11年目を迎えるサイクルモード2015　新企画&テーマソングが続々発表

2015/08/20(木) - 17:41

11月6日～8日、東京・幕張メッセにて第11回目となる日本最大級のスポーツ自転車フェスティバル「サイクルモード2015」が開催される。加えて2016年3月に大阪・万博記念公園での開催となるサイクルモード2016 in OSAKAと併せて紹介しよう。

今年は11月に東京、来年3月に大阪の2会場で開催されるサイクルモードインターナショナル

憧れのバイクに出会える貴重な機会だ

様々な企画が行われ、まさに自転車のお祭りとなる3日間

今年で11回目を迎える国内最大の自転車展示試乗会「サイクルモード2015」。今年のテーマは「もっと速く、もっと遠くへ、もっと自由に」というもの。昨年、10年の節目を迎えたイベントは、「次の10年」へと向けて新たな取り組みを続けていくこととなった。単なる最新2016年モデルの展示・試乗会という在り方から一歩踏み出した未来型のスポーツ自転車”体感”イベントとして開催されることとなる。

そのために用意されるのは6つのフィールド。スポーツ自転車の世界を余すところなく表現するために用意される、サイクリストの期待に応える6フィールドは、最新モデルの「展示フィールド」、メカニックや初心者レッスンといった「体験フィールド」、最新トレンドを発信する「チャレンジフィールド」、スターライト幕張や幕張エンデューロなど実際にサイクリングやレースを楽しめる「屋外RIDEフィールド」、豪華ゲストによる「ステージフィールド」、交通ルール啓蒙のための「マナーアップフィールド」となっている。その中から、特徴的な企画をいくつかピックアップして紹介しよう。

シックスホイールスタイル

「クルマ４輪×ジテンシャ２輪＝６ホイール」をテーマにした新エリアがシックスホイールスタイルだ
「クルマ４輪×ジテンシャ２輪＝６ホイール」をテーマにした新ゾーンが、今年新たに設置される「シックスホイールスタイル」。クルマ×ジテンシャで楽しむ新しいライフスタイルを提案してくれる新しいエリアだ。

イベントへの参加や、ロングツーリングなど、自転車を楽しむうえで欠かせないのが自動車。自転車生活を豊かにしてくれる最新のクルマ選びや自転車収納術など、自転車乗り目線でのカーライフを見せてくれるシックスホイールスタイルに注目だ。

ジテンシャ×旅フェア

サイクルツーリズムを積極的に誘致する「ジテンシャ×旅フェア」 昨年までの自治体ゾーンが装いも新たに「ジテンシャ×旅フェア」としてリニューアル。サイクルモードの会場にいながら、その地域の魅力を体感できるさまざまなコンテンツを展開していくエリアとして進化を果たした。なかでも目玉となるのが「ヴァーチャルサイクリング」ブース。画像とリンクして負荷が変わる最新式のローラー台で、各地域のサイクリングコースや大会コースを実際に走っている様な体験ができるコーナーとなる。

他にもミニステージで、各地の観光名所やサイクリングスポットの魅力を提案してくれるプレゼンテーションステージや、旅行代理店による「コンシェルジュコーナー」なども設置され、自転車ツーリングをパッケージで提案してくれる場として期待できそうだ。

カジュアルモードコレクション2015

カジュアルなサイクリングファッションを提案するカジュアルモードコレクション2015

女性来場者が多いサイクルモードではアパレルにも注目が集まる

サイクリストそれぞれのライフスタイルを表現することができる”ファッション”をテーマに、多くの来場者へその最新トレンドを発信した昨年の人気企画「カジュアルモードコレクション」が今年も登場する。さらに規模を拡充し、最新バイクファッションが集った、豊かなバイシクルライフを実現してくれる企画としてパワーアップ。

昨年はエチェオンドや、リンプロジェクト、バレットといった人気ブランドが集まったカジュアルモードコレクション。参加者からの「もっと多くのアパレルを展示してほしい」との声に応え、今年はより多くのアパレルブランドが参加することとなりそうだ。

ジテンシャ×electric　“e-Bike EXPO”

自転車を漕ぎ出すときや坂道を登るときに、電気の力で快適にアシストしてくれる電動アシスト自転車“e-BIKE”。子育てママやお年寄りから支持を集め、その需要は爆発的に伸びている。そんなe-BIKEだが、実は今デザイン性の高いオシャレなモデルやスポーツタイプが相次いで発表され、家族でサイクリングを楽しんだり、野山を駆け巡ったりと、遊びの幅が数年前に比べ格段に広がっているのだ。今年のサイクルモードでは、最新の電動アシスト自転車専用の試乗コースや、会場から近隣の公園へのミニツーリングを実施し、今大注目のe-BIKEのNEWトレンドを発信していくとのこと。

