2016/11/08(火) - 12:48
アフリカ大陸最南端の国、南アフリカ共和国。世界的にも人気の高い観光地であるケープタウンを出発し、世界遺産のケープ半島を舞台としたロングライド「ケープタウンサイクルツアー」。日本から催行される参加ツアーも企画され、現在参加者を募集中だ。
世界中から3万5000人のサイクリストが参加するロングライドイベント「ケープタウンサイクルツアー」(Cape Town Cycle Tour)。舞台は広大なアフリカ大陸の南に位置する南アフリカ共和国。同国を代表する人気の観光地ケープタウンから、世界遺産にも登録されているケープ半島を駆け抜ける109kmのロングライドだ。
2017年3月12日(日)に開催される来年大会に合わせ、旅行会社H.I.S.(エイチ・アイ・エス)の参加ツアーも催行されることが決まった。ここでは、昨年実際にこの大会に参加したスポーツジャーナリストの「ハシケン」こと橋本謙司が、今年40周年を迎える歴史ある「ケープタウンサイクルツアー」の魅力を紹介しよう。
3万5000人という、世界のサイクルイベントの中でも、圧倒的な参加規模を誇る「ケープタウンサイクルツアー」。日本人に人気の「ホノルルセンチュリーライド」が1,800人規模であることを考えると、そのスケールの大きさに驚く。あの「エタップ・デュ・ツール」でさえ、1万5000人ほどだから。
この地球上で最大規模のサイクルイベントには、毎年、約40か国から多様な国籍や人種の参加者が集い、とにかく国際色が豊かだ。
ヨーロッパをはじめ海外からの旅行客も多い南アフリカ第二の都市「ケープタウン」。2010年のサッカーワールドカップ以降、外国人観光客は増加の一途を辿っている。インド洋と大西洋に挟まれたケープ半島の南西端には、かの有名な喜望峰がある。そして、ケープタウンの街を見下ろすテーブルマウンテンなど、風光明媚な自然に囲まれたエリアだ。
気になるコースは全長109km。後半は海岸線の小刻みなアップダウンを繰り返すが、総獲得標高は1,220mと初心者でも楽しく走り切れるレベルだ。
“南アフリカの父”として知られる、南アフリカ元大統領 ネルソン・マンデラ氏の巨大肖像画がある庁舎前に集まるサイクリストの出身国は多様だ。ケニア、エチオピア、タンザニア、モザンビークなど周辺のアフリカ諸国はもちろん、フランス、オランダ、ポルトガルなどヨーロッパからも多くの参加者が集まる。世界中のサイクリストが一堂に会する雰囲気は、多くの海外イベントの中でも国際色がもっとも強い。まさに地球規模のサイクルイベントを体験できる。
大会の運営もレベルが高く、3万5000人がウェーブごとによどみなくスタートしていく様は圧巻だ。109kmのコースは、大部分が自然保護区に指定されているケープ半島を時計回りに1周する。序盤は、街中から高速道路を完全封鎖。ハイウェイはサイクリストで埋め尽くされる。日本なら、新宿を拠点に首都高を封鎖して開催するイメージだ。
ハイウェイを南下し、海岸線に出ると、ペンギンやクジラの生息地など、南アフリカらしい自然を間近に体験できる。そして、アフリカ南西端の喜望峰をかすめながら再び北上。野生のダチョウと並走するチャンスにめぐり会えるかも?
