2017/02/24(金) - 09:11
ビギナーやキッズも楽しめるCX運動会、シクロクロス富士川。誰がどのように楽しんだっていいイベントに集まった皆さんの愛車を紹介します。
武藤優奈さん(TEAM YOUCAN)のアンカー CX6D
ヒョウ柄のフロントフォークとブラウンのフレームカラーがスタイリッシュなアンカー CX6Dを駆るのは、TEAM YOUCANの武藤優奈さん。ヒョウ柄はペイントかと思いきや、ブックマンというブランドにラインアップされるステッカーでデコレーションしたとのこと。アンカーのカラーオーダーシステムでペイントしたラメ入りのシンプルなフレームカラーとのマッチングが非常に印象的だ。
ヘッドチューブの過激なステッカーは職場の先輩達によるセレクトだという。シートチューブにもダンディなおじさんのデカールが貼られていたりとルックスが非常に特徴的な1台だ。パーツは信頼性と軽量性を意識した堅実なチョイス。一見したところボトルケージが無いように見えるが、ファブリックのボトルケージレスボトルのスタッズが装備されており、普段の練習にも対応している。
香西真介さん(チバポンズ/Team Jamis)のジェイミス SuperNova Team
ファストクラスの熾烈な争いを制したチバポンズ/Team Jamisの香西真介さんが駆るバイクは、ジェイミス SuperNova Team。高剛性でハンドリングがしっかりしているバイクが好みだという香西さんは「ロードバイクに近いジオメトリーなので進みが軽くて満足できる1台です」とSuperNova Teamを評価する。
タイヤのセッティングは芝地コースの基本形だという前デュガス Small bird、後ろデュガス Pipisqualloという構成。前にはノブが細かいものを選びグリップ力を稼ぎつつ、後ろはセミスリックとすることで転がりの良さを引き出すセッティングだ。カテゴリー1ライダーのタイヤ選択は参考になるだろう。
シフトワイヤーには、既に自転車部門から撤退し、入手困難なGORE社のコーティングケーブル「Ride-on」を使用。チェーンは香西さん自らがコーティングし、フリクションを低減させたという一品だ。ちなみに、香西さんのチェーン「ザイコーチェーン」はツール・ド・おきなわの市民210kmを制した高岡選手も使用したという。
富家悠太さん(ポンさんの手下たち)のナイナー BSB9 RDO
チームエンデューロで見事優勝を飾り、ファストクラスでも3位表彰台にあがった富家悠太さん。ミズタニ自転車に勤める富家さんが操るのは、もちろん同社が扱うナイナーのシクロクロスバイク「BSB9 RDO」だ。もともと29erのMTB専門ブランドというだけあり、オフロード走行に適した設計が採用されているとのこと。BSB9 RDOの特徴はヘッドキャップ代わりに王冠を使用できること。富家さんもお気に入りのビールの王冠をつけていた。
HAYESのメカニカルディスクブレーキCX-PROやODIのバーテープなど、マウンテンバイク系ブランドのプロダクトが目立つアッセンブルだ。シートポストとステムはトムソンで統一。スタンズ・ノーチューブスのCRESTホイールに、パナレーサーのREGACROSSタイヤを組合せた足回りを採用していた。
泉名雄介さんのストンパー SS CX
アメリカ・オレゴン州に拠点を構える「Stoemper(ストンパー)」というハンドメイドブランドのシングルスピードCXを駆る泉名雄介さん。国内では珍しい米国ハンドメイドバイクは、かつてシクロクロス東京にも参戦したベン・ベルデン(ベルギー)も愛したブランド。泉名さんはそのStoemperのマーケティング担当者David Alvarezと友人であるため乗っているのだとか。ちなみに日本では弱虫ペダルのメカニックである日比谷篤史さんのサイクルストア「EFFECT」が取り扱っている。
赤色好きの泉名さんがフレームに選んだカラーはグレーで、赤色はアクセントカラーに落ち着いた。なんでも奥さんのご意向が反映されたのだとか。ダウンチューブの裏側に描かれたソンブレロは、遊び心でAlvarez氏が勝手に入れてしまったとのこと。なぜソンブレロかは、泉名さんがメキシコ人似で以前MTBイベントでソンブレロを着用したことがあるからだという。
