2014/10/07(火) - 09:11
リドレーやファストフォワード、スピードプレイなどの日本正規輸入代理店を務めるジェイピースポーツグループの展示会の模様をレポート。NOAH SLやFENIX DISC、FFWDのF4R Specialなど話題の新製品が注目を集めた。
会場は渋谷区・恵比寿にあるアートギャラリー。毎年ゴージャスな雰囲気で開催されるジェイピースポーツグループの展示会だが、今年はツール・ド・フランスでのマイヨジョーヌ獲得を記念したリドレーのスペシャルペイントモデルが展示され、より華やかな雰囲気の中で開催された。
地元ベルギーのUCIプロチーム、ロット・ベリソルが駆るリドレー。2015年で新しくデビューしたのはユーロバイクでお披露目された軽量エアロロード「NOAH SL」と、エンデュランスロードの「FENIX DISC」、そしてアルミCXの「X-RIDE」の3車種だ。
やはり展示会場で熱視線を浴びていたのはアンドレ・グライペルも使うNOAH SL。既に詳細なレビュー記事が掲載されているためスペックなどについてはそちらを参照頂きたいが、より進化した空力性能や、実際のレース使用に即して通常タイプのキャリパーブレーキを採用したり、インテグラルシートポストを廃したあたりは一般ユーザーから見ても好感度が高く人気が出そうだ。
エンデュランスロードバイクのFENIXに登場したディスクブレーキモデルも注目だ。FENIXの名を名乗っているものの、ディスクブレーキ化したこと、それに伴ってフォークやリア三角がよりマッシブなフォルムとなったため、パッと見は「あれ?こんなモデルあったかな?」と思ってしまったほど。ダウンチューブに描かれる不死鳥(フェニックス)ロゴの翼部分がディスクブレーキローターのデザインになっているなど、芸も細かい。流石は塗装業に端を発するリドレーといったところだろうか。
これから本格シーズンインを迎え機運の高まるシクロクロス。当然シクロクロス大国ベルギーのブランドだけに、新製品にも事欠かない。新たに登場したX-RIDEはアルミ製のピュアレーシングバイクとして貴重な存在だ。
アルミのディスクブレーキモデルながらフレーム重量は1480gと軽量で、パーツアッセンブル次第では下手なカーボンバイクより簡単に軽く仕上がりそう。転倒がつきもののシクロクロスにカーボンはちょっと怖い…というユーザーにとっての福音となってくれるはず。
そしてX-RIDEには41という、150cm台前半の方でも無理無く乗れるサイズが用意されていることも特徴だ。フレームが小さくなるとケーブルが窮屈になってしまうが、リアブレーキには可動式の専用台座が用意されているから嬉しい。
「リドレーは41サイズなどヨーロッパではまず必要の無いものを、臨機応変に作ってくれるフレキシブルさがスゴく魅力ですね。」とはジェイピースポーツグループの川滝さん。「それは開発の人たちが皆レース好きで熱意があるからに他なりません。エントリーグレードでも妥協無く、価格で見ればどれも求められる以上の性能があります。」と言う。
2015年はジェイピースポーツグループがリドレーの取り扱いを初めて10年目という節目の年。「本国はもっと日本のユーザーからの声が欲しいと言っています。今まで以上に密な関係を持って、より良い製品を日本の市場で展開・紹介していきたいですね。」と川滝さんは加える。
さて、今回の展示会もう一つの目玉はオランダのホイールブランドFFWD。今回は2つの新製品がデビューし、練習用として使えるアルミリムモデルの国内販売が開始されることが話題だ。
新製品として注目したいのは、前後セット重量1145gという超軽量を達成しているハイエンドモデル「F4R-Special」だ。DTスイスと共同開発した専用カーボンハブによってストレートスポーク化し、レーサーが求める高性能を発揮している。リムは通常のF4Rとほぼ同様だが、従来よりも僅かにリム幅を太くし、接着面の形状もより太めのタイヤを張りやすいように工夫されている。現在この新型リムはF4R-Specialのみだが、順次通常のF4Rもランニングチェンジをしていく予定だそうだ。
更にディスクブレーキ用のカーボンクリンチャーという、まだ非常にラインナップの薄いカテゴリーに「F4D-FCC DT240」がデビューを飾っている。クリンチャーと言うことでデイリーユースしやすく、ディスクブレーキロード/CXに乗る場合の贅沢な常用モデルとして良いかもしれない。ここに紹介した2モデルは世界標準価格よりも安い価格設定が行われており、非常にコストパフォーマンスが高いこともユーザーにとって嬉しいポイントである。
他にもスピードプレイからはこれまで選手供給用のスペシャルモデルとして存在していた「PAVE」が登場したり(残念ながら会場には展示が無かった)、高機能ぶりが特徴のバーテープ・スパカズにも新しいカラーやグラフィックが登場している。イタリアのヘルメットSH+もかなり洗練されたカラーリングのモデルが登場し。注目を集めていたことにも触れておきたい。