後半は、世界でもっとも美しい海のひとつに数えられるディープブルーの大西洋を眺めながら、半島の西海岸を駆け抜ける。岸壁沿いを縫うように走るチャップマンズ・ピーク・ドライブはハイライトシーンのひとつだ。
そして、大自然もさることながらコース上を埋め尽くす沿道の応援には感動すら覚えるだろう。街中はもちろん、序盤の高速道路上にも観客が顔を出し熱い声援を送る。応援スタイルは趣向が凝らされ、アフリカ打楽器を使った本格的な応援も見られる。スタートからゴールまで、途切れることのない大声援を浴び続けることになる。参加者数が世界一なら、応援の数も世界一。アフリカ独特のノリの良さに、大興奮のロングライドを満喫できるだろう。
コース全体を通して緩やかなアップダウンはあるものの、本格的な峠道はないため、脚力に自信のないファンライド派でも安心して楽しめる。ロードバイクだけでなく、MTBやクロスバイク、2人乗りのタンデム自転車での参加も多く見かけるなど、自転車のスタイルも様々だ。
ゴール地点のケープタウン・スタジアムには多くの飲食ブースが並び、ゴール後もイベントを最後まで楽しめるだろう。
H.I.Sが日本から参加ツアーを催行 経験豊富なハシケンがナビゲートする3泊6日の旅
ケープタウンサイクルツアーは、アフリカ大陸ならではの大自然を肌で感じられ、プライスレスな驚きの出会いが待っている、まさに極上のロングライドだ。そんなイベントの日本からの参加ツアーがついに実現する。来年3月12 日(日)に開催される大会は、満足度の高い海外ツアーを数多く手がけるH.I.S.がツアーを催行(※)。また、スポーツジャーナリストのハシケンこと橋本謙司氏もツアーコーディネーターとして参画。イベント当日だけでなく、前日のライドや観光スポット巡りをナビゲートするなど、サイクリスト目線でツアーの充実を目指す。
これまで日本人には馴染みが薄く、情報も少なかった世界最大のサイクルイベントへの参加がしやすくなった。ツアー期間は、3月9日(木)から14日(火)までの3泊6日。ツアーの詳細スケジュールは調整中だが、主な内容は以下のとおりだ。
ケープタウン到着後は、現地在住の日本人ガイド付きで大会のエキスポ会場(ケープタウン・スタジアム)へ移動し、大会の受付を行う。夜は、一大ショツピング施設「V&Aウォーターフロント」で優雅なディナータイムを楽しむ。
大会前日となる翌日は、ケープ半島のサイクリングツアーへ。ツアー参加者全員で、喜望峰自然保護区内をツーリングして、喜望峰の岬の先端を目指す。自然保護区内では、野生動物との出会いも楽しみのひとつになるだろう。
このほか、半島の東側のリゾート海岸「サイモンズタウン」や、南アフリカにしか生息しないケープペンギンの生息地である「ボルダーズビーチ」も要注目。西海岸のハイライトは、海抜593mを最高地点とするチャップマンズ・ピーク・ドライブ。険しい断崖絶壁に沿って約10km続く世界有数の山岳道路だ。また、南アフリカの歴史を語る上で欠かせないタウンシップ(黒人居住区)も通過。南アフリカの大自然と歴史を凝縮したサイクリングツアーを堪能したい。(現地の状況次第で、全ての観光地に立ち寄れない可能性がある旨、予めご了承下さい。)
大会当日は、朝からイベントに参加し、夜は打ち上げで楽しいひと時を過ごす予定だ。南アフリカは食事も充実していて、スプリングボックやダチョウのお肉、南アフリカワインはグルメの定番。夕食後は、ケープタウンの夜景ツアーへ。南アフリカ随一と言われる美しいケープタウンの街並みを一望し、サイクルツアーを締めくくりたい。
一生に一度は行きたい国のランキングでは、常に上位にランクインする南アフリカ。そこを舞台に開催される「ケープタウンサイクルツアー」。まだまだ日本人に知られていない世界最大級のロングライドイベント。しかし、参加したことがある人に聞けば、必ずもう一度行きたいと口を揃える。
