2015/10/25(日) - 11:25
いよいよ走りだしたホノルルセンチュリーライド2015。当初の雨という天気予報が覆り、晴天のハワイを満喫していたシクロワイアード編集部の藤原による、大会後編のレポートをお届けする。
当初の雨/曇という天気予報を覆し、南国ハワイを大満喫できるほどの晴天となったホノルルセンチュリーライド。と思われたが20マイル地点のワイマナロのジャングル地帯で、突然の豪雨に様子が変わってしまう。鬱蒼とした森林地帯の中1人のヘタレ編集部員こと私、藤原は、緊急停車しカメラをビニールに入れ、バックパックへ避難させてから、足を前に進める。
不思議な事に雨が降ってきても気分は落ちない。これまでが奇跡で普通に戻ったと、普段よりもポジティブ思考になれたのは、ハワイのダイナミックな自然の影響はあっただろう。鼻歌交じりに先行する編集長を追いかける余裕するもあった。1人で。
ほんの10分前までは太陽がサンサンと日差しを降り注いでいたたが、鬱蒼とした森林地帯は気が付くと薄暗くなっている。これでは気分も落ちるなと思っていたところで、なんと小学5年生で100マイルに挑戦するという少年に出会った。ヘビーレインの中お父さんと一緒に進んでいくという気合は、小学5年の頃にあっただろうか。少年野球に力を入れていた11歳当時を振り返っても、何かを成し遂げようという気概があったかどうかは思い出せない。それだけに少年のチャレンジは尊敬せざるを得ない。
ジャングルを抜け再び住宅街を進むと、絹代さんがパンク修理をしていた。降雨の影響で至るところでパンク修理をしている人を見かけたが、絹代さんもそのうちの1人。このグループには編集長がついていたため、一時停止するが、編集長から「止まらなくていいから」と言われ、私はそのままコースへと戻る。せっかく編集長に合流できたのだが、これより先は1人で進むことを決心する。
程なくして第2エイド「カイルア・インターミディエイト・スクール」にたどり着く。ここでの名物は「シェイブアイス」だ。ようはかき氷なのだが、青や黄色、緑、赤といった原色系のシロップがかけられており、いかにもアメリカンな様子を漂わせる一品だ。雨に打たれて体温が上がらない身体にはちょっと辛い。それでも日本ではブルーハワイで知られている青色を手にとってみたが、何味かよくわからない…そもそもブルーハワイって何味なんだろうか。
このエイドでは自転車をどれだけ遅く進ませられるかを競うミニゲームが開かれており、海外の参加者たちが楽しんでいた。面白おかしく実況しているようだったが、うまく英語が聞き取れない。あわよくば遊んでみたかったが、ルールがわからないければどうしようもない…参加できず残念。自分の英語力の無さにコンプレックスを感じながら、もっと英語を聞こうと決心させられたのだった。
コースに戻った途端、目の前が見えなくなるほどの豪雨、強風が襲ってきた。目の前にある軒下でカメラをしまいたいが、強風でバイクがなかなか前に進まない。日本では絶対に走らないだろう天候で、サイクリング/取材なんて一周回ってエキサイティングである。あわや水没かと思われたが、無事カメラは生き残っていた。ほっと肩をなでおろす。
「What a crazy weather!」と海外のライダーが同じ軒下に避難してくる。「ハハハ…デンジャラス…ハハハ」。コミュニケーション取れていない。絶対、英語勉強してやろう。それよりも、笑顔で避難してきたユーもヴェリー、クレイジーだよ。言わなかったけれども。
すぐあがると思っていた雨も中々上がらない、豪雨からパラパラと降り続く雨へと変わっているが。そんな中、カヘキリ・ハイウェイをひたすら進んでいく。黙々と次なる絶景を求めて。
景色の前に、空腹を満たしてくれる第3のエイドステーションが現れる。昨年はフリフリチキンというものが振る舞われていたが、今年からは日本人おなじみのセブン-イレブンがエイドステーションとなっている。イベント参加者用のテントでの振る舞いは変わらずオレンジ、バナナ、プレッツェルのため、味に変化をつけたり、ボリュームある補給をするのには便利だ。
