2016/06/17(金) - 09:06
アメリカ国内でナンバーワンのシェアを誇るアイウェアブランド、ティフォージ・オプティクス。エッジの効いたデザインが特徴的な新作「Crit」のインプレッションをお届けしよう。
ティフォージ・オプティクス Crit(手前よりマットスモーク、レースシルバー、マットブラック)
ティフォージ・オプティクスの新モデル「Crit(クリット)」は、2眼式レンズを採用したオーソドックスなハーフリムモデル。エッジの効いたテンプルはレーシーな雰囲気を演出しており、スポーツライドにピッタリなデザインだ。
フレーム素材には高い弾力性を備えるグリルアミドTR-90という樹脂が採用されている。フレームの弾力性によって優れたフィット感を実現。加えて、素材の軽さを活かした重量31gという身軽さも特徴だ。レンズは耐衝撃性と紫外線カット性能に優れるポリカーボネートが素材に採用されており、高いプロテクション性能を実現している。また、レンズにはベンチレーションホールが設けられているため、レンズが曇ってしまう心配も少ない。
レンズにベンチレーションホールを設けることで、アイウェア内のムレを防ぐ
ヒンジ部分にも通気孔が開けられている
自由に調整が行えるノーズパッド
汗をかいてもスリップしにくいグリップ素材が採用されている
Critはマットブラック、イエローのアクセントカラーが特徴のマットスモーク、レースシルバーという3種類が揃う。メインとなるレンズカラーはフレームによって異なり、マットブラックにはスモークが、マットスモークにはスモークフォトテックが、レースシルバーにはクラリオンレッドが採用されている。また、マットブラックとレースシルバーにはACレッドとクリアという2種類のレンズが付属する。
― 編集部インプレッション
Critを着用してみてまず気がつくのは、テンプルが耳の上をしっかりとホールドしてくれること。フレーム素材のグリルアミドTR90の柔軟性によって、フレームは顔の大きさに変形しフィットしているのだろう。頭を上下左右に振り回してもアイウェアが外れてしまうということはない。フレーム重量31gと軽く、耳に負担がかかっている印象も少ない。
ピッタリとしたホールド力を感じるCrit
ノーズパッドを調整することで、日本人顔でもレンズが頬に当たりにくくなる
クラリオンレッドレンズも違和感ない視界が得られる 今年の春より展開が始まったティフォージ・オプティクスのアジアンフィットモデルと比較すると、こめかみのホールド力はやや強め。だが、このフィット感の差異が負担になるというよりは、本国モデルはホールド力によって安心感をもたらしてくれる。一方で、アイウェアを着用していないと錯覚するような柔らかなフィット感が好み、かつ日本人顔のライダーならばアジアンフィットがオススメだ。
オーソドックスなスクエア形状のレンズは過不足ないサイズで、目線を移動させるだけならばレンズが大部分をカバーしてくれる。意識的に目線を上下左右に寄せないかぎり、フレームのブリッジやレンズの切れ目が視界に入りにくいので、ライド中に視界が狭くて困るようなシチュエーションは少ないはずだ。
フィット感とレンズの様子をチェックしてから実際に走り出す。今回は約130kmのライドでCritを使用し、走行中のフィット感やレンズについて改めて確認を行った。
フィッティングに関しては130km走り終えた後でも、最初に受けた印象は変わらず。長距離を走ったとしてもピッタリとしたフィットがキツく感じたりすることはなく、終始最適なフィッティングで、走行中にその存在が気になるようなこともなかった。また、走行中にアイウェアがずれることもなく、ポジションを調整しなおすことは少なかった。
レンズは走行中に目への負担がかかるような歪みが少ないことが特徴だ。今回、フォトテックという調光レンズを使用し、朝から夕暮れまで、日が強く照りつける沿岸部から山間のトンネル内まで走行。その間、常に一定でクリアな視界を得ることができたので、他のレンズカラーも信頼できるだろう。
ベンチレーションホールを通る風は、目尻とこめかみの間をかすめながら耳の方へと抜けていく。ベンチレーションの機能を確実に感じることができるのは40km/hほどの高速走行時や向かい風の時。この時は、強い風がこめかみ付近に当たるが、顔を左右上下に向けても風が目に当たることはない。時速30km/hほどで走行する場合は、常にベンチレーションホールを抜けたそよ風がこめかみ辺りを通り抜ける。このようにベンチレーションホールが機能しているため、レンズ内が曇る心配も少ないはずだ。
ピッタリとしたホールド力と快適な視野を与えてくれるCrit。2眼タイプのアイウェアで、コストパフォーマンスに優れるものを探している方にはピッタリのアイテムだろう。(インプレッション:藤原岳人)
