2009/06/24(水) - 09:09
4度の全日本TTチャンピオン、岡崎和也(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)が、6月28日に広島県中央森林公園で行なわれる全日本選手権ロードレースを最後に、14年間の現役生活に終止符を打つ。6月14日に行なわれた全日本選手権タイムトライアルでの敗北が、岡崎に引退を決意させた。
その男、まさに熱血漢。日本を代表するサイクリストとして、長年第一線で活躍してきた岡崎が引退を決意した。
これまでロードレースに対するその情熱的な姿勢、そして有言実行の熱い走りで観客を魅了してきた岡崎。時にはゼッケンの安全ピンで痙攣した脚を刺し、血がにじむパンツで走ることもしばしば。冬期は精力的にシクロクロスにも参戦し、高いプロ意識でロードレースに向き合った。
3年連続5度目の優勝を狙っていた6月14日の全日本選手権タイムトライアルでは、優勝した盛一大(愛三工業レーシングチーム)から40秒遅れの4位に。レース後、大会関係者の「37歳か、(トップコンディションを保つことが)キツいだろ?」の質問に「はい、キツいです」と、全てを出し切った表情で語っていたことが印象的だった。岡崎は2003年に38分25秒の大会記録を樹立。その記録は未だに破られていない。
そんな「熱い男」が、6月28日に広島で行なわれる全日本選手権ロードレースを最後に現役を引退する。その最後の雄姿を見るべく、広島に脚を運びたい。
以下はCyclisme Japonのリリースより
岡崎は1972年生まれの37歳。少年時代は野球をしていたが、高校3年の夏に「ツール・ド・フランス」をテレビで見て自転車に興味を持ち競技を開始。一時は社会人として働きながら自転車競技を続けていたが、夢を諦めきれず1996年にイノアックでプロに転向。キナンと日本鋪道を経て、2007年からエキップアサダ(現EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)に加入。献身的かつ熱血感あふれる男気のある走りが特長であり、得意のタイムトライアルでは日本チャンピオンに4度輝いている。
岡崎選手を物語るエピソードとしては「レースの重要な局面で足が痙攣したためゼッケンにつけていた安全ピンを外して、痙攣した脚を安全ピンで刺しながらも走った」(!)というものがあまりにも有名、その他数々の男気あるエピソードから「熱い男」の愛称でファンから親しまれている選手。エキップアサダでも「いぶし銀」の走りでチームの大躍進に貢献した。
長年日本自転車界の第一線で活躍して来た”日本自転車界の生き字引”とも云える岡崎選手の引退試合である「全日本選手権ロード」に、是非皆様も応援にいらしてください。レース時に引退セレモニーを予定致しております。
岡崎和也のコメント
この度、私、岡崎 和也は6月28日の全日本選手権を以って選手を引退します。
高校生の時にテレビで見た「ツール・ド・フランス」に魅せられ、自転車選手になることを志してから約20年。2000年には念願のプロロードレーサーとなり03年からは憧れであった欧州のレースを走ることもできました。これまで自転車と共に世界25カ国を周り、多くの人々と交流できたことが私の財産です。悔いのない選手生活を送ることができたと自負しています。
先日の全日本選手権個人タイムトライアルで勝利できなかったことが引退を決意した理由です。今までと同じレベルで走ることが身体的にも精神的にも厳しくなってきたと感じました。
現役を退くとはいえ、今後も何らかの形で自転車には携わっていきたいと思っています。選手の時にはできなかった、楽しみの為に乗ることもそのひとつです。自転車は私のライフワークです。
最後になりましたが、今まで応援してくださったファンの皆様、支えてくださったたくさんの方々、お世話になったチーム、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
2009年6月24日
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン
岡崎 和也
浅田顕総監督のコメント
2007年にチームに来てくれてから、常に主戦力として、また責任感と集中力のある走りでチームへ貢献し続けてくれたことにとても感謝しています。4度の全日本TTチャンピオンを始めとする数々のタイトル獲得を含め、競技者として常にトップレベルに位置することにこだわり続けた岡崎の走りに敬意を表し、その姿勢を今後の人生に生かして欲しいと願っています。本当にありがとう。
岡崎和也プロフィール
岡崎 和也(おかざき かずや)
1972年5月10日生まれ
広島県出身
所属プロチーム
1996-1998 イノアック
1999-2001 キナン
2002-2006 日本鋪道
2007-2009 エキップアサダ(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)
主な戦歴
2002年、2003年、2007年、2008年 全日本選手権個人タイムトライアル 優勝
2002年 アジア選手権個人タイムトライアル優勝
