加東市市制10周年を記念し、桜の名所で有名な加東市でお花見と地元のスイーツ&グルメを満喫する女子会サイクリングイベント「たびーらSAKURA&SWEETS RIDE inかとう」が4月9日に開催。満開のしだれ桜、ソメイヨシノなどの他、春の花とスイーツ・グルメ、名所巡りと盛りだくさんのサイクリングを大いに楽しんだ。
多くの人が集まったたびーら桜&スイーツライド inかとう photo:Okada.Yukako
「たびーら桜&スイーツライド in かとう」はスイーツとグルメを楽しめるだけでなく、高い女性率が特長のライドイベント。それもそのはず、男性は女性の同伴者しか参加できないというルールが設定されているのだ。華のある女性たちは、ゆったりおしゃべりしながらスイーツを楽しむ余力を残して走りたい。そんなニーズに応えた今、人気急上昇中の女性中心のライドイベントだ。
快晴の中、走り出せば桜一色 満開の桜の下でスイーツに舌鼓
レーシングチーム「コラッジョ」のメンバーたち左から山崎咲斗選手(18)、藤原禎之選手(16)、川田直輝選手(16)、那須ブラーセンの下島将輝選手の弟下島海人選手(18) photo:Okada.Yukako
手信号実演は「右ー!!」「対向車ー!」とあまりにリアリティーで本気度が高く、笑いが起こった photo:Okada.Yukako
桜を見ながらかみしめるスイーツのおいしさは格別 photo:Okada.Yukako
まるぐりっとの「伝の助サブレ」 photo:Okada.Yukako
すっきりとした快晴となったこの日、都会よりも少し遅めに桜の開花となったこともあり、一面桜満開で見ごろとなった。今回、大会運営を大きく盛り上げたのは兵庫県川西市を拠点に活動するレーシングチーム「コラッジョ」のメンバーたち。チーム紹介や準備体操、中でも4人並んで、その場での手信号実演は「右ー!!」「対向車ー!」とあまりに本気度が高いだけでなく、面白かったため参加者の脳裏にやきついたようだ。
スタートすると小さい丘のアップダウンがありつつも「春らんまん」という言葉にふさわしい緩やかなライド。随所に咲く桜にを眺める余裕を持ちつつ、ゆったりとしたペースで進んでくれるのがありがたい。
すぐにしだれ桜の名所である「千鳥川桜堤公園」に到着。見事な満開に心を打たれつつ、ここで早速、たびーら最大の目的であるスイーツ提供。
最初のスイーツはまるぐりっどの「伝の助サブレ」。さくさくとほおばりながら満開に咲く美しいしだれ桜を見ながらかみしめるスイーツのおいしさは格別だ。最高にうれしい表情でスイーツを食べる参加者の中には桜のあまりの美しさに「ずっとここにいたい!」という声も多かった。
三草の茶畑を通って三草茶まんじゅうと播州クリームパンを目指す 山道を越えると迫力の国宝朝光寺
千鳥川桜公園から次なる目標は三草の茶畑を通ってからの国宝朝光寺。茶畑特有のきつい登り後、小川の流れる山道を通る。過去に山伏などが修行道として利用したという言い伝えもある歴史深いルートだ。
三草の茶畑は特有のきつい登り photo:Okada.Yukako
小川の流れる山道は山伏などが修行道として利用していたそう photo:Okada.Yukako
ご当地マンホール。つつじの花とめじろの鳥は市町村合併する前の旧町を代表する花と鳥 photo:Okada.Yukako
朝光寺手前にもしだれ桜が咲く photo:Okada.Yukako
朝光寺にトイレがないため、少し手前のところでトイレ休憩。和風のトイレもまたおもしろい。自転車でのライドを少し楽しくする今はやりのご当地マンホールの撮影。つつじの花とめじろの鳥は市町村合併する前の旧町を代表する花と鳥。市制10周年前に作られた名残を感じることができた。
トイレからは少し上り坂だが直ぐに国宝朝光寺に到着。手前にもしだれ桜がライダーを歓迎。2か所目のスイーツは博進堂の「播州クリームパン」とアイガーの「三草茶まんじゅう」。甘さ控えめの絶品クリームパンとついさっき原材料となった茶畑を通ってきた三草茶を使ったまんじゅうの美味しさ抜群だ。
見事な国宝朝光寺は観覧無料 photo:Okada.Yukako
アイガーの「播州クリームパン」と博進堂の「三草茶まんじゅう」 photo:Okada.Yukako
迫力の滝「つくばねの滝」 photo:Okada.Yukako
こんな山の奥になんて立派なお寺が! とびっくりするほど見事な国宝朝光寺は観覧無料。階段を下りて行けば、迫力の滝「つくばねの滝」も眺めることができる。
道の駅のお土産はゴールまでデリバリーサービス付 加東市ご当地グルメ・三草茶うどんと太巻きで復活
朝光寺からは下り基調、すぐに「おもちゃ王国」が見えてくる。入口付近には満開の桜並木。花びらが散り始め、抜群の美しさ、ここを越えると東条湖の美しい湖畔を横目に下り坂。すぐに第2エイド「道の駅とうじょう」に到着する。
「おもちゃ王国」入口にある満開の桜並木。花びらが散り始め、抜群の美しさ photo:Okada.Yukako
東条湖の美しい湖畔 photo:Okada.Yukako
スタッフウェアも鯉のぼり法被 photo:Okada.Yukako
大きな山田錦のポン菓子も楽々デリバリーしてくれる photo:Okada.Yukako
