競輪発足当時から60年以上にわたり、競輪選手の脚となるNJS認定のタイヤを製造し続けているジャパンブランド、ソーヨータイヤ。ラテックスチューブを搭載し、ケーシングに縫い目がない構造のシームレスタイヤを手の届きやすい価格としたハンドメイドのチューブラータイヤ「SCELTO」に22mmサイズが登場した。


ソーヨータイヤ SCELTOソーヨータイヤ SCELTO (c)ダイワボウプログレス
縫い目のないシームレス構造を採用しているSCELTO(手前)縫い目のないシームレス構造を採用しているSCELTO(手前) (c)ダイワボウプログレスケーシングの折り返しがないSCELTO(左)ケーシングの折り返しがないSCELTO(左) (c)ダイワボウプログレス


SCELTO(シェルト)は、一般的に高価になってしまうラテックスチューブ+シームレス構造という組み合わせながら、そのしなやかな乗り味を幅広く味わってもらえる様に価格を抑えたオールハンドメイドのチューブラー。加えて、耐パンク P-アラミドブレーカーが搭載し耐久性も兼ね備えたことが特徴だ。従来よりラインナップされる24mm幅に、新登場の22mm幅が加わり、2サイズ展開となった。

ケーシングの折り返しが省略されるシームレス構造は、インナーチューブにケーシングの糸を直接巻きつけることによって実現。縫い目がない真円断面となったタイヤは常に一定の角度で路面と設置するため、様々な高速域のコーナリングや雨天走行時においても安定したグリップ力が発揮される。また、タイヤの軽量化にもつながり、漕ぎ出しの軽さやなめらかな加速感を得られるという。

ラテックスチューブは伸縮性に富むため突き刺しに対して強いラテックスチューブは伸縮性に富むため突き刺しに対して強い (c)ダイワボウプログレス


搭載されるチューブはソーヨータイヤの市販品と同様のものを使用する搭載されるチューブはソーヨータイヤの市販品と同様のものを使用する (c)ダイワボウプログレスラテックスチューブを搭載したシームレス構造のSCELTOラテックスチューブを搭載したシームレス構造のSCELTO (c)ダイワボウプログレス加えてSCELTOは高品質なエジプト綿製の撚糸を素材に採用したコード糸に使用することで、軽量かつしなやかなケーシングを実現。外部からの力に対して柔軟に変形するため、シームレス構造と併せて路面からの衝撃を細かく吸収してくれる。

インナーチューブの素材にはラテックスを採用。国内で作られるラテックスチューブは高い伸縮性による突き刺しによる耐パンク性能、高い反発弾性によるしなやかな乗り心地といった性能を実現している。また、0.35~0.4mmという厚みはブチルチューブよりも30~40%もの重量を低減できるという。

トレッドパターンはグリップ性能と転がり性能を両立するヤスリ目。対応空気圧は700~900kpaで、バルブは仏式42mmセパーレートタイプだ。カラーはサイドウォールまでカラーリングされたオールブラックの1カラーで、価格は15,000円(税抜)。

ソーヨータイヤ SCELTO
種別:28”TU
重量:220g
タイヤ幅:22mm
カラー:オールブラック
チューブ:国産ラテックス
空気圧:700~900kpa
バルブ:仏式42mmセパーレートタイプ
価格:15,000円(税抜)


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