2012/03/10(土) - 08:05
ティレーノ~アドリアティコ(UCIワールドツアー)の第2ステージが2012年3月9日に開催され、集団スプリントをエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、チームスカイ)が制した。総合はステージ6位に入ったマシュー・ゴス(オーストラリア、グリーンエッジ)がキープしている。
前日のゴール地点となったインディカトーレからテルニまでの178kmの距離で行われた第2ステージ。イタリア内陸部を南下するコースは、途中120km地点に標高328mの山岳ポイントが1つ設定されているだけのイージーな難易度だ。昨日に引き続いてスプリンターたちの争いが繰り広げられることが予想された。
昨ステージ終盤での落車によってリタイアをしたマイケル・マシューズ(オーストラリア、ラボバンク)を除く175名の選手たちが、太陽の日差しが差し込む中インディカトーレのスタートラインを切った。
スタート直後にフィリッポ・サヴィーニ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)がアタックを決めると集団はこれを見送ってペースダウン。ここからサヴィーニのおよそ150kmに渡る一人旅が始まった。
コルナゴ・CSFイノックスは2日連続で逃げにメンバーを送り込むことに成功。サヴィーニはメイン集団に対し、45km地点で最大11分のアドバンテージを得て一人淡々と先へ急いだ。
序盤に設定された中間スプリントでは個人総合成績で5位につけるマーク・カヴェンディッシュが2位通過。
ボーナスタイムを獲得し、総合ジャンプアップへの意欲を見せる。メイン集団はマシュー・ゴス擁するグリーンエッジと、カヴェンディッシュで勝利を狙うチームスカイがコントロールを行い、残り100kmを切った地点から徐々にサヴィーニとの差を詰めていく展開となる。
ゴールまでの距離が50kmを切る頃には各チームが位置取りを始め、集団のペースは一気に上昇する。この動きによって残り28km地点で逃げるサヴィーニは吸収された。
残り10kmを切って集団は非常に速いペースで進み、BMCやランプレ、ラボバンクなどが激しい位置取り争いを繰り広げる。テルニの市街地に入りテクニカルなコーナーと石畳が連続すると、完全に主導権を握るチームは現れず。前日に引き続き混沌とした雰囲気の中、最後は集団一つのままスプリントに持ち込まれた。
最終コーナーを抜け、早いタイミングでスプリントを開始したのはエドヴァルド・ボアッソンハーゲン。力強いスプリントで追いすがるアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)を振りきってガッツポーズを繰り出した。
「今日はカヴの調子が良くなく、ボクがスプリントを担当することになったんだ。終盤での作戦変更だったけど、チームはそこからボクのために素晴らしい仕事を成し遂げてくれた。勝ててハッピーだよ。」とはボアッソン。チームスカイは前日のカヴェンディッシュの勝利に続く2勝目を飾った。
リーダージャージを着るゴスはスプリントに加わり6位。危なげ無く総合首位をキープしている。
コメントはレース公式リリースより。
ティレーノ~アドリアティコ2012第3ステージ結果
1位 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、チームスカイ ) 4h45'31"
2位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)
3位 ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)
4位 タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・バラクーダ)
5位 マヌエル・ベレッティ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)
6位 マシュー・ゴス(オーストラリア、グリーンエッジ)
7位 ケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM)
8位 フランシスコホセ・ベントソ(スペイン、モビスターチーム)
9位 エリア・ファヴィッリ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)
10位 ワウテル・ポエルス(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM) +03"
個人総合成績
1位 マシュー・ゴス(オーストラリア、グリーンエッジ) 11h36'44"
2位 スチュアート・オグレディ(オーストラリア、グリーンエッジ) +03"
3位 キャメロン・マイヤー(オーストラリア、グリーンエッジ)
4位 セバスティアン・ラングフェルド(オランダ、グリーンエッジ)
5位 タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・バラクーダ) +13"
6位 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、チームスカイ)
7位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームスカイ) +14"
8位 クリストファー・ホーナー(アメリカ、レディオシャック・ニッサン) +20"
9位 ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、レディオシャック・ニッサン)
10位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・ニッサン)
山岳賞
フィリッポ・サヴィーニ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)
ポイント賞
エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、チームスカイ)
