Raphaが毎年末に企画するライドチャレンジ、Festive500(フェスティーヴ500)。クリスマスイブから大晦日までの1週間で500kmを走れるかを問うこのチャレンジに、大阪にあるRaphaの路面店、サイクルクラブのスタッフ、ヒロさんがガイドをしながら挑戦します。まずは、簡単な自己紹介と、チャレンジの概要、そして意気込みから。



寒い冬を走る心の準備はできていますか?年末の一週間で500kmにチャレンジ!寒い冬を走る心の準備はできていますか?年末の一週間で500kmにチャレンジ! (c)Rapha.cc
東京でメッセンジャーをしていた頃、毎日走っていた都内の道が、毎日違う顔を見せることが不思議で面白かった。同じようなルートを走っていても、交通状況、季節、天候、そして自分の心身のコンディションによって、毎日が特別なルートになっていた。一回限りのライドの大切さを、何よりも走ることに人を巻き込んでいくRaphaと出会って、いつしか大阪の路面店で働くようになっていたのはある意味必然だったのだと思う。

快適に気持ちよく走ろう、から一歩踏み込んだライドを提案するRapha。それが一番良く表れたチャレンジイベントがこのFestive500だろう。なんてったって、年の瀬も押し迫った12月24日のクリスマスイブから31日の大晦日までで500kmを走ることを世界中のサイクリストに呼びかけているのだから!Stravaとタッグを組んで送る企画、Festive500。チャレンジの概要は、シクロワイアードで以前にご紹介いただいた通り。

Festive500の楽しみとは?

レポートを寄せてくれたヒロさん(Rapha Cycle Club Osakaスタッフ)レポートを寄せてくれたヒロさん(Rapha Cycle Club Osakaスタッフ) photo:Kei.Tsujiなんでまた一年でも最も忙しいこの季節、寒空の下外に出て500kmも走らなければならないのか?こんな至極全うな疑問を自分に投げかけても、毎年このイベントにチャレンジしてなんとか500km達成している自分からは答えが出てこない。何故参加するのかという答えを捻り出しても、達成感という言葉は僕の場合適切ではない。ざっくり表現すると「楽しいから」という言葉に集約されるだろう。最初っから最後まで楽しいのだ。

Festive500に参加すると決めるとまずやること。それはいつ、どのコースをどれくらいの距離走るかと計画すること。ここからして楽しい。1人で走ってももちろんよいけれど、毎年参加する仲間たちと計画を立ててもよいし、初めてのコースを散策するのも良い。

今年の場合、24日~31日までは8日間。この日数をうまく調整し、友人とあーでもない、こーでもないと計画するのだ。

楽しいライドの一日を終えると必ずやることがある。Festive500はStravaとの連動企画。ライドのログを毎日Stravaにアップすることは欠かせない。ご存知の方も多いと思うが、Stravaはソーシャルネットワークとしての側面がとても大きい。

Stravaに参加している友人を探して繋がれば、彼らのライドの情報がアップされていく。Festive500はStravaチャレンジの一つであり、参加者の国別ランキングや順位なども見る事ができるため、多くの人に是非登録してほしい。単純にライド記録をとって見る、という今までの一方通行のログ管理サイトとは一線を画す魅力満載のサイトなのだ。

あなたのライドを世界中に発信

そしてライドの記録を世界中に拡めるのもこの楽しみの一つ。撮った写真にハッシュタグ #festive500 を付けてTwitter、Instagram、Facebookなどを使って投稿するだけ。Festive500に参加したライダーの写真を#festive500 で検索すれば毎日多くの写真を見ることもできる。一面真っ白の極寒の地を走り続けるライダーや、親子で共に500km達成を目指す記録など #festive500 でつながる1週間がもうすぐ始まるのです。

SNSを使ってあなたのライドを世界中の仲間と共有しようSNSを使ってあなたのライドを世界中の仲間と共有しよう photo:Kei.Tsujiもう気の早いライダーは Twitter にも Instagram にも投稿しているのでチェック、チェック!ハッシュタグをつけて投稿されたれた写真や動画の中から、優秀賞にはなんとRaphaからヨーロッパ10日間のライドツアー(!)が贈呈されるので、こちらもチャレンジのしがいがあります。

500kmの達成だけでない個人的な目標

500kmの達成は、下記のライドで達成できるとして、今年のもうひとつのテーマは写真をもっとアップすること!毎年撮っているようで振り返ってあまりアップできていない…。みんなで写真を撮ってシェアしよう!と呼びかけておきながら自らは走るだけってのは今年はなしにするぞ!