ビギナーからベテランまでさまざまな講習会も開催予定 photo:Yuya.Yamamoto

毎年満員御礼となる試乗前レッスンコーナー (c)Makoto.AYANO

様々なトークセッションも行われる アスリートワークショップ

より速く、より強くなりたいアスリート志向のサイクリストを対象に、「ヒルクライムレースの上位入賞」
「ロングライド200km超え」をテーマとする専門性の高いセミナーが開催される。綿密な身体測定によって体とバイクの適正値を割り出すフィッティング講座や、蓄積した自分のデータをトレーニングに生かすパワートレーニング法、レース本番に向けた日々の食事と当日の補給食に関するフードコントロールなど、さらなるレベルアップを目指すレーサー達に向けて、業界屈指の講師陣がその極意を伝授。

ハンドメイドバイシクルコレクション

サイクリストにとって“憧れ”であり、日本が世界に誇るフレームビルダーが集結するハンドメイドバイシクルゾーンを新設。自転車に乗るシーンや自分の体格に合わせてオーダーメイドできることも魅力の一つですが、何よりもビルダー達の強烈な個性と、徹底的に機能にこだわった美しいフォルムに惹きつけられるファンは多く、ビルダーの技術が光るハンドメイドフレームは必見。

インドアバイクトライアル

インドアバイクインストラクター平野由香里による公開レッスンコーナー。音楽に合わせて固定式バイクを漕ぐという注目度急上昇中のトレーニング。自転車に乗る際のスタミナ、筋力、パワーを向上させたい方にお薦めの体感型コンテンツとなっている。

試乗前レッスンコーナー

「ロードバイクに乗りたいけどちょっと不安」だと感じる、全くのスポーツバイクビギナーの方を対象に、プロショップのスタッフが、楽しく安全に乗るための基礎知識や操作方法を丁寧にレクチャー。これに出れば、気になる自転車の試乗も怖くないハズ。

チームキープレフト

チームキープレフトとは、サイクルモード事務局とNPO法人自転車活用推進研究会が共同で発足させた自転車に関わる交通ルール遵守およびマナーアップを目的とするプロジェクト。サイクルモード2015では自転車関連の識者やタレントと来場者との意見交換を目的としたトークセッションを実施。自転車に関する正しい交通ルールとマナー向上について情報を発信し、快適で安全な自転車社会の実現を目指していくとのこと。

屋内の展示やトークイベントの他にも、さまざまなライドイベントがサイクルモード期間中には行われる。見て、聞いて自転車のことを知るだけでなく、実際にスポーツサイクルを楽しむ場としても、サイクルモードに参加してみては？

弱虫ペダル STAR LIGHT CROSS 2015 in サイクルモード

弱虫ペダル STAR LIGHT CROSS 2015 in サイクルモード photo:Kei Tsuji
サイクルモードが行われる幕張メッセのすぐ隣で行われるオフロードレース。昨年、初開催ながらも沢山の参加者や観客を集めたSTAR LIGHT CROSSが今年も開催される。丘陵を駆け抜けるシクロクロス、短期決戦のクロスカントリーエリミネーター、順位を決めないファンライドなど初心者から上級者まで皆が楽しめるレースイベントだ。STAR LIGHTの名の通り、日没後にもレースが行われるユニークなイベントでもある。

開催日: 11月7日(土)~8日(日)
会場 : 千葉県、幕張海浜公園Gブロック
主催 : スターライトクロス実行委員会
内容 : シクロクロス、マウンテンバイクエリミネーター、ランバイク
公式サイト :http://starlightmakuhari.com/

GREAT EARTH 全国ご当地フードを食べつくせ!
湾岸ライド2015~自転車に乗ってサイクルモードへ行こう!~

GREAT EARTH 湾岸RIDE (c)TVO EXPRO Ltd.
人気ライドイベント「GREAT EARTH」と「サイクルモード」のコラボレーションイベント第2弾として開催される、東京都内から幕張メッセまでを自分の自転車で楽しみながら行けるイベントだ。自宅から、ゴールとなる幕張メッセまでを、チェックポイントを経由しながら目指すという、オリエンテーリング型のライドイベントとなっているため気軽に参加しやすいのが初心者にもうれしいところだろう。

開催日: 11月7日(土)
場所 : スタート:任意の場所/ゴール:幕張メッセ(サイクルモード会場・幕張メッセ)
主催 : GREAT EARTH事務局、サイクルモード実行委員会
内容 : 東京~千葉県内に設置されたチェックポイント(5~6箇所)を巡り、ゴール会場の幕張メッセを目指す都市型オリエンテーリングライド

