2015/06/05(金) - 09:34
スタイリッシュなデザインと優れた機能性を両立させたUK発の新興パーツブランド、Fabric(ファブリック)。そのラインアップからグリップ力と振動吸収性を兼ね備えたオーソドックスなバーテープ「Knurl tape」をピックアップして、インプレッションした。
この春から国内展開が開始されたUK発の話題のパーツブランド、ファブリック。メインプロダクトであるサドル以外にも多くのアイテムがラインアップされており、今回はその中からバーテープ「Knurl tape」をピックアップした。「タッチ&フィール」とコンセプトとするだけあり、素手でもグローブ着用時でも適度に路面の「感触」がつかみやすく、そして操作しやすい様に設計されていという。
先ずはざっくりとスペックを紹介していこう。Knurl tapeはラバー製のアウター(表層)、厚さ2.5mmの振動吸収フォーム(中間層)、両面テープ代わりのシリコンゲル(下層)という3層構造をとる。表面の仕上げはカラーによって異なり、今回テストするホワイトはヤスリ目であった。なお、いずれのカラーもエンボス加工でfabricのロゴがあしらわれている。
先ずハンドルバーに巻きつけた際の第一印象は、非常に良く伸びるということ。力を掛けて長手方向へ2倍に伸ばしたとしても切れる心配は全くなく、作業に不慣れな方が何度も巻き直すと行ったシチュエーションでも安心して作業できる。一方で抜重した際にはしっかりと縮むため、納得いくまで厚さと衝撃吸収性のバランスを追求できるはず。このあたりは感触を大事にするファブリックらしい造りといえよう。
因みに幅400mmのオーソドックスなエルゴシェイプを持つドロップハンドルに、クッション性重視(=厚手)で1/3ずつ重ねて巻いたところ、約30cm程余った。つまり、長さは充分に取られているということであり、幅が広く、ドロップ及びリーチが大きなハンドルでも全く問題ないと言えそうだ。
また、今回は厚みを持たせてハンドルバーに巻きつけているが、他社の振動吸収性に特化したテープと比較すると薄手の印象を受ける。ハンドルバーが必要以上に太くならないため、手が小さいライダーもクッション性重視で巻くことができそうだ。
握り心地としては、密度が高いスポンジのような適度な弾性感がある感触。また、コルク系テープのようにテープ同士が重なる箇所とそうでない箇所に凸凹が生じないため、ポジション問わず違和感なく握ることができる。
グリップ力は優秀で、ヤスリ目の表面と素材のラバーがその性能を生み出していると感じる。実際に、スプリントのように力をかけて握り、ハンドルを左右に振ってみても、テープの表面が手に食いつくようで、滑りそうな危うさは感じなかった。
一方で、表層がラバーとなっているため、雨天時などはテープが水分を吸収してくれず、素手の状態で滑りやすくなるまでの時間がコルク系テープと比較して早いと感じる。滑りそうなシチュエーションになる場合は、グローブでグリップ力を補完してみてもよいだろう。
今回、アルミハンドルに巻いて荒れたアスファルト路面や未舗装路を走行してみたところ、ゴツゴツとした衝撃の角は吸収し、ロードインフォメーションを適度に伝えてくれる印象を受けた。タオル地や薄手のバーテープのように常に振動を感じることは無く、ロングライドにも対応できる。
総じて、パワーをしっかりとかけることができるグリップ力と、長距離、長時間のライドでも、手に係る負担を低減してくれる振動吸収性という2つの性能を兼ね備えたバーテープと言えるだろう。レースからツーリングまで、幅広いシチュエーションに対応できるモデルと感じた。
ネジで固定するタイプのエンドプラグが付属し、カラーバリエーションはブラック、ホワイト、レッド、グリーン、ブルー、グレーという6色の展開だ。価格は3,500円(税抜)。
ファブリック Knurl tape
カラー:ブラック、ホワイト、レッド、グリーン、ブルー、グレー
価 格:3,500円(税抜)
販売店リスト(fabric公式サイト)
この春から国内展開が開始されたUK発の話題のパーツブランド、ファブリック。メインプロダクトであるサドル以外にも多くのアイテムがラインアップされており、今回はその中からバーテープ「Knurl tape」をピックアップした。「タッチ&フィール」とコンセプトとするだけあり、素手でもグローブ着用時でも適度に路面の「感触」がつかみやすく、そして操作しやすい様に設計されていという。
先ずはざっくりとスペックを紹介していこう。Knurl tapeはラバー製のアウター(表層)、厚さ2.5mmの振動吸収フォーム(中間層)、両面テープ代わりのシリコンゲル(下層)という3層構造をとる。表面の仕上げはカラーによって異なり、今回テストするホワイトはヤスリ目であった。なお、いずれのカラーもエンボス加工でfabricのロゴがあしらわれている。
先ずハンドルバーに巻きつけた際の第一印象は、非常に良く伸びるということ。力を掛けて長手方向へ2倍に伸ばしたとしても切れる心配は全くなく、作業に不慣れな方が何度も巻き直すと行ったシチュエーションでも安心して作業できる。一方で抜重した際にはしっかりと縮むため、納得いくまで厚さと衝撃吸収性のバランスを追求できるはず。このあたりは感触を大事にするファブリックらしい造りといえよう。
因みに幅400mmのオーソドックスなエルゴシェイプを持つドロップハンドルに、クッション性重視(=厚手)で1/3ずつ重ねて巻いたところ、約30cm程余った。つまり、長さは充分に取られているということであり、幅が広く、ドロップ及びリーチが大きなハンドルでも全く問題ないと言えそうだ。
また、今回は厚みを持たせてハンドルバーに巻きつけているが、他社の振動吸収性に特化したテープと比較すると薄手の印象を受ける。ハンドルバーが必要以上に太くならないため、手が小さいライダーもクッション性重視で巻くことができそうだ。
握り心地としては、密度が高いスポンジのような適度な弾性感がある感触。また、コルク系テープのようにテープ同士が重なる箇所とそうでない箇所に凸凹が生じないため、ポジション問わず違和感なく握ることができる。
グリップ力は優秀で、ヤスリ目の表面と素材のラバーがその性能を生み出していると感じる。実際に、スプリントのように力をかけて握り、ハンドルを左右に振ってみても、テープの表面が手に食いつくようで、滑りそうな危うさは感じなかった。
一方で、表層がラバーとなっているため、雨天時などはテープが水分を吸収してくれず、素手の状態で滑りやすくなるまでの時間がコルク系テープと比較して早いと感じる。滑りそうなシチュエーションになる場合は、グローブでグリップ力を補完してみてもよいだろう。
今回、アルミハンドルに巻いて荒れたアスファルト路面や未舗装路を走行してみたところ、ゴツゴツとした衝撃の角は吸収し、ロードインフォメーションを適度に伝えてくれる印象を受けた。タオル地や薄手のバーテープのように常に振動を感じることは無く、ロングライドにも対応できる。
総じて、パワーをしっかりとかけることができるグリップ力と、長距離、長時間のライドでも、手に係る負担を低減してくれる振動吸収性という2つの性能を兼ね備えたバーテープと言えるだろう。レースからツーリングまで、幅広いシチュエーションに対応できるモデルと感じた。
ネジで固定するタイプのエンドプラグが付属し、カラーバリエーションはブラック、ホワイト、レッド、グリーン、ブルー、グレーという6色の展開だ。価格は3,500円(税抜)。
ファブリック Knurl tape
カラー:ブラック、ホワイト、レッド、グリーン、ブルー、グレー
価 格:3,500円(税抜)
販売店リスト(fabric公式サイト)
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