2013/01/08(火) - 17:56
航空機エンジン用軸受部品や、超精密機械部品製作などを生業とする株式会社近藤機械製作所の自転車用ハブ・ホイールブランド、GOKISO(ゴキソ)。フルチタン製ボディを用い、究極の性能にこだわった「スーパークライマーハブ」が発売された。
GOKISO スーパークライマーハブ
ハブボディとシャフトに高強度のチタン合金、Ti-6AL-4Vを採用するスーパークライマー。エンジンの振動低減や異物侵入による破壊を防ぐ目的から、航空機用ジェットエンジンの分野で近年進むベアリング本体に弾性体衝撃吸収性を持たせる技術を応用。
つまり従来のスリーブにスリットを設けるタイプから新たにフィンガータイプのハブボディ一体化構造の弾性体衝撃吸収構造を採用することで、しなやかさを犠牲にすることなくより軽量化、高剛性化を図っていることが特徴だ。
フロントハブは、ベアリングを支える筒状のボディとスポークを張るためのフランジを左右16本ずつの“フィンガー”と呼ばれる柱が連結する形で構成。この“フィンガー”が外部応力を受けた時に弾性変形することにより、あらゆる外部からの応力を吸収し、さらに高剛性のチタンシャフトがセラミックベアリングを支えることにより、ベアリング回転の妨げとなる衝撃や歪みを発生させない。
外周を連続的に削り込み、ボディを部分的に薄肉化することによって 意図的に弾性率の変化を付けたリアハブ (c)GOKISO
ハブフランジをハブボディから浮かすことでショックを避けている (c)GOKISO
リアハブボディは外周を連続的に削り込み、ボディを意図的かつ部分的に薄肉化することによって弾性率の変化を付けている。薄肉化された部分が弾性体サスペンション構造として機能するため、乗車荷重や強い衝撃、スプリントの際などの高トルクを受けてもベアリングが真円を保つことで僅かなロスをも発生させることが無い。
また、ハブシャフト素材をボディ同様のチタン製とすることでシャフト剛性の50％向上を達成していることも特徴だ。最高の性能にこだわるため、各社のスポークをテストし、星工業製スポークを推奨品に。スポークホールはそのスポークに合わせて設計され、スポークヘッドのアールにフィットするよう全てのスポーク面が面取りされ、形づけられている。
それによりスポークとホールが面接触するため、飛躍的な耐久性向上に繋がると同時に、ホイール組替え時においてもスポーク穴の変形が最小限とすることに繋げられている。点接触による局所的な座屈変形や素材のシワが軽減され、疲労破壊が起こりにくい。
これまで精度の高い鋼球を用いセラミック球を採用してこなかったゴキソだが、このハブのためにNTN株式会社が特別に製造するセラミック球を使用した、P5等級のセラミックベアリングを導入した。
弾性体衝撃吸収構造を直接削りこんだチタン製ハブボディ (c)GOKISO
専用工具の採用でフリーボディの交換とメンテナンスが可能だ (c)GOKISO
さらにクイックレバーによる横からの圧力を受けないよう、球面ナット・ワッシャーを開発。フレームの歪みとは無関係にハブシャフトをベストな状態に固定でき、軸受をストレスフリーにすることで摩耗や損傷の低減、より滑らかな回転性能を追求したという。
フリーボディは専用の交換ツールを用いることでシマノ11sとカンパ10/11sに対応する。材質、剛性、性能、耐久性、全てにおいて一切の妥協を排除し、ゴキソが技術の粋を集め完成した至高のハブと言える。
サイクルモードに出品されたスーパークライマーハブ ゴキソ スーパークライマーハブ（フロント）
対応リム：700C
エンド幅：100mm
スポーク穴数：20, 24, 28, 32, 36 H, 他指定可
フランジ幅：29.5mm / 29.5mm
P.C.D：Φ46mm
推奨スポーク：HOSHI（星工業株式会社）
ベアリング仕様：非接触型シール付深溝玉軸受（DIN P5：セラミックボールベアリング）
ベアリング個数：4ヶ
重 量：230g
主要材質：Ti-6AL-4V（本体ボディ、シャフト）, A7075-T6（球面ナット・ワッシャー）
ゴキソ スーパークライマーハブ（リア）
対応リム：700C
エンド幅：130mm
スポーク穴数： 24, 28, 32, 36 H, 他指定可
フランジ幅：27.6mm / 16.6mm
P.C.D：Φ53mm、Φ58mm
推奨スポーク：HOSHI（星工業株式会社）
ベアリング仕様：非接触型シール付深溝玉軸受（DIN P5：セラミックボールベアリング）
ベアリング個数：7ヶ
ラチェット：4爪、92ノッチ
重 量：445g
主要材質：Ti-6AL-4V（本体ボディ、シャフト）, A7075-T6（球面ナット・ワッシャー）
