2012/11/15(木) - 10:46
サイクルモードに出店していた各ブースから気になる製品をピックアップしてレポートする第5弾。パナソニックのチタン製シクロクロスバイクから通信機能を装備したヘルメットまで、注目のアイテムの数々をレポート。
パナソニックサイクルテック
純国産ブランドとして品質の高いチタンやクロモリバイクを生み出すパナソニック。今回のサイクルモードでのイチオシバイクはチタン製のシクロクロスバイク「FCXT05」だ。
応力の掛かるチューブ端を太くし、中央部を薄くした「チタニウム 3Dオプティマムバテッドチューブ」をロードモデルと同じく採用したことが特徴で、これは世界中でもパナソニックのみが持つ技術だ。Di2専用フレームをチョイスでき、チタン独自の滑らかな加速感を活かしたフレームだという。
もう1台は、タンゲ・プレステージを採用したFCXC02。「漢のシクロクロスバイク」とは担当者の金森さん(写真)談。重さを感じさせない芯のあるバネ感が持ち味で、フォークはオーバーサイズ。カーボンフォークもセット可能だが、「クロモリフォークで乗って頂きたいですね」とのこと。オリエンタルな雰囲気の塗装も非常に美しい。ブースには完成したばかりの豊岡英子選手のスペシャルバイクも展示され注目を集めていた。
エヌビーエス コルナゴ・ジャパン
入場ゲートをくぐってすぐに現れるコルナゴブースは、今年はヨーロッパの街角風ブースを展開し多くのプロバイクや高級バイクを展示。中央に設けられたバルコニー風ステージでは新城幸也選手や来日したエルネスト・コルナゴ氏のトークショーも開催され、混雑が絶えなかった。
展示バイクの一番人気は、新城幸也選手が今年のツール・ド・フランスで駆ったC59だが、同じく昨シーズンに使用された「絆」スペシャル塗装のバイク、更にはサーシャ・モードロがロンドンオリンピックで使用したバイクなどなど、さらがらレースの現場にいるような豪華展示が展開された。
その裏側のラス(LAS)ブースでは新型ヘルメットの「ギャラクシー」が初お目見え。マイクを備え、ブルートゥースによる通信機能を持たせたコンセプトモデル「ギャラクシーBT」も参考出品された。
ピーアールインターナショナル
ドイツ生まれの高品質なアイテム各種を取り揃えるピーアールインターナショナル。高性能スポーツウェアでお馴染みのゴアテックス社が展開するゴアバイクウェアーの日本初登場が今回のトピックスだ。
本国では30年前からラインナップされ国内展開が望まれていたが、今回遂にお披露目が行われた。レインウェアはもちろんのこと、グローブなど小物のラインナップが豊富に揃うこともユーザーフレンドリーだ。
そしてシュワルベからは、転がり抵抗を大幅に削減したロード用の「アルトレモZXチューブラー」と、軽い走行感を実現した新バージョンのMTBタイヤ「ロケットロン」が登場。
EVOC(エイヴォック)からは29erからロードまでに対応するソフトケース型の輪行バッグにはポップなニューカラーが登場した。これなら空港での受け渡しで迷うことも無いかも。
キクロス
ダニーロ・ディルーカがプロデュースを行うキクロス。今年はアメリカで行われたサイクリングイベントに参加したとのことでディルーカ本人の来日は無かったが、本人は来日したがっていたそう。
ほぼ全てのラインナップが展示されていたが、いずれも実戦での使用を踏まえた奇をてらわない作りが魅力的。イタリアントリコローレカラーが施されたF-EVOはエントリーグレードながら美しい塗装と相まって高級感を感じさせる。レースファンや通なイタリアンバイクファンにはとても魅力的なバイクたちだ。
カンパニョーロ・ジャパン
そのイタリアらしい人を惹きつけるルックスが魅力のカンパニョーロ。今回のサイクルモードでの注目アイテムは、TT用の電子式コンポーネントとアテナEPSの展示だろう。今までのクランクの概念を打ち破る「ボーラウルトラ」エアロクランクや、エアロバー先端に装着するシフターは、近年高まりを見せるTTブームにおいて注目度満点のアイテム。
アテナEPSはこれまでの電子式コンポーネントと同じ操作感をキープしつつ、アルミ製レバーなどでコストダウンを図ったバリューモデル。EPSコンポは欲しいけれど、ちょっと高い...と二の足を踏んでいたユーザーにとって嬉しいアイテムだ。EPSコンポーネントを実際にローラー台に据え付けたバイクで体験できるコーナーも人気を博していた。
井上ゴム工業 IRCタイヤ
チューブレスタイヤで新境地を切り開くジャパンブランド、IRCタイヤ。サポートを行う斉藤亮選手のJシリーズ優勝バイクが目立つブースだが、注目の製品も数多く展示されていた。RBCコンパウンドをセンターからショルダーにかけて採用し、オールコンディションで優れたグリップ性を求めた「フォーミュラプロチューブレス」や、その耐パンク性能を高めた「Xガード」などが参考出品。
更にオールラウンドコンディションに対応するシクロクロス用の「SERACCX」の展示も。まだロゴが入れられていないプロトタイプだが、MTBで培ったブロックパターンを採用しているとのことで、発売が楽しみなモデルだ。今シーズン終了までの発売を目指しているとのことだ。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano,So,Isobe
