2017/08/14(月) - 09:36
メッセンジャーバッグブランドとして、世界的な知名度を誇るTIMBUK2(ティンバックツー)。原宿にて行われた2018年春夏モデルの展示会では、メッセンジャーバッグのみならず、バックパックからバイクパッキング用バッグまで幅広いラインアップが用意されていた。
1989年にアメリカ・サンフランシスコにて創業したティンバック2。かの街でバイクメッセンジャーとして活動していたロブ・ハニーカットが200ドルで購入した中古のミシンから始まったバッグブランドであり、日本においては、メッセンジャーバッグといえばティンバック2であり、ティンバック2といえばメッセンジャーバッグだ、と言えるほどメジャーなバッグブランドでもある。
自転車乗りならずとも、一度は目にしたことがあるだろうティンバック2の代表的なプロダクトが、特徴的な3パネルデザインの”クラシックメッセンジャー”。メッセンジャーバッグといえばこのモデルを思い浮かべる人が大多数なのではないか、と思われるほどの超定番モデルであり、アイコニックな存在でもある。
ただ、逆説的に言うと、偉大なクラシックメッセンジャーの存在が強すぎることで、他のモデルへの注目がかすんでしまっていたこともまた事実。実際、筆者にとってもティンバック2=クラシックメッセンジャーのブランド、であり、この展示会へ訪れるまで、総合バッグブランドと呼ぶに差し支えないラインアップを持っていることを実感できていなかった。
さて、Rapha TOKYOやクラウンギアーズ、narifuriなど、自転車関係のショップが集まる明治通り沿いの一角にあるビルで行われたティンバック2の展示会。地下のフロアに設けられた会場にはずらりとティンバック2のバッグが並べられ、その物量に圧倒される。
同社を代表するメッセンジャーバッグももちろん展示されているのだが、その割合は1/6程度。その他は、カジュアルなトートバッグ、スポーティーなバックパック、そしてサイクル用のパニアバッグやシートバッグなどなど、多岐にわたる製品がずらりと用意されていた。
中でも注目モデルとなるのが、パニアバッグとしてもバックパックとしても使用可能なDeply Convertible Pack。各社からコンパーチブルバッグが出されているが、ラックへの取り付けシステムがベルクロで、固定力が低かったり、バックパックとしての背負い心地が良くないモデルも多かった。
しかし、このバッグはラックへの固定が簡単かつしっかりと行うことの出来るフック方式になっているため、パニアバッグとしての使い勝手は専用品に勝るとも劣らない一方で、背中にフックが当たらないように分厚いクッションを用いることでバックパックとしても違和感の無い背負い心地を提供していくれるのだ。
他にも、軽量なハンドルバーバッグのFrontrunner Rollや大型シートバッグのSonoma Seat Packなど、自転車専用のバッグ類も数多く手掛けている。最新のトレンドを掴み、ティンバック2らしい解釈とデザインでカタチにされたプロダクトたちは、どれもユニークな魅力に満ちている。
グラフィックやスタイリングに魅力を感じるユーザーも多いのだろうが、機能面でもよく考えられているのがティンバック2の特長でもある。先ほど触れたコンパーチブルパックも独自のアイディアで使い勝手を追求したモデルである。
使い勝手に対するこだわりは細部に渡っている。例えば、バックパックの中でも最も人気の製品であるRobin Pack。メインの気室へアクセスするためのカバーは、ワンタッチで開け閉め出来るフック式となっており、冬場に分厚いグローブを着けていても、簡単に開閉できる。このこだわりは、他のポケットでも見られ、マグネット式のカバーやジッパーでもつまみやすいループが装着されているなど、扱いやすさというコンセプトが一貫しているように感じられた。
決してクラシックなメッセンジャーバッグのみがティンバック2のウリではない。バッグを使う全てのユーザーの扱いやすさを常に第一に考え、開発を行ってきた様々なバッグたちが用意されている。シクロワイアードでは、その魅力的なラインアップを随時紹介していく予定なので、楽しみにしていてほしい。