text&photo:So.Isobe
会場は渋谷区・恵比寿にあるアートギャラリー。毎年ゴージャスな雰囲気で開催されるジェイピースポーツグループの展示会だが、今年はツール・ド・フランスでのマイヨジョーヌ獲得を記念したリドレーのスペシャルペイントモデルが展示され、より華やかな雰囲気の中で開催された。
地元ベルギーのUCIプロチーム、ロット・ベリソルが駆るリドレー。2015年で新しくデビューしたのはユーロバイクでお披露目された軽量エアロロード「NOAH SL」と、エンデュランスロードの「FENIX DISC」、そしてアルミCXの「X-RIDE」の3車種だ。
やはり展示会場で熱視線を浴びていたのはアンドレ・グライペルも使うNOAH SL。既に詳細なレビュー記事が掲載されているためスペックなどについてはそちらを参照頂きたいが、より進化した空力性能や、実際のレース使用に即して通常タイプのキャリパーブレーキを採用したり、インテグラルシートポストを廃したあたりは一般ユーザーから見ても好感度が高く人気が出そうだ。
エンデュランスロードバイクのFENIXに登場したディスクブレーキモデルも注目だ。FENIXの名を名乗っているものの、ディスクブレーキ化したこと、それに伴ってフォークやリア三角がよりマッシブなフォルムとなったため、パッと見は「あれ?こんなモデルあったかな?」と思ってしまったほど。ダウンチューブに描かれる不死鳥(フェニックス)ロゴの翼部分がディスクブレーキローターのデザインになっているなど、芸も細かい。流石は塗装業に端を発するリドレーといったところだろうか。
これから本格シーズンインを迎え機運の高まるシクロクロス。当然シクロクロス大国ベルギーのブランドだけに、新製品にも事欠かない。新たに登場したX-RIDEはアルミ製のピュアレーシングバイクとして貴重な存在だ。
アルミのディスクブレーキモデルながらフレーム重量は1480gと軽量で、パーツアッセンブル次第では下手なカーボンバイクより簡単に軽く仕上がりそう。転倒がつきもののシクロクロスにカーボンはちょっと怖い…というユーザーにとっての福音となってくれるはず。
そしてX-RIDEには41という、150cm台前半の方でも無理無く乗れるサイズが用意されていることも特徴だ。フレームが小さくなるとケーブルが窮屈になってしまうが、リアブレーキには可動式の専用台座が用意されているから嬉しい。
「リドレーは41サイズなどヨーロッパではまず必要の無いものを、臨機応変に作ってくれるフレキシブルさがスゴく魅力ですね。」とはジェイピースポーツグループの川滝さん。「それは開発の人たちが皆レース好きで熱意があるからに他なりません。エントリーグレードでも妥協無く、価格で見ればどれも求められる以上の性能があります。」と言う。
2015年はジェイピースポーツグループがリドレーの取り扱いを初めて10年目という節目の年。「本国はもっと日本のユーザーからの声が欲しいと言っています。今まで以上に密な関係を持って、より良い製品を日本の市場で展開・紹介していきたいですね。」と川滝さんは加える。
さて、今回の展示会もう一つの目玉はオランダのホイールブランドFFWD。今回は2つの新製品がデビューし、練習用として使えるアルミリムモデルの国内販売が開始されることが話題だ。
新製品として注目したいのは、前後セット重量1145gという超軽量を達成しているハイエンドモデル「F4R-Special」だ。DTスイスと共同開発した専用カーボンハブによってストレートスポーク化し、レーサーが求める高性能を発揮している。リムは通常のF4Rとほぼ同様だが、従来よりも僅かにリム幅を太くし、接着面の形状もより太めのタイヤを張りやすいように工夫されている。現在この新型リムはF4R-Specialのみだが、順次通常のF4Rもランニングチェンジをしていく予定だそうだ。
更にディスクブレーキ用のカーボンクリンチャーという、まだ非常にラインナップの薄いカテゴリーに「F4D-FCC DT240」がデビューを飾っている。クリンチャーと言うことでデイリーユースしやすく、ディスクブレーキロード/CXに乗る場合の贅沢な常用モデルとして良いかもしれない。ここに紹介した2モデルは世界標準価格よりも安い価格設定が行われており、非常にコストパフォーマンスが高いこともユーザーにとって嬉しいポイントである。
他にもスピードプレイからはこれまで選手供給用のスペシャルモデルとして存在していた「PAVE」が登場したり(残念ながら会場には展示が無かった)、高機能ぶりが特徴のバーテープ・スパカズにも新しいカラーやグラフィックが登場している。イタリアのヘルメットSH+もかなり洗練されたカラーリングのモデルが登場し。注目を集めていたことにも触れておきたい。
text&photo:So.Isobe
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