2014/10/09(木) - 09:30
初めて海外取材を任されたCW編集部・山本がちょっとユルめなテイストでお届けする世界最大のサイクルショー「ユーロバイク」の取材記。好評連載中のフォトレポートでは伝えきれないショーの雰囲気や、現地での滞在生活について振り返ってみます。(ユーロバイク2014の記事インデックスはこちらから)
いよいよ開幕となったユーロバイク。既にDEMO DAYでその規模の大きさに驚かされたが、ショー本体の規模は前日の数倍にも昇り、東京ドーム2.5個分の敷地面積といったら聞こえが悪いかもしれないが、その中には1,320ものブースがひしめき合っており、会場に一歩脚を踏み入れるだけでワクワクしてくる。学生時代に向学のため、アジア最大級といわれる台湾の「台北サイクルショー」を訪れたこともあるが、本場はやはり格が違う。
そして、展示されている自転車とパーツの数は星の数といったところ。機材好きであることが高じてCW編集員となった筆者にとってはまさに夢の様な場所。期間中はどんなに会場内を歩きまわろうとも微塵も疲れを感じることは無かったが、恐らくアドレナリンが大量に分泌されていたのだろう。その反動で、この原稿を書いている9月下旬になっても疲れているという有り様だ。
それでも鼻息が荒いのはメディアぐらいなもので、ビジネスパートナーとの再会を楽しんだり、ビール片手に商談したり、基本的に会場全体はリラックスした雰囲気に包まれている。また、朝夕にボーデン湖沿いをいサイクリングしたり、ショーの前後で旅行したりという関係者も多い。
中でもリラックスした雰囲気を最も強く感じたのが、2日目の夕方に取材するために訪れたシマノブースでのある出来事。何やら人がぞろぞろと集まっており、誰か有名な選手がサイン会でもしているのかと思ったら、そういう訳では無く、商品プロモーション用のモニターで、同時期に開催されていたブエルタ・ア・エスパーニャのテレビ中継を見ているのだ。
その中には、やや遠い場所に位置するブースから偵察がてらやってきたカンパニョーロのスタッフの姿も。まず日本ではありえないし、前日のDEMO DAYに続いてヨーロッパの方々は自由さには改めて驚かされる。ちなみにこの日放映されていた第6ステージで勝ったのは、カンパニョーロがサポートするモビスターのアレハンドロ・バルベルデ。ゴール後のテンションがだだ下がりだったことは言うまでもない(笑)
さて、ニューモデルの詳細についてはフォトレポートを参照して頂くとして、ここでは会場に集まった変わり種自転車を紹介しておきたい。もちろん展示車のほとんどがロード、MTB、コミューター、E-Bike等ごく普通のバイクなのだが、中には前輪が大きい「だるま自転車」、カウル付きのリカンベント、大きな荷台付きのバイク、最高速チャレンジ用に作られた大きなチェーンリングのタンデムの姿が。それらの奇想天外さは最新プロダクツ以上に目を楽しませてくれる。
目を楽しませてくれるという点では、各ブースのキャンペーンガールさん達も同様。ユーロバイク期間中にアップしたKelly Bikesのお姉さんの写真は多くの方に興味を持って頂けた様で、ぐんぐんと伸びるアクセス数に「しめたっ!」と日本から約9,000km離れた地で思ったのはここだけの話。ちなみに、CWの過去記事を参照するとKelly Bikesは毎年の様にキャンペーンガールにボディーペイントを施している様だ。なお、ビジネスデーの最終日にはボディーペイントもさることながら、ヘアメイクがかなりパンクなことになっていた…。
他にも、ルディープロジェクトは地元イタリアのモデル級美女を連れてくるという直球で勝負。一方、エルゴノミックサドルブランドのSQ-Labは筋肉模様のコスチュームをキャンペーンガールに着せると言うユニークなプロモーションを行ったのが、かつてマリオ・チポッリーニが着用し話題になった筋肉スキンスーツに見えて仕方なかったのは私だけだろうか。
ここまでの記事だと「お前は海外出張で何をしてきたんだ」と編集長にお咎めを喰らいそうですが、あえて現地の食生活についてもレポートしてみましょう。やはり、ドイツのグルメといえばやはりウィンナーで、日本と同じく焼いたり茹でたりというのが一般的な食べ方だが、会場のあるフリードリヒスハーフェンではカレー粉でまぶして食べるのが定番らしく、どこの店でも皿いっぱいに盛って提供される。他には、春巻き、ステーキ、フレンチフライ、シュニッツェル(カツレツ)など肉と揚げ物だらけ。
味的には日本人でもごく普通に馴染みやすいが、一汁三菜という文化が当然無く、パン以外の炭水化物はあまりなく取材中はライスシック状態に。それでも、現地のパンはとても生地の密度が高く、食べごたえがあって美味しい。中でも筆者のお気に入りはプレッツェル。再度ユーロバイクに行けるなら真っ先に食べたいと思えるほどやみつきになってしまった。