新人賞
キャメロン・マイヤー(オーストラリア、グリーンエッジ)
text:So.Isobe
photo:Riccardo Scanferla
前日のゴール地点となったインディカトーレからテルニまでの178kmの距離で行われた第2ステージ。イタリア内陸部を南下するコースは、途中120km地点に標高328mの山岳ポイントが1つ設定されているだけのイージーな難易度だ。昨日に引き続いてスプリンターたちの争いが繰り広げられることが予想された。
昨ステージ終盤での落車によってリタイアをしたマイケル・マシューズ(オーストラリア、ラボバンク)を除く175名の選手たちが、太陽の日差しが差し込む中インディカトーレのスタートラインを切った。
スタート直後にフィリッポ・サヴィーニ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)がアタックを決めると集団はこれを見送ってペースダウン。ここからサヴィーニのおよそ150kmに渡る一人旅が始まった。
コルナゴ・CSFイノックスは2日連続で逃げにメンバーを送り込むことに成功。サヴィーニはメイン集団に対し、45km地点で最大11分のアドバンテージを得て一人淡々と先へ急いだ。
序盤に設定された中間スプリントでは個人総合成績で5位につけるマーク・カヴェンディッシュが2位通過。
ボーナスタイムを獲得し、総合ジャンプアップへの意欲を見せる。メイン集団はマシュー・ゴス擁するグリーンエッジと、カヴェンディッシュで勝利を狙うチームスカイがコントロールを行い、残り100kmを切った地点から徐々にサヴィーニとの差を詰めていく展開となる。
ゴールまでの距離が50kmを切る頃には各チームが位置取りを始め、集団のペースは一気に上昇する。この動きによって残り28km地点で逃げるサヴィーニは吸収された。
残り10kmを切って集団は非常に速いペースで進み、BMCやランプレ、ラボバンクなどが激しい位置取り争いを繰り広げる。テルニの市街地に入りテクニカルなコーナーと石畳が連続すると、完全に主導権を握るチームは現れず。前日に引き続き混沌とした雰囲気の中、最後は集団一つのままスプリントに持ち込まれた。
最終コーナーを抜け、早いタイミングでスプリントを開始したのはエドヴァルド・ボアッソンハーゲン。力強いスプリントで追いすがるアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)を振りきってガッツポーズを繰り出した。
「今日はカヴの調子が良くなく、ボクがスプリントを担当することになったんだ。終盤での作戦変更だったけど、チームはそこからボクのために素晴らしい仕事を成し遂げてくれた。勝ててハッピーだよ。」とはボアッソン。チームスカイは前日のカヴェンディッシュの勝利に続く2勝目を飾った。
リーダージャージを着るゴスはスプリントに加わり6位。危なげ無く総合首位をキープしている。
コメントはレース公式リリースより。
ティレーノ~アドリアティコ2012第3ステージ結果
1位 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、チームスカイ ) 4h45'31"
2位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)
3位 ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)
4位 タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・バラクーダ)
5位 マヌエル・ベレッティ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)
6位 マシュー・ゴス(オーストラリア、グリーンエッジ)
7位 ケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM)
8位 フランシスコホセ・ベントソ(スペイン、モビスターチーム)
9位 エリア・ファヴィッリ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)
10位 ワウテル・ポエルス(オランダ、ヴァカンソレイユ・DCM) +03"
個人総合成績
1位 マシュー・ゴス(オーストラリア、グリーンエッジ) 11h36'44"
2位 スチュアート・オグレディ(オーストラリア、グリーンエッジ) +03"
3位 キャメロン・マイヤー(オーストラリア、グリーンエッジ)
4位 セバスティアン・ラングフェルド(オランダ、グリーンエッジ)
5位 タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・バラクーダ) +13"
6位 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、チームスカイ)
7位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームスカイ) +14"
8位 クリストファー・ホーナー(アメリカ、レディオシャック・ニッサン) +20"
9位 ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、レディオシャック・ニッサン)
10位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・ニッサン)
山岳賞
フィリッポ・サヴィーニ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)
ポイント賞
エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、チームスカイ)
新人賞
キャメロン・マイヤー(オーストラリア、グリーンエッジ)
text:So.Isobe
photo:Riccardo Scanferla
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