濡れたウェアで申し訳なさを感じながら、補給食を手に入れるため入店。冷凍庫に入ってしまったのではないかという程の冷房がかかっており、一瞬で退店。凍えさせる気か…と悪態をついてみたが、実は気温は暖かいので、一般の来店者からすると普通だったのだろう。実際に外はレインウェザーだが、冷えきってしまうこともない。
ハワイならではのサンサンと日差しが照りつける天気ならば、オアシスとなるエイドだったはず。制限時間の10時30分まで、10分を切っていたこともあり、オレンジを頂き足早にあとにする。
この頃には霧雨のような状態になっていたが、グズついた天気には変わりなく。雨に濡れたウェアとバックパックがどんどんと重く感じるようになってくる。それもそのはず、第3エイドを過ぎた後に待ち受ける景色こそホノルルセンチュリーライドの中でもハイライトと教えられていたからだ。
このまま曇だったらどうしよう…。ハワイに来ているからにはライド中に青々しい海を見たい。参加者と変わらない(はず)の心持ちで、どんどんとその場所へと近づいていく。ついに、ビューポイントの海岸線にでた!ズーン!曇りである。風も強いし、ここまでの状況と変わりない。天気が一瞬で変わることがないのはわかっている、ハワイであれば万が一にもあるのではないかという希望的観測であったのもわかっている。ただハワイを楽しみたかった。
しかし、舗装路のすぐ脇が海岸線という日本では見たことない景色には圧倒されるばかり。それだけに晴れていたらどれだけ気持ちいいのだろうかと考えてしまう。折り返しまではもう絶景は見れないだろうと諦めて、淡々とペダルを踏み込むだけ。
スワンジービーチパークまで1マイルを切ったところで空が明るくなっている。正直、我が目を疑った。一部だが雲が切れ、青空となっている。海も青い!来てよかったハワイ。しかし、後で話を聞くと誰ひとりとして青空の下を走った人はいないという。自分の思い込みなのだろうか。いや、その時、タイミングよく東武トップツアーズツアーの参加者2名と一緒になり、ちょっとでも晴れてよかったですねと会話をしているのを覚えている。そのときハワイは晴れていたのだ!
100マイルの折り返し地点、スワンジービーチパークに到着するころにはすっかりと曇り空に戻ってしまった。私以外の参加者は曇り空の中、エイドステーションに転がり込んでくるが、絶景を見れなかった悔しさよりも、折り返しに到達した喜びからか笑顔がよく見られる。こちらも笑顔になってしまう。
「100miles TURN AROUND」の看板には大行列ができており、そこでの記念撮影が大人気。そこで撮影の手伝いをしていると、ジャングルで出会った親子がエイドステーションに駆け込んでくるのが見えた。なぜか私がガッツポーズを繰り出して、やった!と声を漏らしてしまう。
そして、ようやく帰路につくことになる。ホノルルセンチュリーライドでは来た道を引き返すというコースレイアウトになっている。地図上で見る限りでは見どころは多く無いようにみえるが、実際に走ってみると驚きが連続する。まずはじめに、行きは右手の海岸線に気を取られていて気が付かなかった、スワンジービーチパーク近くのクアロアの山々。これからしばらくは右手の緑に視線を奪われる。あいも変わらず天気はぐずついているが。
雨が本降りだと気がついた頃は憂鬱だったが慣れとは恐ろしく、折り返したところからはなんとも感じない。むしろ気温も徐々に上がってきたこともあり、なんだか心地よさも感じるほどだ。ハワイと言えば青々とした空と海、白い砂浜、牧草のライトグリーンのロケーションなのだろうけど、コロコロと天気が変わるのもハワイなのだろう。本当は好天で走りたかったけれど、雨のハワイを自転車で走るなんて一生に一度あるかないか。実は貴重な時間を過ごせているのはラッキーなのでは!?
キープロジェクトのエイドや、カイルア・インターミディエイト・スクールのエイドまでは、雨が降ってはあがっての繰り返し。その中でも、雨が降っていない時は徐々に晴れと、状況は好転していくのが感じられる。天気の変化に富むハワイは飽きずに楽しい!
