ツアー・オブ・ハイナン第2ステージで、中島康晴(愛三工業レーシングチーム)が50kmの単独エスケープに成功し、ジャパンカップと同クラスであるアジアツアーHCでステージ優勝を挙げた。
ツアー・オブ・ハイナン第2ステージで優勝した中島康晴(愛三工業レーシングチーム) (c)Sonoko.TANAKA五指山から興隆まで152kmで開催された第2ステージは前半に1級と2級、2つの山岳ポイントが設定され、その後はゴールまで下り基調のアップダウンが続くコースレイアウトだった。最初の山岳で集団は大きく2つに分かれたが、2つ目の山岳を越えた約94km地点で集団は1つに戻り、100km地点付近で中島康晴(愛三工業レーシングチーム)がアタック。ゴールまで約50kmを単独で逃げ切り、とびきりの笑顔でステージ優勝を飾った。
今季は6月に開催されたツール・ド・シンカラ(インドネシア、UCI2.2)に次ぐ勝利、UCIレースでは2009年の熊本国際ロードを含めた通算3勝目となる。
中島康晴のコメント
「最初の山岳では先頭集団に残れず、チームに貢献する仕事ができないでいました。だから、先頭に追いついてからの後半はチームに恩返しをするような気持ちでアタックを仕掛けました。
残り30kmから20kmにかけて、集団とのタイム差が開いたので、もしかして逃げ切れるかも…と思い始めました。しかし、向かい風でしたし、残り10kmで勝てるかも!と思いながらも、勝てなかったことがこれまでに何度もあったので、最後まで吸収されるのでは?という不安な気持ちはありました。残り500メートルで後ろを振り返り、チームカーに乗っている監督が手を挙げて喜んでいたので、そこで初めて勝てる、勝ったんだ!と思いました。
今は死ぬほど嬉しいです。逃げ切りという形ですが、チームプレイの上での勝利だと考えています。チームメイトと一緒に喜べることを何よりも嬉しく感じています」
50kmの単独エスケープを成功させた中島康晴(愛三工業レーシングチーム) (c)Sonoko.TANAKA
ツアー・オブ・ハイナン2011第2ステージで優勝した中島康晴(愛三工業)が別府匠監督と抱きあって喜ぶ (c)Sonoko.TANAKA
ステージ優勝した中島康晴(愛三工業レーシングチーム)がシャンパンファイト (c)Sonoko.TANAKA
喜びいっぱいの中島康晴と別府匠監督(愛三工業レーシングチーム) (c)Sonoko.TANAKA
photo&text:(c)Sonoko.TANAKA

今季は6月に開催されたツール・ド・シンカラ(インドネシア、UCI2.2)に次ぐ勝利、UCIレースでは2009年の熊本国際ロードを含めた通算3勝目となる。
中島康晴のコメント
「最初の山岳では先頭集団に残れず、チームに貢献する仕事ができないでいました。だから、先頭に追いついてからの後半はチームに恩返しをするような気持ちでアタックを仕掛けました。
残り30kmから20kmにかけて、集団とのタイム差が開いたので、もしかして逃げ切れるかも…と思い始めました。しかし、向かい風でしたし、残り10kmで勝てるかも!と思いながらも、勝てなかったことがこれまでに何度もあったので、最後まで吸収されるのでは?という不安な気持ちはありました。残り500メートルで後ろを振り返り、チームカーに乗っている監督が手を挙げて喜んでいたので、そこで初めて勝てる、勝ったんだ!と思いました。
今は死ぬほど嬉しいです。逃げ切りという形ですが、チームプレイの上での勝利だと考えています。チームメイトと一緒に喜べることを何よりも嬉しく感じています」




photo&text:(c)Sonoko.TANAKA