2017/11/18(土) - 10:15
日中に思い切りライドを楽しんだ後は仲間とともにパーッと打ち上げたい。そんな願いを叶えるホノルルセンチュリーライドツアー後夜祭の様子を、アンケートからチョイスした参加者エピソードとともにお届けします。
大会を走り切ったらはいお終い…とならないのが東武トップツアーズのホノルルセンチュリーライドツアーだ。ホテルに戻りシャワーを浴びて少しばかり休憩した後は、毎年盛況のイベントである後夜祭パーティーへと移動する。昨年に引き続きホノルル市街の中華レストランを貸し切った会場には、ライドの疲れを感じさせないはつらつとした表情を見せる約50名の参加者が集まった。
昨年と同じく中華レストランを貸し切って行われた後夜祭パーティー
乾杯!の合図で会がスタート
チーム員同士で、家族で、カップルで、お一人で、それぞれ境遇は違えど皆センチュリーライドを走り切った仲間として自然と打ち解けていくのは、自転車という共通の趣味を持った者だからこそだろう。同じツアー参加者としてなんとなく顔だけは知っている、というくらい馴染みの薄い人同士でも、用意された10人掛けの円卓を囲んでしまえば、すぐお友達に早変わりだ。
今中さんの「乾杯!」の合図で会がスタート。料理とともにお酒が入れば気分も上がり、会話にも花が咲く。始めは大会の思い出を語り合っていた参加者のみなさんだが、次第にプライベートな話題へ。「このツアーは何回目ですか?」「なんで自転車を始めたんですか?」「普段どこを走っているんですか?」などなど、自転車乗り同士の探究心は底を尽きない。
円卓で料理を囲み、お酒も入って会話も弾む参加者のみなさん
ガーリックシュリンプなど数々の料理が運ばれてくる
会場のモニターではスライドショーも映し出された。皆さんの姿はありましたか?
今中さんに自転車の乗り方のアドバイスを聞いたり、メカニックで帯同した栗田さんに機材の質問をしたり、サポートライダーである須田さんと金田さんには身体の使い方を聞いてみたり、普段イベントのトークショー等でしか聞けないアレコレをこんな身近に話せる場はそうはないはず。非常に貴重な時間を各々が過ごしたことだろう。
また後夜祭の目玉企画の一つとして、我々シクロワイアード編集部が大会中に撮影した写真をまとめた、スライドショーを楽しみにしてくださった人もいたと思う。前日のライドイベントから大会のゴールまで、2日間分の約1000枚近い写真をテレビ画面にて流していく中で、みなさん自分の姿を見つけては喜んでくれたご様子。イベント中の走行シーンなどの写真を撮ってもらえるのも、この東武トップツアーズならではの特典だ。
絹代さんからは美容グッズをプレゼント
抽選会のためにジャージやヘルメットも持ち込んだ今中さん
レストランの名物である鯉の形をした巨大マンゴープリンがデザートとして出された
ツアーのサポートを行った栗田さん、須田さん、金田さんも最後に挨拶
終盤になると参加者お待ちかねの抽選会タイム。今中さん、絹代さん、そしてシクロワイアードの綾野編集長が持ち寄ったグッズが所狭しと並ぶ。絹代さんからは会場の笑いを誘うジョークグッズや女性らしい美容グッズなどが、今中さんはサイン入りのキャップ、サイクルジャージ、そしてヘルメットまで持参しそれぞれ参加者に配られた。
会の終わりには今中さんを始めとするツアーのサポートメンバーがみなさんの前で締めのご挨拶。栗田さん、須田さん、金田さんは自身の本職をアピールする営業トークも交えつつ、それぞれ「また走りたい」と満足した表情で語った。最後に今中さんの掛け声による「来年も参加するぞー!」と恒例のシュプレヒコールで幕を下ろした。
”また来年も参加するぞー!”と恒例のシュプレヒコールで閉幕
さて、パーティーの途中では後夜祭前に行った参加者アンケートの中から、みなさんが書いてくれた感想や思いを絹代さんがピックアップして発表する場面も。数々のおもしろエピソードが披露されたが、その中からいくつかこの記事上でもご紹介しましょう。
小野田ナナさん ツアー事前説明会で自転車梱包用のダンボールをもらったことが参加のきっかけ
スポーツバイクを始めてまだ3ヶ月だという小野田さん。ツアー参加を決めあぐねているところ、事前説明会にて自転車梱包用のダンボールをもらったことで決心がついたのだと言う。「自転車を買ってからまだ500kmほどしか練習していなく、今回160kmを走り切れたのも皆さんのおかげです」と話す。
「外国人の参加者が一緒に走ってくれた」とのエピソード
ロードバイクを始めて3ヶ月だという小野田さんも無事完走
大会中には熱中症ぎみになりペースダウンしたものの、なんと外国人の参加者が心配してくれて一緒に走ってくれたとこと。「私が遅れても先で待っていてくれて感動しました。他の人を助けられるくらい体力をつけたいですね。不安でしたが参加して良かったです」と満足そうな表情を見せてくれた。
伊藤キヨアキさん 唯一のレンタルバイク参加者ながら100マイル完走
