2017/02/08(水) - 01:35
大阪駅に隣接するグランフロント大阪に、シマノが提案する自転車と釣りのライフスタイル提案スペース&カフェ 「SHIMANO SQUARE(シマノスクウェア)」がオープン。2月8日の開店に先立ち、招待客と報道陣を招いての内覧会が7日に行われた。
SHIMANO SQUARE(シマノスクウェア)外観 photo:Makoto.AYANO
JR大阪駅や阪急・阪神電車の梅田駅から直結する一等地にある大型複合施設「グランフロント大阪」の北館4F、ナレッジキャピタルにオープンしたSHIMANO SQUARE。一般向けのグランドオープンを翌日に控えた2月7日に行われたセレモニーと内覧会でその新サービスの概要が発表された。
グランフロント大阪 photo:Makoto.AYANO
グランフロント大阪 北館ナレッジキャピタルにあるシマノスクウェア photo:Makoto.AYANO
約309平方メートルの広さのSHIMANO SQUAREは、おもにゆったりくつろげるカフェスペースと、自転車と釣りの情報を届けるラボスペースからなる。店内に入ってすぐ両脇に広がる「シマノスクウェアカフェ」では、自転車や釣り文化に関するブックライブラリーとともにお茶と軽食、アルコール類が楽しめる。奥に位置するラボスペースは、「シマノサイクルギャラリー」「シマノフィッシングギャラリー」に分けられ、おもにシマノの歴代製品である釣具とサイクルパーツ、同社の歩みや趣味としての釣りとフィッシングに関する紹介などが展示される。
「シマノスクウェアカフェ」はゆったりとくつろげる photo:Makoto.AYANO
歴代デュラエースなどが並ぶ展示は、懐かしの旧製品から最新モデルまでのコンポが並び、パーツを分解した状態でその精密な構造を見せる工夫も。シマノが誇るサイクルパーツの数々を、一般に向けて理解しやすいカタチで展示する。
歴代のデュラエースが美しくディスプレイされる photo:Makoto.AYANO
シマノのモノ造りの歴史を知ることができる photo:Makoto.AYANO
ショップスペースとアーバンサイクルライフを提案するスペース photo:Makoto.AYANO
もういっぽうのフィッシングギャラリーはリールやロッド、ルアーなどタックルの数々や、季節ごとに釣れる魚やレシピなどの展示も。自転車と釣り、シマノが造り続けてきた両ジャンルの製品や、趣味としての世界観が味わえるディスプレイとなっている。
フィッシングゾーンのディスプレイ photo:Makoto.AYANO
リールのデュラエースとも言える「ステラ」が誇らしげに飾られる photo:Makoto.AYANO
鮮やかなルアーの展示も photo:Makoto.AYANO
リールの構成パーツをディスプレイ。その精巧さ、複雑さに驚く photo:Makoto.AYANO
右奥の「ライフスタイルストア」では、メタルや本革を使用した高品位なアクセサリー類など、釣りと自転車ライフだけでなく、普段の生活を豊かにする小物や雑貨類が販売される。
つまりSHIMANO SQUAREは、カフェとミュージアム、ショップが一体となったような多目的施設だ。ラボとカフェの間には仕切りがあるが、自由な行き来が可能で、例えばカフェを楽しむテーブルの脇の隙間からはラボスペースの展示物が覗き見できるような構造になっている。どちらからもアクセスしやすい中央部には、スクリーンを備えセミナーやワークショップが行えるようなイベントスペースも備える。
カフェ&ライトミールが提供される photo:Makoto.AYANO
カフェで出されるラテアートのコーヒー photo:Makoto.AYANO
特注のミニチュアが随所に飾られるのが楽しい photo:Makoto.AYANO
カフェスペースには釣りや自転車関連書籍が置かれ、読むことができる photo:Makoto.AYANO
セミナーやワークショップが行えるイベントスペース photo:Makoto.AYANO