シングルスピードを選んだ理由は変速する手間がないから。シンプルで何も考える必要がなく、ライドに集中できるのでSSは自転車を楽しむのに最適だと泉名さんはいう。ハンドルバーはドロップ部が「ハ」の字型になっていて、ゆとりを持ったポジションを取れるようにしたのも楽に自転車を楽しめるようにするためだという。
鈴木威範さん(半田自転車競技部CX)のシエロ CX Racer
ファンクラスBで見事優勝を飾った鈴木威範さんが駆るバイクは、浜松のバイシクルわたなべのメカニックさんにオススメされて選んだというシエロ CX Racer。以前のシクロクロスバイクから乗り替えてから、成績がぐんぐんと伸びていったという鈴木さんからは「シエロさまさまですよ」と笑顔がこぼれている。CX Racerの良いところは軽くて、反応が良いところとインプレを聞かせてくれた。
ヘッド、BB、ハブはもちろんシエロを作るクリスキングで統一。フロントシングルとし、リアのシフターはギブネールを採用している。ギブネールとはダブルレバーをブレーキレバーに移植したSTI型ブレーキレバーのことで、1度に4段以上の変速をすることができることが特徴だ。CXレースで発生しがちなスタート後の渋滞でも一気にギアを落とせることがメリットだと鈴木さんは説明する。
穴井和弘さん(NCCニホンダイラサイクリングクラブ)のTNI MUDGORILLA
シクロクロス大会は年に1、2度参戦、CXバイクは河川敷でテクニック練習を行う時に乗る程度だという穴井和弘さん。普段はロードばかりだというビギナーでも楽しめる大会だったため今年もリピート参加を決めたという。
そんな穴井さんが駆るバイクはTNIのMUD GORILLA。シクロクロスを始めるためにコストパフォーマンスに優れ、ある程度軽いカーボンバイクを探していた時に初めてTNIというブランドに出会ったという。実際にバイクを走らせてみても良いフィーリングを感じるバイクと評する。
ロードでチューブレスに慣れ親しんでいる穴井さんのこだわりは、シクロクロスでもチューブレスタイヤを使用するためクランクブラザーズのZINCを使用していること。チューブレスレディではなく、チューブレス用だということがポイントだという。基本はロード乗りということで、フロントのチェーンリングが50Tとなっていたのは愛嬌だ。
text&photo:Gakuto.Fujiwara
武藤優奈さん(TEAM YOUCAN)のアンカー CX6D
ヒョウ柄のフロントフォークとブラウンのフレームカラーがスタイリッシュなアンカー CX6Dを駆るのは、TEAM YOUCANの武藤優奈さん。ヒョウ柄はペイントかと思いきや、ブックマンというブランドにラインアップされるステッカーでデコレーションしたとのこと。アンカーのカラーオーダーシステムでペイントしたラメ入りのシンプルなフレームカラーとのマッチングが非常に印象的だ。
ヘッドチューブの過激なステッカーは職場の先輩達によるセレクトだという。シートチューブにもダンディなおじさんのデカールが貼られていたりとルックスが非常に特徴的な1台だ。パーツは信頼性と軽量性を意識した堅実なチョイス。一見したところボトルケージが無いように見えるが、ファブリックのボトルケージレスボトルのスタッズが装備されており、普段の練習にも対応している。
香西真介さん(チバポンズ/Team Jamis)のジェイミス SuperNova Team
ファストクラスの熾烈な争いを制したチバポンズ/Team Jamisの香西真介さんが駆るバイクは、ジェイミス SuperNova Team。高剛性でハンドリングがしっかりしているバイクが好みだという香西さんは「ロードバイクに近いジオメトリーなので進みが軽くて満足できる1台です」とSuperNova Teamを評価する。
タイヤのセッティングは芝地コースの基本形だという前デュガス Small bird、後ろデュガス Pipisqualloという構成。前にはノブが細かいものを選びグリップ力を稼ぎつつ、後ろはセミスリックとすることで転がりの良さを引き出すセッティングだ。カテゴリー1ライダーのタイヤ選択は参考になるだろう。
シフトワイヤーには、既に自転車部門から撤退し、入手困難なGORE社のコーティングケーブル「Ride-on」を使用。チェーンは香西さん自らがコーティングし、フリクションを低減させたという一品だ。ちなみに、香西さんのチェーン「ザイコーチェーン」はツール・ド・おきなわの市民210kmを制した高岡選手も使用したという。