ツアーの初日にレンタルバイクでの参加が自分ひとりだと気づき不安が募ったものの、果敢にも100マイルに挑戦することを決意。「ホントよく頑張ったよね、やっぱりチャレンジ精神は大事だね」と今中さんも感心するほど。
「レンタルバイクは登りがキツかった」と振り返る伊藤さん
唯一のレンタルバイク参加者ながら100マイルを走り切った伊藤さん
レンタルバイクということもあり、特に登りで遅れがちだったという伊藤さん。「登り坂でも”ここは平地だ”という気持ちで頑張りました。なるべくトップスピードのまま登りに差し掛かるように心がけたのが効きましたね」と話してくれた。
皆川ミチヨさん 1年越しの新婚旅行として夫婦でツアーに参加
彼の影響でロードバイクを始めたという皆川さんは今回夫婦揃っての参加。しかも1年越しの新婚旅行として、自転車もホノルルも満喫できるこのツアーへの参加を決めたのだという。「忘れられない素敵な思い出となりました」とご満足いただけた様子。
「忘れられない思い出になりました」と振り返る皆川さん
新婚旅行としてツアーを楽しんだ皆川さん夫婦
お二人ともに100マイルを完走。「互いに励まし合いながら走りました」と新婚さんらしいエピソードも。お手本のような自転車乗り夫婦に今中さんも「普通女性が諦めちゃうことが多いけど、羨ましいお二人だよね。自転車乗りの憧れの形だよ」と話す。
大西カズオさん 今回4回目の参加、100マイル完走で過去の嫌な思い出を払拭
2014年に初参加し、それ以降毎年このツアーに参加しているという大西さん。4回目となる今年は、自身の初回となった2014年の記念ジャージを着て大会を走ったという。というのも、2014年は前日ライドで鎖骨を折るトラブルに見舞われ大会本番を走ることができなかったのだとか。その時の無念を晴らすため当時のジャージを着用し100マイル完走に臨んだ。
「走れなかった2014年のリベンジができました」と嬉しそうに語る大西さん
2014年の大会ジャージを着て走った大西さん
「初回を走ることができなかったので、心残りがありました。ただ今日それがリベンジできたと思います」と満足そうに語ってくれた。事前説明会では毎年その時のトラブルが話題に上がるというから、その際は”大西さんの話だ”と思い出して、怪我には注意してツアーを楽しんでほしい。
荻野ヒデオさん 大会当日がなんと誕生日、息子さんとともに100マイル完走
ツアーの常連とも言える荻野さんだが、今年はロードバイクを始めたばかりだという息子さんとともに参加。「息子が完走できるか心配でしたが何とか走り切れました。今後は逆に自分が心配される側になりそうです」とお二人で100マイルを完走できた喜びを語る。
今回ご家族揃って来られた荻野さん一家
息子さんとともに100マイルを完走した荻野さん
また、大会当日がなんと誕生日だったという荻野さん。”お父さんに一言”と絹代さんから振られた息子さんは「楽しすぎてこっちがプレゼントをもらったような気分です。感謝の気持ちでいっぱいです」と感動のコメント。会場からも”おめでとう”の声があがるとともに温かい拍手に包まれ、嬉しそうな荻野さんの表情が印象的でした。
さて、次回はホノルルセンチュリーライドレポート最終回。大会翌日のモーニングライドやノースショアサイクリングの様子をお届けします。
東武トップツアーズ ホノルルセンチュリーライドツアーFacebookフォトアルバム
DAY1 大会前日 走り方講座&プラクティスライド
DAY2 大会当日 ホノルルセンチュリーライド&後夜祭
DAY3 大会翌日 タンタラスの丘モーニングライド&ノースショアライド
text&photo:Yuto.Murata
photo:Makoto.AYANO
大会を走り切ったらはいお終い…とならないのが東武トップツアーズのホノルルセンチュリーライドツアーだ。ホテルに戻りシャワーを浴びて少しばかり休憩した後は、毎年盛況のイベントである後夜祭パーティーへと移動する。昨年に引き続きホノルル市街の中華レストランを貸し切った会場には、ライドの疲れを感じさせないはつらつとした表情を見せる約50名の参加者が集まった。
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今中さんの「乾杯!」の合図で会がスタート。料理とともにお酒が入れば気分も上がり、会話にも花が咲く。始めは大会の思い出を語り合っていた参加者のみなさんだが、次第にプライベートな話題へ。「このツアーは何回目ですか?」「なんで自転車を始めたんですか?」「普段どこを走っているんですか?」などなど、自転車乗り同士の探究心は底を尽きない。
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今中さんに自転車の乗り方のアドバイスを聞いたり、メカニックで帯同した栗田さんに機材の質問をしたり、サポートライダーである須田さんと金田さんには身体の使い方を聞いてみたり、普段イベントのトークショー等でしか聞けないアレコレをこんな身近に話せる場はそうはないはず。非常に貴重な時間を各々が過ごしたことだろう。