カフェスペースではクラフトビールやワインも提供可能だ photo:Makoto.AYANO
展示される自転車の実車は、新コンポのメトレア等を装備したシティモデルが並び、アーバンライフにフォーカスしたバイクの展示がなされる。釣り部門にはハイエンドモデルで、いわば自転車のデュラエース的な存在のリール「ステラ」がラインナップとして飾られ、その有機的なまでの美しさが楽しめる。
大阪「キタ」の中心地ならではの提案で、休憩目的でカフェに立ち寄った人、あるいはラボ目的に訪問する人々にサイクリングとフィッシングの紹介をしているのだ。
例えばイベントスペースで催事が行われるときは、カフェに立ち寄る人もさり気なくその様子を楽しむことができるだろう。そんな出会いをつくりだす工夫が施されたスペースに仕立てあげられている。今後は随時、講師を招いたトークショーや講習会などを企画していくという。
アーバンサイクルライフを提案する展示 photo:Makoto.AYANO
シマノサイクルギャラリーの展示 photo:Makoto.AYANO
そもそも、SHIMANO SQUAREのあるグランフロント大阪「ナレッジキャピタル」は、文字通り「知的創造拠点」の意をもち、単に収益を求める店舗ではなく、大学や企業のラボやミュージアム、サロン、コミュニケーションスペースがテナントとして入る施設だ。SHIMANO SQUAREもシマノがモノ造りビジネスのジャンルとしている自転車と釣りの普及を目的として、「出会い」「価値体験」「感動体験」「癒し、くつろぎ」を提供、新しい価値を創造し、新しい文化を生み出すことを目指していくという。今後はこの場を活かして他業種とのコラボも期待できる。
バイシクルコンポーネンツ事業部の神保正彦さんが施設概要を説明 photo:Makoto.AYANO
新型デュラエースホイールの構成パーツがディスプレイされる photo:Makoto.AYANO
施設紹介のプレゼンではバイシクルコンポーネンツ事業部の神保正彦さんから説明があった。神保さんはデュラエース開発を担ってきた人物として知られる。
「グランフロントを歩いていて疲れた人が休憩目的にカフェに立ち寄ってくれて、お茶をしているうちに奥にある展示に興味を持ってもらう。そんなきっかけでこのスクェアが自転車や釣りの世界への接点になってくれることを期待しています。あるいは自転車と釣りを趣味にする人がここに集い、釣り談義、自転車談義に花を咲かせてもらえればと思っています。釣りと自転車の世界を、もっと広げたい、知ってもらいたい。東京と大阪ですでに展開されているシマノのカフェOVE(オーブ)以上に、一般の人にとっての入り口となる施設です」と神保さんは言う。
本格エスプレッソマシン photo:Makoto.AYANO
スタッフを代表して店長をつとめる池本英樹さんが挨拶 photo:Makoto.AYANO
ラボ、カフェのスタッフは総勢10名でスタートする。店長をつとめる池本英樹さんは元XTRなどの開発に携わった人物。「カフェの入りやすい雰囲気からこの世界を知ってもらい、釣りと自転車のある生活の豊かさを知るきっかけになって欲しい」(池本さん)。
サイクルの専門知識に富んだ池本さんとともに、釣り部門でも今後は相談できるコンシェルジュを常駐させ、サイクリングやフィッシングに関する案内と提案を行うという。例えばサイクリングコースや釣り場の情報、自転車や釣りのギアの選び方など、初歩的なことから専門的なことまで、相談に対応したいという。
ショップには生活を豊かにする小物が販売される photo:Makoto.AYANO
精巧なミニチュアが随所に飾られる photo:Makoto.AYANO
SHIMANO SQUARE(シマノスクエア)
所在地:大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル4階
電話:06-4256-6789(2月7日開通予定)
営業時間 :10:00〜21:00
定休日:月曜日
photo&report:Makoto.AYANO