パナソニックサイクルテック
純国産ブランドとして品質の高いチタンやクロモリバイクを生み出すパナソニック。今回のサイクルモードでのイチオシバイクはチタン製のシクロクロスバイク「FCXT05」だ。
応力の掛かるチューブ端を太くし、中央部を薄くした「チタニウム 3Dオプティマムバテッドチューブ」をロードモデルと同じく採用したことが特徴で、これは世界中でもパナソニックのみが持つ技術だ。Di2専用フレームをチョイスでき、チタン独自の滑らかな加速感を活かしたフレームだという。
もう1台は、タンゲ・プレステージを採用したFCXC02。「漢のシクロクロスバイク」とは担当者の金森さん(写真)談。重さを感じさせない芯のあるバネ感が持ち味で、フォークはオーバーサイズ。カーボンフォークもセット可能だが、「クロモリフォークで乗って頂きたいですね」とのこと。オリエンタルな雰囲気の塗装も非常に美しい。ブースには完成したばかりの豊岡英子選手のスペシャルバイクも展示され注目を集めていた。
エヌビーエス コルナゴ・ジャパン
入場ゲートをくぐってすぐに現れるコルナゴブースは、今年はヨーロッパの街角風ブースを展開し多くのプロバイクや高級バイクを展示。中央に設けられたバルコニー風ステージでは新城幸也選手や来日したエルネスト・コルナゴ氏のトークショーも開催され、混雑が絶えなかった。
展示バイクの一番人気は、新城幸也選手が今年のツール・ド・フランスで駆ったC59だが、同じく昨シーズンに使用された「絆」スペシャル塗装のバイク、更にはサーシャ・モードロがロンドンオリンピックで使用したバイクなどなど、さらがらレースの現場にいるような豪華展示が展開された。
その裏側のラス(LAS)ブースでは新型ヘルメットの「ギャラクシー」が初お目見え。マイクを備え、ブルートゥースによる通信機能を持たせたコンセプトモデル「ギャラクシーBT」も参考出品された。
ピーアールインターナショナル
ドイツ生まれの高品質なアイテム各種を取り揃えるピーアールインターナショナル。高性能スポーツウェアでお馴染みのゴアテックス社が展開するゴアバイクウェアーの日本初登場が今回のトピックスだ。
本国では30年前からラインナップされ国内展開が望まれていたが、今回遂にお披露目が行われた。レインウェアはもちろんのこと、グローブなど小物のラインナップが豊富に揃うこともユーザーフレンドリーだ。
そしてシュワルベからは、転がり抵抗を大幅に削減したロード用の「アルトレモZXチューブラー」と、軽い走行感を実現した新バージョンのMTBタイヤ「ロケットロン」が登場。
EVOC(エイヴォック)からは29erからロードまでに対応するソフトケース型の輪行バッグにはポップなニューカラーが登場した。これなら空港での受け渡しで迷うことも無いかも。
キクロス
ダニーロ・ディルーカがプロデュースを行うキクロス。今年はアメリカで行われたサイクリングイベントに参加したとのことでディルーカ本人の来日は無かったが、本人は来日したがっていたそう。
ほぼ全てのラインナップが展示されていたが、いずれも実戦での使用を踏まえた奇をてらわない作りが魅力的。イタリアントリコローレカラーが施されたF-EVOはエントリーグレードながら美しい塗装と相まって高級感を感じさせる。レースファンや通なイタリアンバイクファンにはとても魅力的なバイクたちだ。
カンパニョーロ・ジャパン
そのイタリアらしい人を惹きつけるルックスが魅力のカンパニョーロ。今回のサイクルモードでの注目アイテムは、TT用の電子式コンポーネントとアテナEPSの展示だろう。今までのクランクの概念を打ち破る「ボーラウルトラ」エアロクランクや、エアロバー先端に装着するシフターは、近年高まりを見せるTTブームにおいて注目度満点のアイテム。
アテナEPSはこれまでの電子式コンポーネントと同じ操作感をキープしつつ、アルミ製レバーなどでコストダウンを図ったバリューモデル。EPSコンポは欲しいけれど、ちょっと高い...と二の足を踏んでいたユーザーにとって嬉しいアイテムだ。EPSコンポーネントを実際にローラー台に据え付けたバイクで体験できるコーナーも人気を博していた。
井上ゴム工業 IRCタイヤ
チューブレスタイヤで新境地を切り開くジャパンブランド、IRCタイヤ。サポートを行う斉藤亮選手のJシリーズ優勝バイクが目立つブースだが、注目の製品も数多く展示されていた。RBCコンパウンドをセンターからショルダーにかけて採用し、オールコンディションで優れたグリップ性を求めた「フォーミュラプロチューブレス」や、その耐パンク性能を高めた「Xガード」などが参考出品。
更にオールラウンドコンディションに対応するシクロクロス用の「SERACCX」の展示も。まだロゴが入れられていないプロトタイプだが、MTBで培ったブロックパターンを採用しているとのことで、発売が楽しみなモデルだ。今シーズン終了までの発売を目指しているとのことだ。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano,So,Isobe
Amazon.co.jp