また後夜祭の目玉企画の一つとして、我々シクロワイアード編集部が大会中に撮影した写真をまとめた、スライドショーを楽しみにしてくださった人もいたと思う。前日のライドイベントから大会のゴールまで、2日間分の約1000枚近い写真をテレビ画面にて流していく中で、みなさん自分の姿を見つけては喜んでくれたご様子。イベント中の走行シーンなどの写真を撮ってもらえるのも、この東武トップツアーズならではの特典だ。
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終盤になると参加者お待ちかねの抽選会タイム。今中さん、絹代さん、そしてシクロワイアードの綾野編集長が持ち寄ったグッズが所狭しと並ぶ。絹代さんからは会場の笑いを誘うジョークグッズや女性らしい美容グッズなどが、今中さんはサイン入りのキャップ、サイクルジャージ、そしてヘルメットまで持参しそれぞれ参加者に配られた。
会の終わりには今中さんを始めとするツアーのサポートメンバーがみなさんの前で締めのご挨拶。栗田さん、須田さん、金田さんは自身の本職をアピールする営業トークも交えつつ、それぞれ「また走りたい」と満足した表情で語った。最後に今中さんの掛け声による「来年も参加するぞー!」と恒例のシュプレヒコールで幕を下ろした。
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小野田ナナさん ツアー事前説明会で自転車梱包用のダンボールをもらったことが参加のきっかけ
スポーツバイクを始めてまだ3ヶ月だという小野田さん。ツアー参加を決めあぐねているところ、事前説明会にて自転車梱包用のダンボールをもらったことで決心がついたのだと言う。「自転車を買ってからまだ500kmほどしか練習していなく、今回160kmを走り切れたのも皆さんのおかげです」と話す。
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伊藤キヨアキさん 唯一のレンタルバイク参加者ながら100マイル完走
ツアーの初日にレンタルバイクでの参加が自分ひとりだと気づき不安が募ったものの、果敢にも100マイルに挑戦することを決意。「ホントよく頑張ったよね、やっぱりチャレンジ精神は大事だね」と今中さんも感心するほど。
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皆川ミチヨさん 1年越しの新婚旅行として夫婦でツアーに参加
彼の影響でロードバイクを始めたという皆川さんは今回夫婦揃っての参加。しかも1年越しの新婚旅行として、自転車もホノルルも満喫できるこのツアーへの参加を決めたのだという。「忘れられない素敵な思い出となりました」とご満足いただけた様子。
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お二人ともに100マイルを完走。「互いに励まし合いながら走りました」と新婚さんらしいエピソードも。お手本のような自転車乗り夫婦に今中さんも「普通女性が諦めちゃうことが多いけど、羨ましいお二人だよね。自転車乗りの憧れの形だよ」と話す。
大西カズオさん 今回4回目の参加、100マイル完走で過去の嫌な思い出を払拭
2014年に初参加し、それ以降毎年このツアーに参加しているという大西さん。4回目となる今年は、自身の初回となった2014年の記念ジャージを着て大会を走ったという。というのも、2014年は前日ライドで鎖骨を折るトラブルに見舞われ大会本番を走ることができなかったのだとか。その時の無念を晴らすため当時のジャージを着用し100マイル完走に臨んだ。
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荻野ヒデオさん 大会当日がなんと誕生日、息子さんとともに100マイル完走
ツアーの常連とも言える荻野さんだが、今年はロードバイクを始めたばかりだという息子さんとともに参加。「息子が完走できるか心配でしたが何とか走り切れました。今後は逆に自分が心配される側になりそうです」とお二人で100マイルを完走できた喜びを語る。
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さて、次回はホノルルセンチュリーライドレポート最終回。大会翌日のモーニングライドやノースショアサイクリングの様子をお届けします。
東武トップツアーズ ホノルルセンチュリーライドツアーFacebookフォトアルバム
DAY1 大会前日 走り方講座&プラクティスライド
DAY2 大会当日 ホノルルセンチュリーライド&後夜祭
DAY3 大会翌日 タンタラスの丘モーニングライド&ノースショアライド
text&photo:Yuto.Murata
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