ジャングルはあいも変わらずムワッとした熱気を帯びているが、雨は降らず。ここまで来ると景色に変化はなくなってくるが、来た道を引き返していてゴールまでの距離と道のりを想像できるななんて思っていると、神様がまたプレゼントをくれた。
マカプウ岬あたりは快晴になっているのだ!一日中雨が降っていたのは、マカプウより北だったらしい。久々にカラッとしたハワイらしい陽気が嬉しい。やっぱりコレじゃないとね!晴れた時の降りのワインディングほど楽しいものはなく、全身で風を浴びながら疾走する喜びを久々に味わうことができた。
ハートブレイクヒルを降り、最後のエイドステーションで水分補給したらゴールはもうすぐそこ。朝通ってきたカラニアナオレ・ハイウェイ、ダイヤモンドヘッドが懐かしさを感じながら、カピオラニ公園へと戻っていく。そしてフィニッシュ。長い距離、めまぐるしく変化する天気だったロングライドはアドベンチャーのようで、ゴールへたどり着いた時の感動は、これまでに無いほどに味わうことができた。
東武トップツアーズのテントに戻ると参加者の方たちが楽しそうに話をしている。出発までは見知らぬ人だったのが、100マイルという長旅で友情を育んでいたようだ。なんとも羨ましい。晴れたハワイを楽しみたかったという参加者がほとんどであるが、厳しい雨風を乗り越え、100マイルという長旅を終えた達成感というのは一入だったよう。というのもカピオラニ公園で見るライダー全員が明るい顔持ちをしていたのだ。ただ、来年は晴れたハワイを楽しみたいな…。
さて、ホノルルセンチュリーライド本番が終わっても、まだまだ終わらない東武トップツアーズツアー。ホテルに戻り身支度を整えた後には後夜祭が待っている。絹代さんと今中さんの司会進行で、参加者と一緒に本番を振り返ったり、プレゼントが当たる抽選会が行われたりと楽しみは尽きない。次回は後夜祭の様子と、参加者の皆さんのエピソードを紹介しよう。
text&photo:Gakuto"ヘタレ"Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
ホノルルセンチュリーライド本番(Facebookフォトアルバム)
当初の雨/曇という天気予報を覆し、南国ハワイを大満喫できるほどの晴天となったホノルルセンチュリーライド。と思われたが20マイル地点のワイマナロのジャングル地帯で、突然の豪雨に様子が変わってしまう。鬱蒼とした森林地帯の中1人のヘタレ編集部員こと私、藤原は、緊急停車しカメラをビニールに入れ、バックパックへ避難させてから、足を前に進める。
不思議な事に雨が降ってきても気分は落ちない。これまでが奇跡で普通に戻ったと、普段よりもポジティブ思考になれたのは、ハワイのダイナミックな自然の影響はあっただろう。鼻歌交じりに先行する編集長を追いかける余裕するもあった。1人で。
ほんの10分前までは太陽がサンサンと日差しを降り注いでいたたが、鬱蒼とした森林地帯は気が付くと薄暗くなっている。これでは気分も落ちるなと思っていたところで、なんと小学5年生で100マイルに挑戦するという少年に出会った。ヘビーレインの中お父さんと一緒に進んでいくという気合は、小学5年の頃にあっただろうか。少年野球に力を入れていた11歳当時を振り返っても、何かを成し遂げようという気概があったかどうかは思い出せない。それだけに少年のチャレンジは尊敬せざるを得ない。
ジャングルを抜け再び住宅街を進むと、絹代さんがパンク修理をしていた。降雨の影響で至るところでパンク修理をしている人を見かけたが、絹代さんもそのうちの1人。このグループには編集長がついていたため、一時停止するが、編集長から「止まらなくていいから」と言われ、私はそのままコースへと戻る。せっかく編集長に合流できたのだが、これより先は1人で進むことを決心する。
程なくして第2エイド「カイルア・インターミディエイト・スクール」にたどり着く。ここでの名物は「シェイブアイス」だ。ようはかき氷なのだが、青や黄色、緑、赤といった原色系のシロップがかけられており、いかにもアメリカンな様子を漂わせる一品だ。雨に打たれて体温が上がらない身体にはちょっと辛い。それでも日本ではブルーハワイで知られている青色を手にとってみたが、何味かよくわからない…そもそもブルーハワイって何味なんだろうか。
