選手の山本隆弘さんが登場。そして、もちろん乾杯は霧島で!
霧島ナイトと銘打つだけあって、この会では霧島が飲み放題!しかも、ベーシックな白霧島と黒霧島に加え、通販限定の金霧島やAx霧島まで揃えられ、芋焼酎の奥深い世界を楽しめる。ちなみに白霧島と黒霧島は原料となる芋は同じで、麹菌がそれぞれ異なるのだという。その名の通り、白霧島が白麹、黒霧島が黒麹なんだとか。そして、黒霧島をベースに冬虫夏草がブレンドされたのが金霧島、アスタキサンチンを加えたのがAx霧島で、それぞれ美しい黄金色と朱色に色づいた、目にも楽しい1杯だ。
そんなお酒を前にして、居ても立っても居られない皆さんの雰囲気を察してか、はたまたMCの皆さんも早く飲みたかったのか、おそらく両方なのでしょうが、前口上も短く乾杯!グッと芋焼酎の横綱を楽しんだら、ずらり机に並んだ地元グルメへ直行だ。人気はやっぱり、日南名物の地鶏炭火焼き。ここ数年で、宮崎地鶏系の居酒屋がチェーン展開しているけれど、本場で食べる本物は一味違う。
ひとしきりのどを潤し、胃袋を満たした頃合いを見計らって、余興のお時間に。「明日一緒に走る仲間とコミュニケーションを」ということで、ランダムでテーブルをシャッフル。受付時に渡されたカードの色別に集められたメンバー同士で、グループ対抗クイズ大会へ挑戦。
豪華な賞品が用意されているということもあり、みんなの知恵を出し合ってクイズへ挑んでいく中で、初対面という垣根も崩れていく。問題が出されるたび、あーでもないこーでもないと額を突き合わせ、正解が発表されるたび、手を合わせて喜び、または一緒に膝を落とす、なんてことをしていたら、終わるころにはすっかり仲良しに。
ちなみに出題されたのは、この宮崎大会が何度目か?とか、グレイトアースカーの移動にかかった時間は?なんて大会にちなんだものから、山本さんの身長などなど、バラエティに富んだもの。ちなみに千葉大会でも、大会の開催回数は出題されているので、次に前夜祭への参加を考えている人は要チェックだ(笑)
激闘を制した二つのチームへはグレイトアースTシャツか霧島が贈られることに。この雌雄を決するじゃんけんも大盛り上がりだったけれど、この後には全員を巻き込んだじゃんけん大会も行われた。こちらの目玉商品はアリストンホテルの宿泊券!ほかにももちろん霧島をはじめ、豪華なプレゼントに会場のボルテージはマックスへ。
和気あいあいとした雰囲気の中、前夜祭も終わりを迎える。グレイトアースの前夜祭は毎回参加するたび満足感でいっぱいで、宿についてから「あ、明日が本番なんだった……」と慌てて思い出すほど。とはいえ、明日の出発も早い、ささっと準備を終えて布団にもぐり込むのだった。
text&photo:Naoki.Yasuoka
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