2014/04/29(火) - 11:40
4月12日(土)、千葉県袖ケ浦市にある袖ヶ浦フォレストレースウェイにてTHE KAIMAKU '14が開催された。WizSpo!!BIKEシリーズの第1戦ということもあり、春の晴天のもと多くの参加者が集った、シーズン初めにうってつけの大会だ。(大会の様子はこちらのレポートよりご覧下さい)。そんな大会に集まった皆さんの中から、これは!というバイクをピックアップして紹介しよう。
みんな頑張って!
突き抜けるような晴天のもとサーキットを走りぬけた
森井恒一さん(セマス 新松戸) のデローサ KING3 RS
森井恒一さん(セマス 新松戸) のデローサ KING3 RS
鮮やかなレッドが目に栄えるデローサの KING3 RSを駆るのは、セマス 新松戸所属の森井さん。セオサイクル新松戸店のスタッフを務める森井さんの身長は168cmで写真のバイクセッティングとなる。20年以上前からずっとデローサを乗り継いできたという森井さん。同じイタリアンブランドのカンパニョーロを組み合わせる人が多いデローサに、あえてシマノ デュラエースをアッセンブルする理由は、「チームの方と走りに来た時にシマノの方が何かとサポートしやすいから」とのことで、その優しい人柄が伝わってくる。
ソニーアクションカメラ等さまざまなパーツがマウントされるハンドル周り
使いこまれたサドルはフィジークのMTB用サドル「GOBI」
第1世代のパイオニアペダリングモニターを使用
ペダルはスピードプレイだ
プロショップスタッフのバイクらしく、電動デュラエースをはじめとしハイエンドなパーツで固められているが、中でも目を引くのはハンドル周り。ソニーのアクションカメラや、パイオニアのペダリングモニターそしてPROのサイクルコンピューターがずらっと並んでいるが、どれもしかるべき理由あってのこと。
ペダリングモニターは、パワーメーターの隆盛が顕著な状況をうけ、ショップスタッフとしてアンテナを張るために使いだしたとのこと。一方PROのサイコンは普段のサイクリングで必要な情報のみが見やすいので愛用しているという。ソニーのアクションカメラは奥さんからの誕生日プレゼントのため、それはもう装着は必須だろう。
菅村栄三さんのコルナゴ C40
菅村栄三さん(ARCS)のコルナゴ C40
4時間男女混合に出場された菅村栄三さんの愛車は、コルナゴの往年の名車 C40だ。伝説の最強チームMAPEIカラーをまとうC40があまりにもキレイで思わず声をおかけしてしまいました。ちなみに、このフレームは実際にMAPEIの選手が使用したものとのこと。見るからに大きいフレームサイズはトップチューブ長600mmで、身長185cmの菅村さんにぴったり。大きいサイズということもあって、綺麗な状態で残っていたのだろうと語っていただいた。
エアブラシのペイントが美しい
ブレーキラインはブルー、シフトはイエローのワイヤーを使用しカラーコーディネート
リアブレーキブリッジが高く設置されており、オフセットシューを使用する
サドルは軽量で快適なタイオガ スパイダーツインテール
クラシックレース向けのスペシャル仕様であったのか、タイヤクリアランスを確保するためリアブレーキブリッジが高い場所に着いており、KCNCのブレーキキャリパーにオフセットブレーキシューを使用している。コンポーネントはシマノのアルテグラと105のミックスで、リアディレイラーにはビッグプーリ-をアッセンブル。フレームカラーに合わせてワイヤーをカラーコーディネートすることで、まとまりのあるバイクに仕上がっている。
佐藤洋輔さんのサーベロ S5
佐藤洋輔さんのサーベロ S5
佐藤洋輔さんのサーベロS5はなんとチームガーミン・サーベロの選手が実際に使用していたバイク。チームのサイトにて売りに出されていたのをみつけ、直接やり取りし買い付けたという思い入れのある一台だ。パワートレーニングをするためにつけているパワータップハブのホイール以外は買ったその時のままのアッセンブル。
選手名入りのシールが貼られる。セバスティアン・ロッセールの使用していたバイクのようだ。
ハンドル周りもそのまま使用している。
クランクとチェーンリングはROTORで統一される
リアハブはパワータップを使用
やはりプロの使っていたバイクは優越感がある、と語ってくれた佐藤さん。ワイヤリング等もプロのメカニックが組み付けたということでなかなか新しくするのがもったいなく感じ、当時のままという。そんなプロへのリスペクトに満ちた佐藤さんは2時間ソロで3位に入る健闘を見せていた。
高山 真由子さん(TEAM DREAMER)のタイム RXRS ULTEAM
高山 真由子さん(TEAM DREAMER)のタイム RXRS ULTEAM
男性顔負けの脚力で先頭集団で走っていた高山さんの愛車はタイム ZXRS ULTEAMのXXSサイズ。身長161cmの高山さんは現在ティンコフ・サクソのマッサーである中野喜文さんにポジション出しをお願いし、ぴったりのセッティングに仕上がっているとのこと。コンポーネントはブラックシマノ 6700アルテグラで統一され、戦闘的な雰囲気をかもし出している。
ラインストーンがちりばめられたコラムスペーサーがお気に入り
一見シンプルなバーテープだが、穴からのぞくカラフルな裏地がおしゃれポイント
ネーム入りのゼッケンプレートが装着される
ホイールはBORA ONEにコンチネンタル コンペティションをアッセンブル
現在のJフェミニンリーダーでもある高山さんのRXRSは俯瞰してみればレースのための機材というたたずまいであるが、近づいてみれば女性らしいお洒落も施されている。コラムスペーサーにはラインストーンが埋め込まれていたり、バーテープの裏地もカラフルなものを使っていたり、主張しすぎないパーツアッセンブルが高山さんのセンスの良さを表している。ホイールのBORA ONEは決戦用ホイールであるものの、ブレーキシューを交換する手間が面倒で普段からはき続けており、スーパーにもこのアッセンブルで乗りつけるとのこと。
竹原紀子さんと木村しおりさん(TSSR+JK)のキャノンデール CAAD10とジャイアント TCR
竹原紀子さんと木村しおりさん(TSSR+JK)のキャノンデール CAAD10とジャイアント TCR
会社の同僚に誘われて最近購入したというロードバイクで参加された竹原さんと木村さん。お二方とも、まだロードバイクを買ってから2~3か月とのことで、セッティングは完成車のまま、ペダルもフラットペダルでまだパーツなどには特に変更は加えていないよう。もちろんイベントも初参加ですが、集団走行に対しての恐怖感などはあまりなく、むしろ車を気にせず走れるのは気持ち良いとのこと。「ロードバイクは高い買い物だったけれども、こんな楽しいイベントに参加できてよかった!」と語っていただいた。イベントの楽しさに目覚めるサイクリストが増えてくれてうれしい限りです。
取材に快くご協力くださった皆様、ありがとうございました。今回お声がけできなかった方は、次のイベントで是非自慢の愛車を見せて下さいね!
text:Naoki,YASUOKA
photo:So,Isobe Naoki,YASUOKA