2003年 ツール・ド・おきなわ 優勝
2006年 アジア大会チームタイムトライアル銅メダル
2006年 第40回経済産業大臣旗全日本実業団対抗ロード優勝
その男、まさに熱血漢。日本を代表するサイクリストとして、長年第一線で活躍してきた岡崎が引退を決意した。
これまでロードレースに対するその情熱的な姿勢、そして有言実行の熱い走りで観客を魅了してきた岡崎。時にはゼッケンの安全ピンで痙攣した脚を刺し、血がにじむパンツで走ることもしばしば。冬期は精力的にシクロクロスにも参戦し、高いプロ意識でロードレースに向き合った。
3年連続5度目の優勝を狙っていた6月14日の全日本選手権タイムトライアルでは、優勝した盛一大(愛三工業レーシングチーム)から40秒遅れの4位に。レース後、大会関係者の「37歳か、(トップコンディションを保つことが)キツいだろ?」の質問に「はい、キツいです」と、全てを出し切った表情で語っていたことが印象的だった。岡崎は2003年に38分25秒の大会記録を樹立。その記録は未だに破られていない。
そんな「熱い男」が、6月28日に広島で行なわれる全日本選手権ロードレースを最後に現役を引退する。その最後の雄姿を見るべく、広島に脚を運びたい。
以下はCyclisme Japonのリリースより
岡崎は1972年生まれの37歳。少年時代は野球をしていたが、高校3年の夏に「ツール・ド・フランス」をテレビで見て自転車に興味を持ち競技を開始。一時は社会人として働きながら自転車競技を続けていたが、夢を諦めきれず1996年にイノアックでプロに転向。キナンと日本鋪道を経て、2007年からエキップアサダ(現EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)に加入。献身的かつ熱血感あふれる男気のある走りが特長であり、得意のタイムトライアルでは日本チャンピオンに4度輝いている。
岡崎選手を物語るエピソードとしては「レースの重要な局面で足が痙攣したためゼッケンにつけていた安全ピンを外して、痙攣した脚を安全ピンで刺しながらも走った」(!)というものがあまりにも有名、その他数々の男気あるエピソードから「熱い男」の愛称でファンから親しまれている選手。エキップアサダでも「いぶし銀」の走りでチームの大躍進に貢献した。
長年日本自転車界の第一線で活躍して来た”日本自転車界の生き字引”とも云える岡崎選手の引退試合である「全日本選手権ロード」に、是非皆様も応援にいらしてください。レース時に引退セレモニーを予定致しております。
岡崎和也のコメント
この度、私、岡崎 和也は6月28日の全日本選手権を以って選手を引退します。
高校生の時にテレビで見た「ツール・ド・フランス」に魅せられ、自転車選手になることを志してから約20年。2000年には念願のプロロードレーサーとなり03年からは憧れであった欧州のレースを走ることもできました。これまで自転車と共に世界25カ国を周り、多くの人々と交流できたことが私の財産です。悔いのない選手生活を送ることができたと自負しています。
先日の全日本選手権個人タイムトライアルで勝利できなかったことが引退を決意した理由です。今までと同じレベルで走ることが身体的にも精神的にも厳しくなってきたと感じました。
現役を退くとはいえ、今後も何らかの形で自転車には携わっていきたいと思っています。選手の時にはできなかった、楽しみの為に乗ることもそのひとつです。自転車は私のライフワークです。
最後になりましたが、今まで応援してくださったファンの皆様、支えてくださったたくさんの方々、お世話になったチーム、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
2009年6月24日
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン
岡崎 和也
浅田顕総監督のコメント
2007年にチームに来てくれてから、常に主戦力として、また責任感と集中力のある走りでチームへ貢献し続けてくれたことにとても感謝しています。4度の全日本TTチャンピオンを始めとする数々のタイトル獲得を含め、競技者として常にトップレベルに位置することにこだわり続けた岡崎の走りに敬意を表し、その姿勢を今後の人生に生かして欲しいと願っています。本当にありがとう。
岡崎和也プロフィール
岡崎 和也(おかざき かずや)
1972年5月10日生まれ
広島県出身
所属プロチーム
1996-1998 イノアック
1999-2001 キナン
2002-2006 日本鋪道
2007-2009 エキップアサダ(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)
主な戦歴
2002年、2003年、2007年、2008年 全日本選手権個人タイムトライアル 優勝
2002年 アジア選手権個人タイムトライアル優勝
2003年 ツール・ド・おきなわ 優勝
2006年 アジア大会チームタイムトライアル銅メダル
2006年 第40回経済産業大臣旗全日本実業団対抗ロード優勝
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