出入口には特産品の「播州鯉」の鯉のぼりが飾られる。良く見ればスタッフウェアも加東市の鯉のぼりの法被を着用し、参加者に「これほしい!」とせがまれるシーンもあった。エイドのお菓子は名産の山田錦を使ったいっぷくせんべいの工房の「山田錦せんべい」。気温が上がり汗をかき始めたため塩分補給にぴったりだ。
道の駅とうじょうでは購入したお土産をゴール地点にお届けする「たびーらデリバリーサービス」を実施。お酒やせんべい、大きな山田錦のポン菓子など持って帰りたいお土産は山ほどある。
東条川沿いをゆったりライド photo:Okada.Yukako
成山の三草茶うどんと太巻き photo:Okada.Yukako
道の駅とうじょうからはまた楽チンな下り、東条川沿いをゆったりライド。開花の遅い八重桜のつぼみの木が並んでいたため少しさびしいが、ここが満開になればまたサイクリングも楽しいだろう。
第3のエイドとどろき荘のソメイヨシノは満開。ここではお楽しみのランチタイムだ。地元の女性スタッフから成山の三草茶うどんと太巻きが提供される。名物の三草茶うどんはお茶の香りにコシのあるうどんで絶品。気温も上がってきたため、冷たいうどんつゆにアクセントのワサビで参加者たちも満面の笑みだ。
桜のトンネルでお花見ライド 次なる目標は目玉のジェラート
川沿いの桜トンネル。満開の桜を見るためだけにゆったり進む photo:Okada.Yukako
「まさに桜ライドだ!」とみな感動 photo:Okada.Yukako
食事の後は川沿いの桜トンネル。満開の桜を見るためだけにゆったり進むが見事な開花に「まさに桜ライドだ!」とみな感動。途中、桜の木の根がアスファルトを押し上げひび割れて盛り上がっているところがあり。ハンドサインと声かけでクリアしていくシーンもあった。
その後はやしろ鴨川の郷でジェラートとどら焼きを目指す。コース最大の難関と言われる傾斜は少しきついが中級者や上級者にとっては普通の坂。しかし、自転車歴1年目の初級者にとっては少し苦戦する上り坂だったよう。同伴者の男性が初級女性をサポートする光景はカップル参加の多いたびーららしい光景だ。
初級者にとっては少し苦戦する上り坂 photo:Okada.Yukako
田園風景のゆったりライド photo:Okada.Yukako
ゴルフクラブのマダムJの入り口を過ぎれば、後は下り。のどかな田園風景のゆったりライドは畑仕事をしている地元民や古き良き日本の風景が残り、ほっこりする気分。新しい苗植えをしている農家の人たちが手を振って参加者を歓迎してくれるのが嬉しい。
そしてついに一番のお目当てジェラートとどら焼きが待つやしろ鴨川の郷に到着。前川牧場の新鮮な牛乳で作られたジェラートは店主の前川重宏さんが目の前で盛りつけしてくれる。ピラミッドのように背の高いジェラートにテンションアップ。社菓庵末永の伝の助どらやきも中に栗が入って絶品。桜の下でゆっくりスイーツを食べ、参加者たちも大満足。この時には初対面だったグループも仲良くなって和気あいあい。「もう少しで終わっちゃう!」「さびしい」という声が上がる。
お腹一杯でもスイーツは別腹 名勝塔竜灘に励まされゴールを目指す
第5のエイドまでは最初に少し坂を登るも、ほぼ下り基調。三草川沿いに並ぶ上三草の町並みは瓦屋根を基調にした日本家屋が並ぶ。三草藩武家屋敷(旧尾崎家)が今も当時と変わらない状態で保存されているという。
最後のスイーツは高田屋のプリンとまるぐりっとのマドレーヌ。おなかいっぱい食べつくした感がありそうだがそこは女子。スイーツ・マドレーヌもぺろりと実においしそうにたいらげた。
前川牧場の新鮮な牛乳で作られたジェラート photo:Okada.Yukako
社菓庵末永の伝の助どらやきも中に栗が入って絶品 photo:Okada.Yukako
高田屋のプリンとまるぐりっとのマドレーヌ photo:Okada.Yukako
みなさん実においしそうにたいらげた photo:Okada.Yukako
しかしながら、スタート後は気温も上がったせいか、お疲れ気味のライド。口数も少なくなった参加者を励ましたのは最後の名所となる名勝闘龍灘(とうりゅうなだ)で大きく振られた「たびーら」の旗。闘龍灘その迫力と力強さに参加者たちも目を見開き、疲れを忘れて見入る。仲良くなった参加者たち同士で記念撮影する姿もあり、楽しいライドとスイーツ、美しい景色と素敵な思い出を刻めたようだ。
ゴール地点には待ち構えていたたびーらちゃんやチームコラッジョのメンバー、スタッフがハイタッチして完走者を歓迎。全員ゴール後は名産の山田錦を使った日本酒の景品や次回のたびーらでも使える日本旅行のギフト券1万円分などが当たる抽選会も行われ大盛り上がりとなった。
名勝闘龍灘(とうりゅうなだ)で仲良くなった参加者たち同士で記念撮影 photo:Okada.Yukako
ハイタッチして完走者を歓迎 photo:Okada.Yukako
抽選会は大盛り上がり photo:Okada.Yukako
人気急上昇のたびーらシリーズ。次回開催は6月5日の「たびーら Sweets Ride in オリーブの楽園☆小豆島」。みなさんもぜひ、参加してみて。
text&photo:Okada.Yukako