価 格：682,500円（税込）、29年間無償修理保証
GOKISO スーパークライマーハブ ハブボディとシャフトに高強度のチタン合金、Ti-6AL-4Vを採用するスーパークライマー。エンジンの振動低減や異物侵入による破壊を防ぐ目的から、航空機用ジェットエンジンの分野で近年進むベアリング本体に弾性体衝撃吸収性を持たせる技術を応用。
つまり従来のスリーブにスリットを設けるタイプから新たにフィンガータイプのハブボディ一体化構造の弾性体衝撃吸収構造を採用することで、しなやかさを犠牲にすることなくより軽量化、高剛性化を図っていることが特徴だ。
フロントハブは、ベアリングを支える筒状のボディとスポークを張るためのフランジを左右16本ずつの“フィンガー”と呼ばれる柱が連結する形で構成。この“フィンガー”が外部応力を受けた時に弾性変形することにより、あらゆる外部からの応力を吸収し、さらに高剛性のチタンシャフトがセラミックベアリングを支えることにより、ベアリング回転の妨げとなる衝撃や歪みを発生させない。
外周を連続的に削り込み、ボディを部分的に薄肉化することによって 意図的に弾性率の変化を付けたリアハブ (c)GOKISOハブフランジをハブボディから浮かすことでショックを避けている (c)GOKISOリアハブボディは外周を連続的に削り込み、ボディを意図的かつ部分的に薄肉化することによって弾性率の変化を付けている。薄肉化された部分が弾性体サスペンション構造として機能するため、乗車荷重や強い衝撃、スプリントの際などの高トルクを受けてもベアリングが真円を保つことで僅かなロスをも発生させることが無い。
また、ハブシャフト素材をボディ同様のチタン製とすることでシャフト剛性の50％向上を達成していることも特徴だ。最高の性能にこだわるため、各社のスポークをテストし、星工業製スポークを推奨品に。スポークホールはそのスポークに合わせて設計され、スポークヘッドのアールにフィットするよう全てのスポーク面が面取りされ、形づけられている。
それによりスポークとホールが面接触するため、飛躍的な耐久性向上に繋がると同時に、ホイール組替え時においてもスポーク穴の変形が最小限とすることに繋げられている。点接触による局所的な座屈変形や素材のシワが軽減され、疲労破壊が起こりにくい。
これまで精度の高い鋼球を用いセラミック球を採用してこなかったゴキソだが、このハブのためにNTN株式会社が特別に製造するセラミック球を使用した、P5等級のセラミックベアリングを導入した。
弾性体衝撃吸収構造を直接削りこんだチタン製ハブボディ (c)GOKISO専用工具の採用でフリーボディの交換とメンテナンスが可能だ (c)GOKISOさらにクイックレバーによる横からの圧力を受けないよう、球面ナット・ワッシャーを開発。フレームの歪みとは無関係にハブシャフトをベストな状態に固定でき、軸受をストレスフリーにすることで摩耗や損傷の低減、より滑らかな回転性能を追求したという。
フリーボディは専用の交換ツールを用いることでシマノ11sとカンパ10/11sに対応する。材質、剛性、性能、耐久性、全てにおいて一切の妥協を排除し、ゴキソが技術の粋を集め完成した至高のハブと言える。
サイクルモードに出品されたスーパークライマーハブ ゴキソ スーパークライマーハブ（フロント）対応リム：700C
エンド幅：100mm
スポーク穴数：20, 24, 28, 32, 36 H, 他指定可
フランジ幅：29.5mm / 29.5mm
P.C.D：Φ46mm
推奨スポーク：HOSHI（星工業株式会社）
ベアリング仕様：非接触型シール付深溝玉軸受（DIN P5：セラミックボールベアリング）
ベアリング個数：4ヶ
重 量：230g
主要材質：Ti-6AL-4V（本体ボディ、シャフト）, A7075-T6（球面ナット・ワッシャー）
ゴキソ スーパークライマーハブ（リア）
対応リム：700C
エンド幅：130mm
スポーク穴数： 24, 28, 32, 36 H, 他指定可
フランジ幅：27.6mm / 16.6mm
P.C.D：Φ53mm、Φ58mm
推奨スポーク：HOSHI（星工業株式会社）
ベアリング仕様：非接触型シール付深溝玉軸受（DIN P5：セラミックボールベアリング）
ベアリング個数：7ヶ
ラチェット：4爪、92ノッチ
重 量：445g
主要材質：Ti-6AL-4V（本体ボディ、シャフト）, A7075-T6（球面ナット・ワッシャー）
価 格：682,500円（税込）、29年間無償修理保証
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