ティフォージ・オプティクス Crit
フレームカラー:マットブラック、マットスモーク、レースシルバー
レンズ:スモーク、スモークフォトテック、クラリオンレッド
重 量:31g
価 格:8,900円(マットブラック、税抜)、9,900円(税抜)
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ティフォージ・オプティクスの新モデル「Crit(クリット)」は、2眼式レンズを採用したオーソドックスなハーフリムモデル。エッジの効いたテンプルはレーシーな雰囲気を演出しており、スポーツライドにピッタリなデザインだ。
フレーム素材には高い弾力性を備えるグリルアミドTR-90という樹脂が採用されている。フレームの弾力性によって優れたフィット感を実現。加えて、素材の軽さを活かした重量31gという身軽さも特徴だ。レンズは耐衝撃性と紫外線カット性能に優れるポリカーボネートが素材に採用されており、高いプロテクション性能を実現している。また、レンズにはベンチレーションホールが設けられているため、レンズが曇ってしまう心配も少ない。
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Critはマットブラック、イエローのアクセントカラーが特徴のマットスモーク、レースシルバーという3種類が揃う。メインとなるレンズカラーはフレームによって異なり、マットブラックにはスモークが、マットスモークにはスモークフォトテックが、レースシルバーにはクラリオンレッドが採用されている。また、マットブラックとレースシルバーにはACレッドとクリアという2種類のレンズが付属する。
― 編集部インプレッション
Critを着用してみてまず気がつくのは、テンプルが耳の上をしっかりとホールドしてくれること。フレーム素材のグリルアミドTR90の柔軟性によって、フレームは顔の大きさに変形しフィットしているのだろう。頭を上下左右に振り回してもアイウェアが外れてしまうということはない。フレーム重量31gと軽く、耳に負担がかかっている印象も少ない。
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オーソドックスなスクエア形状のレンズは過不足ないサイズで、目線を移動させるだけならばレンズが大部分をカバーしてくれる。意識的に目線を上下左右に寄せないかぎり、フレームのブリッジやレンズの切れ目が視界に入りにくいので、ライド中に視界が狭くて困るようなシチュエーションは少ないはずだ。
フィット感とレンズの様子をチェックしてから実際に走り出す。今回は約130kmのライドでCritを使用し、走行中のフィット感やレンズについて改めて確認を行った。
フィッティングに関しては130km走り終えた後でも、最初に受けた印象は変わらず。長距離を走ったとしてもピッタリとしたフィットがキツく感じたりすることはなく、終始最適なフィッティングで、走行中にその存在が気になるようなこともなかった。また、走行中にアイウェアがずれることもなく、ポジションを調整しなおすことは少なかった。
レンズは走行中に目への負担がかかるような歪みが少ないことが特徴だ。今回、フォトテックという調光レンズを使用し、朝から夕暮れまで、日が強く照りつける沿岸部から山間のトンネル内まで走行。その間、常に一定でクリアな視界を得ることができたので、他のレンズカラーも信頼できるだろう。
ベンチレーションホールを通る風は、目尻とこめかみの間をかすめながら耳の方へと抜けていく。ベンチレーションの機能を確実に感じることができるのは40km/hほどの高速走行時や向かい風の時。この時は、強い風がこめかみ付近に当たるが、顔を左右上下に向けても風が目に当たることはない。時速30km/hほどで走行する場合は、常にベンチレーションホールを抜けたそよ風がこめかみ辺りを通り抜ける。このようにベンチレーションホールが機能しているため、レンズ内が曇る心配も少ないはずだ。
ピッタリとしたホールド力と快適な視野を与えてくれるCrit。2眼タイプのアイウェアで、コストパフォーマンスに優れるものを探している方にはピッタリのアイテムだろう。(インプレッション:藤原岳人)
ティフォージ・オプティクス Crit
フレームカラー:マットブラック、マットスモーク、レースシルバー
レンズ:スモーク、スモークフォトテック、クラリオンレッド
重 量:31g
価 格:8,900円(マットブラック、税抜)、9,900円(税抜)
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