ツアーの募集は10月5日から開始されている。毎年、大勢の日本人が参加する常夏のホノルルセンチュリーライドやヨーロッパのグランフォンドレースとはまた違う、アフリカならではの大自然との遭遇と、感動の出会いが待っていることだろう。
H.I.S ケープタウンサイクルツアー参加ツアー
日程:3/9(木)~3/14(火)
申込期間:2016年10月5日~2017年1月13日
利用航空会社:南アフリカ航空
利用ホテル :コモドールホテル(デラックスクラスホテル)
※3名1室利用不可
食事:朝3・昼1・夕3
添乗員:なし。現地係員がお世話します。
最少催行人数:10名
旅行代金:339,000円(大人お1人様/2名1室利用)
1人部屋追加代金 6日間56,000円 延泊代金 (2名1室利用時) 40,000円
※ツアーの内容についてはH.I.Sのツアー詳細ページでご確認ください。
世界中から3万5000人のサイクリストが参加するロングライドイベント「ケープタウンサイクルツアー」(Cape Town Cycle Tour)。舞台は広大なアフリカ大陸の南に位置する南アフリカ共和国。同国を代表する人気の観光地ケープタウンから、世界遺産にも登録されているケープ半島を駆け抜ける109kmのロングライドだ。
2017年3月12日(日)に開催される来年大会に合わせ、旅行会社H.I.S.(エイチ・アイ・エス)の参加ツアーも催行されることが決まった。ここでは、昨年実際にこの大会に参加したスポーツジャーナリストの「ハシケン」こと橋本謙司が、今年40周年を迎える歴史ある「ケープタウンサイクルツアー」の魅力を紹介しよう。
3万5000人という、世界のサイクルイベントの中でも、圧倒的な参加規模を誇る「ケープタウンサイクルツアー」。日本人に人気の「ホノルルセンチュリーライド」が1,800人規模であることを考えると、そのスケールの大きさに驚く。あの「エタップ・デュ・ツール」でさえ、1万5000人ほどだから。
この地球上で最大規模のサイクルイベントには、毎年、約40か国から多様な国籍や人種の参加者が集い、とにかく国際色が豊かだ。
ヨーロッパをはじめ海外からの旅行客も多い南アフリカ第二の都市「ケープタウン」。2010年のサッカーワールドカップ以降、外国人観光客は増加の一途を辿っている。インド洋と大西洋に挟まれたケープ半島の南西端には、かの有名な喜望峰がある。そして、ケープタウンの街を見下ろすテーブルマウンテンなど、風光明媚な自然に囲まれたエリアだ。
気になるコースは全長109km。後半は海岸線の小刻みなアップダウンを繰り返すが、総獲得標高は1,220mと初心者でも楽しく走り切れるレベルだ。
“南アフリカの父”として知られる、南アフリカ元大統領 ネルソン・マンデラ氏の巨大肖像画がある庁舎前に集まるサイクリストの出身国は多様だ。ケニア、エチオピア、タンザニア、モザンビークなど周辺のアフリカ諸国はもちろん、フランス、オランダ、ポルトガルなどヨーロッパからも多くの参加者が集まる。世界中のサイクリストが一堂に会する雰囲気は、多くの海外イベントの中でも国際色がもっとも強い。まさに地球規模のサイクルイベントを体験できる。
大会の運営もレベルが高く、3万5000人がウェーブごとによどみなくスタートしていく様は圧巻だ。109kmのコースは、大部分が自然保護区に指定されているケープ半島を時計回りに1周する。序盤は、街中から高速道路を完全封鎖。ハイウェイはサイクリストで埋め尽くされる。日本なら、新宿を拠点に首都高を封鎖して開催するイメージだ。
ハイウェイを南下し、海岸線に出ると、ペンギンやクジラの生息地など、南アフリカらしい自然を間近に体験できる。そして、アフリカ南西端の喜望峰をかすめながら再び北上。野生のダチョウと並走するチャンスにめぐり会えるかも?
