2015/03/09(月) - 09:01
フランス、スイス国境に面したイタリア北西部の州、ヴァッレアオスタはヨーロッパを代表する名峰を眺めることができる絶景の中で、変化に富んだ地形や歴史ある街道でのサイクリングを楽しめるエリアだ。イタリアらしい食事や遺跡観光なども同時に楽しめるアオスタの魅力を凝縮した、フェローサイクルプロデュースの魅力あるサイクリングルートを紹介しよう。
雄大なアオスタ渓谷をバックにサイクリングを満喫できる (c)フェロートラベル
アオスタ州は、アルプス山脈に四方を囲まれた自然豊かな地方だ。20あるイタリアの州の中で最も面積が小さく、最も人口が少ないアオスタ州。イタリア語だけでなくフランス語も公用語として話されている程で、国境沿いであることを感じさせるエリアだ。
氷河が作り出した深い谷と急峻な山が連なる地形が特徴で、同州の真ん中を高速道路が貫いている。ミラノを始めとした北イタリアの大都市とフランスを繋ぐ交通の要所だが、その高速道路を除けば、他の州とのアクセスが良いとは言えないエリアでもある。そのため、自動車の交通量も少なくサイクリングを楽しむには最適のロケーションだ。
アオスタの渓谷が生み出す、複雑な自然の地形を生かした変化に富んだコースはさまざまな表情をサイクリストに見せてくれる。アオスタ州には30を越えるオンロードサイクリングの推奨ルートがあり、フェローサイクルではそれらのルートをアレンジした、オリジナルルートをいくつも設定している。それではそれらのルートを紹介していこう。
名峰チェルビーノを目指すヒルクライム
観客が詰めかけた1級山岳チェルヴィニアを登る photo:Kei.Tsuji
コース1プロファイル (c)フェローサイクルチェルビーノの玄関口であるシャティオンからチェルビニア峠までの走行距離約27㎞、標高1,470mのヒルクライムルートだ。イタリア側から唯一、モンテチェルビーノへとアクセスできるトルナンシェ渓谷の中央にあるシャティオンの街からスタートして、陽光あふれるチェルビニアの村まで深い渓谷を走っていく。
途中、チェルビーノが湖面に映り込む景観が魅力のブルーレイクや、アンテイ・セント・アンドレの街、スキーの拠点での有名なヴァルトナンシュを経て、目の前に名峰が広がるワイルドな景観のチェルビニア峠に到着。
標高2001mに向けて全長26kmオーバーのヒルクライム photo:Kei.Tsuji2012ジロ・デ・イタリア第14ステージのフィニッシュ地点ともなったチェルビニアへの上りは、急勾配の上りは少なく、5~6%程度の登りが延々と続いていくことが特徴だ。脚力に自信がなくとも、景観を楽しみながらゆっくりと登れば、無理なく楽しめる程よい難易度の峠と言えるだろう。
峠を登りきってチェルビニアに到着すれば、自転車でここまで登ってきたご褒美が用意されている。チェルビニアの村からロープウェイで上がって3,480mのプラトローザ展望台へアクセスすれば、マッターホルン、モンテローザ峰そしてアオスタ側のグランパラディーゾ、モンブラン山群まで一望する大パノラマが広がっている。ヨーロッパアルプスが北イタリア、フランス、スイスに国境を跨いで広がるスケールを実感できる瞬間だ。復路はチェルビニアからシャティオンまで快適なダウンヒルを楽しむことができる。
アオスタの街からヨーロッパ最高峰モンテビアンコの麓クールマイユール、フェレの谷へと走る
クールマイヨール旧市街からモンブラン山群を眺める (c)フェロートラベル
コース2プロファイル (c)フェローサイクル
初級者でも無理なく絶景を味わえるフェレの谷へのルート (c)フェロートラベル古代ローマの山岳拠点となったアオスタの街からヨーロッパ最高峰モンブラン「モンテビアンコ」まで風光明媚なアオスタ中央渓谷を北へ走る距離45km、獲得標高1,180mのサイクリングコース。のどかなアオスタの町並み、古代、中世の遺跡や古城、そしてぶどう畑が広がるゆったりとしたアオスタらしい風景が続くルートだ。
正面にモンブラン山群をとらえながら、ダイナミックな景観を眺めながら走ることが最大の魅力のこのコース。さらにバリエーションとしてモンブラン山群に迫るツール・ド・モンブランの一部を走る「フェレの谷」へアクセスできる。
静かで落ち着いたフェレの谷でのサイクリングを十分に楽しんだ後は、プレサンディディエのスパで疲れた身体を癒すことができる。また、フェレの谷へと登るだけの脚力に自信がない人はクールマイユールからモンブラン山群とアオスタ渓谷が織りなす絶景を堪能できる展望台へと上がることができる。
サイクリングをしながら見上げていたモンテビアンコを展望台で間近に見ることも同時にできてしまう眺望も、このルートを走るならぜひ体験する価値があるだろう。
アオスタ中央渓谷沿いをのんびりサイクリング、アオスタ〜ポンテ・サルマルティン
アオスタワインの葡萄畑が点在する中をゆったり走る (c)フェロートラベル