text&photo:Naoki.YASUOKA
1989年にアメリカ・サンフランシスコにて創業したティンバック2。かの街でバイクメッセンジャーとして活動していたロブ・ハニーカットが200ドルで購入した中古のミシンから始まったバッグブランドであり、日本においては、メッセンジャーバッグといえばティンバック2であり、ティンバック2といえばメッセンジャーバッグだ、と言えるほどメジャーなバッグブランドでもある。
自転車乗りならずとも、一度は目にしたことがあるだろうティンバック2の代表的なプロダクトが、特徴的な3パネルデザインの”クラシックメッセンジャー”。メッセンジャーバッグといえばこのモデルを思い浮かべる人が大多数なのではないか、と思われるほどの超定番モデルであり、アイコニックな存在でもある。
ただ、逆説的に言うと、偉大なクラシックメッセンジャーの存在が強すぎることで、他のモデルへの注目がかすんでしまっていたこともまた事実。実際、筆者にとってもティンバック2=クラシックメッセンジャーのブランド、であり、この展示会へ訪れるまで、総合バッグブランドと呼ぶに差し支えないラインアップを持っていることを実感できていなかった。
さて、Rapha TOKYOやクラウンギアーズ、narifuriなど、自転車関係のショップが集まる明治通り沿いの一角にあるビルで行われたティンバック2の展示会。地下のフロアに設けられた会場にはずらりとティンバック2のバッグが並べられ、その物量に圧倒される。
同社を代表するメッセンジャーバッグももちろん展示されているのだが、その割合は1/6程度。その他は、カジュアルなトートバッグ、スポーティーなバックパック、そしてサイクル用のパニアバッグやシートバッグなどなど、多岐にわたる製品がずらりと用意されていた。
中でも注目モデルとなるのが、パニアバッグとしてもバックパックとしても使用可能なDeply Convertible Pack。各社からコンパーチブルバッグが出されているが、ラックへの取り付けシステムがベルクロで、固定力が低かったり、バックパックとしての背負い心地が良くないモデルも多かった。
しかし、このバッグはラックへの固定が簡単かつしっかりと行うことの出来るフック方式になっているため、パニアバッグとしての使い勝手は専用品に勝るとも劣らない一方で、背中にフックが当たらないように分厚いクッションを用いることでバックパックとしても違和感の無い背負い心地を提供していくれるのだ。
他にも、軽量なハンドルバーバッグのFrontrunner Rollや大型シートバッグのSonoma Seat Packなど、自転車専用のバッグ類も数多く手掛けている。最新のトレンドを掴み、ティンバック2らしい解釈とデザインでカタチにされたプロダクトたちは、どれもユニークな魅力に満ちている。
グラフィックやスタイリングに魅力を感じるユーザーも多いのだろうが、機能面でもよく考えられているのがティンバック2の特長でもある。先ほど触れたコンパーチブルパックも独自のアイディアで使い勝手を追求したモデルである。
使い勝手に対するこだわりは細部に渡っている。例えば、バックパックの中でも最も人気の製品であるRobin Pack。メインの気室へアクセスするためのカバーは、ワンタッチで開け閉め出来るフック式となっており、冬場に分厚いグローブを着けていても、簡単に開閉できる。このこだわりは、他のポケットでも見られ、マグネット式のカバーやジッパーでもつまみやすいループが装着されているなど、扱いやすさというコンセプトが一貫しているように感じられた。
決してクラシックなメッセンジャーバッグのみがティンバック2のウリではない。バッグを使う全てのユーザーの扱いやすさを常に第一に考え、開発を行ってきた様々なバッグたちが用意されている。シクロワイアードでは、その魅力的なラインアップを随時紹介していく予定なので、楽しみにしていてほしい。
text&photo:Naoki.YASUOKA
リンク
Amazon.co.jp