富家悠太さん(ポンさんの手下たち)のナイナー BSB9 RDO
チームエンデューロで見事優勝を飾り、ファストクラスでも3位表彰台にあがった富家悠太さん。ミズタニ自転車に勤める富家さんが操るのは、もちろん同社が扱うナイナーのシクロクロスバイク「BSB9 RDO」だ。もともと29erのMTB専門ブランドというだけあり、オフロード走行に適した設計が採用されているとのこと。BSB9 RDOの特徴はヘッドキャップ代わりに王冠を使用できること。富家さんもお気に入りのビールの王冠をつけていた。
HAYESのメカニカルディスクブレーキCX-PROやODIのバーテープなど、マウンテンバイク系ブランドのプロダクトが目立つアッセンブルだ。シートポストとステムはトムソンで統一。スタンズ・ノーチューブスのCRESTホイールに、パナレーサーのREGACROSSタイヤを組合せた足回りを採用していた。
泉名雄介さんのストンパー SS CX
アメリカ・オレゴン州に拠点を構える「Stoemper(ストンパー)」というハンドメイドブランドのシングルスピードCXを駆る泉名雄介さん。国内では珍しい米国ハンドメイドバイクは、かつてシクロクロス東京にも参戦したベン・ベルデン(ベルギー)も愛したブランド。泉名さんはそのStoemperのマーケティング担当者David Alvarezと友人であるため乗っているのだとか。ちなみに日本では弱虫ペダルのメカニックである日比谷篤史さんのサイクルストア「EFFECT」が取り扱っている。
赤色好きの泉名さんがフレームに選んだカラーはグレーで、赤色はアクセントカラーに落ち着いた。なんでも奥さんのご意向が反映されたのだとか。ダウンチューブの裏側に描かれたソンブレロは、遊び心でAlvarez氏が勝手に入れてしまったとのこと。なぜソンブレロかは、泉名さんがメキシコ人似で以前MTBイベントでソンブレロを着用したことがあるからだという。
シングルスピードを選んだ理由は変速する手間がないから。シンプルで何も考える必要がなく、ライドに集中できるのでSSは自転車を楽しむのに最適だと泉名さんはいう。ハンドルバーはドロップ部が「ハ」の字型になっていて、ゆとりを持ったポジションを取れるようにしたのも楽に自転車を楽しめるようにするためだという。
鈴木威範さん(半田自転車競技部CX)のシエロ CX Racer
ファンクラスBで見事優勝を飾った鈴木威範さんが駆るバイクは、浜松のバイシクルわたなべのメカニックさんにオススメされて選んだというシエロ CX Racer。以前のシクロクロスバイクから乗り替えてから、成績がぐんぐんと伸びていったという鈴木さんからは「シエロさまさまですよ」と笑顔がこぼれている。CX Racerの良いところは軽くて、反応が良いところとインプレを聞かせてくれた。
ヘッド、BB、ハブはもちろんシエロを作るクリスキングで統一。フロントシングルとし、リアのシフターはギブネールを採用している。ギブネールとはダブルレバーをブレーキレバーに移植したSTI型ブレーキレバーのことで、1度に4段以上の変速をすることができることが特徴だ。CXレースで発生しがちなスタート後の渋滞でも一気にギアを落とせることがメリットだと鈴木さんは説明する。
穴井和弘さん(NCCニホンダイラサイクリングクラブ)のTNI MUDGORILLA
シクロクロス大会は年に1、2度参戦、CXバイクは河川敷でテクニック練習を行う時に乗る程度だという穴井和弘さん。普段はロードばかりだというビギナーでも楽しめる大会だったため今年もリピート参加を決めたという。
そんな穴井さんが駆るバイクはTNIのMUD GORILLA。シクロクロスを始めるためにコストパフォーマンスに優れ、ある程度軽いカーボンバイクを探していた時に初めてTNIというブランドに出会ったという。実際にバイクを走らせてみても良いフィーリングを感じるバイクと評する。
ロードでチューブレスに慣れ親しんでいる穴井さんのこだわりは、シクロクロスでもチューブレスタイヤを使用するためクランクブラザーズのZINCを使用していること。チューブレスレディではなく、チューブレス用だということがポイントだという。基本はロード乗りということで、フロントのチェーンリングが50Tとなっていたのは愛嬌だ。
text&photo:Gakuto.Fujiwara
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