2012/08/13(月) - 06:33
2012年のツール・ド・フランスを走ったTTバイクを紹介していくコーナーの最終回。今回はリクイガス・キャノンデール、ランプレ・ISD、ユーロップカー、レディオシャック・ニッサン、BMCレーシングチームが駆ったバイクだ。
リクイガス・キャノンデール
キャノンデール Slice RS
リクイガス・キャノンデール キャノンデール Slice RS photo:Makoto.Ayano
リクイガスが駆るのははもちろんチームをスポンサードするキャノンデール。今ツールには一部の選手のために最新型のTTバイク、Slice RSを持ち込んだ。シートポストの後ろ側までに伸びたトップチューブ/シートチューブなど、非常に特徴的なフォルムを持つ。トップチューブから繋がるハンドルのトップ面やインテグレーテッドブレーキシステムなど流行を取り入れた意欲作だ。
リクイガス・キャノンデール キャノンデール Slice RS 後方へ付き出したトップチューブ photo:Makoto.Ayano
リクイガス・キャノンデール キャノンデール Slice RS ヘッドチューブの複雑な造り込み photo:Makoto.Ayano
コンポーネントはチームカラーが施されたSRAM・RED、ホイールはマヴィックで、前輪にはCXR80やCC80、IO(イオ)を用い、後輪はエグザリット化を果たしたコメットロードディスク。ハンドルはヴィジョン、サドルはフィジークだ。
ランプレ・ISD
ウィリエール Twin Foil
ランプレ・ISD ウィリエール Twin Foil photo:Makoto.Ayano
DHバイクのような双胴型のフロントフォークを引っさげて一気に話題をさらったTTバイク、Twin Foilをランプレ・ISDのメンバー全員が今ツールで使用した。写真はマシュー・ロイド(オーストラリア)のバイク。コンポーネントはカンパニョーロで、ホイールはほぼ全員がフルクラム・RACING SPEED XLRとディスクの組み合わせを使用。ハンドルは今ツールで使用率の高いヴィジョン製となる。タイヤはヴィットリアのプロトタイプ。
ランプレ・ISD ウィリエール Twin Foil リア三角の形状 photo:Makoto.Ayano
ランプレ・ISD ウィリエール Twin Foil 特徴的なフロントフォーク photo:Makoto.Ayano
ユーロップカー
コルナゴ K.ZERO
ユーロップカー コルナゴ K.ZERO photo:Makoto.Ayano
ユーロップカー コルナゴ K.ZERO ヘッドチューブの造作 photo:Makoto.Ayano
ユーロップカー コルナゴ K.ZERO TRP製インテグレーテッドブレーキ photo:Makoto.Ayano
ユーロップカーは新城幸也含むエース級の選手へと新型TTバイク、K.ZEROを投入した。フロントフォーク後ろ側とBB下に取り付けるTRP製ブレーキや、トップチューブへそのまま繋がるデザインの専用のハンドルセットなど、風洞実験を繰り返して生まれたコルナゴ新世代のバイクだ。
ユーロップカー コルナゴ K.ZERO カンパニョーロの新型クランクセット photo:Makoto.Ayano
ユーロップカー 一部選手は旧型のフライトを使用 photo:Makoto.Ayano
更に一部選手にはEPSコンポーネントや、「BORA ULTRA」の名が奢られたカンパニョーロの新型TTクランクセット、ギブリの後継モデルと思われるプロトタイプのディスクホイールが装備されていた。他の選手は旧型のフライトを駆った。
レディオシャック・ニッサン
トレック Speed Concept
レディオシャック・ニッサン トレック Speed Concept photo:Makoto.Ayano
レディオシャック・ニッサンの選手たちが乗るのは、もちろんトレックの誇るTTバイクであるスピードコンセプト。KVF形状のチューブを多用し、長期に渡る風洞実験の末に生み出されたマシンだ。コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2だが、プロローグでマイヨジョーヌを獲得したファビアン・カンチェラーラ(スイス)のみ機械式コンポを愛用。
ホイールは前輪にアイオロスシリーズもしくはHEDのStingerと思われるディープリムを使用し、ディスクホイールはロゴを消したZIPPやライトウェイトなどを混用していた。タイヤはシュワルベだ。
BMCレーシングチーム
BMC timemachine TM01
BMCレーシングチーム BMC timemachine TM01 photo:Makoto.Ayano
昨年覇者のカデル・エヴァンス(オーストラリア)擁するBMCレーシングチームはtimemachine TM01をメンバー全員が駆った。コンポーネントはSRMを組み込んだシマノ・デュラエースDi2で、ハンドルとホイールはBMCと関係の深いイーストン。前輪はEC90シリーズを選手の好みによって使い分け、後輪はイーストンのロゴを貼り付けたZIPPやメーカー不詳のディスクホイールを使用した。
