1982年のマウンテンバイク黎明期よりMTB専業パーツブランドとして、数々の独創的かつ機能性に優れるプロダクトを世に送り出してきたアメリカンブランド「WTB」。37CのRIDDLERや、NANO TCS、RANGERという3種類のタイヤと、SCRAPERというホイールを紹介しよう。



センターノブは低く、サイドノブを高く設計することで軽快な乗り心地とコーナーでのグリップ力を兼ね備えた WTB Riddrerセンターノブは低く、サイドノブを高く設計することで軽快な乗り心地とコーナーでのグリップ力を兼ね備えた WTB Riddrer


WTB RIDDLER

WTB RiddlerWTB Riddler (c)グローブライドWTB Riddler ノブWTB Riddler ノブ (c)グローブライドまず紹介するのはマウンテンバイク用タイヤの「RIDDLER」を700×37Cにアレンジしたグラベルロード用タイヤだ。センターノブをスモールサイズかつ低く設計することで転がりを軽くし、舗装路や芝地や締ったダートでの軽快感を演出。対してサイドノブは、高く大きく作ることでコーナリング時に路面を捉えてくれるグリップ力を実現していることも特徴である。

WTBのチューブレステクノロジーであるTCSを採用しているため、チューブレスタイヤとして使用すると、ワイドタイヤの大きなエアボリュームの恩恵を受けることができるだろう。続々と登場しているグラベル/アドベンチャーバイクで、舗装路と未舗装路どちらも走行する時に活躍してくれるタイヤだ。重量は448g、価格は6,900円(税抜)。

WTB RIDDLER
サイズ:700×37C
ケーシング:TCS Light
コンパウンド:FastRolling
重量:448g
価格:6,900円(税抜)



WTB NANO

WTB NanoWTB Nano (c)グローブライド続いて紹介するタイヤはWTBマウンテンバイク用タイヤの定番と呼ばれるほど性能に定評のある「NANO」。29インチや27.5インチ、700×40Cなど様々なサイズが用意される同タイヤの新モデルは、29×2.1インチサイズのTCS(チューブレス対応)だ。

NANOは、一直線につながるように配置されたセンターノブによって引き締まった路面で転がりの軽さを発揮し、細かいサイドノブがコーナーでのトラクションに貢献するタイヤである。クロスカントリーやトレイルライドに向いており、活躍するシチュエーションは様々だ。価格は8,200円(税抜)。

WTB NANO
サイズ:29×2.1
ケーシング:TCS Light
コンパウンド:FastRolling
重量:685g
価格:8,200円(税抜)



WTB RANGER

WTB RangerWTB Ranger (c)グローブライドそして新型MTBタイヤ「RANGER」が登場する。26インチと27.5インチという2種類の大きさが用意されたRANGERは、それぞれに2.8インチ、3.0インチという幅が用意されたセミファットタイヤ。大きな接地面積によるグリップ力や、大容量のエアボリュームによる衝撃吸収性といったワイドタイヤならではの恩恵を受けられる。

トレッド全てにサイピングを施すことでグリップ力を強化。センタートレッドの間隔を詰め転がり抵抗を低減させ、整列したサイドノブによって登りやコーナーリングでのトラクションを確保していることが特徴だ。いずれのタイヤもTCS(チューブレス対応)。価格は9,200円(税抜)だ。


WTB RANGER
サイズ/重量:26×2.8/805g(26+)、26×3.0/817g(26+)
       27.5×2.8/860g(27.5+)、27.5×3.0/884g(27.5+)
ケーシング:TCS Light
コンパウンド:High Grip
価格:9,200円(税抜)



WTB Scraper

WTB ScraperWTB Scraper (c)グローブライドWTBはプラス規格(セミファット)のタイヤを装着するホイールは外幅35mm以上を推奨。低リムハイトのチューブレス対応ホイール「Scraper」に、先述したような26インチのセミファットを装着するためのサイズが追加された。

軽量で強度に優れるというWT46合金製というリムは、内幅は2.8インチタイヤに最適化されたWTB独自の”i40”規格を採用し、外幅は45mm、ホール数は32、重量525gというスペックだ。価格は16,000円(税抜)。

WTB Scraper
径:26インチ
内幅:i40
外幅:45mm
ホール:32
ジョイント:スリーブ
重量:525g
価格:16,000円(税抜)


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