後半は、世界でもっとも美しい海のひとつに数えられるディープブルーの大西洋を眺めながら、半島の西海岸を駆け抜ける。岸壁沿いを縫うように走るチャップマンズ・ピーク・ドライブはハイライトシーンのひとつだ。
そして、大自然もさることながらコース上を埋め尽くす沿道の応援には感動すら覚えるだろう。街中はもちろん、序盤の高速道路上にも観客が顔を出し熱い声援を送る。応援スタイルは趣向が凝らされ、アフリカ打楽器を使った本格的な応援も見られる。スタートからゴールまで、途切れることのない大声援を浴び続けることになる。参加者数が世界一なら、応援の数も世界一。アフリカ独特のノリの良さに、大興奮のロングライドを満喫できるだろう。
コース全体を通して緩やかなアップダウンはあるものの、本格的な峠道はないため、脚力に自信のないファンライド派でも安心して楽しめる。ロードバイクだけでなく、MTBやクロスバイク、2人乗りのタンデム自転車での参加も多く見かけるなど、自転車のスタイルも様々だ。
ゴール地点のケープタウン・スタジアムには多くの飲食ブースが並び、ゴール後もイベントを最後まで楽しめるだろう。
ケープタウンサイクルツアーは、アフリカ大陸ならではの大自然を肌で感じられ、プライスレスな驚きの出会いが待っている、まさに極上のロングライドだ。そんなイベントの日本からの参加ツアーがついに実現する。来年3月12 日(日)に開催される大会は、満足度の高い海外ツアーを数多く手がけるH.I.S.がツアーを催行(※)。また、スポーツジャーナリストのハシケンこと橋本謙司氏もツアーコーディネーターとして参画。イベント当日だけでなく、前日のライドや観光スポット巡りをナビゲートするなど、サイクリスト目線でツアーの充実を目指す。
これまで日本人には馴染みが薄く、情報も少なかった世界最大のサイクルイベントへの参加がしやすくなった。ツアー期間は、3月9日(木)から14日(火)までの3泊6日。ツアーの詳細スケジュールは調整中だが、主な内容は以下のとおりだ。
ケープタウン到着後は、現地在住の日本人ガイド付きで大会のエキスポ会場(ケープタウン・スタジアム)へ移動し、大会の受付を行う。夜は、一大ショツピング施設「V&Aウォーターフロント」で優雅なディナータイムを楽しむ。
大会前日となる翌日は、ケープ半島のサイクリングツアーへ。ツアー参加者全員で、喜望峰自然保護区内をツーリングして、喜望峰の岬の先端を目指す。自然保護区内では、野生動物との出会いも楽しみのひとつになるだろう。
このほか、半島の東側のリゾート海岸「サイモンズタウン」や、南アフリカにしか生息しないケープペンギンの生息地である「ボルダーズビーチ」も要注目。西海岸のハイライトは、海抜593mを最高地点とするチャップマンズ・ピーク・ドライブ。険しい断崖絶壁に沿って約10km続く世界有数の山岳道路だ。また、南アフリカの歴史を語る上で欠かせないタウンシップ(黒人居住区)も通過。南アフリカの大自然と歴史を凝縮したサイクリングツアーを堪能したい。(現地の状況次第で、全ての観光地に立ち寄れない可能性がある旨、予めご了承下さい。)
大会当日は、朝からイベントに参加し、夜は打ち上げで楽しいひと時を過ごす予定だ。南アフリカは食事も充実していて、スプリングボックやダチョウのお肉、南アフリカワインはグルメの定番。夕食後は、ケープタウンの夜景ツアーへ。南アフリカ随一と言われる美しいケープタウンの街並みを一望し、サイクルツアーを締めくくりたい。
一生に一度は行きたい国のランキングでは、常に上位にランクインする南アフリカ。そこを舞台に開催される「ケープタウンサイクルツアー」。まだまだ日本人に知られていない世界最大級のロングライドイベント。しかし、参加したことがある人に聞けば、必ずもう一度行きたいと口を揃える。
ツアーの募集は10月5日から開始されている。毎年、大勢の日本人が参加する常夏のホノルルセンチュリーライドやヨーロッパのグランフォンドレースとはまた違う、アフリカならではの大自然との遭遇と、感動の出会いが待っていることだろう。
H.I.S ケープタウンサイクルツアー参加ツアー
日程:3/9(木)~3/14(火)
申込期間:2016年10月5日~2017年1月13日
利用航空会社:南アフリカ航空
利用ホテル :コモドールホテル(デラックスクラスホテル)
※3名1室利用不可
食事:朝3・昼1・夕3
添乗員:なし。現地係員がお世話します。
最少催行人数:10名
旅行代金:339,000円(大人お1人様/2名1室利用)
1人部屋追加代金 6日間56,000円 延泊代金 (2名1室利用時) 40,000円
※ツアーの内容についてはH.I.Sのツアー詳細ページでご確認ください。
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