11月24日にベルギー・コクサイデで開催されたUCIシクロクロスワールドカップ第3戦。砂に覆われた難コースで、ベルギーチャンピオンのスヴェン・ネイス(ベルギー、ランドバウクレジット)がニールス・アルベルト(ベルギー、BKCPパワープラス)を打ち破った。
ニールス・アルベルト(ベルギー、BKCPパワープラス) photo:Riccardo Scanferlaコクサイデは昨年シクロクロス世界選手権が開催された場所。起伏のある丘を利用したコースで、砂地が組み合わされているのが特徴的。トッププロでも「押し」が入るような長い砂セクションがいくつも組み込まれている。
スタートともに飛び出したのはクラース・ヴァントルノウト(ベルギー、サンウェブ・レヴォル)やケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・レヴォル)、フランシス・ムレー(フランス、FDJ・ビッグマット)ら。
観客が詰めかけたコースを走るスヴェン・ネイス(ベルギー、ランドバウクレジット)とニールス・アルベルト(ベルギー、BKCPパワープラス) photo:Riccardo Scanferla一方、スーパープレスティージュで連勝しているネイスや昨年このコクサイデで世界チャンピオンに輝いたアルベルトはスロースタート。15位前後で序盤の周回を重ねて行く。
レース中盤に差し掛かるとアルベルトが先頭に立ち、バルト・アールノウト(ベルギー、AAドリンクシクロクロス)やムレーが続く展開に。ネイスは徐々に順位を上げ、ゴールまで2周を残してついに先頭のアルベルトを捉えた。
先頭で競り合うニールス・アルベルト(ベルギー、BKCPパワープラス)とスヴェン・ネイス(ベルギー、ランドバウクレジット) photo:Riccardo Scanferla歓声に包まれたコースを先頭で走るアルベルトとネイス。砂セクションでの走りは互角で、両者一歩も退かない接戦が続いたが、前を走るアルベルトが最終周回の濡れた路面で後輪を滑らすミス。ここでネイスが一気に前に出る。
続く砂セクションを走破したネイスに対し、アルベルトは降車してバイクを押す。こうして生まれたギャップは最後まで埋まらず、ネイスが14秒差で勝利した。
「最初はスプリント勝負に備えていた。でもニールスがコーナーでミスをしたので、そこで勝負に出たんだ。その後の砂セクションをパーフェクトな走りでクリアした」と、今シーズン好調のネイスは語る。「昨年、世界選手権が開催されたとき、このコースを走りたいと思わなかった。でもカムバックして、自分が砂のコースも走れることを見せつけたかったんだ。そして思い通りの結果を得ることが出来た」。
アルベルトに14秒差をつけてゴールするスヴェン・ネイス(ベルギー、ランドバウクレジット) photo:Riccardo Scanferla
2位ニールス・アルベルト(ベルギー、BKCPパワープラス)、優勝スヴェン・ネイス(ベルギー、ランドバウクレジット)、3位フランシス・ムレー(フランス、FDJ・ビッグマット) photo:Riccardo Scanferla「勝ちたかったので当然すごく悔しい。最終周回の砂セクションをネイスが乗車でクリア出来るとは思っていなかったから驚いたよ。世界選手権ほどじゃないけど、ワールドカップの雰囲気を堪能した。これからはワールドカップのリードを守りたい」と、敗れながらもUCIワールドカップリーダーの座に就いたアルベルト。また、ロードとシクロクロスを両立し、グランツール全てで完走経験のあるFDJ・ビッグマットのムレーが3位に入った。
UCIワールドカップ次戦は12月2日にフランス・ルーベで開催される。
選手コメントはベルギーのSporzaより。
UCIシクロクロスワールドカップ2012-2013第3戦結果
1位 スヴェン・ネイス(ベルギー、ランドバウクレジット) 59'34"
2位 ニールス・アルベルト(ベルギー、BKCPパワープラス) +14"
3位 フランシス・ムレー(フランス、FDJ・ビッグマット) +19"
4位 バルト・アールノウト(ベルギー、AAドリンクシクロクロス) +33"
5位 クラース・ヴァントルノウト(ベルギー、サンウェブ・レヴォル) +1'20"
6位 ロブ・ピーテルス(ベルギー、テレネット・フィデア) +1'27"
7位 ディテル・ヴァントーレンハウト(ベルギー、BKCPパワープラス) +1'32"
8位 タイス・ファンアメロンヘン(オランダ、AAドリンクシクロクロス) +1'37"
9位 ラルス・ファンデルハール(オランダ、ラボバンク・ジャイアント) +1'44"
10位 フィリップ・ヴァルスレーベン(ドイツ、BKCPパワープラス) +1'55"
text:Kei Tsuji
photo:Riccardo Scanferla

スタートともに飛び出したのはクラース・ヴァントルノウト(ベルギー、サンウェブ・レヴォル)やケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・レヴォル)、フランシス・ムレー(フランス、FDJ・ビッグマット)ら。

レース中盤に差し掛かるとアルベルトが先頭に立ち、バルト・アールノウト(ベルギー、AAドリンクシクロクロス)やムレーが続く展開に。ネイスは徐々に順位を上げ、ゴールまで2周を残してついに先頭のアルベルトを捉えた。

続く砂セクションを走破したネイスに対し、アルベルトは降車してバイクを押す。こうして生まれたギャップは最後まで埋まらず、ネイスが14秒差で勝利した。
「最初はスプリント勝負に備えていた。でもニールスがコーナーでミスをしたので、そこで勝負に出たんだ。その後の砂セクションをパーフェクトな走りでクリアした」と、今シーズン好調のネイスは語る。「昨年、世界選手権が開催されたとき、このコースを走りたいと思わなかった。でもカムバックして、自分が砂のコースも走れることを見せつけたかったんだ。そして思い通りの結果を得ることが出来た」。


UCIワールドカップ次戦は12月2日にフランス・ルーベで開催される。
選手コメントはベルギーのSporzaより。
UCIシクロクロスワールドカップ2012-2013第3戦結果
1位 スヴェン・ネイス(ベルギー、ランドバウクレジット) 59'34"
2位 ニールス・アルベルト(ベルギー、BKCPパワープラス) +14"
3位 フランシス・ムレー(フランス、FDJ・ビッグマット) +19"
4位 バルト・アールノウト(ベルギー、AAドリンクシクロクロス) +33"
5位 クラース・ヴァントルノウト(ベルギー、サンウェブ・レヴォル) +1'20"
6位 ロブ・ピーテルス(ベルギー、テレネット・フィデア) +1'27"
7位 ディテル・ヴァントーレンハウト(ベルギー、BKCPパワープラス) +1'32"
8位 タイス・ファンアメロンヘン(オランダ、AAドリンクシクロクロス) +1'37"
9位 ラルス・ファンデルハール(オランダ、ラボバンク・ジャイアント) +1'44"
10位 フィリップ・ヴァルスレーベン(ドイツ、BKCPパワープラス) +1'55"
text:Kei Tsuji
photo:Riccardo Scanferla
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