2009/02/02(月) - 21:24
2009年1月29日、イタリア国防省の空軍"アエロナウティカミリターレ"の本拠地であるローマにて、アミカチップス・カナウフ・サイクリングチームのチームプレゼンテーションが行われた。現地から小林徹夫が伝える。
勢ぞろいしたアミカチップス・カナウフの選手たち photo:小林徹夫
このチームはNIPPO-ENDEKAのチーム運営を手掛けてきたゼネラルマネージャーのシモーネ・モーリが、今期新たに新スポンサーのアミーカチップス&カナウフと、新監督ジュゼッペ・マルチネッリ氏、補佐役としてグイド・ボンテンピ氏を獲得し、サンマリノ共和国登録して新生コンチネンタルプロチームとしてスタートを切る事に決まった。
その動きに合わせ、昨年NIPPO-ENDEKAに所属していた井上和郎も他のイタリア選手4名と共に移り、アンダーではイタリアのクラブチームで活動していたことがある宮澤崇史(元梅丹本舗・GDR)も移籍した。
また、レーススタッフとして昨年イタリアでチームに帯同した宮島正典もマッサージャーとして活動を継続する。
プレゼンテーションは大勢のメディアと関係者が集まった photo:小林徹夫この新生プロコンチネンタルチームは、新たにイタリア国防省の空軍アエロナウティカミリターレとのパートナーシップを結び、イタリア国内メディアに対しては、AERONAUTICA MILITARE-AMICA CHIPS-KNAUF のチーム名で活動する。UCI登録上のチーム名称は、AMICACHIPS-KNAUFとなる。
政府機関とのパートナーシップ、昨年ヨーロッパツァーで活躍したレオナルド・ベルタニョッリ(イタリア)、元ロード世界チャンピオンのイゴール・アスタルロア(スペイン)等の強力メンバーを有し、100周年を迎えるジロ・デ・イタリア参加も有力視されている(※)。
チームプレゼンにはトレーニングキャンプに参加している21名の選手、チームスタッフが参加。早朝からスポンサーである国防省空軍のバスがホテルまで迎えに来た。
アミカチップス・カナウフのバイクはフォンドリエスト photo:小林徹夫そしてゲストには、スポンサーである空軍の大佐らを筆頭に、軍関係者、そしてバイクの供給元であるフォンドリエスト社のマウリツィオ・フォンドリエスト氏、シューズのディアドラからはソウルオリンピックマラソン金メダリストのゲリンド・ボルディン氏、そしてイタリアナショナルチーム監督のフランコ・バッレリーニ氏らが参加した。
第1監督のマルチネッリ氏は、かつてマリオ・チポッリーニ、ジルベルト・シモーニやダミアーノ・クネゴの所属したサエコ、マルコ・パンターニの所属したメルカトーネ・ウノなどを指揮したイタリアを代表する名監督の1人。注目度も高く、テレビ、新聞、雑誌など多くの報道陣からインタビューを受けた。
主要選手では、イゴール・アスタルロア(元チームミルラム)、レオナルド・ベルタニョッリ(元リクイガス)、サンタ・アンザ(ディクイジョバンニ・アンドローニ・ジョカトーリ)が代表して紹介されたが、もちろん宮沢崇史選手も緊張の面持ちで参加した。
宮澤選手は「イタリア語が話せるので、チーム内でのコミュニケーションはすでに取れているが、チーム内、選手間での関係を築きたい」と述べた。
宮澤にとっては、多くのスター級選手がいるこの中で、レースに選考されるためのチーム内の競争は激しいはずだ。
選手はイタリア、スペイン、スロベニア、オーストラリア、クロアチア、ベラルーシ、ポーランド、コロンビア、そして日本と様々な国の選手で構成され、レースには2月初旬からの参加が予定されている。
宮澤崇史と井上和郎の日本人2人にも、これからの健闘と活躍を期待したい。
※ジロ・デ・イタリア2009出場チームは先日発表され、アミカチップスは選出されなかったが、2つの出場枠が残されている。
アエロナウティカミリターレ・アミカチップス・カナウフのジャージを着た宮澤崇史。まだ外は肌寒い photo:小林徹夫
photo&text:小林徹夫
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このチームはNIPPO-ENDEKAのチーム運営を手掛けてきたゼネラルマネージャーのシモーネ・モーリが、今期新たに新スポンサーのアミーカチップス&カナウフと、新監督ジュゼッペ・マルチネッリ氏、補佐役としてグイド・ボンテンピ氏を獲得し、サンマリノ共和国登録して新生コンチネンタルプロチームとしてスタートを切る事に決まった。
その動きに合わせ、昨年NIPPO-ENDEKAに所属していた井上和郎も他のイタリア選手4名と共に移り、アンダーではイタリアのクラブチームで活動していたことがある宮澤崇史(元梅丹本舗・GDR)も移籍した。
また、レーススタッフとして昨年イタリアでチームに帯同した宮島正典もマッサージャーとして活動を継続する。
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政府機関とのパートナーシップ、昨年ヨーロッパツァーで活躍したレオナルド・ベルタニョッリ(イタリア)、元ロード世界チャンピオンのイゴール・アスタルロア(スペイン)等の強力メンバーを有し、100周年を迎えるジロ・デ・イタリア参加も有力視されている(※)。
チームプレゼンにはトレーニングキャンプに参加している21名の選手、チームスタッフが参加。早朝からスポンサーである国防省空軍のバスがホテルまで迎えに来た。
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第1監督のマルチネッリ氏は、かつてマリオ・チポッリーニ、ジルベルト・シモーニやダミアーノ・クネゴの所属したサエコ、マルコ・パンターニの所属したメルカトーネ・ウノなどを指揮したイタリアを代表する名監督の1人。注目度も高く、テレビ、新聞、雑誌など多くの報道陣からインタビューを受けた。
主要選手では、イゴール・アスタルロア(元チームミルラム)、レオナルド・ベルタニョッリ(元リクイガス)、サンタ・アンザ(ディクイジョバンニ・アンドローニ・ジョカトーリ)が代表して紹介されたが、もちろん宮沢崇史選手も緊張の面持ちで参加した。
宮澤選手は「イタリア語が話せるので、チーム内でのコミュニケーションはすでに取れているが、チーム内、選手間での関係を築きたい」と述べた。
宮澤にとっては、多くのスター級選手がいるこの中で、レースに選考されるためのチーム内の競争は激しいはずだ。
選手はイタリア、スペイン、スロベニア、オーストラリア、クロアチア、ベラルーシ、ポーランド、コロンビア、そして日本と様々な国の選手で構成され、レースには2月初旬からの参加が予定されている。
宮澤崇史と井上和郎の日本人2人にも、これからの健闘と活躍を期待したい。
※ジロ・デ・イタリア2009出場チームは先日発表され、アミカチップスは選出されなかったが、2つの出場枠が残されている。
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photo&text:小林徹夫
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