遊び心のある投稿をしてみたり遊び心のある投稿をしてみたり (c)Rapha.cc新聞風に手書きレポートしてみたり新聞風に手書きレポートしてみたり (c)Rapha.cc


年々急速に利用者が増えている写真SNSのInstagramは個人的にもよく使うアプリ。今年はこれを駆使してFestive500の良い記録が作れるかな。

昨年のベストフォト賞はスウェーデンから昨年のベストフォト賞はスウェーデンから (c)Rapha.cc他のアプリを使えば携帯内で写真をコラージュしたりすることも可能なので、印象的な写真の一部を組合わせて1枚の写真の中にその日のストーリーが作れたらなと思っています。毎回参加者が個性的な手法を駆使してストーリーを綴ってくれますが、それに負けないものを走りながら創ってみたい!僕のアカウントはhirohide_kubotaです。

実は日本人は、表現がとても上手(クリスキングのシエロバイクによるキャンペーンでも日本人の写真がいくつも入選していました)。アプリの使い方を覚えてしまえば、実は心打つ投稿や目を惹く写真は日本からたくさん発信されるのではないかと思っています。

サイクルクラブ大阪で連日ライド&関東でもオープンライド

さぁて年末の予定は?まだ予定が決まっていなかったり、色んな人と走りたい人には Rapha Cycle Club OsakaがFestive500期間中に毎日行うライドイベントに参加するのがオススメ。下記ライドイベントはどなたでもウェルカムです。僕も、このライドには毎日参加する予定ですのでお気軽にお越しください。また、関東でもRaphaのアンバサダーショップ、…& Bicycleによるライドが企画されています。

24日(金)~27(金)は平日のため参加が難しい方も多いはず。そう言った方は仕事の前後に1~2時間走れれば最高。28日(土)からのライドイベントは関西各地で開催し、4日間で約350km走る計算。実家が遠方にある人には帰省ライドにトライしてみては?

サイクルクラブ大阪では連日のライドが予定されている。時間を作って是非参加してみては?サイクルクラブ大阪では連日のライドが予定されている。時間を作って是非参加してみては? (c)Rapha.cc
1年で最も飲んで食べてを繰り返す年末、年が明けると財布の厚みは減り、代わりに体重と体の厚みが増えるなんて想像しただけでもゾッとしませんか…。飲み過ぎで昼前に起きたら外は晴天。乗らなかった事を後悔してももう遅いのだ!Raphaが求めているのはどれくらい走ったか、ではなくどう走ったか、です。世界が見たいのはあなたがどんな素敵なライドをしたかなのです。毎年忘年会に明け暮れて、1ミリもバイクを動かさないあなたも今年はこれを機会に乗り込んでみては?


Rapha Cycle Club Osaka Festive500 ライドスケジュール
12月24日(火)三田ライド
12月25日(水)大阪シティライド
12月26日(木)南河内ライド
12月27日(金)神戸コミューティングライド 
12月28日(土)淡路島一周「アワイチ」
12月29日(日)Women's Ride「女性ライド」
12月30日(月)奈良ライド
12月31日(火)京都ライド 
※各ライドの詳細はホームページをご確認ください。

…&Bicycle オープンライド
DAY1 12/25(水) 千葉県中部 養老渓谷周辺 50〜60km(900〜1000mUP)
DAY2 12/27(金) 千葉県中部 市原周辺 60〜70km(500〜600mUP)
DAY3 12/30(月) 千葉県南部 鹿野山周辺 110〜130km(1800〜2000mUP)
※コースを入れ替えの可能性あり。詳細・お問い合わせはホームページをご確認ください。


積極的にシクロクロスにも参加するヒロさん(Rapha Cycle Club Osaka勤務)積極的にシクロクロスにも参加するヒロさん(Rapha Cycle Club Osaka勤務) photo:Kei.tsujiライダー/ヒロ
2007年から2013年まで東京でメッセンジャーとして働く。2011年にはRaphaのポップアップストアCycle Club Tokyoに参画したのをきっかけに、2012年からメッセンジャーの職を辞し大阪にオープンしたCycle Club Osakaのスタッフに。

夏はロードレース、そしてこの冬は2シーズン目となるシクロクロスに参戦中。今年のFestive500はもちろん初日から始動。Rapha Cycle Club Osaka主催のFestive500ライドイベントには毎回参加予定。

text:Hirohide Kubota