このエイドでは自転車をどれだけ遅く進ませられるかを競うミニゲームが開かれており、海外の参加者たちが楽しんでいた。面白おかしく実況しているようだったが、うまく英語が聞き取れない。あわよくば遊んでみたかったが、ルールがわからないければどうしようもない…参加できず残念。自分の英語力の無さにコンプレックスを感じながら、もっと英語を聞こうと決心させられたのだった。
コースに戻った途端、目の前が見えなくなるほどの豪雨、強風が襲ってきた。目の前にある軒下でカメラをしまいたいが、強風でバイクがなかなか前に進まない。日本では絶対に走らないだろう天候で、サイクリング/取材なんて一周回ってエキサイティングである。あわや水没かと思われたが、無事カメラは生き残っていた。ほっと肩をなでおろす。
「What a crazy weather!」と海外のライダーが同じ軒下に避難してくる。「ハハハ…デンジャラス…ハハハ」。コミュニケーション取れていない。絶対、英語勉強してやろう。それよりも、笑顔で避難してきたユーもヴェリー、クレイジーだよ。言わなかったけれども。
すぐあがると思っていた雨も中々上がらない、豪雨からパラパラと降り続く雨へと変わっているが。そんな中、カヘキリ・ハイウェイをひたすら進んでいく。黙々と次なる絶景を求めて。
景色の前に、空腹を満たしてくれる第3のエイドステーションが現れる。昨年はフリフリチキンというものが振る舞われていたが、今年からは日本人おなじみのセブン-イレブンがエイドステーションとなっている。イベント参加者用のテントでの振る舞いは変わらずオレンジ、バナナ、プレッツェルのため、味に変化をつけたり、ボリュームある補給をするのには便利だ。
濡れたウェアで申し訳なさを感じながら、補給食を手に入れるため入店。冷凍庫に入ってしまったのではないかという程の冷房がかかっており、一瞬で退店。凍えさせる気か…と悪態をついてみたが、実は気温は暖かいので、一般の来店者からすると普通だったのだろう。実際に外はレインウェザーだが、冷えきってしまうこともない。
ハワイならではのサンサンと日差しが照りつける天気ならば、オアシスとなるエイドだったはず。制限時間の10時30分まで、10分を切っていたこともあり、オレンジを頂き足早にあとにする。
この頃には霧雨のような状態になっていたが、グズついた天気には変わりなく。雨に濡れたウェアとバックパックがどんどんと重く感じるようになってくる。それもそのはず、第3エイドを過ぎた後に待ち受ける景色こそホノルルセンチュリーライドの中でもハイライトと教えられていたからだ。
このまま曇だったらどうしよう…。ハワイに来ているからにはライド中に青々しい海を見たい。参加者と変わらない(はず)の心持ちで、どんどんとその場所へと近づいていく。ついに、ビューポイントの海岸線にでた!ズーン!曇りである。風も強いし、ここまでの状況と変わりない。天気が一瞬で変わることがないのはわかっている、ハワイであれば万が一にもあるのではないかという希望的観測であったのもわかっている。ただハワイを楽しみたかった。
しかし、舗装路のすぐ脇が海岸線という日本では見たことない景色には圧倒されるばかり。それだけに晴れていたらどれだけ気持ちいいのだろうかと考えてしまう。折り返しまではもう絶景は見れないだろうと諦めて、淡々とペダルを踏み込むだけ。
スワンジービーチパークまで1マイルを切ったところで空が明るくなっている。正直、我が目を疑った。一部だが雲が切れ、青空となっている。海も青い!来てよかったハワイ。しかし、後で話を聞くと誰ひとりとして青空の下を走った人はいないという。自分の思い込みなのだろうか。いや、その時、タイミングよく東武トップツアーズツアーの参加者2名と一緒になり、ちょっとでも晴れてよかったですねと会話をしているのを覚えている。そのときハワイは晴れていたのだ!
