2014/05/02(金) - 09:02
2004年にこの世を去った伝説的ヒルクライマー、マルコ・パンターニ（イタリア）。その短くも波乱に満ちた選手生活を称え、追悼するハーフスリーブジャージ「Pantani Jersey」がロンドン発のロードウェアブランドRaphaより数量限定で登場。’98年に獲得したマリアローザと、’00年にツールに出場した際のチームジャージをモチーフとした1着だ。
Rapha Pantani Jersey (c)Rapha.cc
Rapha Pantani Jersey（背面） (c)Rapha.cc
20世紀最強のヒルクライマーの一人に挙げられ、スキンヘッドに口ひげ、バンダナ着用という独特の風貌から「il Pirata（海賊）」という相性で親しまれたマルコ・パンターニ。前世紀末に彗星のごとく現れ、ミゲル・インデュライン（スペイン）やランス・アームストロング（アメリカ）らTT強者がグランツールの主導権を握った時代になっても、圧倒的かつダンシングを多用する攻撃的な山岳の走りでライバルたちに果敢に挑む姿は世界中のロードレースファンを魅了した。
そして、1998年にはジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの同年制覇という偉業を達成。この「ダブルツール」をパンターニ以降に成し遂げた者は一人としておらず、それだけパンターニは稀代のクライマーであったと言い得るだろう。なお、12年間に渡るプロ選手生活の中で通算勝利数は36にのぼり、ツールにおけるモンヴァントゥー最速登坂記録46分00秒を保持している。
Pantani Jeerseyのモチーフとなったピンク仕様のチームジャージを纏い走るパンターニ (c)CorVos
下ハンドルをもってアタックする攻撃的な走りでファンを魅了した (c)CorVos
多くの栄光を味わってきた一方で、度重なるスキャンダルによってパンターニは多くの挫折を味わったのも、また事実である。特に当時巻き起こった一連のドーピング問題に関して最も多くの煽りを受けてしまった1人となってしまった。必死に何度も再起を図ろうとするも実らず、バレンタインデーであった2004年2月14日、イタリア東部の街リミニのホテルの一室で1人静かに息を引き取った。パンター二の生き様やレーサーとしてのスタイル、そして何よりも34歳という若さでの死去であったため、一緒にレースを戦った仲間はもとより、世界中のロードレースファンが悲しみにくれ、その死を悼んだ。
早すぎる死から10年の節目となる今年、世界中でパンター二を追悼しようと様々な催しが行われている。そんな中、奇しくもパンターニの没年に誕生したRaphaはパンターニへ捧ぐ、マリアローザのピンクを纏った特別なジャージ「Pantani Jersey」を数量限定でリリースする。
Raphaとパンターニ財団のダブルネーム (c)Rapha.cc
生年と没年が記される (c)Rapha.cc
ジロやツールの山岳で路上に描かれたパンターニを応援するペイントを纏う (c)Rapha.cc
ANGELO DELLA MONTAGNA (c)Rapha.cc
これはRapha創始者であるサイモン・モットラムCEOにとって個人的なヒーローでもあることをきっかけに制作された1着。「今なお賞賛と誹謗を浴びるマルコ・パンターニという存在を今一度思い返し、彼が現在のロードレースシーンに遺したものを感じ取ってほしい」という思いが込められているという。（パンター二に対してRaphaが描いたストーリーはこちらから）
ベースとなったのは、Raphaの真夏用ジャージであるSuper Lightweight Jersey。体温が上昇する盛夏の長距離の登坂も快適にこなせる高い通気性が特徴の一着だ。ピンクのカラーは、ジロ勝者の証マリアローザはもちろんのこと、2000年のツールにパンターニが出場した際のメルカトーネ・ウノのチームジャージ（通常は黄色いチームジャージを、ツール期間中だけマイヨジョーヌとの混同を避けるためにピンクにしていた）からインスピレーション受けている。
着用イメージ (c)Rapha.cc
パンターニのアイコンであるバンダナが付属する (c)Rapha.cc
ロゴマークには、彼のニックネームだったPIRATA（ピラータ/海賊）、彼が1998年のジロ・デ・イタリア優勝を決定づけた山岳MONTE CAMPIONE（モンテ・カンピオーネ）などのワッペンを採用。肩部分には「il Pirata（海賊）」の文字がプリントされ、キャリアを象徴するエンブレムや刺繍が配されている。そして、パンターニのアイコンでもあるバンダナが付属。サイズはXS、S、M、L、XL、XXLの6種類が揃う。
なお、このジャージはパンターニの家族が運営するイタリアのパンターニ財団（Fondazione Marco Pantani）との協力によって製品化。売り上げの一部は財団に寄付され、その主たる活動である若者のスポーツ活動支援に活かされるとのこと。Pantari Jerseyを着て、巌しい山岳地帯に挑み、在りしの日の「il Pirata」に思いを馳せてみては如何だろうか。
Rapha Pantani Jersey
素材：メリノウール21％、ポリエステル79％
サイズ：XS、S、M、L、XL、XXL
カラー：ピンク
付属品：バンダナ
価格：25,500円
