世界最古のレースの名前を冠したシティサイクル　Vélo MICHELIN Paris-Brest Sport

自転車を始め様々な分野のタイヤを製造するミシュランより、同社の歴史と深い関わりがある世界最古の自転車レースのパリ～ブレスト～パリの名を冠したシティサイクル「Paris-Brest Sport」が登場した。設計を行ったのは国内屈指のフレームビルダーである松田志行氏という本格派のバイクだ。

Vélo MICHELIN Paris-Brest Sport（エマイユ） (c)日直商会
Paris-Brest Sportはアパレルや雑貨などを展開するミシュラン・ライフスタイル社がライセンス事業を行う「Vélo MICHELIN」シリーズの第2弾として発表されたシティサイクルで、車名には世界最古の自転車レースであるパリ～ブレスト～パリの名を冠している。その理由は同社が1800年代末に当時開発されたばかりの自転車用空気入りタイヤの修理時間を大幅に短縮したことで有名となり、パリ～ブレスト～パリにてミシュランのタイヤを履いた選手が2位に8時間もの大差をつけ優勝したことが自動車用タイヤメーカーとしての起源になったからである。

ハンドルはミシュランが名声を上げた1890年台を思わせるクラシカルなセミドロップタイプ (c)日直商会ビバンダムもクラシカルな仕様に (c)日直商会

タイヤはサイドウォールの大胆なロゴが特徴のミシュラン ダイナミックスポーツ (c)日直商会クラシカルなロゴが使用される (c)日直商会


設計を担当したのは東京都荒川区にて「LEVEL」を主宰し、多くの競輪選手から信頼を集めるフレームビルダーの松田志行氏。素材にはクロモリを採用し、シティサイクルながら漕ぎだしの軽さや高速巡航時の爽快感を味わう事ができる上質なライディングフィールを実現したフレームに仕上がっているという。

フレームデザインはクラシカルなスタッガード型とされ、トップチューブには旧式のミシュランのロゴと、同社のキャラクターであるビバンダムが描かれる。ハンドルには1890年代のスポーツサイクルでは主流であったセミドロップハンドルが装着される。

ミシュラン Paris-Brest Sport（マットブラック） (c)日直商会ミシュラン Paris-Brest Sport（ブルーグリーゼ） (c)日直商会


コンポーネントは日本のシマノ製パーツをメインにアッセンブルされ、フロントシングル、リア7段の外装変速仕様に。変速は手元で操作可能なグリップシフトが採用されている。タイヤにはサイドウォールの大胆なロゴが特徴のミシュラン・ダイナミックスポーツを配し、軽快な走行感を演出する。サイズはS/MとM/Lの2種類、カラーはブルーグリーゼとマットブラック、エマイユの3色がラインナップ。取り扱いは日直商会。


Vélo MICHELIN Paris-Brest Sport
フレーム素材：クロモリ
変　速：フロントシングル、リア7段変速
タイヤ：ミシュラン ダイナミックスポーツ（ブラック、700×28c）
チューブ：ミシュラン A2バルブ（仏式バルブ）
カラー：ブルーグリーゼ、マットブラック、エマイユ
付属品：ベル、リフレクター、ペダル
価　格：65,100円（税込）