超プレミアムヒルクライムイベントとして昨年に初開催され、話題を呼んだ「立山アルペンヒルクライム」が今年も帰ってくる。絶景を望む黒部立山アルペンルートにて距離22.3km、獲得標高1473mという大スケールのイベントだ。今年は参加料が値引きされ、エントリーしやすくなった。



1年に1度、絶景を望む立山アルペンルートを自転車で走ることのできる「立山アルペンヒルクライム」1年に1度、絶景を望む立山アルペンルートを自転車で走ることのできる「立山アルペンヒルクライム」 (c)立山アルペン実行委員会
6月21日・22日に、国内有数の山岳観光地である富山県立山町の立山黒部アルペンルート(美女平 天空ロード)で開催されるヒルクライムレースイベント「立山アルペンヒルクライム2014」。ラムサール条約登録湿地となった「立山弥陀ヶ原・大日平」や立山カルデラなどの類い稀な自然環境に囲まれ、普段は一般車両の乗入れも禁止されているこの立山黒部アルペンルートを舞台とした、一年にただ一度きり自転車で走ることのできるプレミアムイベントだ。

特筆すべきはやはり、標高2,450メートルの室堂特設会場までの距離22.3km、標高差1,473m、平均勾配6.6%を一気に駆け上がるダイナミックなコースプロフィールだろう。雪を頂く荘厳な黒部の山中を行くコースからは、ジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスにあるアルプス、ドロミテにも並ぶ絶景を楽しめる。今年はゲストに今中大介さん(インターマックス代表)と日向涼子さんが選ばれており、参加者の皆さんと一緒に走ってくれる。

去年の室堂平(ゴール地点)の様子。雪景色の絶景に囲まれる去年の室堂平(ゴール地点)の様子。雪景色の絶景に囲まれる (c)立山アルペン実行委員会昨年のネイチャーコーススタートの様子昨年のネイチャーコーススタートの様子 (c)立山アルペン実行委員会

ヒルクライム好きの日向涼子さんもゲストライダーにヒルクライム好きの日向涼子さんもゲストライダーに 大会ゲストライダーとなる今中大介さん(インターマックス代表)大会ゲストライダーとなる今中大介さん(インターマックス代表) (c)Makoto.AYANO


コースは前述したダイナミックなコースを堪能する「ロングコース」と、順位を付けずに立山の雄大な自然をゆったりと走りながら楽しむことのできる「ネイチャーライドコース」の2つ。今年はロングコースの競技時間を30分拡大し、更に参加費用を値下げしたことで大幅にエントリーの敷居が低くなっている。募集人数も昨年の100名から300名に引き上げられていることも嬉しいポイントだ。各コースの解説に移ろう。

ロングコース

募集人員300名のロングコースは、「美女平 天空ロード」を走り、標高977mの美女平駅特設会場から標高2,450メートルの室堂特設会場までの距離22.3km、標高差1,473m、平均勾配6.6%を一気に駆け上がる、ラムサール条約登録地で開催される希有なヒルクライムレース。国内有数の山岳地帯に設定された国内トップクラスの難易度を誇るコースで、アルペンルートの絶景を目に楽しみつつゴールを目指す。今年は競技時間を30分拡大し、また参加費用も宿泊費を含め昨年より1万1千円〜1万4千円値下げされるなど参加しやすくなっている。

ネイチャーライドコース

ロングコースと同日開催されるネイチャーライドコースは、標高1,930mの弥陀ヶ原特設会場から室堂特設会場までの距離7.6 km、標高差520m、平均勾配6.8%のコースを走るサイクリングイベント。時間計測は行われるが順位は付かず(完走証を発行)、純粋に自然を楽しむことを目的としている。

前日は弥陀ヶ原に宿泊(ウェルカムディナー付き)するため、ラムサール条約に登録された湿原散策など立山の自然のすばらしさを存分に堪能できるうえ、山岳ガイドやインストラクタターも同行、募集人数は50名限定というプレミアムなものとなっている。黒部ダム観光をできるオプショナルツアーも設定されているため、観光をゆっくりと楽しみたい方はこちらも要チェックだ。

室堂全景室堂全景 (c)TATEYAMA KUROBE ALPINE ROUTE立山とみくりが池立山とみくりが池 (c)TATEYAMA KUROBE ALPINE ROUTE
特別天然記念物の雷鳥が生息する特別天然記念物の雷鳥が生息する (c)TATEYAMA KUROBE ALPINE ROUTE室堂ターミナルと立山室堂ターミナルと立山 (c)TATEYAMA KUROBE ALPINE ROUTE


エントリー募集中 今年はより参加しやすい料金に

参加費用はロングコースの大会参加費用、及び旅行代金は3万6千円から3万9千円(宿泊費:1泊夕朝食・ゴール地点の室堂から立山までの交通費、自転車の搬送費などを含む)。ホノルルセンチュリーライドなど、数々の自転車ツアー催行実績を持つトップツアーが旅行代金と合わせて大会参加費を代行収受する。

エントリーにあたっては大会HP内エントリーページからログインし、必要情報を記入して行う。申し込み期限は5月9日(金)まで。先着順、定員になり次第締切りとなるため、興味がある方は早めのエントリーを行おう。

「立山アルペンヒルクライム」の開催趣旨は、全国に先駆けてマイカー規制を実施した立山黒部アルペンルートを、最もエコな乗り物で走ることで、守らねばならない自然の大切さを広くアピールするというもの。ダイナミックな立山の自然を自分の五感で堪能できるまたとない機会、是非エントリーを考えてみてはいかがだろうか。



立山アルペンヒルクライム2014開催概要
開催日:平成26年6月21日(土)受付、22日(日)
申込期間:平成26年2月1日(土)~5月9日(金)、先着順、定員になり次第締切ります。
開催場所:富山県立山町
主催:立山アルペンヒルクライム組織委員会・実行委員会

参加費用(大会参加費+旅行代金)
ロングコース(男女):美女平〜室堂22.3km
                      大会参加費 + 旅行代金          = 参加費用総額
立山駅徒歩圏内旅館(千寿荘)       31,000円 + 5,000円(和室相部屋)  = 36,000円
グリーンビュー立山利用          31,000円 + 6,000円(和室相部屋)  = 37,000円
立山国際ホテル利用            31,000円 + 8,000円(和室相部屋)  = 39,000円
よしみねハイツ利用(登録会場)      31,000円 + 6,000円(和室相部屋)  = 37,000円
グリーンパーク吉峰コテージ利用(登録会場)31,000円 + 6,000円(フローリング相部屋) = 37,000円

ネイチャーライドコース:弥陀ヶ原~室堂7.6km
弥陀ヶ原ホテル利用            35,000円 + 20,000円(洋室相部屋)  = 55,000円
より詳細な情報は大会公式HPにて。

問合せ先
大会全般について
【申込事務局】担当:金尾(カナオ)、森 電話076-431-7638、FAX:076-441-6790
メール: masayoshi_kanao@toptour.co.jp

【旅行企画実施】
トップツアー株式会社 富山支店 〒930-0029 富山県富山市本町9-10 大同生命富山ビル7F
観光庁長官登録旅行業第38号
一般社団法人日本旅行業協会正会員
旅行業公正取引協議会会員 ボンド保証会員 ロングコース(承)8017、ネイチャーライドコース(承)8025

競技運営について
競技運営本部 電話:03-5974-1160、FAX:03-5394-7652
メール:tri@cerespo.co.jp
※いずれも受付時間は、平日10 時~18 時(土日祝は休み)

Amazon.co.jp

最新ニュース(全ジャンル)