新たにロンドン五輪自転車競技の代表候補選手2名が発表された。今回は、先に全日本選手権ロードレース翌日に行われた代表発表記者会見に続く、自転車競技では2回目の発表会となる。

会見に出席する山本幸平(スペシャライズド・レーシングチーム)、萩原麻由子(サイクルベースあさひレーシング)会見に出席する山本幸平(スペシャライズド・レーシングチーム)、萩原麻由子(サイクルベースあさひレーシング) photo:So.Isobe

会見へ臨んだ選手、監督ら会見へ臨んだ選手、監督ら photo:So.Isobeマウンテンバイクは前週に開催されたJシリーズ2012八幡浜 XCO#2の結果を踏まえ、山本幸平(スペシャライズド・レーシングチーム)が、そして女子ロードにはUCIランキング100位以内となったことで萩原麻由子(サイクルベースあさひレーシング)が選出された。

会見では富原忠夫日本自転車競技連盟(JCF)会長の挨拶に続き、松本整総監督が選手選考について説明がなされた。今回の代表選手の選考については、各競技のUCIポイント上位選手を選出することが以前よりJCF内で決定されていたという。

MTB男子クロスカントリーレースに選出された山本幸平は2008年の北京オリンピックに続く2回目のオリンピック出場となる。
記者会見の模様とインタビューはムービーでもお伝えする。

山本幸平(スペシャライズド・レーシングチーム)のコメント

山本幸平(スペシャライズド・レーシングチーム)「4年間にたまった思いをすべてぶつける」山本幸平(スペシャライズド・レーシングチーム)「4年間にたまった思いをすべてぶつける」 photo:So.Isobe4年前の北京オリンピックは納得のいかない成績でした。そこからロンドンで結果を出す、という思いと共に4年間毎日練習を積み重ねてきました。代表候補となりましたが、これまでの姿勢を崩さずに気持ちを高めていこうと思います。

今季はスペシャライズド・レーシングチームへと移籍し、ワールドカップでも自己ベストの成績を出しましたが、トップ10には絡めていないのでまだまだトライしていく必要があります。チームに加入したことで大きく変わったのは私生活です。世界チャンピオンや、毎回表彰台争いを戦うチームメイトと生活を共にしているのでいつも強い刺激を受けています。

オリンピックは非常にハイスピードな戦いとなると思います。スタートから先頭集団で展開し、4年間にたまった思いをレースで出し切るようなレースにしたいですね。一桁でフィニッシュすることが出来れば、"良いレースだった"ということができますね。


自身初のオリンピック出場を獲得した萩原麻由子(サイクルベースあさひ)

萩原麻由子(サイクルベースあさひレーシング)「レースでは自分から動いていく」萩原麻由子(サイクルベースあさひレーシング)「レースでは自分から動いていく」 photo:So.Isobeロンドンオリンピックは周りの人たちと協力しあって目指してきた大きな目標でした。私の力不足で何回か遠のきかけましたが、達成することができて嬉しく思っています。

去年からケガを繰り返したことで、それから身体のケアやコンディショニングなどに重きを置くようになりました。また、以前は長く乗らないとナーバスになっていましたが、そのことで精神的に度胸がつきました。
オリンピックは全力で走ります。ただ集団についていくだけではなく、自分から動いていきたいと思っています。


text&photo:So.Isobe

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