BMCレーシングチーム BMC timemachine TM01 コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2 photo:Makoto.Ayano
BMCレーシングチーム BMC timemachine TM01 フィリップ・ジルベールのベルギーナショナルカラー photo:Makoto.Ayano
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
リクイガス・キャノンデール
キャノンデール Slice RS
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リクイガスが駆るのははもちろんチームをスポンサードするキャノンデール。今ツールには一部の選手のために最新型のTTバイク、Slice RSを持ち込んだ。シートポストの後ろ側までに伸びたトップチューブ/シートチューブなど、非常に特徴的なフォルムを持つ。トップチューブから繋がるハンドルのトップ面やインテグレーテッドブレーキシステムなど流行を取り入れた意欲作だ。
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コンポーネントはチームカラーが施されたSRAM・RED、ホイールはマヴィックで、前輪にはCXR80やCC80、IO(イオ)を用い、後輪はエグザリット化を果たしたコメットロードディスク。ハンドルはヴィジョン、サドルはフィジークだ。
ランプレ・ISD
ウィリエール Twin Foil
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DHバイクのような双胴型のフロントフォークを引っさげて一気に話題をさらったTTバイク、Twin Foilをランプレ・ISDのメンバー全員が今ツールで使用した。写真はマシュー・ロイド(オーストラリア)のバイク。コンポーネントはカンパニョーロで、ホイールはほぼ全員がフルクラム・RACING SPEED XLRとディスクの組み合わせを使用。ハンドルは今ツールで使用率の高いヴィジョン製となる。タイヤはヴィットリアのプロトタイプ。
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ユーロップカー
コルナゴ K.ZERO
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ユーロップカーは新城幸也含むエース級の選手へと新型TTバイク、K.ZEROを投入した。フロントフォーク後ろ側とBB下に取り付けるTRP製ブレーキや、トップチューブへそのまま繋がるデザインの専用のハンドルセットなど、風洞実験を繰り返して生まれたコルナゴ新世代のバイクだ。
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更に一部選手にはEPSコンポーネントや、「BORA ULTRA」の名が奢られたカンパニョーロの新型TTクランクセット、ギブリの後継モデルと思われるプロトタイプのディスクホイールが装備されていた。他の選手は旧型のフライトを駆った。
レディオシャック・ニッサン
トレック Speed Concept
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レディオシャック・ニッサンの選手たちが乗るのは、もちろんトレックの誇るTTバイクであるスピードコンセプト。KVF形状のチューブを多用し、長期に渡る風洞実験の末に生み出されたマシンだ。コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2だが、プロローグでマイヨジョーヌを獲得したファビアン・カンチェラーラ(スイス)のみ機械式コンポを愛用。
ホイールは前輪にアイオロスシリーズもしくはHEDのStingerと思われるディープリムを使用し、ディスクホイールはロゴを消したZIPPやライトウェイトなどを混用していた。タイヤはシュワルベだ。
BMCレーシングチーム
BMC timemachine TM01
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昨年覇者のカデル・エヴァンス(オーストラリア)擁するBMCレーシングチームはtimemachine TM01をメンバー全員が駆った。コンポーネントはSRMを組み込んだシマノ・デュラエースDi2で、ハンドルとホイールはBMCと関係の深いイーストン。前輪はEC90シリーズを選手の好みによって使い分け、後輪はイーストンのロゴを貼り付けたZIPPやメーカー不詳のディスクホイールを使用した。
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text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
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