JBCF幕張クリテリウム&エンデューロ in サイクルモード

JBCF幕張クリテリウム&エンデューロ in サイクルモード photo:Hideaki.TAKAGIさわやかな潮風を感じることができる特設コースで、２時間ソロとチーム、４時間ソロとチームの４カテゴリーを開催する幕張エンデューロ。エンデューロの醍醐味をたっぷりと味わえるコース設定が魅力の参加型レースイベントだ。レース志向の方から家族まで幅広い自転車ファンが楽しめるようになっている。

また、同時にJBCFのシリーズ戦として、幕張クリテリウムが行われる。シリアスなアスリートたちが繰り広げる熱いバトルを間近で見られる貴重な機会だ。自転車レースを観戦したことがない人は一度見に行ってみては？

開催日: 11月7日(土)~8日(日)
会場 : 千葉県、幕張海浜公園 D・Eブロック
主催 : 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)
内容 : クリテリウム(Jエリート、Jフェミニン、Jユース)2時間エンデューロ(ソロ、チーム)、4時間エンデューロ(ソロ、チーム)

また、展示企画やライドイベントの他にも、来場者向けのお得なキャンペーンを行っている。まずは現在発表されている2つのキャンペーンを紹介しよう。

プロショップ GO!GO! キャンペーン

来場者にお得なキャンペーンを今年も実施!サイクルモードの来場者を対象としたアンケートでは、「1年以内に完成車を購入する」と答えた方が全体の50%を超えており、購入後の保証やアフターケア、店員からの有益なアドバイスへの期待から、「サイクル専門店」で購入したいという方が80%以上いるという。

そこでサイクルモードでは「プロショップ GO!GO!キャンペーン」の参加ショップを大幅に拡大。サイクルモード会場で配布するクーポンを持ってプロショップへ行くとショップ独自のお得なサービスを受けられるキャンペーンとなっている。
<キャンペーン実施期間>
2015年11月6日(金)~12月6日(日)

累計来場者50万人突破記念　プレゼントキャンペーン

累計来場者数50万人突破記念として、WEBオンラインチケットを購入した来場者を対象に、ロードバイクやヘルメット、ウェアなど豪華景品が当たるプレゼントキャンペーンを実施中。チケットを購入する際には、ぜひサイクルモード公式サイトで購入してみては。

注目の企画やキャンペーンが沢山詰まったサイクルモード2015。今後、出展企業やゲスト、サブイベントなどの詳細が決まり次第、シクロワイアードでは随時紹介していく予定だ。お楽しみに。

サイクルモード2015のテーマソングが決定！

「サイクルモード2015」のテレビCMやプロモーションビデオのテーマ曲に、今年で結成20周年を迎える日本を代表するスカパンクバンド、KEMURIの『WIND MILL』が決定。スポーツ自転車で走る時の爽快感や街を走り抜ける疾走感をイメージさせる楽曲が、今年のサイクルモードを大いに盛り上げます!

早速、テーマ曲が使われた動画が作成されているので、ぜひチェックしてみてほしい。

万博記念公園で開催されるサイクルモードinOSAKA

万博公園へと会場を変え、2年ぶりに開催されるサイクルモードinOSAKA (c)サイクルモード実行委員会大阪では2年ぶりの開催となるサイクルモード。関西地区でもサイクルモードを開催してほしいという声に応えて、これまでのインテックス大阪から会場を移し、大阪を代表するランドマークである「太陽の塔」で有名な万博記念公園にて来年3月5日~6日の2日間に開催されることが決まった。

広々とした会場に移ったことで、より「ライド」要素を強めて開催されることとなるサイクルモードinOSAKA。中でも目玉となるのが、万博記念公園の敷地をフルに使った「ロング試乗コース」だ。それぞれのスキルに合わせてスポーツ自転車の性能をより体感できる試乗コースでは、気になる最新モデルの性能を味わいつくすことができるはずだ。

サイクルモード2015
開催日: 11月6日(金)・7日(土)・8日(日)
場所: 幕張メッセ・
入場料: 前売1,100円 / 当日 1,500円 (中学生以下無料)
主催: サイクルモード実行委員会(テレビ東京/テレビ大阪/テレビ大阪エクスプロ)

サイクルモードinOSAKA
開催日: 2016年3月5日(土)・6日(日)
時間: 9:30~17:00
場所: 万博記念公園
入場料: 前売700円 / 当日 900円 (予定)
主催: サイクルモード実行委員会(テレビ大阪/テレビ大阪エクスプロ)