製品情報： http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/pantani-jersey/product/PTI01
Rapha Pantani Jersey (c)Rapha.ccRapha Pantani Jersey（背面） (c)Rapha.cc20世紀最強のヒルクライマーの一人に挙げられ、スキンヘッドに口ひげ、バンダナ着用という独特の風貌から「il Pirata（海賊）」という相性で親しまれたマルコ・パンターニ。前世紀末に彗星のごとく現れ、ミゲル・インデュライン（スペイン）やランス・アームストロング（アメリカ）らTT強者がグランツールの主導権を握った時代になっても、圧倒的かつダンシングを多用する攻撃的な山岳の走りでライバルたちに果敢に挑む姿は世界中のロードレースファンを魅了した。
そして、1998年にはジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの同年制覇という偉業を達成。この「ダブルツール」をパンターニ以降に成し遂げた者は一人としておらず、それだけパンターニは稀代のクライマーであったと言い得るだろう。なお、12年間に渡るプロ選手生活の中で通算勝利数は36にのぼり、ツールにおけるモンヴァントゥー最速登坂記録46分00秒を保持している。
Pantani Jeerseyのモチーフとなったピンク仕様のチームジャージを纏い走るパンターニ (c)CorVos下ハンドルをもってアタックする攻撃的な走りでファンを魅了した (c)CorVos多くの栄光を味わってきた一方で、度重なるスキャンダルによってパンターニは多くの挫折を味わったのも、また事実である。特に当時巻き起こった一連のドーピング問題に関して最も多くの煽りを受けてしまった1人となってしまった。必死に何度も再起を図ろうとするも実らず、バレンタインデーであった2004年2月14日、イタリア東部の街リミニのホテルの一室で1人静かに息を引き取った。パンター二の生き様やレーサーとしてのスタイル、そして何よりも34歳という若さでの死去であったため、一緒にレースを戦った仲間はもとより、世界中のロードレースファンが悲しみにくれ、その死を悼んだ。
早すぎる死から10年の節目となる今年、世界中でパンター二を追悼しようと様々な催しが行われている。そんな中、奇しくもパンターニの没年に誕生したRaphaはパンターニへ捧ぐ、マリアローザのピンクを纏った特別なジャージ「Pantani Jersey」を数量限定でリリースする。
Raphaとパンターニ財団のダブルネーム (c)Rapha.cc生年と没年が記される (c)Rapha.ccジロやツールの山岳で路上に描かれたパンターニを応援するペイントを纏う (c)Rapha.ccANGELO DELLA MONTAGNA (c)Rapha.ccこれはRapha創始者であるサイモン・モットラムCEOにとって個人的なヒーローでもあることをきっかけに制作された1着。「今なお賞賛と誹謗を浴びるマルコ・パンターニという存在を今一度思い返し、彼が現在のロードレースシーンに遺したものを感じ取ってほしい」という思いが込められているという。（パンター二に対してRaphaが描いたストーリーはこちらから）
ベースとなったのは、Raphaの真夏用ジャージであるSuper Lightweight Jersey。体温が上昇する盛夏の長距離の登坂も快適にこなせる高い通気性が特徴の一着だ。ピンクのカラーは、ジロ勝者の証マリアローザはもちろんのこと、2000年のツールにパンターニが出場した際のメルカトーネ・ウノのチームジャージ（通常は黄色いチームジャージを、ツール期間中だけマイヨジョーヌとの混同を避けるためにピンクにしていた）からインスピレーション受けている。
着用イメージ (c)Rapha.ccパンターニのアイコンであるバンダナが付属する (c)Rapha.ccロゴマークには、彼のニックネームだったPIRATA（ピラータ/海賊）、彼が1998年のジロ・デ・イタリア優勝を決定づけた山岳MONTE CAMPIONE（モンテ・カンピオーネ）などのワッペンを採用。肩部分には「il Pirata（海賊）」の文字がプリントされ、キャリアを象徴するエンブレムや刺繍が配されている。そして、パンターニのアイコンでもあるバンダナが付属。サイズはXS、S、M、L、XL、XXLの6種類が揃う。
なお、このジャージはパンターニの家族が運営するイタリアのパンターニ財団（Fondazione Marco Pantani）との協力によって製品化。売り上げの一部は財団に寄付され、その主たる活動である若者のスポーツ活動支援に活かされるとのこと。Pantari Jerseyを着て、巌しい山岳地帯に挑み、在りしの日の「il Pirata」に思いを馳せてみては如何だろうか。
Rapha Pantani Jersey
素材：メリノウール21％、ポリエステル79％
サイズ：XS、S、M、L、XL、XXL
カラー：ピンク
付属品：バンダナ
価格：25,500円
製品情報： http://www.rapha.cc/jp/ja/shop/pantani-jersey/product/PTI01
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