森井恒一さん(セマス 新松戸) のデローサ KING3 RS

鮮やかなレッドが目に栄えるデローサの KING3 RSを駆るのは、セマス 新松戸所属の森井さん。セオサイクル新松戸店のスタッフを務める森井さんの身長は168cmで写真のバイクセッティングとなる。20年以上前からずっとデローサを乗り継いできたという森井さん。同じイタリアンブランドのカンパニョーロを組み合わせる人が多いデローサに、あえてシマノ デュラエースをアッセンブルする理由は、「チームの方と走りに来た時にシマノの方が何かとサポートしやすいから」とのことで、その優しい人柄が伝わってくる。




プロショップスタッフのバイクらしく、電動デュラエースをはじめとしハイエンドなパーツで固められているが、中でも目を引くのはハンドル周り。ソニーのアクションカメラや、パイオニアのペダリングモニターそしてPROのサイクルコンピューターがずらっと並んでいるが、どれもしかるべき理由あってのこと。
ペダリングモニターは、パワーメーターの隆盛が顕著な状況をうけ、ショップスタッフとしてアンテナを張るために使いだしたとのこと。一方PROのサイコンは普段のサイクリングで必要な情報のみが見やすいので愛用しているという。ソニーのアクションカメラは奥さんからの誕生日プレゼントのため、それはもう装着は必須だろう。
菅村栄三さんのコルナゴ C40