コース3プロファイル (c)フェローサイクルアオスタからポンテ・サンマルティンを目指して走る、約50km・標高差243mのフラットなルート。アップダウンも少なく、ヨーロッパに来て初めて走るルートにはうってつけの難易度が低いサイクリングプランだ。
陽光が眩く降り注ぐ、アオスタ中央渓谷をドーラ河に沿ってゆったりとした道を走っていく。このルートは欧州の歴史と文化をギュッと詰め込んだ様なルートに仕上がっている。ローマ時代や中世の古城の数々、美しいぶどう畑、夏は深い緑、秋には黄金色や赤色に色づく風景の中をのんびり、ゆったりと極上のサイクリングが楽しめる極上のサイクリングルートだ。
ピラ地区のトレイルを満喫するMTBツーリング
よりアルプスを身近に体験できるMTBライド (c)フェロートラベル
コース4プロファイル (c)フェローサイクル
ロードレーサーだけが、アオスタの魅力を知るための手段ではない。ロードバイクではアクセスできないトレイルを走ることで、アルプスの雄大な自然をより間近に感じることができるのが、MTBの魅力だ。フェローサイクルのアオスタツアーでは、ピラスキー場にてトレイルライドを楽しむプランが組まれている。
4,000m級のモンブラン、グランパラディーゾを正面に遠くにモンテローザ、マッターホルンが遠望できるロケーションを走るツーリング。他にも、マウンテンバイクによるツール・ド・モンブランのツアープログラムが用意されるように、ヨーロッパにおけるマウンテンバイクの人気は高まっている。ゴンドラで山頂までバイクを運び、初心者でも楽しめる安全で短めのコースを走っていくので、普段はロードしか乗らない人も安心して参加できる。
アオスタツアー料金・スケジュール表 (c)フェローサイクルフランス、スイスとの国境にそびえている名峰に登り、数々の絶景を眺めるだけでなく、アオスタの伝統的な街並みや遺跡、州に130も存在している中世のお城、そして現地のバイクショップを楽しみ、郷土料理と地産のワインを合わせて味わうことができるのが、ヴァッレアオスタでのサイクリング。ぜひ、五感の全てでヴァッレアオスタを味わうフェローサイクルツアーに参加してみてはいかがだろうか。
興味が出られた方は、下記の連絡先に気軽に連絡してみては?また、また、記事末尾のリンクからは美しい写真で構成された詳細なツアーパンフレット(PDF形式)がダウンロードできるので、ぜひ参考にしてほしい。
フェローサイクル/㈱フェロートラベル
東京都渋谷区道玄坂2-16-8ビジネスヴィップ渋谷ビル4F
東京オフィス 03-5489-5193
大阪オフィス 06-6347-8980
名古屋 052-569-1071
Eメール info@fellow-travel.co.jp
![雄大なアオスタ渓谷をバックにサイクリングを満喫できる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2014/03/08/aosta28.jpg)
アオスタ州は、アルプス山脈に四方を囲まれた自然豊かな地方だ。20あるイタリアの州の中で最も面積が小さく、最も人口が少ないアオスタ州。イタリア語だけでなくフランス語も公用語として話されている程で、国境沿いであることを感じさせるエリアだ。
氷河が作り出した深い谷と急峻な山が連なる地形が特徴で、同州の真ん中を高速道路が貫いている。ミラノを始めとした北イタリアの大都市とフランスを繋ぐ交通の要所だが、その高速道路を除けば、他の州とのアクセスが良いとは言えないエリアでもある。そのため、自動車の交通量も少なくサイクリングを楽しむには最適のロケーションだ。
アオスタの渓谷が生み出す、複雑な自然の地形を生かした変化に富んだコースはさまざまな表情をサイクリストに見せてくれる。アオスタ州には30を越えるオンロードサイクリングの推奨ルートがあり、フェローサイクルではそれらのルートをアレンジした、オリジナルルートをいくつも設定している。それではそれらのルートを紹介していこう。
名峰チェルビーノを目指すヒルクライム
![観客が詰めかけた1級山岳チェルヴィニアを登る](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/05/20/GIRO20121417.jpg)
![コース1プロファイル](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/02/20/2015y02m20d_104136872.jpg)
途中、チェルビーノが湖面に映り込む景観が魅力のブルーレイクや、アンテイ・セント・アンドレの街、スキーの拠点での有名なヴァルトナンシュを経て、目の前に名峰が広がるワイルドな景観のチェルビニア峠に到着。
![標高2001mに向けて全長26kmオーバーのヒルクライム](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/05/20/GIRO20121422.jpg)
