2009/05/24(日) - 20:04
ツアー・オブ・ジャパン最終ステージが5月24日、東京で行われ、リー・ハワード(オーストラリア、チームAIS)が集団スプリントを制し、堺、美濃ステージに続き3勝目を挙げた。個人総合は変わらずセルヒオ・パルディージャ(スペイン、カルミオーロ・Aスタイル)が守り抜いた。日本人最高位は清水都貴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)の総合6位だった。
ツアー・オブ・ジャパン東京ステージは、朝から小雨が降るなか、東京・日比谷シティ前をスタート。
1.2kmのパレード走行にはアメリカからの特別ゲスト、グレッグ・レモン氏(47歳)が参加した。ご存知のとおりレモン氏は1986年、89年、1990年のツール・ド・フランス覇者だ。
パレード後のコースは品川区大井埠頭の7kmの周回コースを14周する112.7km。スタート直後からアタック合戦となり、序盤で10人の先頭グループができる。
この先頭グループのメンバーは、総合7位、伊豆と南信州でステージ2勝を挙げたジャック・ボブリッジ(オーストラリア、チームAIS)、総合8位につける佐野淳哉(NIPPO・コルナゴ)、西谷泰治、綾部勇成(愛三工業レーシング)、米山一輝(パールイズミ・スミタラバネロ)、廣瀬佳正(宇都宮ブリッツェン)、増田成幸(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)、ロマン・ジエンタエフ(カザフスタンナショナルチーム)、野寺秀徳(シマノレーシング)、普久原奨(ブリヂストン・アンカー)。
この10人の逃げは12周目・ラスト3周に入る時点まで続き、西谷が必死の抵抗を試みるも吸収される。
残り1周、畑中勇介(シマノレーシング)とコー・ホーティン(ホンコンチャイナチーム)が抜け出すが、ゴールに向けて列車を組んで集団をコントロールしたのは今日もオーストラリアのチームAISだった。
ゴールで分が無いことを分かりきった他チームが抜け出しを図るも、それらを一切許さないリードアウトをみせた。
ゴールに向けて先頭を固めてスピードを上げ続けるチームAIS。最後は堺、美濃ステージのデジャヴのように、鮮やかなスプリントを決めたリー・ハワードが今大会3勝目となるステージ勝利を挙げた。
リー・ハワードは若干19歳。ロードとトラックの両方をこなす選手で、ポーランドで行われたトラックの世界選手権の複合競技オムニウムの覇者。短距離のスピードに秀でる。この日のステージ優勝でポイント賞ジャージもヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)から奪い、じつにステージ通算3勝とポイント賞に輝いた。
チームAISはジャック・ボブリッジのステージ2勝と合わせ、ステージ5勝の快挙。18歳、と19歳の若いチームが統率力十分な強さを見せ付ける結果となった。
この日は総合成績はほぼ変動なしで個人総合トップ10順位は変わらず。メイン集団内で難なくゴールしたセルヒオ・パルディージャ(カルミオーロ・Aスタイル)が栄光のグリーンジャージを守りきった。
パルデイーヤはアマチュア版ツール・ド・フランスと呼ばれるツール・ド・ラヴニールで山岳賞を獲得したことがある山岳スペシャリスト。富士山ステージでのコースレコードでの優勝が大きくものをいった。
日本人としては最高位の個人総合6位につける清水都貴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)はトップと同タイムの12位でゴールし、総合6位を守った。
団体総合では安定したチーム力を誇ったカザフスタンナショナルチームが1位に輝いた。
1.リー・ハワード(チームAIS):2h16m25s
2.ダニエレ・コッリ(カルミオーロ・Aスタイル):+00s
3.西谷泰治(愛三工業レーシングチーム):+00s
4.パク・ソンホ(ソウルサイクリング):+00s
5.宮澤崇史(アミーカチップス・クナウフ):+00s
6.マリウス・ウィズィアック(NIPPOコルナゴ)
7. 山本雅道(ブリヂストンアンカー)
8.鈴木真理(シマノレーシング)
9.ヴァレンティン・イギリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)
10.コー・ホーティン(ホンコンチャイナチーム)
個人総合成績
1.セルヒオ・パルディージャ(カルミオーロ・Aスタイル):+18h39m10s
2.ゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング):+1m51s
3.ドミトリー・フォフォノフ(カザフスタンナショナルチーム):+2m12s
4.ヴァレンティン・イグリンスキー (カザフスタンナショナルチーム):+2m12s
5.ビンチェンツォ・ガロッファロ(アミーカチップス・クナウフ):+4m09s
6.清水都貴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン):+4m19s
7.ジャック・ボブリッジ(チームAIS)+4m37s
8.佐野淳也(NIPPOコルナゴ)+4m53
9.マイケル・マシュー(チームAIS)+5m11s
10.トラヴィス・メイヤー(チームAIS)+7m29s
1位 マティア・クヴァシナ(アミーカチップス・クナウフ)32点
2位 ゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング)22点
3位 セルヒオ・パルディージャ(カルミオーロ・Aスタイル)19点
1位 リー・ハワード(チームAIS)60点
2位 ヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)54点
3位 マイケル・マシュー(チームAIS)40点
1位 カザフスタンナショナルチーム56時間06分52秒
2位 チームAIS+5分50秒