4時間男女混合に出場された菅村栄三さんの愛車は、コルナゴの往年の名車 C40だ。伝説の最強チームMAPEIカラーをまとうC40があまりにもキレイで思わず声をおかけしてしまいました。ちなみに、このフレームは実際にMAPEIの選手が使用したものとのこと。見るからに大きいフレームサイズはトップチューブ長600mmで、身長185cmの菅村さんにぴったり。大きいサイズということもあって、綺麗な状態で残っていたのだろうと語っていただいた。




クラシックレース向けのスペシャル仕様であったのか、タイヤクリアランスを確保するためリアブレーキブリッジが高い場所に着いており、KCNCのブレーキキャリパーにオフセットブレーキシューを使用している。コンポーネントはシマノのアルテグラと105のミックスで、リアディレイラーにはビッグプーリ-をアッセンブル。フレームカラーに合わせてワイヤーをカラーコーディネートすることで、まとまりのあるバイクに仕上がっている。
佐藤洋輔さんのサーベロ S5

佐藤洋輔さんのサーベロS5はなんとチームガーミン・サーベロの選手が実際に使用していたバイク。チームのサイトにて売りに出されていたのをみつけ、直接やり取りし買い付けたという思い入れのある一台だ。パワートレーニングをするためにつけているパワータップハブのホイール以外は買ったその時のままのアッセンブル。




やはりプロの使っていたバイクは優越感がある、と語ってくれた佐藤さん。ワイヤリング等もプロのメカニックが組み付けたということでなかなか新しくするのがもったいなく感じ、当時のままという。そんなプロへのリスペクトに満ちた佐藤さんは2時間ソロで3位に入る健闘を見せていた。
高山 真由子さん(TEAM DREAMER)のタイム RXRS ULTEAM

男性顔負けの脚力で先頭集団で走っていた高山さんの愛車はタイム ZXRS ULTEAMのXXSサイズ。身長161cmの高山さんは現在ティンコフ・サクソのマッサーである中野喜文さんにポジション出しをお願いし、ぴったりのセッティングに仕上がっているとのこと。コンポーネントはブラックシマノ 6700アルテグラで統一され、戦闘的な雰囲気をかもし出している。




現在のJフェミニンリーダーでもある高山さんのRXRSは俯瞰してみればレースのための機材というたたずまいであるが、近づいてみれば女性らしいお洒落も施されている。コラムスペーサーにはラインストーンが埋め込まれていたり、バーテープの裏地もカラフルなものを使っていたり、主張しすぎないパーツアッセンブルが高山さんのセンスの良さを表している。ホイールのBORA ONEは決戦用ホイールであるものの、ブレーキシューを交換する手間が面倒で普段からはき続けており、スーパーにもこのアッセンブルで乗りつけるとのこと。
竹原紀子さんと木村しおりさん(TSSR+JK)のキャノンデール CAAD10とジャイアント TCR

会社の同僚に誘われて最近購入したというロードバイクで参加された竹原さんと木村さん。お二方とも、まだロードバイクを買ってから2~3か月とのことで、セッティングは完成車のまま、ペダルもフラットペダルでまだパーツなどには特に変更は加えていないよう。もちろんイベントも初参加ですが、集団走行に対しての恐怖感などはあまりなく、むしろ車を気にせず走れるのは気持ち良いとのこと。「ロードバイクは高い買い物だったけれども、こんな楽しいイベントに参加できてよかった!」と語っていただいた。イベントの楽しさに目覚めるサイクリストが増えてくれてうれしい限りです。
取材に快くご協力くださった皆様、ありがとうございました。今回お声がけできなかった方は、次のイベントで是非自慢の愛車を見せて下さいね!
text:Naoki,YASUOKA
photo:So,Isobe Naoki,YASUOKA
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