「たびーら桜&スイーツライド in かとう」はスイーツとグルメを楽しめるだけでなく、高い女性率が特長のライドイベント。それもそのはず、男性は女性の同伴者しか参加できないというルールが設定されているのだ。華のある女性たちは、ゆったりおしゃべりしながらスイーツを楽しむ余力を残して走りたい。そんなニーズに応えた今、人気急上昇中の女性中心のライドイベントだ。
快晴の中、走り出せば桜一色 満開の桜の下でスイーツに舌鼓




すっきりとした快晴となったこの日、都会よりも少し遅めに桜の開花となったこともあり、一面桜満開で見ごろとなった。今回、大会運営を大きく盛り上げたのは兵庫県川西市を拠点に活動するレーシングチーム「コラッジョ」のメンバーたち。チーム紹介や準備体操、中でも4人並んで、その場での手信号実演は「右ー!!」「対向車ー!」とあまりに本気度が高いだけでなく、面白かったため参加者の脳裏にやきついたようだ。
スタートすると小さい丘のアップダウンがありつつも「春らんまん」という言葉にふさわしい緩やかなライド。随所に咲く桜にを眺める余裕を持ちつつ、ゆったりとしたペースで進んでくれるのがありがたい。
すぐにしだれ桜の名所である「千鳥川桜堤公園」に到着。見事な満開に心を打たれつつ、ここで早速、たびーら最大の目的であるスイーツ提供。
最初のスイーツはまるぐりっどの「伝の助サブレ」。さくさくとほおばりながら満開に咲く美しいしだれ桜を見ながらかみしめるスイーツのおいしさは格別だ。最高にうれしい表情でスイーツを食べる参加者の中には桜のあまりの美しさに「ずっとここにいたい!」という声も多かった。
三草の茶畑を通って三草茶まんじゅうと播州クリームパンを目指す 山道を越えると迫力の国宝朝光寺
千鳥川桜公園から次なる目標は三草の茶畑を通ってからの国宝朝光寺。茶畑特有のきつい登り後、小川の流れる山道を通る。過去に山伏などが修行道として利用したという言い伝えもある歴史深いルートだ。




朝光寺にトイレがないため、少し手前のところでトイレ休憩。和風のトイレもまたおもしろい。自転車でのライドを少し楽しくする今はやりのご当地マンホールの撮影。つつじの花とめじろの鳥は市町村合併する前の旧町を代表する花と鳥。市制10周年前に作られた名残を感じることができた。
トイレからは少し上り坂だが直ぐに国宝朝光寺に到着。手前にもしだれ桜がライダーを歓迎。2か所目のスイーツは博進堂の「播州クリームパン」とアイガーの「三草茶まんじゅう」。甘さ控えめの絶品クリームパンとついさっき原材料となった茶畑を通ってきた三草茶を使ったまんじゅうの美味しさ抜群だ。



こんな山の奥になんて立派なお寺が! とびっくりするほど見事な国宝朝光寺は観覧無料。階段を下りて行けば、迫力の滝「つくばねの滝」も眺めることができる。
道の駅のお土産はゴールまでデリバリーサービス付 加東市ご当地グルメ・三草茶うどんと太巻きで復活
朝光寺からは下り基調、すぐに「おもちゃ王国」が見えてくる。入口付近には満開の桜並木。花びらが散り始め、抜群の美しさ、ここを越えると東条湖の美しい湖畔を横目に下り坂。すぐに第2エイド「道の駅とうじょう」に到着する。