JR大阪駅や阪急・阪神電車の梅田駅から直結する一等地にある大型複合施設「グランフロント大阪」の北館4F、ナレッジキャピタルにオープンしたSHIMANO SQUARE。一般向けのグランドオープンを翌日に控えた2月7日に行われたセレモニーと内覧会でその新サービスの概要が発表された。


約309平方メートルの広さのSHIMANO SQUAREは、おもにゆったりくつろげるカフェスペースと、自転車と釣りの情報を届けるラボスペースからなる。店内に入ってすぐ両脇に広がる「シマノスクウェアカフェ」では、自転車や釣り文化に関するブックライブラリーとともにお茶と軽食、アルコール類が楽しめる。奥に位置するラボスペースは、「シマノサイクルギャラリー」「シマノフィッシングギャラリー」に分けられ、おもにシマノの歴代製品である釣具とサイクルパーツ、同社の歩みや趣味としての釣りとフィッシングに関する紹介などが展示される。

歴代デュラエースなどが並ぶ展示は、懐かしの旧製品から最新モデルまでのコンポが並び、パーツを分解した状態でその精密な構造を見せる工夫も。シマノが誇るサイクルパーツの数々を、一般に向けて理解しやすいカタチで展示する。



もういっぽうのフィッシングギャラリーはリールやロッド、ルアーなどタックルの数々や、季節ごとに釣れる魚やレシピなどの展示も。自転車と釣り、シマノが造り続けてきた両ジャンルの製品や、趣味としての世界観が味わえるディスプレイとなっている。




右奥の「ライフスタイルストア」では、メタルや本革を使用した高品位なアクセサリー類など、釣りと自転車ライフだけでなく、普段の生活を豊かにする小物や雑貨類が販売される。
つまりSHIMANO SQUAREは、カフェとミュージアム、ショップが一体となったような多目的施設だ。ラボとカフェの間には仕切りがあるが、自由な行き来が可能で、例えばカフェを楽しむテーブルの脇の隙間からはラボスペースの展示物が覗き見できるような構造になっている。どちらからもアクセスしやすい中央部には、スクリーンを備えセミナーやワークショップが行えるようなイベントスペースも備える。






展示される自転車の実車は、新コンポのメトレア等を装備したシティモデルが並び、アーバンライフにフォーカスしたバイクの展示がなされる。釣り部門にはハイエンドモデルで、いわば自転車のデュラエース的な存在のリール「ステラ」がラインナップとして飾られ、その有機的なまでの美しさが楽しめる。
大阪「キタ」の中心地ならではの提案で、休憩目的でカフェに立ち寄った人、あるいはラボ目的に訪問する人々にサイクリングとフィッシングの紹介をしているのだ。
例えばイベントスペースで催事が行われるときは、カフェに立ち寄る人もさり気なくその様子を楽しむことができるだろう。そんな出会いをつくりだす工夫が施されたスペースに仕立てあげられている。今後は随時、講師を招いたトークショーや講習会などを企画していくという。


そもそも、SHIMANO SQUAREのあるグランフロント大阪「ナレッジキャピタル」は、文字通り「知的創造拠点」の意をもち、単に収益を求める店舗ではなく、大学や企業のラボやミュージアム、サロン、コミュニケーションスペースがテナントとして入る施設だ。SHIMANO SQUAREもシマノがモノ造りビジネスのジャンルとしている自転車と釣りの普及を目的として、「出会い」「価値体験」「感動体験」「癒し、くつろぎ」を提供、新しい価値を創造し、新しい文化を生み出すことを目指していくという。今後はこの場を活かして他業種とのコラボも期待できる。


施設紹介のプレゼンではバイシクルコンポーネンツ事業部の神保正彦さんから説明があった。神保さんはデュラエース開発を担ってきた人物として知られる。
「グランフロントを歩いていて疲れた人が休憩目的にカフェに立ち寄ってくれて、お茶をしているうちに奥にある展示に興味を持ってもらう。そんなきっかけでこのスクェアが自転車や釣りの世界への接点になってくれることを期待しています。あるいは自転車と釣りを趣味にする人がここに集い、釣り談義、自転車談義に花を咲かせてもらえればと思っています。釣りと自転車の世界を、もっと広げたい、知ってもらいたい。東京と大阪ですでに展開されているシマノのカフェOVE(オーブ)以上に、一般の人にとっての入り口となる施設です」と神保さんは言う。


ラボ、カフェのスタッフは総勢10名でスタートする。店長をつとめる池本英樹さんは元XTRなどの開発に携わった人物。「カフェの入りやすい雰囲気からこの世界を知ってもらい、釣りと自転車のある生活の豊かさを知るきっかけになって欲しい」(池本さん)。
サイクルの専門知識に富んだ池本さんとともに、釣り部門でも今後は相談できるコンシェルジュを常駐させ、サイクリングやフィッシングに関する案内と提案を行うという。例えばサイクリングコースや釣り場の情報、自転車や釣りのギアの選び方など、初歩的なことから専門的なことまで、相談に対応したいという。


SHIMANO SQUARE(シマノスクエア)
所在地:大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル4階
電話:06-4256-6789(2月7日開通予定)
営業時間 :10:00〜21:00
定休日:月曜日
photo&report:Makoto.AYANO
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