立体構造によるサポートが特徴の高機能ソックスをリリースするブランド、FOOT MAX(フットマックス)より、ロードシューズ用のオーバーソックス「FXB016」が登場した。独自開発の素材による高い機能性と、大手4社のクリートに対応する使い勝手の良さが特徴だ。取り扱いは東京サンエス。



独自開発のナイロン糸を使用することで、様々なシューズにフィットする フットマックス FXB016(スカイブルー)独自開発のナイロン糸を使用することで、様々なシューズにフィットする フットマックス FXB016(スカイブルー) (c)Makoto.AYANO/cyclowired.jp
「FXB016」は、元プロロードレーサーで現在もシクロクロスレースなどで活躍している辻善光選手の発案から生まれたソックスタイプのロードバイク用シューズカバー。独自開発のナイロン糸を素材に使用することで、ストレスフリーにペダリング可能な伸縮性と、汗たまりを和らげシューズ内を快適に保つ高い通気性を実現した。

生地は厚手のため、防風性は非常に優れている。個人差はあるものの、実際に使用している編集部員の場合にはメリノウール製冬用ソックスと併用すれば0℃程度まで指先の冷えを感じず快適に走ることができたという。タイツとシューズの隙間を埋めるロングタイプのカフは2重構造を採用することで、フィット性が向上しライド中にずれ落ちる心配も少ない。

一見しただけではトラディショナルなソックスタイプのシューズカバーという印象。実際に手にとってみると従来からある同様の製品とは異なり、非常に生地が厚手で伸縮性もやや低く、中でベルクロと生地が張り付いてしまい、脱ぎ着しずらいというのが正直なところ。一方で、シューズを脱ぐ時はカバーを裏返しにした状態でクリートと爪先部分に引っ掛けておくと、次履く時は容易に履けるコツもあるという。

伸縮性に富む素材を採用し高いフィット感を実現した伸縮性に富む素材を採用し高いフィット感を実現した 伸縮性に優れる生地のためクリート部分のストレスは少ない伸縮性に優れる生地のためクリート部分のストレスは少ない

足底にはシリコンプリントが複数箇所に施されている。つま先部分はスリップ防止用、拇指球周辺はクリートガイドシステムだ。足底にはシリコンプリントが複数箇所に施されている。つま先部分はスリップ防止用、拇指球周辺はクリートガイドシステムだ。 カフ部分は2重構造とされ保温性とフィット性を高めているカフ部分は2重構造とされ保温性とフィット性を高めている


FXB016はシューズカバーの足底をユーザー自らカットしてクリート用の穴を開けて使用するため、各社製品に対応可能だ。カット時の目印(ガイド)となるのが、独自開発のクリートガイドシステム(CGS)だ。シリコンプリントによるガイドはスピードプレイ用の四角形とシマノ、タイム、ルックに対応する三角形の両方描かれているため、安心してカバーをカットできる。

耐久性についても、ソックスタイプとしては非常に高そうだ。クリート部分のほつれ防止加工は確実に効果があり、もう1つの破れやすい箇所であるヒール部分もシリコンプリントが施されており、1シーズンであれば充分にもってくれるだろう。

シューズサイズ39~42対応のS~M、42~45対応のL~XLという2サイズが揃う。カラーはブラック、ホワイト、レッド、ブルー、イエローという5カラーの展開で、様々なウェアに合わせやすい。価格は2,000円(税抜)。ネオプレーン素材を使ったものだと5,000円を超える製品も多いシューズカバーにあって、FXB016のコストパフォーマンスは非常に高いと言えよう。万が一破れて締まっても2,000円であれば諦めがつく。またお洒落に敏感なサイクリストにとっては複数のカラーを揃えてウェアコーディネートごとに変えてみるというのも良いのでは。

フットマックス FXB016(ホワイト)フットマックス FXB016(ホワイト) (c)footmax.jpフットマックス FXB016(ブラック)フットマックス FXB016(ブラック) (c)footmax.jp

フットマックス FXB016(レッド)フットマックス FXB016(レッド) (c)footmax.jpフットマックス FXB016(ネオンイエロー)フットマックス FXB016(ネオンイエロー) (c)footmax.jp


フットマックス FXB016
素 材:ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン
カラー:ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、イエロー
サイズ:S~M(39~42)、L~XL(42~45)
価 格:2,000円(税抜)

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