出入口には特産品の「播州鯉」の鯉のぼりが飾られる。良く見ればスタッフウェアも加東市の鯉のぼりの法被を着用し、参加者に「これほしい!」とせがまれるシーンもあった。エイドのお菓子は名産の山田錦を使ったいっぷくせんべいの工房の「山田錦せんべい」。気温が上がり汗をかき始めたため塩分補給にぴったりだ。
道の駅とうじょうでは購入したお土産をゴール地点にお届けする「たびーらデリバリーサービス」を実施。お酒やせんべい、大きな山田錦のポン菓子など持って帰りたいお土産は山ほどある。


道の駅とうじょうからはまた楽チンな下り、東条川沿いをゆったりライド。開花の遅い八重桜のつぼみの木が並んでいたため少しさびしいが、ここが満開になればまたサイクリングも楽しいだろう。
第3のエイドとどろき荘のソメイヨシノは満開。ここではお楽しみのランチタイムだ。地元の女性スタッフから成山の三草茶うどんと太巻きが提供される。名物の三草茶うどんはお茶の香りにコシのあるうどんで絶品。気温も上がってきたため、冷たいうどんつゆにアクセントのワサビで参加者たちも満面の笑みだ。
桜のトンネルでお花見ライド 次なる目標は目玉のジェラート


食事の後は川沿いの桜トンネル。満開の桜を見るためだけにゆったり進むが見事な開花に「まさに桜ライドだ!」とみな感動。途中、桜の木の根がアスファルトを押し上げひび割れて盛り上がっているところがあり。ハンドサインと声かけでクリアしていくシーンもあった。
その後はやしろ鴨川の郷でジェラートとどら焼きを目指す。コース最大の難関と言われる傾斜は少しきついが中級者や上級者にとっては普通の坂。しかし、自転車歴1年目の初級者にとっては少し苦戦する上り坂だったよう。同伴者の男性が初級女性をサポートする光景はカップル参加の多いたびーららしい光景だ。


ゴルフクラブのマダムJの入り口を過ぎれば、後は下り。のどかな田園風景のゆったりライドは畑仕事をしている地元民や古き良き日本の風景が残り、ほっこりする気分。新しい苗植えをしている農家の人たちが手を振って参加者を歓迎してくれるのが嬉しい。
そしてついに一番のお目当てジェラートとどら焼きが待つやしろ鴨川の郷に到着。前川牧場の新鮮な牛乳で作られたジェラートは店主の前川重宏さんが目の前で盛りつけしてくれる。ピラミッドのように背の高いジェラートにテンションアップ。社菓庵末永の伝の助どらやきも中に栗が入って絶品。桜の下でゆっくりスイーツを食べ、参加者たちも大満足。この時には初対面だったグループも仲良くなって和気あいあい。「もう少しで終わっちゃう!」「さびしい」という声が上がる。
お腹一杯でもスイーツは別腹 名勝塔竜灘に励まされゴールを目指す
第5のエイドまでは最初に少し坂を登るも、ほぼ下り基調。三草川沿いに並ぶ上三草の町並みは瓦屋根を基調にした日本家屋が並ぶ。三草藩武家屋敷(旧尾崎家)が今も当時と変わらない状態で保存されているという。
最後のスイーツは高田屋のプリンとまるぐりっとのマドレーヌ。おなかいっぱい食べつくした感がありそうだがそこは女子。スイーツ・マドレーヌもぺろりと実においしそうにたいらげた。




しかしながら、スタート後は気温も上がったせいか、お疲れ気味のライド。口数も少なくなった参加者を励ましたのは最後の名所となる名勝闘龍灘(とうりゅうなだ)で大きく振られた「たびーら」の旗。闘龍灘その迫力と力強さに参加者たちも目を見開き、疲れを忘れて見入る。仲良くなった参加者たち同士で記念撮影する姿もあり、楽しいライドとスイーツ、美しい景色と素敵な思い出を刻めたようだ。
ゴール地点には待ち構えていたたびーらちゃんやチームコラッジョのメンバー、スタッフがハイタッチして完走者を歓迎。全員ゴール後は名産の山田錦を使った日本酒の景品や次回のたびーらでも使える日本旅行のギフト券1万円分などが当たる抽選会も行われ大盛り上がりとなった。



人気急上昇のたびーらシリーズ。次回開催は6月5日の「たびーら Sweets Ride in オリーブの楽園☆小豆島」。みなさんもぜひ、参加してみて。
text&photo:Okada.Yukako
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