1998年に創業したイタリアのアンダーウェア専門ブランド「ドライアンダーウェア」より、高機能を求めた「アイスカーボンシリーズ」が登場した。メイン生地にカーボン繊維を織り込み、着心地と機能に優れるバイクスポーツ用アンダーウェアだ。


ドライアンダーウェア アイスカーボン(ノースリーブ)ドライアンダーウェア アイスカーボン(ノースリーブ) (c)Makoto.AYANO/cyclowired.jpドライアンダーウェア アイスカーボン(ノースリーブ、背面)ドライアンダーウェア アイスカーボン(ノースリーブ、背面)


ドライアンダーウェアはイタリア北部の繊維ネットメーカー、マニファツラトレポンティ社に端を発するブランド。繊維から縫製までを全てイタリア国内で生産することが特徴だ。今回登場したアイスカーボンシリーズは、主な素材にポリプロピレンを使い、細かな繊維の束のメッシュが汗を排出する仕組みとなっている。

編み込まれたカーボン繊維は乾燥した時期でも静電気の発生を防ぎ、スポーツ中の筋肉をリラックスさせる効果があるという。生地全体には化学薬品を使わずに低アレルギー性の抗菌処理が施されており、肌への刺激を抑えつつ清潔感も維持してくれる。ウエスト周りは縫製部分がなく、縫い目が肌に擦れることもない。

実際に製品を手に取ってみると、適材適所でメッシュの細かさやパターンが変更されており、バイクライディングの特徴を緻密に考えて作られていることが分かる。生地そのものも手触りが柔らかく、着用してみるとフワッとした軽さが心地良い着用感だった。生地が上下左右方向に伸び縮みしたため、前傾姿勢をとってもストレスが無い。重量もノースリーブタイプのM-Lサイズで74g(実測値)と軽く、長時間のライドでも重量がネックとはならないだろう。

静電気の発生を防ぐカーボン繊維が織り込まれている静電気の発生を防ぐカーボン繊維が織り込まれている 体の部位によって編み方を変化させている体の部位によって編み方を変化させている


サイズ感に関しては、着用した編集部員は身長168cm、腹囲70cmだが、M-Lサイズでは腹部のあたりに余裕が生まれ、丈は下腹部まで届いたことから、身長170cm以下の方はXS-Sが適正だ。実測は身幅が36cm、丈は61cmであり、生地の伸びが良いのだろう。ユニセックススタイルであるため、女性も着用可能だ。

ラインナップはノースリーブ、ショートスリーブ、ロングスリーブという3種類。真夏を除くオールシーズンで活用できそうだ。カラーはノースリーブがホワイトの1カラーで、ショートとロングスリーブはブラックの1カラーだ。価格はノースリーブが7,524円(税抜)、ショートスリーブで8,000円(税抜)、ロングスリーブが8,952円(税抜)。

ドライアンダーウェア アイスカーボン(ノースリーブ)ドライアンダーウェア アイスカーボン(ノースリーブ) (c)COGドライアンダーウェア アイスカーボンシリーズ(ショートスリーブ)ドライアンダーウェア アイスカーボンシリーズ(ショートスリーブ) (c)COGドライアンダーウェア アイスカーボン(ロングスリーブ)ドライアンダーウェア アイスカーボン(ロングスリーブ) (c)COG


ドライアンダーウェア アイスカーボン
素材:ポリプロピレン85%、カーボン繊維5%、ナイロン5%、ポリウレタン5%
サイズ:XS-S、M-L
タイプ:ノースリーブ、ショートスリーブ、ロングスリーブ
カラー:ホワイト(ノースリーブのみ)、ブラック(ショートスリーブ、ロングスリーブ)
価格:7,524円(税抜、ノースリーブ)、8,000円(税抜、ショートスリーブ)、8,952円(税抜、ロングスリーブ)


test&text:Gakuto.Fujiwara
photo:Makoto.AYANO