次回はユーロバイクの夜に行われるパーティーを中心にレポートする予定です。
text&photo:Yuya.Yamamoto
いよいよ開幕となったユーロバイク。既にDEMO DAYでその規模の大きさに驚かされたが、ショー本体の規模は前日の数倍にも昇り、東京ドーム2.5個分の敷地面積といったら聞こえが悪いかもしれないが、その中には1,320ものブースがひしめき合っており、会場に一歩脚を踏み入れるだけでワクワクしてくる。学生時代に向学のため、アジア最大級といわれる台湾の「台北サイクルショー」を訪れたこともあるが、本場はやはり格が違う。
そして、展示されている自転車とパーツの数は星の数といったところ。機材好きであることが高じてCW編集員となった筆者にとってはまさに夢の様な場所。期間中はどんなに会場内を歩きまわろうとも微塵も疲れを感じることは無かったが、恐らくアドレナリンが大量に分泌されていたのだろう。その反動で、この原稿を書いている9月下旬になっても疲れているという有り様だ。
それでも鼻息が荒いのはメディアぐらいなもので、ビジネスパートナーとの再会を楽しんだり、ビール片手に商談したり、基本的に会場全体はリラックスした雰囲気に包まれている。また、朝夕にボーデン湖沿いをいサイクリングしたり、ショーの前後で旅行したりという関係者も多い。
中でもリラックスした雰囲気を最も強く感じたのが、2日目の夕方に取材するために訪れたシマノブースでのある出来事。何やら人がぞろぞろと集まっており、誰か有名な選手がサイン会でもしているのかと思ったら、そういう訳では無く、商品プロモーション用のモニターで、同時期に開催されていたブエルタ・ア・エスパーニャのテレビ中継を見ているのだ。
その中には、やや遠い場所に位置するブースから偵察がてらやってきたカンパニョーロのスタッフの姿も。まず日本ではありえないし、前日のDEMO DAYに続いてヨーロッパの方々は自由さには改めて驚かされる。ちなみにこの日放映されていた第6ステージで勝ったのは、カンパニョーロがサポートするモビスターのアレハンドロ・バルベルデ。ゴール後のテンションがだだ下がりだったことは言うまでもない(笑)
さて、ニューモデルの詳細についてはフォトレポートを参照して頂くとして、ここでは会場に集まった変わり種自転車を紹介しておきたい。もちろん展示車のほとんどがロード、MTB、コミューター、E-Bike等ごく普通のバイクなのだが、中には前輪が大きい「だるま自転車」、カウル付きのリカンベント、大きな荷台付きのバイク、最高速チャレンジ用に作られた大きなチェーンリングのタンデムの姿が。それらの奇想天外さは最新プロダクツ以上に目を楽しませてくれる。
目を楽しませてくれるという点では、各ブースのキャンペーンガールさん達も同様。ユーロバイク期間中にアップしたKelly Bikesのお姉さんの写真は多くの方に興味を持って頂けた様で、ぐんぐんと伸びるアクセス数に「しめたっ!」と日本から約9,000km離れた地で思ったのはここだけの話。ちなみに、CWの過去記事を参照するとKelly Bikesは毎年の様にキャンペーンガールにボディーペイントを施している様だ。なお、ビジネスデーの最終日にはボディーペイントもさることながら、ヘアメイクがかなりパンクなことになっていた…。
他にも、ルディープロジェクトは地元イタリアのモデル級美女を連れてくるという直球で勝負。一方、エルゴノミックサドルブランドのSQ-Labは筋肉模様のコスチュームをキャンペーンガールに着せると言うユニークなプロモーションを行ったのが、かつてマリオ・チポッリーニが着用し話題になった筋肉スキンスーツに見えて仕方なかったのは私だけだろうか。
ここまでの記事だと「お前は海外出張で何をしてきたんだ」と編集長にお咎めを喰らいそうですが、あえて現地の食生活についてもレポートしてみましょう。やはり、ドイツのグルメといえばやはりウィンナーで、日本と同じく焼いたり茹でたりというのが一般的な食べ方だが、会場のあるフリードリヒスハーフェンではカレー粉でまぶして食べるのが定番らしく、どこの店でも皿いっぱいに盛って提供される。他には、春巻き、ステーキ、フレンチフライ、シュニッツェル(カツレツ)など肉と揚げ物だらけ。
味的には日本人でもごく普通に馴染みやすいが、一汁三菜という文化が当然無く、パン以外の炭水化物はあまりなく取材中はライスシック状態に。それでも、現地のパンはとても生地の密度が高く、食べごたえがあって美味しい。中でも筆者のお気に入りはプレッツェル。再度ユーロバイクに行けるなら真っ先に食べたいと思えるほどやみつきになってしまった。
次回はユーロバイクの夜に行われるパーティーを中心にレポートする予定です。
text&photo:Yuya.Yamamoto
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