3位 アミーカチップス・クナウフ+10分04秒
text:綾野 真
photo:綾野 真、高木秀彰
ツアー・オブ・ジャパン東京ステージは、朝から小雨が降るなか、東京・日比谷シティ前をスタート。
1.2kmのパレード走行にはアメリカからの特別ゲスト、グレッグ・レモン氏(47歳)が参加した。ご存知のとおりレモン氏は1986年、89年、1990年のツール・ド・フランス覇者だ。
パレード後のコースは品川区大井埠頭の7kmの周回コースを14周する112.7km。スタート直後からアタック合戦となり、序盤で10人の先頭グループができる。
この先頭グループのメンバーは、総合7位、伊豆と南信州でステージ2勝を挙げたジャック・ボブリッジ(オーストラリア、チームAIS)、総合8位につける佐野淳哉(NIPPO・コルナゴ)、西谷泰治、綾部勇成(愛三工業レーシング)、米山一輝(パールイズミ・スミタラバネロ)、廣瀬佳正(宇都宮ブリッツェン)、増田成幸(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)、ロマン・ジエンタエフ(カザフスタンナショナルチーム)、野寺秀徳(シマノレーシング)、普久原奨(ブリヂストン・アンカー)。
この10人の逃げは12周目・ラスト3周に入る時点まで続き、西谷が必死の抵抗を試みるも吸収される。
残り1周、畑中勇介(シマノレーシング)とコー・ホーティン(ホンコンチャイナチーム)が抜け出すが、ゴールに向けて列車を組んで集団をコントロールしたのは今日もオーストラリアのチームAISだった。
ゴールで分が無いことを分かりきった他チームが抜け出しを図るも、それらを一切許さないリードアウトをみせた。
ゴールに向けて先頭を固めてスピードを上げ続けるチームAIS。最後は堺、美濃ステージのデジャヴのように、鮮やかなスプリントを決めたリー・ハワードが今大会3勝目となるステージ勝利を挙げた。
リー・ハワードは若干19歳。ロードとトラックの両方をこなす選手で、ポーランドで行われたトラックの世界選手権の複合競技オムニウムの覇者。短距離のスピードに秀でる。この日のステージ優勝でポイント賞ジャージもヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)から奪い、じつにステージ通算3勝とポイント賞に輝いた。
チームAISはジャック・ボブリッジのステージ2勝と合わせ、ステージ5勝の快挙。18歳、と19歳の若いチームが統率力十分な強さを見せ付ける結果となった。
この日は総合成績はほぼ変動なしで個人総合トップ10順位は変わらず。メイン集団内で難なくゴールしたセルヒオ・パルディージャ(カルミオーロ・Aスタイル)が栄光のグリーンジャージを守りきった。
パルデイーヤはアマチュア版ツール・ド・フランスと呼ばれるツール・ド・ラヴニールで山岳賞を獲得したことがある山岳スペシャリスト。富士山ステージでのコースレコードでの優勝が大きくものをいった。
日本人としては最高位の個人総合6位につける清水都貴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)はトップと同タイムの12位でゴールし、総合6位を守った。
団体総合では安定したチーム力を誇ったカザフスタンナショナルチームが1位に輝いた。
東京ステージ(日比谷シティ前→品川区大井埠頭周回コース 112.7km 結果
ステージ順位
1.リー・ハワード(チームAIS):2h16m25s
2.ダニエレ・コッリ(カルミオーロ・Aスタイル):+00s
3.西谷泰治(愛三工業レーシングチーム):+00s
4.パク・ソンホ(ソウルサイクリング):+00s
5.宮澤崇史(アミーカチップス・クナウフ):+00s
6.マリウス・ウィズィアック(NIPPOコルナゴ)
7. 山本雅道(ブリヂストンアンカー)
8.鈴木真理(シマノレーシング)
9.ヴァレンティン・イギリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)
10.コー・ホーティン(ホンコンチャイナチーム)
個人総合成績
1.セルヒオ・パルディージャ(カルミオーロ・Aスタイル):+18h39m10s
2.ゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング):+1m51s
3.ドミトリー・フォフォノフ(カザフスタンナショナルチーム):+2m12s
4.ヴァレンティン・イグリンスキー (カザフスタンナショナルチーム):+2m12s
5.ビンチェンツォ・ガロッファロ(アミーカチップス・クナウフ):+4m09s
6.清水都貴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン):+4m19s
7.ジャック・ボブリッジ(チームAIS)+4m37s
8.佐野淳也(NIPPOコルナゴ)+4m53
9.マイケル・マシュー(チームAIS)+5m11s
10.トラヴィス・メイヤー(チームAIS)+7m29s
個人総合山岳賞
1位 マティア・クヴァシナ(アミーカチップス・クナウフ)32点
2位 ゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング)22点
3位 セルヒオ・パルディージャ(カルミオーロ・Aスタイル)19点
個人総合ポイント賞
1位 リー・ハワード(チームAIS)60点
2位 ヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)54点
3位 マイケル・マシュー(チームAIS)40点
団体総合時間賞
1位 カザフスタンナショナルチーム56時間06分52秒
2位 チームAIS+5分50秒
3位 アミーカチップス・クナウフ+10分04秒
text:綾野 真
photo:綾野 真、高木秀彰
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