100マイルの折り返し地点、スワンジービーチパークに到着するころにはすっかりと曇り空に戻ってしまった。私以外の参加者は曇り空の中、エイドステーションに転がり込んでくるが、絶景を見れなかった悔しさよりも、折り返しに到達した喜びからか笑顔がよく見られる。こちらも笑顔になってしまう。
「100miles TURN AROUND」の看板には大行列ができており、そこでの記念撮影が大人気。そこで撮影の手伝いをしていると、ジャングルで出会った親子がエイドステーションに駆け込んでくるのが見えた。なぜか私がガッツポーズを繰り出して、やった!と声を漏らしてしまう。
そして、ようやく帰路につくことになる。ホノルルセンチュリーライドでは来た道を引き返すというコースレイアウトになっている。地図上で見る限りでは見どころは多く無いようにみえるが、実際に走ってみると驚きが連続する。まずはじめに、行きは右手の海岸線に気を取られていて気が付かなかった、スワンジービーチパーク近くのクアロアの山々。これからしばらくは右手の緑に視線を奪われる。あいも変わらず天気はぐずついているが。
雨が本降りだと気がついた頃は憂鬱だったが慣れとは恐ろしく、折り返したところからはなんとも感じない。むしろ気温も徐々に上がってきたこともあり、なんだか心地よさも感じるほどだ。ハワイと言えば青々とした空と海、白い砂浜、牧草のライトグリーンのロケーションなのだろうけど、コロコロと天気が変わるのもハワイなのだろう。本当は好天で走りたかったけれど、雨のハワイを自転車で走るなんて一生に一度あるかないか。実は貴重な時間を過ごせているのはラッキーなのでは!?
キープロジェクトのエイドや、カイルア・インターミディエイト・スクールのエイドまでは、雨が降ってはあがっての繰り返し。その中でも、雨が降っていない時は徐々に晴れと、状況は好転していくのが感じられる。天気の変化に富むハワイは飽きずに楽しい!
ジャングルはあいも変わらずムワッとした熱気を帯びているが、雨は降らず。ここまで来ると景色に変化はなくなってくるが、来た道を引き返していてゴールまでの距離と道のりを想像できるななんて思っていると、神様がまたプレゼントをくれた。
マカプウ岬あたりは快晴になっているのだ!一日中雨が降っていたのは、マカプウより北だったらしい。久々にカラッとしたハワイらしい陽気が嬉しい。やっぱりコレじゃないとね!晴れた時の降りのワインディングほど楽しいものはなく、全身で風を浴びながら疾走する喜びを久々に味わうことができた。
ハートブレイクヒルを降り、最後のエイドステーションで水分補給したらゴールはもうすぐそこ。朝通ってきたカラニアナオレ・ハイウェイ、ダイヤモンドヘッドが懐かしさを感じながら、カピオラニ公園へと戻っていく。そしてフィニッシュ。長い距離、めまぐるしく変化する天気だったロングライドはアドベンチャーのようで、ゴールへたどり着いた時の感動は、これまでに無いほどに味わうことができた。
東武トップツアーズのテントに戻ると参加者の方たちが楽しそうに話をしている。出発までは見知らぬ人だったのが、100マイルという長旅で友情を育んでいたようだ。なんとも羨ましい。晴れたハワイを楽しみたかったという参加者がほとんどであるが、厳しい雨風を乗り越え、100マイルという長旅を終えた達成感というのは一入だったよう。というのもカピオラニ公園で見るライダー全員が明るい顔持ちをしていたのだ。ただ、来年は晴れたハワイを楽しみたいな…。
さて、ホノルルセンチュリーライド本番が終わっても、まだまだ終わらない東武トップツアーズツアー。ホテルに戻り身支度を整えた後には後夜祭が待っている。絹代さんと今中さんの司会進行で、参加者と一緒に本番を振り返ったり、プレゼントが当たる抽選会が行われたりと楽しみは尽きない。次回は後夜祭の様子と、参加者の皆さんのエピソードを紹介しよう。
text&photo:Gakuto"ヘタレ"Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
ホノルルセンチュリーライド本番(Facebookフォトアルバム)
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