峠を登りきってチェルビニアに到着すれば、自転車でここまで登ってきたご褒美が用意されている。チェルビニアの村からロープウェイで上がって3,480mのプラトローザ展望台へアクセスすれば、マッターホルン、モンテローザ峰そしてアオスタ側のグランパラディーゾ、モンブラン山群まで一望する大パノラマが広がっている。ヨーロッパアルプスが北イタリア、フランス、スイスに国境を跨いで広がるスケールを実感できる瞬間だ。復路はチェルビニアからシャティオンまで快適なダウンヒルを楽しむことができる。
アオスタの街からヨーロッパ最高峰モンテビアンコの麓クールマイユール、フェレの谷へと走る
![クールマイヨール旧市街からモンブラン山群を眺める](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2014/02/26/14-aosta10.jpg)
![コース2プロファイル](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/02/20/2015y02m20d_104738095.jpg)
![初級者でも無理なく絶景を味わえるフェレの谷へのルート](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2014/02/26/12-aosta14.jpg)
正面にモンブラン山群をとらえながら、ダイナミックな景観を眺めながら走ることが最大の魅力のこのコース。さらにバリエーションとしてモンブラン山群に迫るツール・ド・モンブランの一部を走る「フェレの谷」へアクセスできる。
静かで落ち着いたフェレの谷でのサイクリングを十分に楽しんだ後は、プレサンディディエのスパで疲れた身体を癒すことができる。また、フェレの谷へと登るだけの脚力に自信がない人はクールマイユールからモンブラン山群とアオスタ渓谷が織りなす絶景を堪能できる展望台へと上がることができる。
サイクリングをしながら見上げていたモンテビアンコを展望台で間近に見ることも同時にできてしまう眺望も、このルートを走るならぜひ体験する価値があるだろう。
アオスタ中央渓谷沿いをのんびりサイクリング、アオスタ〜ポンテ・サルマルティン
![アオスタワインの葡萄畑が点在する中をゆったり走る](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2014/02/26/13-7aosta01.jpg)
![コース3プロファイル](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/02/20/2015y02m20d_104754423.jpg)
陽光が眩く降り注ぐ、アオスタ中央渓谷をドーラ河に沿ってゆったりとした道を走っていく。このルートは欧州の歴史と文化をギュッと詰め込んだ様なルートに仕上がっている。ローマ時代や中世の古城の数々、美しいぶどう畑、夏は深い緑、秋には黄金色や赤色に色づく風景の中をのんびり、ゆったりと極上のサイクリングが楽しめる極上のサイクリングルートだ。
ピラ地区のトレイルを満喫するMTBツーリング
![よりアルプスを身近に体験できるMTBライド](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2014/02/26/05-dolomiti22.jpg)
![コース4プロファイル](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/02/20/2015y02m20d_104758689.jpg)
ロードレーサーだけが、アオスタの魅力を知るための手段ではない。ロードバイクではアクセスできないトレイルを走ることで、アルプスの雄大な自然をより間近に感じることができるのが、MTBの魅力だ。フェローサイクルのアオスタツアーでは、ピラスキー場にてトレイルライドを楽しむプランが組まれている。
4,000m級のモンブラン、グランパラディーゾを正面に遠くにモンテローザ、マッターホルンが遠望できるロケーションを走るツーリング。他にも、マウンテンバイクによるツール・ド・モンブランのツアープログラムが用意されるように、ヨーロッパにおけるマウンテンバイクの人気は高まっている。ゴンドラで山頂までバイクを運び、初心者でも楽しめる安全で短めのコースを走っていくので、普段はロードしか乗らない人も安心して参加できる。
![アオスタツアー料金・スケジュール表](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2015/02/20/2015y02m20d_104850524.jpg)
興味が出られた方は、下記の連絡先に気軽に連絡してみては?また、また、記事末尾のリンクからは美しい写真で構成された詳細なツアーパンフレット(PDF形式)がダウンロードできるので、ぜひ参考にしてほしい。
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関連ファイル
2015フェローサイクルツアーパンフレット
(9.35 MB)